「不破に同意する。秘密なんて他人の手でひけらかされるものではないだろう。
　だからって不参加の択をとるわけじゃあないけど、勝手な話だ」

場の空気を慮った彼とは違い、青年はすっぱりとレクリエーションの意義を切り捨てた。
嫌がっているふうな顔ではなかったが、自分には関係のないもののような表情だ。
壁際のベンチにとっとと座ると、上着の裾を合わせて文庫本を開く。

「読みかけの本があるんだ。
　ウィンタースポーツに赴くのは書評が終わってからでいいか」

名前：蛇神 阿門（へびがみ あもん）
年齢：18
学校名/学年：唄種高校/3年
委員会、部活等：文芸部

ひとこと:
「頭数として揃えられたからには参加はするが、
　一応言っておくならば、やっぱりこれは趣味が悪い」