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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


到着:春分初候 雀始巣

【人】 春分初候 雀始巣


  麗らかな陽気は、あの方にどこか似ている。

  穏やかで長閑な、春。
  それはわたしにはとてもあたたかくて、
  すこし、まぶしい。*
 
(157) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:11:35

【人】 春分初候 雀始巣


[ 春分初候、雀始巣。
 かような肩書きを背負わされて久しいが、
 “蛍”として公に事をなすことは少ない。

 一応、一応いくらか手伝うことはあるけれど
 いかんせんわたしの「能力」は勝手が悪い。
 有り体に言えば、向いてない、のだと思う。

 ゆえ、“蛍”としてのわたしよりも
 『陽だまり』を手伝う無口な給仕――
 その姿の方が、きっと広く知られているのだろう。

 『陽だまり』営業日の多くにおいて
 インテリアの顔をして置かれているランタンが
 実はフロアを動き回る蛍の灯であることは
 知る人ぞ知る(特別隠してはいない)秘密。

 ネモフィラを思わせる青紫。
 そう表すれば春めいて見えるかもしれないが、
 ともすれば、不釣り合いな冬の色。
 見るものの記憶には、残りやすいのかもしれない。 ]
 
(158) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:18:17

【人】 春分初候 雀始巣


―― 或る昼下がり、春分域
 

[ ぱたりと本を閉じた。

 休みには外に出て、春分域の様子を眺めながら
 訳もなくのんびり過ごすことが多い。
 今日のお供は、持ち出してきた料理の本。
 メニューの考案なら力になれるだろうかと――
 思えども、あまり成果は芳しくないのが常。 ]

  …… ぁ、

[ 一段落して、息をつき
 そろそろ戻ろうかと荷物をまとめるうち
 ふ、と 視界の端に違和が映った。

 公園の生け垣の外、歩道を往く人々
 ―― その上、住宅のベランダから
 置かれていた鉢植えが今にも落ちて、 ]

  ―― っ、
 
(159) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:18:26

【人】 春分初候 雀始巣


[ がしゃん、と割れる音。
 通り過ぎた直後に落ちた残骸を目にして
 青ざめた目と目が合った。

 慌てて、頭を下げて、
 傍らに置いてあったランタンを引っ掴んで
 その場を後にする。

 正体を隠す気なんてないけど
 ただ、言葉を交わしたくなかった。
 身体を動かすには厳しい目眩反動
 構っているような暇などなく、

 ただ、

 いくら血縁があるとはいえ
 勝手な都合で送り込まれた他人にすぎぬわたしにも
 とても、とても良くしてくれるのだから
 春分さまは本当にお優しいひとだ。

 だから、 ]
 
(160) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:18:31

【人】 春分初候 雀始巣



 
( …… 怒られるかな、 )


[ そう、遠く思い馳せる、だけ。 *]
 
(161) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:18:39

【人】 春分初候 雀始巣


―― そして、今
 

  …… ええ、寒いですね

  会場は寒くはないでしょうが
  堪える季節ですから、
  あたたかい格好をなさってください

[ これになさいますか? と
 色とりどりのショールを代わる代わる。
 春分さまは
(わたしと違って)

 人々との交流がお好きな方ですから、
 楽しみと語る様子を見れば>>54
 よかったですね、と自然、口元がゆるく笑み

 あなたは?と問われるかのようにされて
 へ、と気の抜けた声が出た。
 え、あの、わたしも行くんです?
 春分さまの意向とあらばもちろんお供いたしますが。 ]
 
(169) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:57:24

【人】 春分初候 雀始巣


[ 自分の格好は、店にいる時とそう変わらない。
 エプロンもヘッドドレスもないだけで
 シンプルな暗色のロングワンピース。

 どう見ても従者というやつである。 ]

  会合が終われば自由に過ごせますし
  春分さまなら、
  お会いしたい方の一人や二人や三人は
  いらっしゃることでしょう

  せっかくの機会、
  お邪魔しないようにいたしますので
  どうぞお楽しみください。

  もし何かありましたら
  いつでもお呼び・・・いただければ、

  …… すぐに参りますので。

[ そう、口にして ひとつ頭を下げて
 他の灯守りや蛍の方々にご挨拶するのであれば
 付き従うなり離れて時間を潰すなりいたします。
 
遠慮なくやってください。お願いします
]
 
(170) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:57:28

【人】 春分初候 雀始巣


[ かくして訪れた会場は
 既に多くの人が揃いつつあるようであった。

 ――とはいえ。 ]

  春分初候、雀始巣――
  “雀”で構いません、が

  呼び方は、どうぞお好きなように

[ 初対面であるなら。
 その口上は、今も、過去も、誰に対しても
 いつ何処であれど、変わらない。 **]
 
