人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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【人】 薬屋 テレベルム

  
― 二日目:真珠堂 ―


[今日も在庫の準備をする為に男は涙と血を小瓶に篭める。
 腕の血管を通り抜け、シリンジを満たして行く赤い液体。

 普段の時期に『赤い真珠薬』はあまり売れない。
 品が悪いのでは無く、単純に平時に買い求めるには
 値が張ってしまう嗜好品であるから。
 貴族の使い、祝祭以外にも出入りする旅の商人、
 そういった類は『赤』を求めにやって来る。

 祭りの期間はその分、量を多く血を抜かねばならない。
 金の量り売りにも似た所業は生きていく為の糧になるが

 人魚族にこの事を知られれば恐らく男はただでは済まない。
 誰に伝える事も無いが、一族の面汚し同然の身売りなのだ。
 ――それも、陸に上がれぬ者たちが相手と踏まえれば
 刺客に怯える必要など無いけれど。]
(19) LARK 2021/12/12(Sun) 9:23:36

【人】 薬屋 テレベルム

[生物であれば何であろうと体内の血液を抜けば貧血にもなる。
 人魚の場合とて同じだが、異様な回復力が肉体に宿っており
 致死量でも無い限り小半時でも休めば動ける程度に持ち直す。
 (5)1d20本目に差し掛かろうといった頃合だろうか。
 小柄な猫にしては、荒々しい物音がカウンターの外を揺らす。

 異様な事態を想像し、止血もそこそこになってしまったのが
 良くなかったと後になってみれば思うが。
 ―― 何か、と思い奥の部屋から店側への仕切りを進み。]

  ……まだ店は開けていない。  

[店舗側を戸締まる貧相な鍵が乱雑に壊されていて、
 屋荒らしの犯人は猫ではなく、熊の血を引いた獣人だ。
 『赤』を買い求めに来た破落戸は酔っていて 
 昨晩から先ほどまで祝杯を酌み交わしていたのだろう。]
(20) LARK 2021/12/12(Sun) 9:24:15

【人】 薬屋 テレベルム



    去ね。

[厳しい睥睨を犯人に向ける。

 護身用の――殺傷能力は無いが撃った相手を
 昏睡まで痺れさせる魔弾を放つ事が出来る銃を求め、
 棚へと手を伸ばしかけた。
 止血をしていない男の血に余計気を狂わせた男に
 引き倒されて腕を掴みあげられる方が早かったが。]
(21) LARK 2021/12/12(Sun) 9:24:59

【人】 薬屋 テレベルム

[顔に拳を打ち付けられ、頭を床で打った所で意識が途絶え。


 興奮と不安と焦燥にいつもより鳴き声が響く猫の騒ぎに 
 ハッ、と意識を戻せば、既に他者の姿は無く。
 代わりに、既に痣は消えたが頬や後頭部に幾らか残る痺れと
 まだ回復しきらない、――… 右腕の激痛。

 食い荒らされた右腕の部位は既に失った肉が修復され
 膚までは行き渡っていないが、そのうち元通りになる。

 血を抜く程度なら兎も角として、この怪我の状態であれば
 相当の魔力を超自然治癒に充当せねばならないが。]
(22) LARK 2021/12/12(Sun) 9:25:38

【人】 薬屋 テレベルム

  ……くそが。

[悪態をつき、重い体を起こそうとするが鉛のようだ。
 暫く休息に至れば、事なきを得るのだろうと想像は付く。
 魔術師に魔力を分けて貰えないかと
 訪ねる必要がありそうだが …

 今日は平和を謳歌し、抱擁を交わし、
 愛と性を愉しみ情を交わすも無礼講>>1:0
 輝かしい祝祭の日だ。

 善良な魔術師には哀しい顔>>0:323ではなく、
 どうか笑顔で、幸せで居てほしいと思うから。

 手を貸して貰うのなら侘びのひとつも探さねば、と。
 心を痛めつつも、衰えの寒さに顔を顰めさせた。]
(23) LARK 2021/12/12(Sun) 9:26:12

