人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【赤】 埃運び オーウェン

アンゼリカ! 今日がお前の命日だ!
backador 2021/12/10(Fri) 21:00:00
オーウェンは、なんか結局めちゃくちゃな夢見た。
(a0) backador 2021/12/10(Fri) 21:04:12

【赤】 埃運び オーウェン

「なんか昨日今日で三人くらいの相手と踊った夢見たにゃ」
(*0) backador 2021/12/10(Fri) 21:04:59

【人】 埃運び オーウェン


───一瞬だけ。

ほんの一瞬だけ、この世に愛想が尽きた様な顔を浮かべて。
(1) backador 2021/12/10(Fri) 21:10:07
オーウェンは、いつも通り朝の配達へと向かっていった。
(a3) backador 2021/12/10(Fri) 21:10:19

【独】 埃運び オーウェン


だからこの政府は、救えない。
(-8) backador 2021/12/10(Fri) 21:17:42

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「おお怖怖。本当に殴られるのは御免だ。体力を使うのは、俺は寝所の上だけと決めててね」

あなたに本当に殴られた覚えがあるからか、
両手をあげてすぐに降参した。
そうして、本題を話し始めたわけである。

「差し止めたら困るのは、そう。まさに上の連中だ。俺達は最悪なんとでもなるからなあ……。良い顔されてない、ってのは、あれか。男爵あたりが言うところの君の悪口。あー……」

流石にそれそのものを言うのは憚るぐらいの空気は読めたらしく、大口をあけて口を閉じた。

「うんにゃ?送るのはいい手がある。――ああ、だが、まあそろそろいいかな。国境を越えて運ぶルートはあるかな?運び屋殿」
(-15) protea 2021/12/10(Fri) 21:42:41

【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス

「好きに呼んだらいいじゃないか。俺は気に入ってる。
 こんな世だというのに明日の暮らしをより良くする為にどんな仕事でも受ける──ウルフファングの埃運び。
 
 ピッタリだと思うね。誰が最初に呼び始めたかは知らないが、酒を一杯奢ってやりたいくらいだ」

わざわざ嫌な話を持ちかけてきた意趣返しの様に、触れ辛い話題にずかずかと切り込んでいく。気にしてないという彼なりの気遣いだったのかもしれないが、些か乱暴すぎるか。

「この俺を誰だと思ってる?ああ、報酬さえ頂けるなら?なんだってどこへだって運んでやる。だから勿論あるさ。

 ヨルムガンドは良くも悪くも欲望の街。そこの出だということをチラつかせれば下は涎を垂らして繋がりを欲するし、上なら……お前のいう様な寝所の、には限らないが“お楽しみ”を用意すればいくらでも口が効く。

 秘密のルート、なんでモンを使ったら余計に足がつく。こういう時に頼りになるのは自分の身体と、これまでに蓄えた財産だけ。さ、何でも運ぶから言ってみろ」
(-17) backador 2021/12/10(Fri) 22:04:45

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「”誇り”にしているならいいか」

ポロロン、と手元のリュートを鳴らして、自慢げな顔である。

「そうか……悲しいかな、俺じゃあない。ただ、人を蔑むのですら、そんな語彙がある方がいいのは確かだな。運ぶという行為は尊いものだ。お前さんが思うよりも、きっと、ずっと、良い事をしているよ」

酒は飲み逃したが……。と悲し気にひとりごちた。

「そうかそうか。それなら有難い。確かに、いつもと違う事をすれば思う壺だろうよ。いやなあ……。少し耳をこちらに。」

そういいながら、周囲の人間が聞こえないかぐらいの距離まで顔を近づけて囁いたことだろう。

「オレだ」

満面の笑みで――喜色を含んだ声で、酔っ払いはそう呟いた。
ただ、この距離でも、
この詩人の身体からは、葡萄酒の香り以外がしない。
(-23) protea 2021/12/10(Fri) 22:39:42

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン

 
四度、軽いノックの音。
役者が貴方の部屋の扉を叩いて、台本通りの科白を咏む。

「やあオーウェン君、タダ酒という名の喜劇はいかがかな?」

扉が開けば安くもなければ高くもない酒の瓶を見せ──
そして、さっと爪先をドアの隙間に差し込んだ。
育ちが悪ければ足癖も悪いらしい。

──"野良猫"の機嫌はどうかな?

