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人狼物語 三日月国


123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】

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視点:


ミズガネイクリールを占った。
イクリール反魂師のようだ。

【人】 酔吟 ミズガネ

>>3 イクリール

朝、と言えるのか。
陽光の眩しさに目を開ければ、ここ数日トンと見なかった太陽の白。隣の彼女に声を掛けようとして、その姿がないのに気付く。ため息を吐いてから、勢いよく布団を蹴り、ブランケットを一枚引っつかんで外へと走り出した。

「……バカ。病み上がりでうろつくな。
 日に当たるにしてもせめてもう少し厚着しろ」

やや息を切らして貴方の姿を見つけると、その背にブランケットを羽織らせて、さらに自分の上着も被せる。もこもこだ。

「……おかげで、おはようを一番に言いそびれた。
 ……お前と太陽が見れる、とはな。
 夢だが、……この境目みたいなもんだったのか?」

「イクリール。決めることがある。
 ……これから、どうするか。
 お前の国になら、多分今ならついていける。
 或いは、……ここも消える訳でもなさそうだ。

 お前は、どうしたい?」
(4) 2022/01/28(Fri) 4:21:28

【人】 酔吟 ミズガネ

>>5 イクリール

「……あぁ」

貴方のそんな笑顔を見たら、もう少しの小言さえ言えなくなるのに。それでも見れた事が嬉しいと思ってしまう辺り、惚れた弱みだ。だから困ったように眉を八の字にして、でも笑顔は本物だった。

「おはよう、イクリール」

「……ってこら、頭を撫でるな子供じゃ……
 ……もしかして、俺も薬を飲もうが永遠に歳の差が続く……?」

まさかの永遠の
おねショタ(32)
の予感を暗に察知した。是非もなし──遠い太陽の見える天を仰いだ。

「……なら、お前の国に行こう。
 お前の家から出るのが第一歩なんだろうが……俺だって元々似た境遇だ。何度でも挑戦してやる。

 ……それに、もし駄目だとしてもお前の家で暮らすだけだろ?
 なら、……それはそれで、幸せだろ」
(8) 2022/01/28(Fri) 12:45:20

【人】 酔吟 ミズガネ

>>16 イクリール

「そ、それはそうなんだが……人前では、やめろよ。
 特に旅の間は。……色々困るんだよ」

丸め込まれている……
気持ちはわかるし、変に言うともっと厄介な触れ方をされても困るので、頭でいいかともう諦めた。普段は帽子をかぶってるからそこまで撫でて来ないだろうし。

子供扱いが一生続くのは複雑の極みだけれども。

「……お前、さり気に年の差が縮まらないの喜んでないか?
 年近くなって喜んだりしな……
と、年下派……?」

そう。実はイクリールの年齢をしっかりは聞いていないのだ。つまりは別に肉体年齢は自分よりも十分下の可能性もあるから、自分は同年代と変わらない扱いだったのだが──

「拉致された部屋の主の部屋に文句言う馬鹿じゃねーよ。
 ……鳥のいない鳥籠も寂しいだろ。

 だから目標でも決めとけ。何かないのか。
 旅で見たいものとか、どの辺に行きたいだとか」
(18) 2022/01/28(Fri) 20:03:01

【人】 酔吟 ミズガネ

>>20 イクリール

「……な、なんだよ……」

気まずげに顔をプイと逸らした。でも絡められる腕は拒否しないし、そもそも"二人きりならいい"と明言も同然だ。「あー!」と叫んでから彼女の頭を髪が手櫛で直せる程度にわしゃわしゃに撫でた。照れ隠しと誤魔化し。

「か、可愛い……?ち、違うタイプじゃね?俺……」

でも、イクリールは自分(32)を指して可愛いと言いそうなのもそうなので何も油断できない。正直、男として複雑ではあるが、褒め言葉もとい肯定の言葉に弱いのでぐらぐらしていた。