【人】 薬屋 テレベルム

[猫が床に散った血や傷口を舐めるのに盛大な溜息を吐く。
 ざらざらとした舌が這いずるのが気になる上に
 いつも以上に鳴き声が喧しくてたまらない。]

  ……泥棒猫共。うるさい……。

[恐らくは、人魚の血を欲してそうしている…
 と、いうだけでは無く、心配から来る行為と理解っているが
 感謝を伝えるのは些か、格好が悪いと躊躇うもので**]
(24) LARK 2021/12/12(Sun) 9:27:26
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a6) LARK 2021/12/12(Sun) 9:35:15

【独】 薬屋 テレベルム

/*
おまえはいつまでプロローグの気でいるのかと
アンカー貼りミスにメモなおそうとあわてたけども
ありのままにいまおこったことをはなすと
書き換えようとしてる間にイクリール御大がおへんじをくれていた…
助かる…(メモ更新がめんどくさい種族)
(-4) LARK 2021/12/12(Sun) 9:42:31

【独】 薬屋 テレベルム

/*
面汚しってかいてると、四天王を彷彿とさせる。
人魚ほんとになんなんだ…?
(-5) LARK 2021/12/12(Sun) 9:46:32

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 祝祭一日目:イクリールと ―


[基本的に殆どの日々は温暖で、希に雪が降る郷里。
 眺めは良いし過ごしやすいが、戒律が厳しい地域だった。

 女店主もまた背景は察せぬにせよ
 男にとって善良な人物のひとりで、詮索は諄く無く>>25
 練習不足でも不器用では無いと>>26フォローをくれる分にも
 彼女の気遣いを節々から感じる。]

  酒が美味くなる魔術か。
  そいつは素晴らしい研究成果だな。
  学会に届けて大金でも貰って、――…酒代にでもするか?

[善良なだけでは無く、彼女は知恵も備わっている。
 面白い観点だと、冗句には冗句で乗り>>27
 但し表情筋が生真面目な性質である所為か冗談らしくならず。]
(42) LARK 2021/12/12(Sun) 10:19:39

【人】 薬屋 テレベルム

[匣の購入をしている間に所用を済ませに離れた>>28彼女と
 家具屋『アダマイ』の建物前で待ち合わせて
 足にあやかり移動する間、美味そうに調理された
 トマトの香りに食欲が誘われる。

 酒の肴であろう食事を空気読まずに移動の間に食べないかと
 誘いはしなかったのは肉の焼けた匂いも混ざっていたので
 食欲の上昇と下降が起こっていた事による。]
(43) LARK 2021/12/12(Sun) 10:20:03

【人】 薬屋 テレベルム


  頼もしい女だ。

[不良品であっても男がひとりで買いに行ったのならば 
 おそらく、仕方が無いかと泣き寝入りしそうだが
 女店主の言葉に>>29こっくりと深く頷いて。

 グラタンを匣の中に入れる仕草に注視して、
 彼女の説明に耳をきちんと傾ける。>>30
 魔力のブースターとなる石の仕組みと
 再加熱までの目安は持ち主が気を使う必要性を
 実演も加えて習えば、理解もしやすく。
 成程これは男でも扱えそうな品>>1:171であった。]
(44) LARK 2021/12/12(Sun) 10:20:24

【人】 薬屋 テレベルム


  ……すごいな。
  買ったばかりの時みたいになった。

[固まったクリームソースも、粘性を失ったマカロニも
 ほくほくと仕上がっていたのに冷えたことで
 魅力を失っていた馬鈴薯も、実に美味そうだ。
 ぐくう、と、わかりやすい腹の音が
 彼女の耳に降参を訴えるのと
 彼女の夕食への誘いかけはどちらが早かったろう。]

  ああ、それにトマトも食べたいし――…、
  うまそうなワインを一人で空けようとは言うまい?

