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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


到着:灯守り“霜降” 月輪

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
  
── 霜降領 ──
 

[ 年季の入った三面鏡に向かい、唇を撫子色で滑らせ
 白銀と萩、二色の髪を竹櫛で梳いて
 頬に当たる白粉も、濃くなりすぎないように、と
 普段は手を抜きがちなお化粧にも、特段時間が掛かります。

 今日は会合の日ということで
 久しぶりに着物に袖を通しました。
 別に着物が正装という訳でも無いのですが、
 動き辛さに苦しさ、仰々しさがあるので
 普段は洋装、ラフな姿で過ごす方が多いのです。 

 いざ袖を通すと、やや肌寒さを感じました。
 今の季節を考えれば当然。
 丸窓から覗く外界の空や木々に、微かに白が舞い踊っていました。]
 
(83) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:16:06

【人】 灯守り“霜降” 月輪

[ 身だけで無く、心の底まで冷え込むこの時期は
 あの方を思い出します。]

   
……紫明様。


[ 私が灯を受け継ぎ、既に数年が経過しましたが
 私があの方のようになれるとは
 いいえ、足元に及ぶ時が来ることも無いと思っていますが
 今でも、偶にあの方の夢を見るのです。]
 
(84) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:28:06

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 長身でやや低めの通る声、洗練された所作の美男子で
 明るく、竹を割ったような奔放な方かと思いきや
 誰にでも気さくに接して下さる、心優しいお方。

 私が蛍として初めてこの地に足を踏み入れた際も、
 他の蛍に任せず、直々に温かいお茶とお菓子を
 用意して下さいました。]


 「そのように緊張せずとも、自分の家だと思い
  寛いでくれれば良い。でないと俺が困る。」
 

[ と、優しく微笑んで下さったのです。
 
 それでも緊張している私に、「毒など入っていないから」
 と、目の前で同じものを食べ始めたり、
 君が口を付けるまで話を始められない、と子供のように
 私の様子を覗き込まれたり、震える手が動き始めると
 「よし、いい子だ第一段階合格」と拍手して。
 私が想像していた、恐れ多く近寄り難い
 “灯守り様” とは、多少違っていたのです。

 あの時出していただいた、少し渋めの玉露茶の
 色も味も温もりも、花型の桃色の練りきりの造形も
 甘さも、忘れることはありません。]
 
(85) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:34:12

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 先代の灯守りである紫明様の在位期間は
 私が生まれる前よりも、私の両親、そのもっと前から 
 ──百年以上とお聞きしております。

 彼が統治、守護する霜降域は永遠に安泰だろう、と
 市井の評判も良く、私の一族諸共心酔していました。

 しかし、安泰と思われた霜降領に青天の霹靂が降り注ぎました。

 十年も経たぬ前、紫明様が突然引退を表明され
 表舞台から姿を消されたのです。
 
 ────後継者に、私を指名して。]


[ 私と同期の蛍の方が優秀なのに。
 新しく後継者を招聘することも出来たでもあろうに。

 私が灯守りを引き継ぎ、既に数年が経過しましたが
 未だ「何故、私が此処に居るのだろうか」と思い、
 立ち止まり、振り返ることは多々ございます。]

 
(86) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:40:52

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
   
──会場──


[ 赤い外套を上から羽織り、雪がちらつく中領域を出て
 祭りの会場に到着すると、既に多くの人々で賑わって
 いました。]

 
  お疲れ様です、こんにちは。
  今日も一日よろしくお願いします。


[ 執事やメイド、世話係の柊様>>0、職員天乃様らに一礼し>>6
 その際、処暑様と天乃様のやり取りを見て>>14
 そそくさと会場へと入ることにしました。

 揉め事が苦手で、不穏な出来事や前兆には
 あまり関わりたくない性質であり、勿論、統治者として
 宜しくないのも頭では理解しています。
 
 だからこそ、私がこの地位に就いたのも、
 今、この地に足を踏み入れることも
 自分自身が一番信じられないのです。

 でも、会合でその表情を、不安を見せる訳にはいけないから
 たくさんの笑顔と愛嬌を
内の不安を悟られぬよう
振り撒くのです。]**
 
(87) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:50:57
灯守り“霜降” 月輪は、メモを貼った。
(a20) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:53:30

