人狼物語 三日月国


123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】

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視点:


アルレシャスピカの処へ出掛けた。

こどもの アルレシャ(匿名)は、メモを貼った。
wazakideath 2022/01/19(Wed) 21:49:18

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

星空の下でお茶会をした後のこと。スピカのいる部屋のドアを叩く音がしました。

「あ〜け〜てっ!」

ドアを開ければ、パジャマ姿で枕を抱えたアルレシャがいます。どうやら使用人に部屋の場所を聞いたようです。

……目的は明らかでした。
(-5) wazakideath 2022/01/19(Wed) 21:53:42

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

「アルレシャ! ながいから、アルってよんで?」

開けてもらえない可能性など、ちっとも考えていませんでした。勿論、断られるなんて予想もしていません。
愛でられ、受け入れられるのが当然。
拒まれたことなど、ただの一度もなく。
そんな、恵まれた子供です。

「ねむれないってわけじゃないけど〜、スピカはいつかおわかれしちゃうでしょ?
 だから、いまのうちにたくさんおはなしするの!」
(-8) wazakideath 2022/01/19(Wed) 22:36:13

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

微笑みの真意に気付くことなく、アルレシャは笑みを返します。

「アルねー、きになってるの……!」

ソファーへ腰掛けると、枕を抱いてスピカの手元をじっと見つめました。聞きたい話があるようです。

「ゆびわ、してるよね!
 やっぱりけっこん……してる!?
 だんなさんって、どんなかんじ!?」

年頃の女の子ですから、やはり興味はあるようです。大きな目をキラキラと輝かせて指輪を見つめていました。 
(-28) wazakideath 2022/01/20(Thu) 10:22:25

【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ

「ふぅん……?」

アルレシャは考えます。もしも悪い人なら、こうして一緒に寝てくれなかったでしょう。

子供にとっての『良い人』とは、自身にとって『都合の良い人』に等しい響きを持ちます。世間に『悪い人』と扱われていようと、自分に優しければ『良い人』なのです。

その判断基準は、ひょっとすると、アマノのそれと似ているかもしれません。

「……じゃあ、いいひと」

話を聞きながら、アマノの手元を見つめました。何かを探しているようですが、その目は少しウトウトしていました。

「あれ、けっこんしてたの? こども……いなくなった?」
(-29) wazakideath 2022/01/20(Thu) 10:23:02

【人】 こどもの アルレシャ

「…………アマノ!」

アルレシャは、お城の中を走り回っていました。
使用人にアマノの所在を聞くも、皆一様に首を振ります。彼等も初めての失踪者に、半信半疑なのでしょう。

「ねえ、アマノ! どこにいるの?」

アマノは大人です。子供ではありません。だから、いつかお別れがあることをアルレシャは知っていました。
けれどもこんなに早いなんて、ちっとも思っていなかったのです。

「せめて……、さよならくらい、してよぉ……」

段々と足が重くなり、ついには立ち止まってしまいます。歩くのに疲れたので、大きなクマのぬいぐるみに抱っこしてもらいました。

泣き出しそうになるのを、ぐっと堪えました。
だって、約束しましたから。
(5) wazakideath 2022/01/20(Thu) 10:45:24

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

指輪が覆われた理由も、沈黙の理由も、アルレシャにはわかりませんでした。いつもと話し方が違うことだけは、わかりました。

「んん〜……あそびたいから……いっしょにあそべるこがすき!
 スピカはだんなさんといっしょに、
なにをするのがすき?


好きでもない人と一緒にいる理由がありませんから、きっとスピカは旦那さんのことが好きなのです。アルレシャは、そう思いました。
ですから『共に何をするのか』ではなく、『共に何をするのが好きか』という問いでした。
(-35) wazakideath 2022/01/20(Thu) 14:22:17

【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ

「そうなんだぁ……」

守れるのに、守れなかった。
再びやってきた、『甘くて苦いお菓子』のような言い回しを眠い頭で考えます。守りたい気持ちがあったということだけは、わかりました。
ママだって、アルレシャを守ってくれます。大人とは、そういうものだと思っています。

「そのこ……
なまえは……?