[いくらか彼女の文句>>1:179に対する意趣返しも籠めて
 出店の戦利品の相伴に与りたいと口にし、
 案内されるまま、カウンターの先>>0:392へと歩もうか。]
(45) LARK 2021/12/12(Sun) 10:20:56

【人】 薬屋 テレベルム


  …ああ、と。
  肉料理はすまないが遠慮しよう。


  性分で、肉だけは避けている。

[すまなそうに謝罪だけはしておき。
 丸椅子を貸して貰えるようなればそこに腰を落ち着ける心算*]
(46) LARK 2021/12/12(Sun) 10:21:06
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a9) LARK 2021/12/12(Sun) 10:32:27

【人】 薬屋 テレベルム

  
― 真珠堂 ―


[祝祭の二日目は稼ぎ時であるから、店を開けるべきなのだが
 少なくともこの状態で訪客を受け入れる訳に行くまい。

 朝食を取るどころでは無いが>>53不思議と腹は減るもので。
 けれど今胃が求めたのは出店が常では無い出店の
 ちょっとしたオードブルや好物のパイではなくて、
 喧嘩とも呼べぬみっともない有様を見せたくない恩人の
 滞在期間に口にした、心尽くしの手料理であった。

 長寿の人魚が死の予兆めいた記憶辿りをするなどと
 春を求める渡り鳥では無く、不吉な鴉でも哭きそうだ。]

  …、…まだ、開店、前

[床に転げた無様で、傍らの扉が傾ぐ音を聞く。>>54
 訪客の顔を見る前の制止であったが、
 魔術師の張り詰めた声>>55を聞き、息を飲む。]
(59) LARK 2021/12/12(Sun) 12:20:05

【人】 薬屋 テレベルム

  ……ラヴァ。

[伏せかけていた瞳を緩慢に開いて、黒衣の女を視界に収め、
 情けなさと気を病ませはしないかと危ぶむ感情から
 苦痛よりも心が痛く、きゅっと眉を寄せたが
 いっそ彼女の方が悲愴なかんばせで>>56
 大丈夫だと言いたげに細い肩を軽く慰撫する。]

  ―― あぁ、待て。膝が汚れてしまうぞ。
  あんたの家みたいに、床が綺麗ではないから。

[魔術の行使で整頓された家>>1:17とは異なり、
 膝を床に臥して介抱の手を翳す彼女に忠告はするも
 流れる血の力のみで自然に治るのを待つよりは、
 不得意でも彼女の力を借りる方が早かろうから、
 跳ね除けるような真似事はせず、苦く微笑むのみ。

 猫たちは心配そうに鳴いていたものの、
 兎の血を引く彼女を引っ掻こうと躍起になる訳でもなく
 邪魔にならない距離感に霧散して、様子を遠巻きに窺う。]
(60) LARK 2021/12/12(Sun) 12:20:44

【人】 薬屋 テレベルム

[温かさとも暖かさともつかぬ輝きに負傷した右腕が包まれる。
 そうすれば、肉体の苦痛は和らいでいく。
 チョコレートブラウンの皮膚も形成されていくのだろう。]

  …あんたの方が痛そうな顔をしている。
  
  なんだ、その。
  酔っ払いに絡まれてな。

[ひしゃげた蝶番や鍵の残骸>>54を前にしている手前
 流石に、猫に食われたとまでは大嘘をつけず。
 
 修繕を呼ばねばと頭の端で思いはすれども
 今は後の始末よりも、魔術師を気遣う方に意識は向き。]
(61) LARK 2021/12/12(Sun) 12:21:15

