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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


【人】 灯守り 芒種

[ 解くと結び直せない帯を気休め程度に緩め終えても
  戻るのが億劫で鏡の前でぼんやり指先を水で濡らしていた。
  意味のない水遊び。
  常々鬱陶しがっている水の音に今は
  気を落ち着かせる意味を求めているのだから可笑しな話だ。

  そろそろ戻らなくては。
  欠席すれば後々口煩く言われるのは目に見えている。
  それだけならいつものことと割り切ってもいいけれど…
  きっとあの子に心配されてしまう。

  >>0:507最初は幻聴でも聞いたかと思った。
  けれど呼ぶ声は次第に近くなってきて
  >>0:508ほら、すぐうしろに。

  なんて考え方をしたら怪談みたいだなぁ、と
  思ってしまったのが少し可笑しくて、笑顔を作れた。
  こんなに慕ってくれる子を嫌う理由はない。
  追い掛けてくれなくなれば寂しく感じるくせに
  贅沢な話だ、気が重い、だなんて。 ]
(61) yahiro 2022/01/19(Wed) 15:48:37

【人】 灯守り 芒種

[ >>0:509飛びついてきた大きく育ったからだを
  慌てもせずに振り返り、抱き留める。
  受け止めきれずに転ぶには場所がよろしくないので
  保険に、洗面台に腰を凭れておいた。

  あの頃よりは色素の落ち着いた髪が
  ふわりと鼻先をくすぐって
  今はもう名残もないはずの赤子の甘い香りを
  思い出し、無条件に頬が緩む。

  きらいでは、ないのだ。
  いとおしくおもう。

  それだけならいいのに。
  それだけでないからややこしい。 ]


  あら、あら。どうしたの?お転婆さん。


[ 若い女性の、赤子とは違う、甘い肌の匂い。
  髪に鼻を埋めてひとつ深い呼吸をして
  観念すれば抱き留めた腕でそっと抱きしめ返して
  背中をあやすように摩ってやった ]
(62) yahiro 2022/01/19(Wed) 15:49:32

【人】 灯守り 芒種


 息が弾んでいる。
 走ってきたでしょう?いけないこね。
 ……探しにきてくれたの?


[ これっぽっちも責める気のない甘ったるい猫なで声で
  甘やかすように指摘して
  抱きしめた腕を緩め、顔を覗き込む。

  頬を撫でて、視線を交えて、うっとりと目を細めた。
  愛されるべきいとしい子。
  大切にしたいだいじな子。
  ひさしぶりね、とわたしが向けた笑顔は
  彼女の母に教わった慈しみと同じには出来ずとも
  似た何かをうまく込められているだろうか。

  きらいなわけじゃない。
  上手くあいしたいとおもう。

  散々冷やした手のひらに汗がにじむ。
  わたしは何をやっても不器用で
  うまく出来ると思えなくて、いつだって怖い。

  いっそひと思いに嫌われてしまえば、楽になれるのに。
  あなたに幻滅されることが。
  嫌われることが、いつも、怖くて、怯えている。 **]
(63) yahiro 2022/01/19(Wed) 15:50:38
灯守り 芒種は、メモを貼った。
(a35) yahiro 2022/01/20(Thu) 14:59:36