人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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【独】 魔術師 ラヴァンドラ

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朝から爛れたロルを書くの、日曜日って感じですね…(?)
(-0) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:03:04

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 彼の言葉は、痛いくらいに眩しかった。>>1:*243
 人間ではないこの身を捨てたい、と願う自分と
 人間であったのに人外に成ってしまった彼。
 ―――― 敵わないなと、心の中で苦く笑った。


  「 ふふ、……いまだけ、ね? 」


 熱に溶けた交わりが終われば、消えてしまう夢だ。
 与えて貰うものと己が差し出せる対価が
 吊り合っているかどうかは実際、別として。

 
(*0) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:03:47

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ……ふぁ、ン、…んん……っ! 」


 息を吐いて、と言われれば
 すこしだけ強張っていた肩から力を抜くように息を零す。
 一気に突かれるものだと思っていたから、
 ゆるやかに中が犯されていくような感覚に
 思わず ぎゅぅ、とシーツを握り締めた。

 ―――― ぽろぽろと涙が溢れるのが止まらなくて。
 些細な刺激も今この身体には気持ちが良いのに、
 それが続いてしまえばもう、理性なんて溶けてしまう。

 
(*1) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:03:53

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 彼が唇を重ね合わせたのなら、女は一瞬の間を置いて
 おず、と受け入れるためにくちびるを開いた。
 優しく焦らすように挿入される熱とは違い、
 舌は好き勝手に口の中で動き回る。


  「 んむ、ン……ふ、ぁぅ……ッ 」


 せめて流れる涙だけでも止めたいのに
 響く水音が聴覚さえ犯すみたいで、一向に止まりやしない。
 足先は無意識に、熱を逃そうとシーツの海を泳いで
 女はシーツを握っていた手を持ち上げ、
 自分を組み敷く彼の背中へと回した。*

 
(*2) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:03:59

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
         ―――― 二日目/自宅 ――――



 昨日は結局、夜に買い出しの為に出かけただけだ。
 いくら熱に浮かされていたからといえ何を、と
 心の中で羞恥に叫ぶ自分がいたものだから
 誰かと会っても平静を保てるだけの自信が無くて。

 けれども今日はどうしようか。
 交わした約束も幾つかあるし、祭りは二日目。
 忘れないうちに、傘を返しに行くのも良いだろう。
 ついでに知り合いでもいれば話でも、……


      ―――― そんな風に考えていれば、
      ノートが机から音を立てて落ちた。
 
(12) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:24:15

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… ほんと、リルは鋭いよ… 」


 ノートを拾い上げ、草臥れた表紙を眺める。
     人間 の 作り方  
 ―― 人間になりたいという言葉からまさか、
 彼女がこれを当ててくるとは思わなかった。

 変化の魔術では意味がないのだ。
 同族とも馴染めやしなかったこんな体が今更変わっても
 それで何がどうなるというのか ?

 …… 御伽噺の王子様を夢見る年齢でもない。
 現実でしか生きられないことくらい、分かっている。

 
(13) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:24:26

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 



    でも、今の私のままじゃ
         誰も私を×してくれないんでしょう、


 
 
(14) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:24:36

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 


 女は息を吐いて、ノートを机に置き直し
 窓の外をちらりと眺めた。
 相も変わらずの雪景色と、遠くに人々の喧騒。


    それらを横目に椅子へ腰掛け、
    暫くの間は、思案の海に溺れている。**


 
(15) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:25:43
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a5) ゆま 2021/12/12(Sun) 8:28:19

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
         ―――― 回想/友人 ――――



  「 魔術師だもの。
    そういうリルこそ、魔術師じゃないのに
    よく知ってるね 」


 どうして? とは訊かなかった。
 触れられたくないことなんてきっと沢山あって
 心のやわいところを、刺してしまうかもしれないから。

 胸中を明かし合うような真似はしないけれど
 それで仲が遠ざかるような関係でもなかった。
 ―― 引いた線は、どこか曖昧だ。

 
(37) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:00:47

【秘】 魔術師 ラヴァンドラ → 向日葵 店主 イクリール

 

 …… 本当はすこしだけ嬉しかったの、なんて
 言ってしまえばこの友人はどんな顔をするだろうか。

 理由でも方法でも、
 それを尋ねてくる ―― というのは。
 女を気に掛けてくれているのと、
 殆ど同義だと思ったから。


     正解してくれて嬉しい 
     …… その解が、露悪的な魔術であっても
     私はそう思ってしまうのを止められなかった。


 
(-7) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:00:57

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 


  「 ………… リルのこと、すきだよ。 」


 困ったように眉を下げる彼女は、
 やっぱり出会ったあの日から何も変わらない。
 ――――  変わらず、 ……


 
(38) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:01:04

【秘】 魔術師 ラヴァンドラ → 向日葵 店主 イクリール

 