(171) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:57:30
春分初候 雀始巣は、メモを貼った。
(a43) kasasagi 2022/01/17(Mon) 0:58:42

【独】 春分初候 雀始巣

/*
春分さま……本日もお麗しゅう…………

遅ればせながらよろしくお願い致します。
素敵な世界の片隅にちょこりとお邪魔する蛍です
(-105) kasasagi 2022/01/17(Mon) 22:45:00

【人】 春分初候 雀始巣


―― 幕間
  

[ わたしがそうであるように、
 わたしが生まれ育った実家は、春とは少し遠い色。

 わたしが生まれる前の過去など
 わたしは知らないし、詮索する気もないけれど
 そんな家系からしてみれば、
 あの方が異端にあたるのであろうということは
 それはもう容易に想像できる。

 ゆえに、監視する者を必要とした。
 そうして選ばれたのが  わたし――

 ――… それは本当に真実だろうか?

 わたしはかの人のように素晴らしい存在ではない、
 だから、きっとこの推論は、自分なんかとあの方を
 同列に扱ってしまうようで、失礼にあたるのだけど

 本当は、厄介払いだったのではないか? ]
 
(342) kasasagi 2022/01/17(Mon) 23:07:19

【人】 春分初候 雀始巣


[ だって ほら、

 
(少なくとも、あの家で求められるような)


 ―― わたしには きっと、才能がない。 *]
 
(343) kasasagi 2022/01/17(Mon) 23:07:32

【人】 春分初候 雀始巣


―― 現在、会場にて
  

[ よろしくお願い致します、と>>77
 中央の職員に挨拶をされれば、無言のまま一礼を。
 この蛍の言葉数が少ないのは
 初対面でなければおそらく既知のことだろう。

 軽いやりとりに労いの言葉>>329
 われらが春分さまはやはりお優しい……
 思えども表情には出しませんよ? ええ。 ]

  そうですね、これから会合も控えておりますし
  ご馳走を楽しむのはあとの方が――

  なるほど
  あたたまりそうで、いいですね

  わたしもそれをいただきます。

[ 勧めていただくままに同じものをいただき
 ほっと一息。生姜のぽかぽかする風味に加えて
 きのこの味わいがやさしくて、
 おいしい、と知らず言葉がこぼれるでしょう ]
 
(346) kasasagi 2022/01/17(Mon) 23:11:25

【人】 春分初候 雀始巣



  …… ごちそうさまでした

  それでは、
  わたしは少しここを見て回りますね

  また後ほど、―― 会が始まる頃に。

[ 思うところとしては先の言葉の通り>>170
 わたしは春分さまのお邪魔をしたくはありませんので、
 と、意図は行き違うというか、何というか。
 何にせよ、しばし行動は別となるでしょう。

 ……はて、どこへ行ったものか **]
 
(347) kasasagi 2022/01/17(Mon) 23:11:27
春分初候 雀始巣は、メモを貼った。
(a71) kasasagi 2022/01/17(Mon) 23:13:24

【人】 春分初候 雀始巣


[ こうして会合へと足を運ぶのは初めてではない。
 なんだかんだといって、
 春分さまはこういう時、よくわたしを共にする。

( ……気遣いなのかもしれないと、
  自惚れにも似た推測を浮かべることがある )


 主を通した顔見知りはきっと少なくなく、
 顔を合わせれば挨拶をすることはあっただろう。
 今もきっと、同じように。

 さて、たとえば今みたいに、
 付き従うことをやめて一人になった瞬間は

 あたたかい紅茶でも手に、
 庭を眺めて風景の一部となるに限るのだけれど―― ]
 
(514) kasasagi 2022/01/18(Tue) 23:08:11

【人】 春分初候 雀始巣


[ 首尾よくあたたかい紅茶を手にしたところで、
 かけられた声に振り返った。>>506

 顔見知りばかり多いこの立場にあって、
 比較的、慣れているそのひとを見れば
 カップを傾けないように首から上で会釈をば ]

  こんにちは

  ええ、今回は――今回も?

[ ゆるりと首を傾げる。
 統治域が隣同士であり、互い主の性質も相まって
 彼女と顔を合わせることは少なくない……と思う。

 ゆえ、纏う雰囲気は常より少しやわらかい *]
 
(515) kasasagi 2022/01/18(Tue) 23:08:26
春分初候 雀始巣は、メモを貼った。
(a97) kasasagi 2022/01/18(Tue) 23:10:08

【独】 春分初候 雀始巣

/*
ぴえ……(※通常営業)
(-186) kasasagi 2022/01/18(Tue) 23:56:37