灯守り“霜降” 月輪は、メモを貼った。
(a21) nuruko 2022/01/16(Sun) 10:53:50

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 私は十代前半〜半ば頃、紫明様の蛍となりましたが
 紫明様時代の会合は、一番目の蛍であり、使い魔である
 日彰様(鷹に似た鳥)が毎年、雑用係の私と
 行政担当である嘉楽様は、隔年で参加していました。
 十年程前から会合に参加されている方は、
 その時代をご存じかもしれません。 
 
 見知らぬ人々、大半は私よりも年上の大人達で
 気に掛けてくれる方、立派だと褒めて下さった方、
 お菓子や飲み物をくれた方、迷子になった時救いの手を
 差し伸べて下さった方。
 一方、幼さ故の無知により無礼を働いたことも
 あったでしょう。
 当時の私は、責任が伴わない故の気楽さもあり、
 色々な大人の人がいらっしゃる、この会合が好きでした。
 
 灯守りとなり、既に数年が経過したと今になると
 どうでしょうか。

 嫌いという程では無いのです。
 懐かしい知人友人らと再会、談笑する時
 楽しさを感じるのも事実です。
 とはいえ、責任という名の重圧を背負うことになり、
 見失った過去の無垢さを、どうすれば取り戻せるのかと
 模索中です。]
 
(285) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:21:50

【人】 灯守り“霜降” 月輪

─小雪様と─


[ 小雪様は私が蛍に着任後、一番最初に紹介された方ですが
 初会合前から既に、紫明様よりお話は伺っておりました。
 
 紫明様は、現在の小雪様と比較的年代も近く
(紫明様の方が少し年長のようです)
 先代の小雪様とも灯守り時期が重なっていたこともあり、
 二代続けて仲が良かったお話を聞いております。
 現在の小雪様のことも引き続き可愛がり、
 信頼もされていたようで、話し相手遊び相手として
 小雪域を訪れたことも多々あったとか。
 
 その際、先代小雪様の話が出ることもあったかもしれません。
 先代様の愚痴が出れば笑いながら聞きつつフォロー、
 思い出話ならば笑い懐かしんでいたことでしょう。
 
 そして、私が蛍になった十と幾つかの年の頃。
 紫明様に連れられ、小雪領へと訪れました>>120
 小雪様とお会いした率直な第一印象は


 
“雪のように涼し気で、綺麗な人。”



( でも冷たい人なのかしら。怒られるかもしれない。
 口酸っぱく言われるかもしれない。 )

 
(286) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:31:29

【人】 灯守り“霜降” 月輪


[ 人見知りはあまり無い方ですが、
 多少の不安を覚えたのは事実でした。

 すかさず、緊張していると察した紫明様が
 助け舟を出して下さいましたが、
 実際にお話ししてみると、とても話しやすく、
 親しみやすい方だったのです。
 クールに見えて、時折見せる綻んだ表情は
 少女のように可愛らしく、もう一度、さらにもう一度と
 何度も見たいと思うようになりました。

 一度親しみを覚えれば、距離を詰めるのも早いもの。
 あれだこれだと何でも質問し、その後も会う度に談笑し、
 次に会う日が楽しみで仕方なくなり、歳月が経過する度、
 成長する姿を見せることが出来たでしょう。

 私が後継に指名された際には、一番に報告に向かい
 素直に嬉しさより、驚きの方が大きかったことも
 伝えました。]
 
(287) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:34:28

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 過去、小雪様が紫明様に後継の話を尋ねられたなら>>121
 彼は遠くを見渡し、独り言のように語り始めました。]



 「俺は長く此処に留まり過ぎたんだ。
  同じ奴があまりにも長期間居続けるのは良くない。

  それに、あの子なら真面目だから
  しっかりやってくれる。
  真面目だけじゃない。
  心優しい、人のことを第一に思う良い子だ。
  篠花も良く分かっているだろう?

  それに、俺自身も一人の人間として、
  新しく生まれ変わる霜降の地を見て見たくある。 

  後は──……。」
 


[ 語り終えた後、ふっと漏れた微笑には
 微かに寂寞を感じられたかもしれません。]*
 
(289) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:37:04

【人】 灯守り“霜降” 月輪

─現在:会場入口近辺─


[ 入口近辺が騒がしくなる少し前、聞き慣れた声が響きました>>133]

  あっ、茉莉ー! 