「……海、か。いいな。宮があるかはお前ん地の地図みねーとわからんが、探してみるか。あと俺、お前が何度やっても発見されて出られなかった理由、知ってるから。

 その爆乳なんとかして俺がいりゃあ幾らでも誤魔化せるさ。何とかして少なくとも故郷の森は出してやれるだろうよ。そっからどうするかとか、路銀とかは……家を出る前に作戦会議だな。……準備に10年かけたっていいんだろ?」

薬の作用で、しかも互いに時間が流れるのが遅いなら。イクリールの家で入念にしっかりと作戦は立てられる。……これからは言われたことだけでなく、一から草案の必要がある。それを想像すると、少しだけ楽しみで思わず笑みが溢れた。
(23) 2022/01/29(Sat) 13:23:03

【人】 酔吟 ミズガネ

>>26 イクリール

「……わかんないなら、いい」

わしゃわしゃし続け。胸を持ち上げる動作を見て慌てた。

「その動作がまず禁止!そんな普通は胸デカくねーんだ!!男は胸に弱いし爆乳の自覚をもっとよく持て!!」


誰にどう聞かれてもアウトな台詞が出た。
でも、俺は間違ってないと思う。はあ……と、生涯何度つくことになるのかもわからないため息を吐いた。

「んじゃ……旅に飽きたら、海の側で暮らすか。
 そうだな…海なら、釣りは何度やっても飽きない。

 ついでに酒のアテにできる。
 それなら、唯一お前に教えてやれる、な」


「──楽しみだな」
(29) 2022/01/29(Sat) 17:32:53

【人】 酔吟 ミズガネ

>>32 イクリール

「もしかして、お前の母親も
爆乳族
だったのか……?」

イクリールは経緯によって魔女と呼ばれ出したのであって、最低でも昔から閉じ込められていただとか、母親を見た事も無い訳でもないので比較できるのでは…?と思っていたのですが、
母も爆乳だった場合確かにわからないのかもしれない……


なぜこのタイミングで俺はこんな事を考えてるんだ?

とにかく、自分より常識がないのだけはわかった気がする。

「そうだな。じゃ、行くか」

素っ気ない台詞。
自分から手を繋ぐのはまだできないけれど。
いつかこれも気の利いたものになっていくのか。
或いは、こんな人だと貴方が理解して微笑んでくれるのか。

さて、どっちが変わるのか。 ▽
(35) 2022/01/29(Sat) 20:53:21

【人】 酔吟 ミズガネ

>>32 イクリール

「まあ、」

結局投げ捨てなかった竪琴を握る。
実は自分のこれをもう『楽器』とは見ていない。

理由を貴方に話すと、怒るだろうか?
でも、出来ない物にし続けるよりは、出来る事にして大事な物を守る方がよほどいいだろ。

魂が腐ってる?捨てられない?ならもう仕方ない。
それなら俺は、これを『捧げる』ものじゃなくて、
大事な人を『守る』ために、『与える』武器にするだけだ。

「なんでも変わっていくんだろうな。俺もお前も、全部。
 ……それも、悪い事じゃないんだろう」

──隣の貴方ならきっといつか、
今のこれを
“強がり”
からではなく、
本心
からの言葉にしてくれると、信じている。 ▽
(36) 2022/01/29(Sat) 20:54:54

【人】 酔吟 ミズガネ

>>32 イクリール

「あー。…お前の家についたら、一つ相談がある。
 ……ま、出来そうな程度なら程度で、聞いてくれ」

それに、だ。今までの全部を捨て去るつもりもない。
確かに音を出すと壊してしまうが、譜の読み方も弾き方の手つきだってそこに関してだけは完璧な自信があった。だから。

 
“俺の代わりに、竪琴を弾いて欲しい”


なんて、託すような事を貴方は許してくれるだろうか。
駄目ならその時はその時と、帽子を被り直して──前を、見た。
 
(37) 2022/01/29(Sat) 20:56:12