とうとう声も眠そうになってしまいました。すっかり寝てしまうまで、あと僅かでしょう。
(-36) wazakideath 2022/01/20(Thu) 14:32:50

【人】 こどもの アルレシャ

>>a3 スピカ

「……スピカぁ」

服の袖を引っ張る小さな手がありました。大きなぬいぐるみのクマ……に、抱えられたアルレシャです。

「…………ふたりとも、どこいっちゃったんだろうね?」

声色は沈んでいました。普段の振る舞いからすれば泣き喚いてもおかしくはありませんが、今の所その予兆はありません。

「…………アルはおそらから、さがしてくる。あったかいふく、きていくから」

メイド姿のうさぎのぬいぐるみが、コートを持って来ました。
(8) wazakideath 2022/01/20(Thu) 14:42:51

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

「ぇ……ええ! すきじゃないのに、けっこんしたの……?
 むかしはすきだった、とか……?」

親や家といった、自分以外の都合で決まる結婚というものは想像もできません。
アルレシャは枕を抱え、スピカを心配そうに見上げています。

「なんか……、けらいのひとみたい。たいへんそう……」

アルレシャが知っている大人といえば、絵本に出てくる家来や木こり、職人くらいです。中でも1番イメージに近いものが家来でした。
決して貶めているわけではありません。それ以外に言葉が思い付かなかったのです。
(-49) wazakideath 2022/01/20(Thu) 17:24:25

【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ

何故死んでしまったの、とは尋ねませんでした。過去は変えられないことを知っているからです。
理由を解き明かした所で、帰ってくるわけでもないのですから。
悲しいことは思い出さない方が良いと、アルレシャは思っています。


「……、
まだ
ねないぃ……


睡魔に抗ったものの、結局は規則的な寝息が聞こえて来ます。

……穏やかな、年相応の寝顔でした。
(-51) wazakideath 2022/01/20(Thu) 17:38:46

【人】 こどもの アルレシャ

>>9 スピカ

「うん、……うん…………」

そんな言葉へ縋るように、何度も頷きます。心配性なスピカのことです。本心からの言葉だと思いました。

「アルはぜったい、いなくならないよ。ケガしないように、きをつける」

煙のように現れた絨毯が、ふわりと宙に浮きました。アルレシャが上に飛び乗ると、絨毯は窓を目指して進みます。
しかし、ふと思い出したように戻ってきました。

「これあげる。アルレシャあてのおてがみだよ。
 かみはいってるからー、それにかいて、ふたするとアルにとどくの。
 はやくつたえたいことあったら、これにおねがいね?」

差し出されたのは、閉じる前の封筒でした。淡いピンクに黄緑が混じる、アルレシャらしい色合いです。
言う通り、中には一枚の便箋が入っていました。
(10) wazakideath 2022/01/20(Thu) 18:38:50

