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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


【独】 灯守り 立春

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わーーーーんお姉ちゃん〜〜〜〜〜!!!
(-17) rinto 2022/01/19(Wed) 16:45:41

【赤】 灯守り 立春

─ 回想 ─

[お姉ちゃんが私を初めて抱き上げてあやしてくれた日の事を、
当時まだ赤ちゃんだった私は残念ながら全く憶えていない。

後からママに聴いた話によれば、
ほんのちょっとママが傍から離れただけで
この世の終わりのごとく泣き喚いていた私は
お姉ちゃんに抱かれた瞬間
驚くほどぴたりと泣き止んだらしい。>>0:412

ママがお昼ごはんを持って戻ってくるころには
お姉ちゃんの腕の中でそれはもう機嫌よく笑っていて、
小さな手からは想像も付かない信じられないような力で
お姉ちゃんの服をがっちりと握り締めて
なかなか離そうとしなかったそうだ。]


  
ねえね、ねえね。
だっこ。だっこすゆの!



[そう言いながらお姉ちゃんに駆け寄って
よだれまみれの手でお姉ちゃんの服を引っ張っては、
両足に纏わりついて抱っこをせがんでいたのは
おぼろげに憶えている。]
(*14) rinto 2022/01/19(Wed) 21:37:22

【赤】 灯守り 立春



  
ねえね、ねえね。あしょぼ!!
  
まちゅりがおりょーりすゆから、
ねえねはたびるひとね。
まっててね。んしょ、んしょ……

……できたあ!
おまたせしました、ほんじつのめにゅー
わふーはんばーぐとさらだです!



[握り締めて固め(きれていなかっ)た
泥100%の"ハンバーグ"に
庭で搔き集めた草と花と木の実の"サラダ"を
蓮の葉の上に乗せて、
いちばん好きなごはんの再現を試みたり]
(*15) rinto 2022/01/19(Wed) 21:37:30

【赤】 灯守り 立春


  

  ねえね、ねえね。
  きょうはね、おにんぎょであしょぼ!
  まちゅりがままでねえねがぱぱね。
  ねこちゃとわんちゃがこどもだよ。

  おかえりなしゃい、ぱぱ。
  おふろにすゆ? ごはんにすゆ?
  それとも、ねんねすゆ?



[──なんておままごともしたっけ。
眠る前に絵本の読み聞かせを強請ったりもしたな。

差し出すお気に入りの絵本は何冊かあった。
子ウサギが野原でいろんな春を探す絵本や
お料理上手なきつねがおいしいごはんを作る絵本。

その中でも一番のお気に入りだった
街を見守る幸福な王子様とつばめの物語はきっと、
今の私に多大なる影響を与えている。]*
(*16) rinto 2022/01/19(Wed) 21:37:41

【人】 灯守り 立春

[耳元に降り注ぐ、大好きな落ち着いた声。>>62
お姉ちゃんを発見できた喜びで勢い余った妹を
しっかりと抱きとめて背中をさすってくれる、優しい手。

もしも周りに人が居たならなけなしの世間体を多少は気にして
もう少し我慢出来ていたかもしれないけれど、
幸いにも周囲に人の気配はなかったものだから
瞬く間に甘えたがりな子どもの私に戻ってしまった。]


  やっと見つけたぁ……


[背へと回した腕に力を込めて
すっかり安心しきって頬を擦り寄せる。
苦しくなるまで息を吸って
肺をお姉ちゃんの匂いでいっぱいに満たしてから
ぷは、と大きく息を吐いて顔を上げた。]


  へへ。ごめんなさい!
  お姉ちゃんが出てくのが見えたから
  居ても立っても居られなくなって探しに来ちゃった。


[走り回っていた妹を嗜めるような口調で、
それでいて欠片も責める気がないのが伝わってくるから。
まったく反省の色のないごめんなさいを口にして、
向けたのは、高揚してはちきれんばかりの笑顔。]
(105) rinto 2022/01/19(Wed) 21:51:29

【人】 灯守り 立春



  久し振りだね。
  ふふー、会えて嬉しい!!