 出直して他所に会いに行った方が良いならそうするけれど。
 いやなに、一つ労いついでに話でもと思ってね!」

初めの問いは、貴方にだけ聞こえるように。
周囲は無人である事を確認した上で、
その上、更に随分トーンを落としはしたけれど。
宿の中でその単語を出した事について腹を立てても良い。

とはいえ扉を開けなかったならここまでの話は全て扉越し。
何なら力任せに扉を閉めようとしてもいい。
そうなればこの役者騙りが慌てて足を引っ込めるだけだ。
(-50) unforg00 2021/12/11(Sat) 6:51:13

【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 埃運び オーウェン

「……こんにちは、オオカミさん。
 ……わたしを攫って、どうするの?」

/*
昨日は反応できず大変申し訳ありません!!襲撃ありがとうございます!!
すみません右も左もわからず……。どうしたらいいでしょう、せっかく呼び出していただいたのでちょっとお話したいな〜とは思うのですが……!
長引かない程度にサラッと……。
(-58) aya_op10s 2021/12/11(Sat) 8:18:38

【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス


舌打ちをひとつ。
まあ、思いついたことがあるのかそれ以上の不機嫌アクションはなく。

「そんなに酒が飲みたければ自分で買え。仮にお前が呼んでたとしても奢る気が一瞬で失せる。
 ……なんだ?やましいものならそれだけ高くつくが」

首を傾げて、そうして僅かに耳を寄せて見せる。聞こえてきた答えには、酒気を差し引いても……思うところがあり、目蓋を重く閉じる。

「……国から逃げるのか。無理もない。まともに生きるならここは全てが道理のもとにない。

 天命に気に入られれば黄金と夢を得て、見放されれば底の底まで叩き落とされる。それだけの……」
(-64) backador 2021/12/11(Sat) 9:47:39

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ


「……そういう甘さが、この街での寿命を縮めるということを覚えておけ」

納得いく答えではなかったからか、ふん、と鼻を鳴らして。ただそれ以上口煩く言うことはない。

「悪い夢を見たらノアベルトではなくおたくに真っ先に文句を言いにきてやる。精々良い効果が出ることを祈っておくんだな」

まるで、突き放すように。案じられた時に返す言葉が自分の中から出てこなくて、不器用に押し除けるような、口調で。
(-66) backador 2021/12/11(Sat) 10:40:11

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

「覚えておく、ありがとうオーウェン。簡単にはくたばるつもりもないが、つもりだけで全てが通る世でもないのは知っている。この先も、お前の言う甘さを向ける相手は選ぶことにする」

 甘さを誰ぞに向けるのはやめないと言っているし、向ける相手にあなたを入れるのもやめないと言っている。それでいて長生きはする気らしい。甘々の甘ちゃんである。

「ああ、そうだな。夢見が悪かったら、文句を向けるのは小生の方にだな。小生はオーウェンの眠りに影響する何某かをしたので。文句が来なければ、そうでもなかったのだと思うことにする」

 ふ、と息を吐く音がした。善意を押し退けるような口調に気分を害した様子もない。むしろ喜色が滲んだ気配さえある。

「まだ早いが、おやすみオーウェン。よい夢が見られることを祈っている」

 あなたの調子を崩しっぱなしのこの絡繰は、これまたマイペースに別れの挨拶をし、そうして去っていったものだろう。

 この後あなたがそれほど悪くない夢を見かけたはずが、なんか結局めちゃくちゃな夢を見ることになるらしいのは知る由もなかったのだった。
(-69) 66111 2021/12/11(Sat) 11:26:56

