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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


到着:灯守り 大雪

【人】 灯守り 大雪


 ぐらりと操っていた人形は身を崩し、
 糸が切れた様にぱたりとそこに倒れる。
 先ほどまでの生き生きしていた姿が嘘の様に。

 倒れ伏した人形を拾い上げ、怪訝そうに見回し。


  「 ……誰? 私の人形に悪戯したの…… 」


 それとも最近こき使い過ぎたかな、と──
 はらわた、否、中綿の弾けた様子に
 ため息をひとつ吐きまして。
 
(31) uiro 2022/01/15(Sat) 22:07:50

【人】 灯守り 大雪



  「 会合に行って犯人でも探す……?
    いいいや、出ていくのは面倒、だけれど、
    でもでも会合くらいは行けって……
    最近サボってるから……うううん……

    ……この子じゃない子を遣わそうとも
    他の子も手一杯だし…… 」


 この区域の景色は常に白く、雪の止まぬ日は無い。
 一面の溢れんばかりの白に包まれた、大雪の統治域にて。

 滅多に屋敷から出ようとしない、その姿も
 碌に他人に見せる事もない彼女は今、
 如何に会合をサボるかに頭を悩ませていた。*

 
(32) uiro 2022/01/15(Sat) 22:18:17
灯守り 大雪は、メモを貼った。
(a5) uiro 2022/01/15(Sat) 22:31:11

【人】 灯守り 大雪


  

── 誰に逢うのが厭ということはないのだけれど。
わたしが直接出向いたとて、歓迎されるか、
……というよりは、畏れられることが多かろうから。

操るちからがあることを快く思わぬは道理。
自分に危害を加えなくとも、だ。
だから、私の領地では、ぬいぐるみが統治していると、
そんな誤解をされているというのも可笑しくない。

わたしは滅多に姿を顕さないのだから。
その理由を正しく知る人は、そう多くはなかろう。


(366) uiro 2022/01/18(Tue) 0:45:18

【人】 灯守り 大雪

 



先代より継いで幾星霜。
次代のことはまだ考えなくて良いにしろ。
ここからどうなるかを考えることを放棄して、
ずっと停滞した人形遊びをしている。


   私は、── 灯守りになりたかった訳ではなく、
        それにしか、 なれなかった のだ。


 
 
(367) uiro 2022/01/18(Tue) 0:49:07

【人】 灯守り 大雪



 そんなアンニュイな心持ちが有ろうが、
 まあお呼び出しには逆らえないんだなあ。



── 会場 ──

 前回までのあらすじ。
 いつも使っていた身代わり用のぬいぐるみが壊れた。
 ので、誠に遺憾ながら私が直々に出向くことになった。

 この時期だからか、自分と領域の近い、
 冬の面々もちらほらと見かけただろうか。
 もしかしてぬいぐるみしか見た事のない方は、
 私を見て、誰だろうと思ったりもするやも知れない。

 
(374) uiro 2022/01/18(Tue) 1:03:35

【人】 灯守り 大雪



 会場を居心地悪げに見渡し、息を吐く。
 普段の運動不足が祟ったわけではない、……多分。

 入り口間際の隅にて、へたりと座り込み、
 もう帰って良い?と言わんばかりの表情は
 浮かべているのやも知れないが。

 やっぱり時代はリモートだと思うんだよ。**

 
(375) uiro 2022/01/18(Tue) 1:07:40
灯守り 大雪は、メモを貼った。
(a75) uiro 2022/01/18(Tue) 1:10:05

【人】 灯守り 大雪



 ぐるーりと、ゆるく会場を見回して。
 前にこの姿でここに来たのははて、いつだったか。

 勿論ぬいぐるみの姿であったとしても、私は私、
 どのような顔触れがあるか、此方はわかるが。
 向こう側としては、いつも居るぬいぐるみが
 居ないなー、くらいのことは思うやも知れない。

 ちらりと視界に入ったのは、お隣さん──冬至の操る
 可愛らしい雪うさぎさんだけれども。
 何かを操るもの同士、改良>>445に手を貸した様な
 そんなこともあったやも。

 今ばかりはすこうし、私にもそれを貸して欲しい、
 などとうっかり口走ってしまいそうでもあるが。
 
 
(458) uiro 2022/01/18(Tue) 18:35:27

【人】 灯守り 大雪



 ……他人に会いたくないわけではないのだが、
 どうにもぬいぐるみ越しに会わないでいると
 何だかばつが悪い様な、という── 不慣れ。


 兎角、私の視線に気付かれたのなら
 困った様な笑みを浮かべるのだけど。

 小満にも見付けられていたと知ったらば>>456
 うわあん存在がバレてる、と
 いつものサイズより2回りほど小さいぬいぐるみで
 そっと顔を隠そうとするだろう。*
 
 
(459) uiro 2022/01/18(Tue) 18:46:20
灯守り 大雪は、メモを貼った。
(a88) uiro 2022/01/18(Tue) 18:57:08

【人】 灯守り 大雪


── いつかの回想>>475 ──


 「 え? 」
 「 ああ うん、人形……好き、だけど 」


 いつかの折。小雪より大雪への移り変わり。
 鍵を受け取りはい終わり、だと思ったら問われた言葉に
 ぬいぐるみの手は困った様に空を彷徨った。

 先代は普通の、少しばかり好事家のきらいのある、
 ……それでもなんの変哲も無い人間ではあったから。
 代変わりは知られど、急に人間が来なくなったなら
 奇妙な様に思われるのも、道理で。 


 「 ……あなたは、人形、お好き? 」


 言外に、この姿が不愉快でないだろうかと、
 そんな不安を含ませた言葉をそっと、返して*
 
(496) uiro 2022/01/18(Tue) 21:06:00

【人】 灯守り 大雪


── 以前の会合>>488 ──

 いつもだったら私じゃなくてぬいぐるみが
 この会合には出向いていたし、
 人影に混じって肩を並べるぬいぐるみはきっと、
 たいそう目立つ存在ではあっただろう。

 だから、私が大雪であると知らなかったり、……
 いや知っていても構いに来る人は居るが。
 ともかく。ぬいぐるみの姿の私は
 とてもよく撫でられたりふわふわされた記憶がある。


  『 わあ 』
  『 ……きみは、……? 』


 彼女もその撫でてきたうちの1人だった>>488
 心なしか不安が滲む表情を、ボタンの瞳はじっと
 目に留めていて。
 ……別段、危害を加えられた訳ではないし、と。
 しばらくは撫でられるがまま居ただろう。*
 
(498) uiro 2022/01/18(Tue) 21:21:07