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

「……すごく、がんばってきたんだねぇ」

小さな手をスピカの背中に伸ばしました。掌をゆっくり、優しく労るように動かします。
本当は頭を撫でたかったのですが、手が届かなかったのです。

「――――よし、よし。スピカはえらいね……」

その手付きはまるで、母親が子供を宥めるようでした。未だ子供であるはずなのに、何故か手慣れているかのような。


……かつて自分がお母さんにしてもらったことを、真似ているのかもしれません。
(-62) wazakideath 2022/01/21(Fri) 0:05:42

【秘】 こどもの アルレシャ → 彷徨民 ウミ

/*
いいよ〜っ。やさしくエスコートしてね?
(-67) wazakideath 2022/01/21(Fri) 6:09:39

【人】 こどもの アルレシャ

>>11 スピカ

凄い魔法使いかはわかりません。アルレシャは、自分が使う力が魔法なのか、どんな原理なのかも知りませんから。
でも、なんだか嬉しくなりました。

「……ふふ、ありがと?」

ようやく、アルレシャも笑いました。今なら何でもできる気がします。絵本のようなハッピーエンドが迎えられるのだと、子供はいつでも信じています。

「いってくるね! スピカも、ケガしちゃだめだよっ」

そして空飛ぶ絨毯が窓から外へ、夜空を飛んで行きました。
(12) wazakideath 2022/01/21(Fri) 6:27:16

【秘】 こどもの アルレシャ → 彷徨民 ウミ


ちょうど鬱蒼とした森の上にさしかかった頃でしょうか。声に顔を上げます。
地を歩いている時なら珍しくありませんが、空を飛んでいる時に見上げるのは久しぶりでした。元いた場所では、みんな自由に空を飛んでいましたから。

「あ、とべるこ」

絨毯が夜風にはためいていました。絨毯の上にはアルレシャがひとりだけです。見つかっていないのは明らかでした。

「んーん、アルもまだ。えーと……」

言い淀んでいると、やはり小鳥が飛んで来ます。アルレシャの耳元でウミの名前を囁きました。

「ウミもみつかってないんでしょ?
 ……どこいっちゃったんだろうね」
(-69) wazakideath 2022/01/21(Fri) 9:47:55

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

「……ふふ」

声色こそ幼い子供の高さです。その眼差しは優しさというよりは、慈愛に近しい何かを孕んでいました。

「もしね、つらくてもうやだっておもったらね、にげちゃえばいいんだよ?
 たくさんあそんでいれば、おうちのことなんてわすれちゃうもん」

子供らしい、無責任な提案でした。
けれども、前例を知っているかのような言い回しに聞こえるかもしれません。
気のせいかも、しれません。
アルレシャはまだ幼いですから、言葉使いが正しくないことだってあるでしょう。
(-74) wazakideath 2022/01/21(Fri) 11:08:42

【独】 こどもの アルレシャ

なんか……もちぱいか……?
どうだろう、今回全然わからん 
自分がバレバレってことしかわからん
(-73) wazakideath 2022/01/21(Fri) 11:09:50

【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ

それは、まるで綿飴のよう。ふわふわと柔らかく、雲のような甘さを携えています。

「もっちろん!
 だれだって、すきなばしょですきなことをしていいんだよ?
 アルのママなら、ぜーんぶゆるしてくれる!」

スピカの置かれている環境について、先程聞いた程度のことしか知りません。
――――ですが、アルレシャは知っています。

「……あのね? スピカは、けっこんするためにうまれたんじゃない。
 
しあわせになるために、うまれたの


産まれてくる子供は、須く
幸せであるべき
なのです。
戦争、政治、風習……大人の都合で利用されるなど、以ての外。子供は決して大人の道具ではありません。
だからこそ箱庭の中で、そっと守るのです。
(-83) wazakideath 2022/01/21(Fri) 16:43:27

【秘】 こどもの アルレシャ → 灯された星 スピカ

神さまが救うのは、救いを求める人だけです。救われようとしない人を助けることは、できません。
神さまでさえ、そうなのです。アルレシャのお母さんなら尚更でしょう。

「……やさしいね。それは、スピカじゃなくてもいいのに。

 ママはね、うごけないの。だから、じぶんからきたこしか、まもれないんだ」

そう、スピカである必要はないのです。背丈があれば、遠くが見渡せます。大人なら、きっとわかるはず。
それでも、大人になりたいというのなら――止める理由などありません。
するりと小さな手を大きな手に重ね、目を伏せます。

「ざぁんねん。スピカはもう、ママ保護者なんだ。
 
 アルにはよくわかんないけど、これからもがんばって苦しみたいなら苦しむといい。私には理解できないよ
(-108) wazakideath 2022/01/22(Sat) 12:14:47

【独】 こどもの アルレシャ

クソ〜っもっと光の声援送りたかった……
デモ……無思慮だカラ…
(-107) wazakideath 2022/01/22(Sat) 12:15:53