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

 
──エドゥアルトは、オーウェンを探している。

その姿を認めるまで。嗅覚にたよって動き回るより、酒場へ寄るのを待つほうが早いか。
(-70) DT81 2021/12/11(Sat) 14:39:08

【秘】 埃運び オーウェン → 仮面の役者 フランドル

実にしょうもない、なんて瞳で挟みかけた足を一瞥するも、観念したように扉を開け放つ。

「ハン。タダで観せてもらえるなら、付き合ってやらんこともない。癪だけどな。
 幸いちょうど猫の戯れが済んだところだ。空いているといえば空いてる」

苛立たしさは表情に浮かんでいるものの、あくまでいつも通りに。声を荒げてしまってはそれこそ怪しいものだから。

「その代わり、くだらない話なら閉め出すからな。
 話す間にどれだけ依頼を探せるか、分からないはずもないだろ?」
(-71) backador 2021/12/11(Sat) 15:08:17

【秘】 埃運び オーウェン → 見習い少女 アンゼリカ


「オオカミ?何のことだ?……なんて、ここに来てすっとぼけても意味ないか」

屈んで、顔を近づけて、そこから見上げるように。
帽子のつばから覗く右目、有鱗目特有の細い瞳孔、鮮やかな水晶体は、怒りも悲しみもなく、真摯に貴方を見据えた。

「お前の存在は革命の妨げになる、と見た。いわば言論の自由に対しての見せしめといった方がいいか。

 やることは簡単、些細な尋問だ。この都市の埃である俺が担当するのは、おたくには不本意だろうが……

 ……ま、抵抗しないなら手荒な真似はしない。ただ、話すことを考えて、事が運ぶまでお利口さんにしてくれたらいい」

余所には聞こえないように、小さな言葉で、ハッキリした発音で。そう宣った。

/* お気になさらず……ゆったりいきましょう。何か暴力系統を行う場合はワンクッション置くようにしますね。お好きに避けるなり、あるいは怯えるなり無駄だと諭すなりすればやめてくれます。
(-76) backador 2021/12/11(Sat) 17:17:40

【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト


「……飯選びには付き合ってやらないぞ」

酒場にて。視線が合って、あなたの探し人が自分でありそうだなと思った時には不意にそんな言葉が口をついて出た。
(-77) backador 2021/12/11(Sat) 17:30:49

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

 
貴方の部屋、或いは仕事帰りの貴方を外で捕まえるか。
正しく人気がない事を確認した状況で、その割にいつも通りの人す気のする軽い笑顔で、片手をあげて貴方に声を掛けてくる。

「さて『ここ以外では何と言われようといつも通り』──
 そう言われてましたが、これは昔みたいに
 時給じゃ貴方の時間を買い取れませんかね?」

昔、最初にまともに会話をした時の事を言っている。
あの時は何だかんだ言いつつも面倒見のいい貴方の事だ、物好きと言いながらきっと会話をしてくれただろうが。

「勿論ここでとは言いませんよ。“いつも”の場か、
 “友人”しかいない酒場や宿ででも構いません」

今回は内容が内容だ。外で一切話したくないのも自然だ。
故に応じてくれるか、男もまだ確信は持てていない。
持てていないが、声を掛けてくるのもまたこの男である。
(-79) poru 2021/12/11(Sat) 17:43:05

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「ハァ〜ア……
 遠回しに話しかけてくんなと言ったつもりだったが?
 それにお前らと来たら俺を誘う口実に酒しか使えないのか。どこぞの娼婦のがまだ手数があるぞ」

言い草からして既にどこぞの蝙蝠に誘われていたのか、ほんの僅かに朱色の差した頬で部屋から出てくる。
酒に強い配達屋のことだ。これでも恐らく酔いのうちに入らない……とでも言ってのけるだろう。

とどのつまり。
一度はもうタダ酒につられて出てきた、ということ。

「どこでもいい。勝手にしろ。
 行き先を一緒に考えてやるほど俺はお人好しじゃない」
(-80) backador 2021/12/11(Sat) 18:36:12
オーウェンは、なんでお前らは俺を誘い出す口実がタダ酒ばっかなんだ。
(a24) backador 2021/12/11(Sat) 18:54:12

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

 
「はて、“お前ら”と言われましてても元々この手法を
 使ったのは此方が先だったと思いますがお忘れですか?