【人】 薬屋 テレベルム


  折角の祭りだというのに苦労を掛ける。
  ……、それに、また、こっちに足労をかけた …な。

[傘の返却の約束>>0:358>>52は覚えているが
 面倒を食わせるなら捨てても支障無い財で。

 実を言えば、送り届けたい気持ちの名残>>0:356が強く、
 然れど送ればまた彼女の家に厄介になりそうな自身の甘さを
 危惧したことの方が記憶に鮮明である。

 水中生活では腕より役立つ鰭に変えて手に入れた二本足で
 全うせんとする使命を忘れて、傍に居たいと願う心を。
 彼女の善性と親切は、喪った家族を思わせるものであるから*]
(62) LARK 2021/12/12(Sun) 12:22:28
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。
(a14) LARK 2021/12/12(Sun) 12:27:51

【独】 薬屋 テレベルム

/*
じ、じしん
(-22) LARK 2021/12/12(Sun) 12:31:43

【人】 薬屋 テレベルム

  ………ほっとけ。

[腹の音色を指摘されると、腕を組まれても
 変化が薄かった表情が、少しだけ気恥ずかしさに歪む。>>63

 朝昼かけてパイ一枚以上を平らげた身の上だが、
 匣以外にも謎の奇妙な物が様々揃っていた家具屋に赴いて
 柄になく緊張していたもので、その反動もあって。
 
 無論、トマト焼きとグラタンが罪深い事もある。]
(71) LARK 2021/12/12(Sun) 13:16:49

【人】 薬屋 テレベルム


  あればあるだけ飲み干してしまいそうだが、
  …そこそこで抑えておくか。
  祭りの後の方がお互い余暇もできて
  飲み明かせそうなものだしな。

[確かに、ふたりで一本ではすぐに代わりが欲しくなる。>>64
 恐らくは唯の人では無いと情報を集約して想像する女を
 酒で潰して誂える可能性はあまり高く見積もっていないにせよ
 試してみたいという願望は少しだけあるが――…

 明日の分の商品の仕込み…血を抜くのを鑑みれば
 酒が血に多く巡り臓腑が不純物を除去しきれぬのであっては
 不誠実な代物を客に売る事になると案じての事。]
(72) LARK 2021/12/12(Sun) 13:17:09

【人】 薬屋 テレベルム

  美人の酌がついてくるなら
  酒場より儲かるのではないか。

[時代が未来であればハラスメントにもなりそうだが、
 物売りよりも酒を注ぐ商売の方が儲かりそうだと感慨を持つ。
 旨い肴と、女店主と、神の血と呼ばれる酒の取り合わせは
 三種の神器に勝るとも劣らず。
 大義を想い、冷えた心地の素材であしらわれたコップを手に
 外で飲み交わした時よりは小気味良く乾杯の音色が響く。

 ――そうして、喉に葡萄の名残を感じる酒を染み入らせ――…]


   
ゴブッ…、ンぐ


[>>65
 思わず咽た。]
(73) LARK 2021/12/12(Sun) 13:17:40

【人】 薬屋 テレベルム

[エオスのアイドオルの顔や、相応の価値もありそうなローブを
 緋色の酒で汚す前に喉を鳴らして耐えただけでも
 男は帰り道で刺されずに済む事だろうとも。]

  ……あのな、不意打ちで息を止めにかかるのをやめろ。
  年寄りが相手なら心臓が止まる。

[何処から何処まで彼女は勘を冴えさせているのか。
 想像でしか測れぬことだが、きっと彼女も男と同様に
 大年寄り仲間なのであろう事だけはなんとなしに察している。]
(74) LARK 2021/12/12(Sun) 13:18:17

【人】 薬屋 テレベルム


  人魚の肉は、薬としても過ぎた代物だぞ。
 
[ゆえに、非売品である。 ――… が]

  あんたは、求めているのか?
     人魚の肉を。

[売り物であるなら人魚の肉を買うのかと。
 神話で語られるような、黄金を求めて。>>1:139*]
(75) LARK 2021/12/12(Sun) 13:18:30

