人狼物語 三日月国

120 【身内RP】森奥の工房 2nd【RP】


【恋】 ツァカリ

 
[瞼を上げる。]


  星屑の谷という、見事な夜空が眺める地がある

  そこに伍歳ほどの幼き俺はいた
  燦然たる星々と視線を交えていた俺は
  彼らから声なき声にて伝えられた

  W迷えるものに手を差し伸べ
   夢の続きを叶えよ
   その義務と資格がお前にはあるW
              ……と。

  周りに人の気配は一つとてなかった
  親はいなくなったのか……
  或いは元から居らぬのかは、知らぬが

  快諾し、谷を出た
  己を必要とする者に逢うために

  これが俺自身の記憶の始まり
  それより前のものは持っておらぬ


[そんな、嘘や冗談のような話を
 真面目に語って聞かせた。*]
 
(?26) nagaren 2022/01/29(Sat) 11:07:39