 或いは──遠回しな“そう言う行為の”お誘いで?
 だったら申し訳ない。その辺りはどうにも鈍いようで。
 手解き頂かないとお好みに合う行為ができるか、
 指定がないと選ぶのに迷う悪癖がある物ですから」

冗談か否か。わかり辛いいつもの笑顔で。
少なくとも清廉潔白とは程遠い話題を口に出す。
鈍いと言いつつこの口調だ。
経験がないなんてことは、まずないのだろう。

「とは言え誘いが被ったのは偶然とはいえ、
 少々タイミングが悪かったですね。

 行先は提示できますが、日を改めましょうか。
 介抱を面倒臭がって放り出すには向かない場ですので」
(-85) poru 2021/12/11(Sat) 19:49:05

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン

 
「おや手厳しい。
 とはいえくだらないかどうかは君の決める事。
 閉め出されないよう最大限努力はするが、確約はできないな」

苛立たしげな表情にわざとらしく肩を竦めて。
扉が開け放たれたならこれ幸いと部屋の中へ足を進めた。
その後は多分、勧められずとも適当な所に掛けるなりして。
流石に懇切丁寧な饗しには期待できそうにないから。

その傍らに、
手土産だ、なんて言って酒瓶を差し出したんだろう。

「多分、君としてはもう
 うんざりするほど話したような話だろうけどさ。
 君、あの"猫被り"は仕事でやってるのか?
 幾ら仕事は選ばない"埃運び"とて、損得勘定ができるなら
 何もあんな泥舟に乗る事はないだろう。」

新参者もそれ以外も下手を打てば等しく"トカゲの尻尾切り"。
加えてこの素性の知れないよそ者の役者でさえ引き入れる始末。
体制は組織としては杜撰も杜撰、
内情を鑑みるに恐らくは資金繰りも芳しくはない。

単なる損得勘定の上であれば、幾ら何でもリスクが大きすぎる。
であればその不利益を押して受けるに足る理由があるか。
そんな"仕事仲間"としての疑問。

「勿論話したくないならそれで良いのだけどもね。
 それならそれで、もっとくだらない話をしようじゃないか」
(-87) unforg00 2021/12/11(Sat) 20:34:39

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

「…………そう、か……」

視線が合っただけで急に言われたものだから、思わず目を伏せた、残念そうに。けれど、すぐにその必要はないと、首を静かに横に振る。

「ただ、……すこし話をしてみたいとそう思っただけだ……。
 おれは、きっと貴方に、聞きたいことがある。
 ……知りたいことがある。それだけ」

「……貴方を悪いようにはしない」

構わないだろうか、と。馴れ合いを好まなそうな貴方を気にしての言葉のように、聞こえる。
(-93) DT81 2021/12/11(Sat) 22:33:38

【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 埃運び オーウェン

「そう、あなたは……ヒトですら、ないのね……。
 抵抗なんてしないわ、きっとどうにもならないもの…。」

諦めた、しかし決意を決めたような目で、あなたの特徴的な瞳を見つめ返す。

「ただ、あのね、どうしても……お願いがあるの。
 ……せんせ…ノアベルト先生には、
 どうか手を出さないで……酷いことをしないでほしいの。

 そのためだったら、どんな要求でも呑む。
 わたしを革命軍の手駒として使ってくれても良いわ……。」
(-94) aya_op10s 2021/12/11(Sat) 22:39:39

【人】 埃運び オーウェン

「……チッ、酷いツラだな。
 それこそ墓場の死にぞこないみたいな。
 わざわざ見た目を寄せに行くこともあるまいに」

舌打ちは、何を不快に思ったからか。
幾つかの荷物を前に、いつも通り不機嫌さを隠そうともせずメモをつけていく。

「こんなことが起こり得る場で働いてかなきゃならないと思うと気が滅入る。働かなきゃ明日生きてく金はいつか途切れる。ああ、ホントに政府の言う革命屋がいるならとっととどうにかしてほしいね」
(41) backador 2021/12/11(Sat) 22:48:22