[頬を撫でてくれる手には表情を綻ばせて、
視線は迷うことなくまっすぐにお姉ちゃんを見つめる。
そこまでは普段のお姉ちゃんと何ら変わりないように見えた。

具合が悪そうに見えたのは思い過ごしだったのかな。
思い過ごしだったなら良かった。
そう思ったのだけれど……]
(106) rinto 2022/01/19(Wed) 21:51:38

【人】 灯守り 立春

[……少し、手が冷たいような。
手を洗ってたから、なのかな。本当にそれだけかな?

なんとなく、どうしても気になってしまって
頬を滑る手に自分の手を重ねた。
お姉ちゃんの身体よりも大事な会合なんてない。]


  ……お姉ちゃん、
  もしかして寒い? 冷えちゃった?

  もししんどくなったら我慢しないでね。
  休ませてもらえるお部屋もあるだろうから……

  
[とは言え向き直って改めて見つめたお姉ちゃんの顔色は
さっき会場で一瞬見かけたときより随分と良いように思えた。

やっぱり私の考えすぎなのかもしれないな、と
姉の心の内には気付かないままに>>63]
(107) rinto 2022/01/19(Wed) 21:51:57

【人】 灯守り 立春



  そろそろ時間かな?
  ううっ、緊張する〜…………!

  ……ね、お姉ちゃん。
  会場に着くまでの間だけで良いから
  手、握ってもらってていい……?


[もし参加しなかったとしてもいざとなれば
何も告げずに置き去りにしてきてしまった黄鶯さんが
私よりも卒なくなんとかしてくれるだろうけれど。
今回は大寒の会合。
来る立春の祭りについての議題が盛り込まれているだろうに、
その立春が不在はまずいだろう。
天乃さんの眉間の皺が海溝になってしまう。

お姉ちゃんに選択を委ねるような尋ね方をしながら
返答は待たずにがっちりと手を握って、
歩みを促すように軽く引いた。]


  お姉ちゃんを探してる間にね、
  お〜っきなお風呂を見つけたんだ!
  あっ、お姉ちゃんはとっくに知ってたかもだけど……!

 
(108) rinto 2022/01/19(Wed) 21:52:09

【人】 灯守り 立春



  橙色の果物がぷかぷか浮いてて
  すっごくいい匂いがしてたの!
  会合が無事に終わったら一緒に行こ!!


[本当はこのまま
逃げ
向かいたい。
でもそういうわけにはいかない。
着付けの関係で今日は難しいと断られてしまったなら
また今度の約束を取り付けながら、会場へと歩く。

お姉ちゃんが同じ円卓に着いていてくれる限り、
どんな難題でも乗り越えられる気がした。]**
(109) rinto 2022/01/19(Wed) 21:53:32
灯守り 立春は、メモを貼った。
(a18) rinto 2022/01/19(Wed) 22:00:28

【人】 灯守り 立春

─ 回想・会合前、葵ちゃんと>>84


  すっごく綺麗……!!
  とっても可愛いし似合ってるよ!

  えっ、わ、私……? 私にも着れるかな?
  葵ちゃんやお姉ちゃんみたいに
  素敵に着こなせるかな……


[正直、前々から着物に憧れはあった。
お忍びで百貨店を訪れる度に、上品な色合いの訪問着や
繊細な花模様の描かれた帯、小さな美術品みたいな帯留めを
眺めては可愛いなあと思っていた。

「リボンを通せば髪飾りにも出来ますよ!」なんて
店員さんの口車に上手く乗せられて、
ただただ可愛かっただけで使いもしないのに誘惑に負けて
買ってしまった帯留めだけが部屋にいくつか眠っている。

着物と帯、それから足袋や草履その他諸々は
一から探し集めないといけないけれど……
葵ちゃんが手伝ってくれるなら百人力だ。
断る理由がない。]
(198) rinto 2022/01/20(Thu) 20:57:09

【人】 灯守り 立春



  ……ほんと? 手伝ってくれる?
  うん、来年は着てみたい!
  葵ちゃんは着付けも出来るんだね。凄いなぁ……!
  

[誰に教わったのかな。
もしかして先代の霜降様かな?