   「  いつだって、リルは可愛いよ。

      この先何がどうなっても
      私の可愛い、大事な友達。  」



 
(-8) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:01:10

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 


  そうでしょ、って 首を傾げた。
  互いに話せないことがあったって
  …… 願いが、どんなものでも。


      私は彼女の髪を撫ぜて、
      にこりと咲ってみせた。*


 
(39) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:01:14

【独】 魔術師 ラヴァンドラ

/*
ラヴァがリルちゃんに綺麗な感情抱えすぎている
多分これは一種の神聖視です
(-9) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:03:00

【独】 魔術師 ラヴァンドラ

/*
どうして女の子が少な目なのか分かってしまったかもしれない
(喘ぎ声むずかしくない!?)
(-11) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:25:48

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 お腹の中がうだるように熱い。
 限界まで媚肉を広げられているせいなのか、
 発情状態が収まらないせいなのか ――――


  「 … っん、
    にゃ ぁ、ぅ……ッ! 」


 平気だよ、と返そうと開いた口から零れたのは
 兎族だというのに、まるで猫のような艶声だった。
 彼が少し動くだけでも水音が響いて、
 とん 、と奥に熱が触れるのがきもちよくて。

 
(*8) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:56:58

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ッも、へいき だからぁ……!
    おく、ゆっくり だめ …っ 」


 激しく責め立てられる方がつらいと思っていたのに、
 まるで獲物をじわじわと嬲るようなゆるやかさを
 幼子のように頭を横へ振り、うわごとのように零す。

 準備が出来過ぎているからこそ 
 気遣うような動きひとつさえ敏感に拾い上げてしまう。
 涙を拭ってくれる指先の感触にも
 びくん、と肩を跳ねさせて。

 
(*9) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:57:03

【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 割り切れないから半端者なのだと彼は言うけれど、
 それが悪なのかと言えば、きっと答えは否だ。
 ―――― 形になり始めた思考を放り投げて
 女は青年を見詰め、声を震わせる。


  「 だい、じょうぶ …… だから
    すきにして……? 」


 自分の魔力が上質であることなんて、とうに識っている。
 彼だってきっと、我慢するのはつらいだろう。
 誘うように僅かだけ魔力を溢れさせ
 彼の身体へ足を絡めた。*

 
(*10) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:57:05

【独】 魔術師 ラヴァンドラ

/*
テレベルムさんのねこまつり、某夢の国のプリンセスだと思うんですけどどうですか(?)
(-15) ゆま 2021/12/12(Sun) 10:59:43

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  ( …… 傘、返そう )


 魔術師が自宅を出たのは、まだ朝も早い頃。
 彼は女なのだからとあまり良い顔をしなかったけれど
 裏街を散策しなければ許されるだろう。
 ―― 出来れば祭りが終わるまでには、
 返しておきたいところだったし。

 黒いローブを纏い、耳が隠れるよう目深に被り
 雪のちらつく外を歩く。
 市場街は既に賑わいの音で満ちていて、
 避けるように裏通りへ足を踏み入れた。

 
(52) ゆま 2021/12/12(Sun) 11:30:54

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 行き場の無い者達が集まるような影の世界。
 居心地が良い、とまでは言わずとも
 ここは全ての者が其処に在ることを許容する。


 この時間に訪れるなら、朝食でも差し入れれば良かったか。
 そう考えて、一瞬だけ引き返そうと思ったけれど
 彼が既に済ませてしまっている可能性もあるから
 結局そのまま店へ赴くことにした。
 
 
(53) ゆま 2021/12/12(Sun) 11:31:00

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
         ―――― 真珠堂 ――――



 店が近付くにつれ、やけに猫の声が響いてくる。>>23 
 また睡眠を邪魔されているのかと首を傾いで、
 それにしては随分ではないだろうかと
 傘を抱えながら、女はぱたぱたと地を蹴った。


  「 ―――― ッ 」


 ようやく見えた店の扉は、鍵の部分が破壊され>>20
 何を考えずとも事態を察せる有様で。
 店先の傘置き場に傘を差し、
 女は勢いを殺せないまま扉を開いた。

 
(54) ゆま 2021/12/12(Sun) 11:31:09

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 テレベルム、大丈夫!? 」


 彼には第二の望まぬ客人のように思えただろうか。
 半ば飛びこむように室内へ足を踏み入れた魔術師は、
 猫に囲まれる人魚の姿を見捉え、息を零した。
 それから荒らされた痕跡のあるカウンターと、
 床に散らばる血の色に、眉を下げ。