【秘】 埃運び オーウェン → 見習い少女 アンゼリカ


「人でないものは珍しくない。
 そんな物言いをされることは、もっと珍しくない。
 ただ、」

襟首に手を伸ばし、掴み上げようと。
ただそれは、振り払えばすぐに解けるような。
あからさまに力の入っていない、形だけのもの。

ただ、立場は弁えたほうがいい。

 分かるか?おたくはそれこそ、この俺に何か要求できるような大層なご身分なんかじゃあない。
 要求するのは俺だ。……ハァ〜ッ」

払われるなり、そうされないなり、
大きなため息と共にその手を引っ込めて。
ままならないものを前に、何かを思い悩むようで。

「ノアベルトの処遇を決めるのだって、俺だけじゃない。俺一人と約束したところでな、革命あるいは政府にとって邪魔になるなら、こんな状況じゃ遠慮なく排除されるだろうよ。

 ……あるいは……もう、遅い。手を付けようとしている奴がいるからな。早けりゃ明日にだってどうなるか分からない」

人を虐める為にこんなことやってるわけじゃない。
それでも、暴力的な結果ばかりがその場に残ってしまう。
尋問してる相手に、それが伝わるかはどうでもいいけど。

「そもそも別に俺には少女趣味はないんだよ馬鹿。甚振りたくも自由に操りたくともちっともなんともない。多少頭に来ること言われたら手が出るかもしれないがな。

 ……好きにノアベルトに忠告しに行きゃいい。お前につけられる首輪は政府のものだ。革命の手先がどうこう言おうと死にやしない」
(-98) backador 2021/12/11(Sat) 23:06:08

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「お前みたいなのは願い下げだ馬鹿野郎。
 こっちにだって選ぶ権利はある。
 始めにやったとはいえ一度や二度じゃなけりゃ俺がまるでタダ酒持って来たらほいほい出てくる酒馬鹿みてえに思われてんだよ分かってんのか!」

口実さえあれば出てくるというのに、
いっつもいっつも酒を選んでくるな愚か者ども!なんて本音は喉奥に閉じ込めて。

「フン、介抱したくなきゃ飲ませなけりゃいい。
 酒が無いなら行く気も殆ど起きないけどな。
 ……今日行くとなりゃ多少は気ィ遣ってやるけど、さ」
(-100) backador 2021/12/11(Sat) 23:20:58

【秘】 埃運び オーウェン → 仮面の役者 フランドル


「例えば、金を必死でかき集める埃運びは酒場に入り込むため綿密に作り上げられた外面で、猫を被るのもまだ本質を見せていない、いまだ正体不明≠フアンヌオーウェン──なんて」

適当な椅子を引っ張ってきて、その斜めに腰かける。
荘厳な語り口から始まったそれは、よいしょ、だとかいう言葉で唐突に打ち切られて。

「勿論そんな大層なモンじゃないな。
 単純に……何かの拍子でこの都市がぶっ壊れてくれたら嬉しいなって、それだけ。

 貧民たちから富豪まで、自分が夢を掴むためならなんだってしていいって思ってんのかちょくちょく色々やらかしやがってるし。今なんかヨルムンガンド絡みの配達だとよその国行くにも面倒な検閲検問を通らなきゃいけないし、疲れたんだよ」

どこまでの真意をみせているかこそは不明瞭だが、それでも嘘はついていないようだ。
リスクが大きすぎるのは知っている。それでも譲れないものがあるのか、それを加味するには疲れ果ててしまったのか。

「嫌いだ。ここにいる奴ら、この場所、全部嫌い。
 蓋をするには惜しくて。どうにか踏みにじってやらないと、俺はずっと歪んだ生き方をすることになるんだ」

歯を向いて、忌々し気に呟いたそれは、
簡単には解けぬ、複雑な色々が絡みついたほの暗いもの。
(-102) backador 2021/12/11(Sat) 23:49:25