【独】 薬屋 テレベルム

/*
しまったーーー回想見出しを付け忘れた・・・
まあわかるかな…
(-27) LARK 2021/12/12(Sun) 13:19:27

【独】 薬屋 テレベルム

/*
イクリールもラヴァも女神なのだろうか…??しあわせになってほしい。あと、ふたりの回想関連のオーラが好きすぎるので百合に挟まれてころされるおとこになりたいがえちえちとわいわいをたのしむ村でさすがに死ねない…(悔し涙
(-28) LARK 2021/12/12(Sun) 13:31:00

【人】 薬屋 テレベルム

[高尚な力を持つ魔術師らしかぬ表情はただの女で>>76
 誰しもが守りたいと願うのではないかと夢想する仕草だった。

 そうでなければ虫に刺された程度では無い己の怪我よりも
 彼女の膝が汚れたり冷たい床で足元を冷やさないかと
 心も騒ぐことは無いのだから。]

  痛いと泣き叫ぶ必要は無かろう。
  あんたは俺が泣き言を零さなくても
  そんな顔をするのだから。

[草食動物が不機嫌さを示すのを彷彿とさせる睥睨なら
 いくらでも受けて困らぬものであるけれど>>77
 泣かせたくないと主張しながらも男として不甲斐ないものだ。
 彼女が案じてくれたように裏街での商売はリスクが付き纏い
 万が一の事態を招かぬとも限らず。>>78]
(89) LARK 2021/12/12(Sun) 14:11:40

【人】 薬屋 テレベルム


  ……『薬』を買いに来たようだが、
  獣の血を深く引きすぎたらしいな、酔っ払いの暴漢は。
  あんたと違い、肉食の獣の半獣だろう。

[愛くるしく、愛でたくなる白い兎と比較にもならない男を
 記憶頼りに振り返って、先よりは仔細に伝えよう。
 が。心配を膨らませてしまい兼ねないと思い返して]

  いや、…ん。猫に毛が生えたような類だろう。
  驚かしたくて大袈裟に言っただけだ。

[繕うように抗弁を加え。
 だから、裏街に通わせるのは申し訳ないと意を伝えるも
 そっぽを向かれての煮え切らない文句>>79に首を傾ぐ。]
(90) LARK 2021/12/12(Sun) 14:12:05

【人】 薬屋 テレベルム


  …何か、あったのか?

[彼女を案じる者は男を他にしてもこの街に存在するのだろうが
 思い悩む事が一日空けたうちにあったのかと怪訝に。
 回復力を魔力で高めて貰ったおかげで腕は完治を辿る。

 とはいえ、男が覚醒に至る前は目もあてられないくらい
 腕の疵は無残なものであったらしく、
 魔力の量は削れており>>81イクリールと買いに行った匣を
 便利だろうと実演してやれる余力すら無い状態で。]
(91) LARK 2021/12/12(Sun) 14:12:20

【人】 薬屋 テレベルム


  ―――…、

[差し出された言葉は最もだった。>>80
 人魚の肉に味をしめた男の再訪や真実である噂が広まれば
 等価を持たずに肉を所望する客に押しかけられる可能性。

 表の街であれば法にも守られよう。
 だが、此処は無法が許された区画であるから。

 彼女に隠し事は出来ない。
 一度、落ちている人魚を拾った魔術師は、
 男の脆さを知っている。
 過保護とも呼べる情>>81を注がれることに
 心優しい彼女を案じさせる申し訳無さと。]
(92) LARK 2021/12/12(Sun) 14:13:13

【人】 薬屋 テレベルム


  ……ありがたい申し出だ。


[心の柔らかい場所に染み入るような、安堵感。

 自力で腰を上げる事は出来そうだが、
 男の頬に触れた指は酷く、暖かいもので執着を沸かせるのと

 ――それから、

 ひとりにしたら死んでしまいそうだという
 迷信とも古語ともつかぬ喩え話を思い出したから。
 魔術師の嫋かな手を握り込み、床から身を起こす。]
(93) LARK 2021/12/12(Sun) 14:13:35