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人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【秘】 調律 水銀 莉桜 → 2年 夜川 鷗助

「──うん。
 また、あとでね──」

しばらく、ぽつんと立ち尽くして。
その背を見送って。

「──だいじょうぶ、だよ。
 あたし、は」


小さな呟きが夜明けに溶けて、
──朝が来る。
(-0) Rindo17 2022/01/29(Sat) 21:00:04

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

少女は、それを拒まない。
あなたの指が、頬に触れる。
ほのかな体温を感じる、柔らかな感触。
それはまるで、

「──よく、できてる、でしょ」

まるで、人間に、しか。

少女は微笑んでいた。
すべてを諦めたかのように笑っていた。

「あたしはね」

「──生体アンドロイド。
 ヒトと同じように考えて、
 ヒトと同じようにごはんを食べて、
 ヒトと同じように暮らす模造品。

 生体部品の定期的な換装で以て、
 “ヒトと共に成長する”──
 それが本当に可能なのかどうか。
 それを確かめるための、テスト・サンプル。

 温度も味覚も解析された数値の羅列。
 触覚はセンサーの微細反応。
 汗もかかないし涙もでない。
 人形遊びの紛い物」
(-3) Rindo17 2022/01/29(Sat) 21:10:30

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花


笑っていた。
笑っていたのに、

「信じられないよね、早乙女さん。
 ばかみたいだよね、──わかるよ」


「──ごめんね、──にんげんじゃ、なくて──」


どうして。
こんなに、泣きそうなのだろう。
(-4) Rindo17 2022/01/29(Sat) 21:10:49

【人】 調律 水銀 莉桜

「え?

 ──は、えと、」

困惑を隠しきれません。
無理もない話でしょう。
とはいえ、冗談とも思えないのです。
(1) Rindo17 2022/01/29(Sat) 21:52:55

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「生体、アンドロイド……」

触れた頬の感触と体温。
普通の人間と全く見分けがつかない。
ぺた、ぺた。


「にわかには信じがたいけれど……」

対するこちらは真顔のまま。
その手はやがて、肩へと下がっていき───
さわ、さわ。


「…………ふむ」

そのまま、あなたの胸に触れようとしていた。
(-13) 雪野 2022/01/29(Sat) 22:05:50

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

諦めたように、笑顔を張り付けていた。
もうあなたが何をしようと抵抗しない。
文字通り、糸の切れた人形のように──

ぺた、ぺた……

さわ、さわ……

ふに、ふに……


「────」


「──あ、あの、早乙女さん?」

泣きそうな顔も吹き飛んだ。
ものすごい困惑したようすであなたを見つめている。
浴衣越しとはいえ、肌の感触はほぼ人間そのもの。
ぺったんこだが。
(-15) Rindo17 2022/01/29(Sat) 22:14:51

【人】 調律 水銀 莉桜

「──冗談じゃ、ないん、だ」

口許に手をあてて。
理解の及ばぬ現実が、確かにそこにあります。
もっと理解の及ばぬものの手によって、
ここに暴きだされたのです。

「──やだ、」


小さく、呟きました。
(12) Rindo17 2022/01/29(Sat) 22:37:52

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「───はっ」

ひとしきり感触を確認したところで、その様子に気付いて手を離した。
離した後も、しばらく空中をわきわきしている。

「ごめんなさい、あまりにも興味深かったものだから。
 許可も無く胸を触るのは失礼だったわね」

そこは素直に謝罪してから、あなたに向き直って。

「けれど、どうしてあなたが謝るの?
 あなたは何も悪い事なんてしていないわ」
(-19) 雪野 2022/01/29(Sat) 22:42:26

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「い、いやっ。
 それは構わない、けれど──」

わきわきし続ける手を見つめて、
まだ困惑というか、色々と処理しきれていない様子。

「どうして、って。
 ──だって、あたし、人じゃないんだよ。
 ヒトのマネした、ニセモノなんだよ。

 ──きもちわるく、ないの?」
(-22) Rindo17 2022/01/29(Sat) 23:26:14
水銀 莉桜は、偉智 要に撫でられても、狼狽えなかった。その余裕さえ、今はなかった。
(a8) Rindo17 2022/01/29(Sat) 23:30:15

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「驚きはしたわ。
 まさか、ここまで精巧なアンドロイドを作る技術が実現していたなんて……とか、
 食事はしていたけれど排泄はどうしてるのかしら……とか、
 嫌悪どころか興味が募るばかりよ」

やや早口になっている辺り、興奮しているらしい。
放っておいたら全身くまなく調べ上げられそうな勢いだ。
       
ニセモノ

「……けれど、偽物という言い方は同意しかねるわね。
 水銀 莉桜という実在の人物を模して造られたならともかく、
 あなたが水銀さんであるという事実に変わりはないでしょう?」

さも当然の事のように、さらりと言ってのける。
(-33) 雪野 2022/01/29(Sat) 23:54:12

【人】 調律 水銀 莉桜

「──」

心ここにあらずといった様子。
ぼんやりとした調子で、
無言でごはんを食べ進めています。
(35) Rindo17 2022/01/29(Sat) 23:59:14