[ 淡いオレンジ色のボレロを纏った声の主へと駆け寄ります。
 外見は私とそう変わらない年頃に見え、
 年長者も多い灯守りの中、比較的年季が浅い方なのもあり、
 気が付けば意気投合していました。

 茉莉と初めて会ったのは、芒種様への用で彼女の統治域へ
 出向いた際のこと。
 「この方は?」と、彼女の傍らにいた女の子のことを
 お尋ねしたのです。 
 その時、彼女が立春の灯守りに着任したばかりだったと
 知るのですが。

 思い出すのは、私が灯守りになって間もない頃。
 右も左も分からず、既に紫明様は領域を離れた後。
 同じように先輩や友人に泣きついていたのも記憶に新しく
 「今度は私が先輩にしてもらったことを返すから!」と
 張り切っていたのです。

 彼女の部屋を構成する一つである、50センチ位の大きさの
 白くてふわふわなうさぎのぬいぐるみ>>131
 私からのプレゼント。
 寂しくなったらこれを抱っこして寝てね、と
 就任祝いという名目で押し付けたのだったかしら。]
 
(290) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:42:29

【人】 灯守り“霜降” 月輪

  
  緊張するわよねー。
  私だって何年経っても緊張するもの。
  何なら今だって緊張してるから。

  でも大丈夫、今年こそは上手くいくから!


[ 出会ってすぐの頃、彼女の本名を聞いて
 今も変わらずその名で呼び続けているけれども。
 
もしかしたら良くないのかもしれない。
 (だったら止めるわね)


 1年も経つと随分成長し、立派になったと感じ
 もう既に追い抜かれちゃったわね、と思いながらも
 「その服可愛いわね」と、緊張ほぐしがてら(私自身も含む)
 にこりと微笑むのでした。]**
 
(292) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:46:41

【独】 灯守り“霜降” 月輪

/*
あああごめんなさい投下中にいつもの癖で直しまくってしまった……
待ってられたのならなおさらごめんなさい……

しかも初灰が謝罪からでごめんなさい……
(-92) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:47:55
灯守り“霜降” 月輪は、メモを貼った。
(a64) nuruko 2022/01/17(Mon) 19:54:54

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 茉莉と会う前か後か、また聞き覚えのある、ながら
 注意しなければ聞き漏らしそうな、微かな声が聞こえ>>296
 声の主に目を向けます。]


  ぁ……ろ、……白露じゃない!
  元気? 調子はどう?
  会合、今回が初めてだったわよね? 緊張していない? 
 

[ かつて同じ屋根の下で暮らした頃の名前か。
 現在名乗っている“ローザ”か。
 灯守りの号である“白露”か。

 どのように呼ぶか悩んでしまいましたが、
 最後には、一番障りの無い号名が口を出ました。
 号名で呼ぶのは、姉妹同然に育った仲としては
 堅苦しく、あまり好きでは無いのですが
 それに、白露という名は彼女にとって
 一人前に、立派に自立した証拠でもあるのですから。]
 
(476) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:13:34

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 今回の会合には不参加ですが、
 現在、私の元には蛍が2人います。
 行政担当の浄楽と、庶務担当の初音。

 浄楽は人当たりの良い二十代くらいの男性。
 柔和な雰囲気とは裏腹に交渉が得意な切れ者で
 外交の席にはほぼ同行してもらっています。

 初音は十代半ばくらいの少女で、家事からおつかいまで、
 身の回りは何でも任せられる、若いのに立派な子です。 
 
 もう一つの席は、数年前に空位になってそのまま。
 そろそろ新しい蛍を招いても良いと思っているこの頃です。
 紫明様の日彰様のように、動物を招き入れたい欲は
 あるのですが、私では意思の疎通は出来なさそう、
 それ以前に召喚、服従の段階で無理な気がするので
 実装される可能性は薄そうです。

 現在、空位である蛍の席に数年前まで居たのは
 過去、紫明様が連れてきた拾い子で
 私と姉妹のように育ち、巣立っていった──白露。]
 