【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト


「大体どうでもいいんだよ……
 食いたいものがなきゃ今日は串焼きなら肉明日は野菜、肉、野菜って栄養が偏らないように適当に二つ決めて食っとけ」

 何だかんだ言いつつもアドバイスを一つ。酒場のあのサラダとかさ〜なんて言ってみたり。
 関わりたくないと思っていても、思いつけばつい世話を焼いてみせてしまう。そんなもの。

「なんだ。手短に済ませろよな。
 お前と違って暇じゃないんだから」

刺々しい言葉を吐くものの、面倒事を嫌っているというよりかはわざと突き放しているような。
悪いようにはしない、という言葉を前に、ほんの少し困って距離をとってしまうような形で。

まあつまり、『言いたいことがあるなら聞いてやるからとっとと言え』ということ。
(-103) backador 2021/12/11(Sat) 23:58:23

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン

 
「ふむ」

君は私よりよっぽど役者に向いていそうだな、なんて。
足を組んで座り、踵で床を叩きながらくだらん呟きを一つ。
行儀は頗る悪いが今更だろう。

「別に、放っておいてもその時は来るだろうけれど。
 下が崩れるか、上がしくじるか。
 何れにせよ時間の問題だ。だが…
 個人的な溜飲を下げる為に一枚噛んだ、そんな所かな」

勿論、筋書きとしては、の話にはなるけれど。

聞かれてもいない事をべらべらと喋るようでは、
自分達の仕事は務まらない。これくらいの方が信用できる。
そしてこちらも、建前だろうと納得の行く答えならそれでいい。
だから全てを明け透けに話さずとも構わない、が。

「邪推も邪推、余計な詮索かもしれないけどさ。
 仕事でよく立ち寄る街、への憎悪にしては尋常じゃないな。
 そうまで怨みが嵩む程度には長居しているらしい。
 随分前から居着いているか、それともここで育ったのか…」

「…君からはどうにも"ご同輩"の気配を感じるんだよなあ。
 
路地裏育ちの半端者
の勘が鈍っていなければの話だけども」
(-108) unforg00 2021/12/12(Sun) 1:07:52

【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 埃運び オーウェン

「そう……あなたの言う通りだと思うわ。
 適当な約束はしないの……真面目な人ね。」

襟首に伸ばされた手を、振り払う…というより、自身の手で包み込んでやんわりと解こうとしていた。
なんだか、あなたが根っから悪人だとは感じなかった。即座に殴り飛ばされなかっただけまだ親切だ。革命派は大嫌いだったけど、彼らも一枚岩じゃないのかもしれない。

「ごめんなさい…あなたを困らせたいわけではなかったの。
 尋問ね……いいわ、どこへなりと連れて行って。
 見せしめの役割なら、しっかりこなすから……。

 あ……だけどせんせに忠告はしておきたいの。
 口と喉だけは無事で帰してくれると嬉しい……。」

そのまま、大人しくあなたに着いていこうとするでしょう。

/*
ボコるなり適当にこなして帰すなり、オーウェンさんの心境に合うように良い感じにアレしてくださればと思います!アンゼリカは特に抵抗とかせずされるがままになっています。
(-109) aya_op10s 2021/12/12(Sun) 1:25:04

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

ふ、と首を傾けた。わずかに細めた瞳が長い前髪に翳る。

「……ああ……、そうする。ありがとう。
 …………オーウェンは、なんだかチグハグだな」

一瞬、突き放すような言葉を投げてきたかと思えば
その本質はどこか配慮を感じるもの。
人の心に対する勘が鈍いエドゥアルトにはそう感じた。

そして、幾分、考えるような間。手短と言われたからか
エドゥアルトにも選ぶ言葉を探すこともあるらしい。

「貴方は……」

エドゥアルトは一歩、距離を詰めた。
(-112) DT81 2021/12/12(Sun) 6:46:08