 
 
(55) ゆま 2021/12/12(Sun) 11:31:14

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 ひとまず彼が怪我をしているのなら、治癒が先だろうと
 女は彼の近くまで歩み寄り、膝を折る。
 猫たちが警戒して鳴くようであっても
 「ごめんね」と彼らへ断りを入れてから。


  「 …… どうしたの、こんな …
    いたい、でしょう 」


 転んで怪我をした等という言い訳は聞かぬつもりで、
 拒まれなければ、まるで何かに食われた後のような
 赤色を覗かせる右腕にそっと手を翳し。
 得意ではない治癒魔術を唱えるのだけれど。*

 
(56) ゆま 2021/12/12(Sun) 11:31:59
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。
(a11) ゆま 2021/12/12(Sun) 11:33:40

【独】 魔術師 ラヴァンドラ

/*
はーーーえっちじゃん……
(-17) ゆま 2021/12/12(Sun) 12:11:21

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 制止の言葉は耳には届かなかった。>>59
 常ならば綺麗に煌く凪いだ海色はやや伏せられ、
 己を見捉えてか、ようやくゆるりと開かれる。>>60
 きゅ、と寄せられた眉を痛み所以だろうと思い込み
 肩を慰撫されれば へにゃと眉を下げた。


  「 そんなの良いよ。
    テレベルムの怪我の方が大事でしょ 」


 仮に汚れてしまっても、洗ってしまえば好い話。
 苦く笑うだけで治癒を拒まない様子を見れば
 女は相変わらず自分が痛いような顔で、魔力を込めた。
 遠巻きの猫たちには――すこしばかり安堵もして。

 
(76) ゆま 2021/12/12(Sun) 13:26:35

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 …… 私の方が痛そうに見えるなら、
    テレベルムが痛いの我慢してるからだよ。
    こんな時くらい、素直に言ってもいいのに 」


 治癒魔術は得意ではないけれど、
 掛け続けられるだけの魔力量は充分に保有している。
 流石に欠けた肉体を再生するのは、と思ったが
 彼の人魚としての能力が幸いしたか。
 犬猫に食われたなどと抜かしていれば>>61
 じとりと睨みつけるくらいはしただろうけど。

 
(77) ゆま 2021/12/12(Sun) 13:26:41

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 酔っ払いって、……ほんとにそれだけ?
    人魚を狙って来た人とかじゃなくて?
    だって、腕 … 」


 いや、酔っ払いでも十二分に問題か。
 酒場などではなく裏街で酔った挙句に暴れる輩なんて
 碌なものではないだろうけれども。

 ただでさえ不思議な妙薬を売っている店だ。
 人魚ではないかという噂も出回ったことがあるのだし、
 もしもまた広まってしまえばどうなるか ――
 …… 恐ろしい想像にすぐさま終止符を打ち、
 女は己を気遣う言葉へふいと顔を逸らした。

 
(78) ゆま 2021/12/12(Sun) 13:26:48

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 私のことばかり気遣わなくて良いよ。
    …… 何かあっても、対処……出来るし 」


 少しだけ言い淀んだのは、昨日の記憶が過ったせいだ。
 いやあれは全てが絡みに絡んだ結果なのであって
 友人と見知らぬ他人では前提も勝手も違うはず。
 だから問題無いと結論付け、
 ひとまず傷も癒えたのを見れば、術式を解いた。


  「 ………… 」


 室内に魔力の跡でもないかと探ってはみるものの、
 検知出来るようなことは無く。
 
(79) ゆま 2021/12/12(Sun) 13:27:04

【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 どちらにせよ、このままここで過ごすのも危険だろう。
 またいつ暴漢が訪うかも分からないうえ
 人魚の肉を手に入れたなんて噂が流れてしまえば、
 後はもう目も当てられない展開になるのが見えている。


  「 ねえ、ひとまず私の家においでよ。
    誰が来るかも分かんないし ―――― 
    お店が直るまでは、開けられないでしょ 」


 自分の家なら、そも家を知っている人は極少数なのだし
 いざとなれば防衛魔術でどうにか出来る。
 そこらの宿よりもよっぽど安心出来る場所だ。

 
(80) ゆま 2021/12/12(Sun) 13:27:11