(477) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:14:05

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ 今から十年程前、私がまだ十代で蛍だった頃。
 霹靂降り注ぐ豪雨の中、紫明様が小さな女の子を
 霜降域に連れ帰られました。
 
 話によると、気温も低い霜降域北方で、
 酷い熱、意識が無い状態で豪雨の中ずぶ濡れで倒れており
 周囲に家族知人も見当たらず、連れ帰り保護したとのこと。

 女の子は、目を閉じたままでも分かる、人形のように
 可愛らしい子で、私は目覚めを待ち続けていました。

 結局、女の子が目覚めたのは何時間後
 もしくは何日後だったでしょう。
 目覚めと同時に、どのような反応を見せたでしょうか。

 少なくとも、私が予想していた反応で
無かった
ことは
 ほぼ間違いなかったでしょう。

 身よりも無く、この地が安全であるのは確実なので、と
 女の子はそのまま霜降域で過ごすことになりました。
 共に過ごす間、彼女は私を「お姉ちゃん」と呼ぶように
 なってくれて、一人っ子だった私には、妹が出来た
 気分になり、とても嬉しかったのです。]

 
(478) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:14:33

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
[ しかし、数年後には紫明様が引退され、私が後を継ぎ
 彼女も成長してきた頃、ある提案を持ち掛けます。]


  ねえ、今なら席が開いているから、蛍になってみない?
  難しいことはしなくていいから大丈夫。
  先輩もいて、何なら私だって元蛍だったから。
  何でも教えられるわよ。  


[ こうして、彼女は数年の間、霜降域の蛍として
 過ごしたのです。] 

 
(479) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:14:50

【人】 灯守り“霜降” 月輪

─そして再び現在へ─ 

[ ──でも。
 どことなく浮かない表情に見えたのは>>439>>440

  ……気のせい?




   
 私が、あなたを追い出したようなものだから?
]

 
(480) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:15:28

【人】 灯守り“霜降” 月輪

 
  大丈夫、皆最初は緊張しているものよ。
  私だって初めての時は、緊張して何もない場所で躓いて、
  着物がワインに染まったこともあるのだから。
  それ以降、ここには赤い服で来ることに決めたのだけどね。


[ 冗談めかして(実話ですが)微笑みかけたけれども
 彼女の表情は、少しは柔らかくなったでしょうか。]
 
(481) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:15:52

【人】 灯守り“霜降” 月輪

[ 閑話休題。

 霜降域は、山に囲まれた盆地のような場所で
 その山も、
紅葉の赤
銀杏の金
に染まっています。
 季節が過ぎ、冬が近づくと鮮やかな色達は
白に塗れ

 雪が解けると
桃色
、季節が進むに連れ
緑色
と、
 見る度に色彩が目まぐるしく変化する地です。

 吹き付ける風は肌寒く、朝と夕方が少し長く
 明るさはという意味では劣るかもですが、
 過ごしやすい地だとは思います(贔屓目有り)。
 
 家屋は和風の古屋敷ですが、文明最前線とまではいかずとも
 便利な家財道具等は一通り揃っていますので、
 生活は特に不便を感じません。
 不便なところを強いて言うなら、買い物や都会、繁華街に 
 出るのに、多少時間が掛かる程度でしょうか。

 神社や寺院も多く、厳かさを感じる方もいらっしゃるとか。
 他の領域とは雰囲気が違うので、初めて訪れた方には
 物珍しさを感じるかもしれませんね。]**
 
(482) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:16:15
灯守り“霜降” 月輪は、メモを貼った。
(a90) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:20:53

【独】 灯守り“霜降” 月輪

/*
というか村建てお疲れ様です! のろのろのろのろですが楽しませていただいています!

>>482の通り、霜降域は京都イメージです。
(中の人もリアル京都民)
(白露ちゃん忖度)

一部P様の文から引用させていただきました。ありがとうございます。

お気づきの方はあまりいないかもですが、名前、蛍関連は京都の学区名縛りしていたりします。
月輪も葵も浄楽も初音も、京都の学区名の一つです。
名前に使えるっぽいのが少ないので名付けで大分時間かかった件
(-150) nuruko 2022/01/18(Tue) 20:24:46