葵ちゃんと普段通りに他愛ない話をしていると、
ここが中央域でこれから会合が始まるんだってことを
うっかり忘れてしまいそうなくらいに緊張が解けていく。]


  そうだね! パーティーがあるんだよね。
  葵ちゃんは何が食べたい?
  私はね────……


[きっと円卓に着けばどうしたって畏まってしまう。
だから今だけは、少し肩の力を抜いて]*
(199) rinto 2022/01/20(Thu) 20:57:15

【赤】 灯守り 立春


 「──やぁ。ふむふむ、成る程成る程。
  君が紫明の話していた蛍さんだね。
  僕は"立春"の灯守り、蘭花。
  蘭の花と書いて蘭花。以後お見知りおきを。

  あはは! そう畏まらなくて良いよ、葵ちゃん。
  こんなに愛らしいお嬢さんなら大歓迎さ。

  甘い物は好きかい?
  ちょうど椿餅を作ったところでね、
  君さえ良ければ是非とも味見して
  忌憚のない感想を聴かせて欲しい。

  うん? 紫明の分? 
ないよ、そんなの。

  僕は料理は可愛い子の為にしかしないって決めてるんだ。

  僕の作るお菓子がどうしても食べたければ
  可愛らしく生まれ変わって出直してきてくれたまえ?」

 
(*38) rinto 2022/01/20(Thu) 21:18:35

【赤】 灯守り 立春


[蘭の花びらのように滑らかな白い肌。
目鼻立ちのはっきりした華やかな美人。
涼やかな空色の髪は短く切り揃えられていて
一見して性別がどちらかはわからない。

春の陽射しを閉じ込めたような明るい色の瞳が、
挨拶に訪ねてきた少女を柔らかく見つめただろう。

自分が食べるより作って食べさせる方が好きで、
自分が喋るより話を聴く方が好き。
いつでも穏やかな笑みを絶やさない、とても優しい人だった。]

 
(*39) rinto 2022/01/20(Thu) 21:18:43

【赤】 灯守り 立春


[私が師匠から立春を継承したのは
雪が徐々に解けて日々大地が目覚めゆく啓蟄の頃だった。

その年の立春の大役を終えた後、
祝福を受けた生命が活き活きと芽吹いていくのと相反して
師匠は──蘭花様は、目に見えて衰弱していった。

雨水の季節が終わる頃にはもう
身を起こすことも難しくなっていて、
黄鶯さんが付きっきりでお世話をしていた。
師匠の傍から離れたがらない私を引き剥がすように、
氷魚さんが私を連れて日々の業務を代行していた。

自分の弱っている姿を他の灯守りたちに見せたくない、と
師匠は最期まで頑なに元気な振りをしていたから
余程注意深く見ていなければ、師匠が弱っていたのは
亡くなる直前までわからなかっただろうと思う。

親しかったご友人の皆様や
近しく親交も深かった春の統治域を持つ皆様にさえ
「それじゃ、僕は念願叶って山奥に楽隠居するから
 愛弟子をよろしく頼んだよ☆」

なんていつもの調子で別れてから床に臥せられた。
報せが遅くなってしまったのは、
それが師匠の遺言だったからでもあった。]

 
(*40) rinto 2022/01/20(Thu) 21:18:59

【赤】 灯守り 立春


 「そんなに悲しそうな顔をしないでおくれ、東風はるかぜちゃん。
  僕はもう十二分に生きた。
  そろそろ休みたいな、って、思っていたんだ。

  ……以前話した話、憶えているかな。

  僕らが司るのは"立春"、すべての始まりの暦……
  長く厳しい冬を越えて暖かな春を迎える
  希望を象徴する季節でもある。

  人が心折れてしまうのは希望を失くしたときだ。
  だからね、君は俯かないで。顔を上げて、前を向いて。
  どんなに辛いことがあっても笑顔を忘れないで。

  これからは、君自身が
  此処に住まう人々の希望になれるように。
  僕はいつだって君を見守っているよ。」

 
(*41) rinto 2022/01/20(Thu) 21:20:01

【赤】 灯守り 立春


[そう言い遺して去っていった師匠の手前、
どんなに悲しくても、辛くても、淋しくても
少しでも気を抜くと泣いてしまいそうでも、
人前で泣くことだけは絶対に出来なかった。

だから、

何も言わずに葵ちゃんがただ私を抱きしめてくれた時に
それまで押し込めていた感情がぐちゃぐちゃに溢れ出て、

両目を酷く腫らしてしまったあの日の思い出は
二人だけの秘密にしておいて。]*
 
(*42) rinto 2022/01/20(Thu) 21:20:11
灯守り 立春は、メモを貼った。
(a41) rinto 2022/01/20(Thu) 22:25:33