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──ぅ、」

捲し立てるような様子に、
多少たじろいだ。
見てとれるものは、怯え。
感情表現は、限りなく人間に近い。

「──き、機密事項だから、
 全部は答えられないし、こ、公表もされてない。
 混乱を招くのは、──見えてるから。
 ただ、──人の生活に溶け込めるように、
 いろいろ、再現は──されてる──」


だからこそ、体温調整機能の欠落と、
呼吸の欠如がいやでも目立つ。
とはいえ、確かに、
集団のなかで平凡を装うには、無くても構わない機能だ。

「──それは、そう、かも、だけど。
 でも、──水銀莉桜に、経歴はない。
 過去も、思い出も。
 ──あたしが社会実験に投入されたの、高校からだから」

「──人間のニセモノには、変わりは、ないよ」
(-40) Rindo17 2022/01/30(Sun) 0:06:43

【人】 調律 水銀 莉桜

「あ、あはは」

乾いた苦笑い。
……ゆっくりお風呂に浸かりたい気分です。
でも今日はもう水着の人もいるわけだし。
混浴風呂と女湯が別とはいえ、
なんだか賑やかになってしまいそうです。

夜中にでも入ろうかなあ、なんて考えています。
(37) Rindo17 2022/01/30(Sun) 0:32:09
水銀 莉桜は、集団幻覚を見ていた。
(a23) Rindo17 2022/01/30(Sun) 0:42:29

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「それはそうよね。
 下手をすれば悪用されかねない技術だもの」

咲花にあるのは興味だけなので、
そういった難しい話は全くどうでも良いのだけれど。

「そんな物、これから作ればいいじゃない。
 少なくとも今のは私達と……人間と同じ体験をしてるのだから。
 真似事だとしても、ここであなたが見て感じたものは、
 紛れもなくあなた自身の思い出になるわ」

───要するに。

「あなたが人間かアンドロイドか、なんて
 私にとって些細な問題でしかないのよ」

むにむに。
今度はあなたの頬を軽くつまんでいる。
(-56) 雪野 2022/01/30(Sun) 0:50:06

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「  早乙女さん──」

翡翠の硝子玉があなたを映す。
驚いているのかもしれない。
こんなにもあっさりと、異質が受け入れられたことに。

少なくとも。
水銀莉桜という機体が有する感情表現や思考能力は、
非常に高いレベルで完成されている。
もはやそれは、心を有する域に到達している。
だからこそ、こんなに悩んでいた。

──ほんの少し、体のつくりが違うだけ。
その見方を、少女は認識した。
認識、しつつ。

「と、ところで、あの──
 触覚はあるから、くすぐったいんだけど──」


申し訳なさそうに恥ずかしそうに、呟いた。
(-57) Rindo17 2022/01/30(Sun) 0:58:13

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「私とあなた、どちらがより人間らしい感情を有しているかと訊かれたら……10人中10人があなたを選ぶと思うわ」

くすくすと冗談めかして笑う。
ころころ表情が変わるので、見ていて飽きない。
張り詰めかけた空気が僅かに弛緩したところで───

(-62) 雪野 2022/01/30(Sun) 1:05:40

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「……へぇ、それは良い事を聞いたわ?」

にたぁ。

薄く微笑んでいた口元が三日月の形に歪んだ。
指先が気持ち悪い動きをしながらあなたに迫る……!
(-63) 雪野 2022/01/30(Sun) 1:08:13

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──そんなことない。
 早乙女さんだって、あたしのために
 言葉を尽くしてくれる優しさがある。
 ──ありがとう」

つられるように、淡く微笑む。
無論のこと、まだ自分自身の内では受け止めきれていない。
けれど、ひょっとすると、
自分が考えていたより、
人々は柔軟で、自由なのかもしれない。
そんな風に思考して、

(-66) Rindo17 2022/01/30(Sun) 1:17:30

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──さ、早乙女さん?」

ちょっと自由すぎるかもしれません。

いくらなんでも少したじろいだ。
きっちり着こんだ浴衣の裾が揺れる。
(-68) Rindo17 2022/01/30(Sun) 1:19:12

【人】 調律 水銀 莉桜

「水着は脱がないよね、
 さすがにそうだよね──」


ややヒきながら、
ちらりと氷室さんに目配せしました。
穏やかお風呂同盟、今夜もゆっくりできるといいなあ。
(40) Rindo17 2022/01/30(Sun) 1:27:16

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「私は私自身の欲求に素直なだけよ。
 そして今は、あなたがどのくらいくすぐりに弱いのかという事に大きな興味を抱いているわ」

とはいえ、あなたより小柄なインドア派の少女。
人並みの腕力があれば引き剥がすのは容易いことだ。
逆に言えば───
ここで抵抗しなければ、満足するまでくすぐられる。
(-76) 雪野 2022/01/30(Sun) 1:49:52

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「たっ──耐久値は高めだけど
 そもそもそんなに触れられたことないというか、
 あの、えっ、さ、早乙女さーーーーん!?」


あわわわ。
力はそれなりだが、さすがに機械の体躯。
引き剥がすのは容易とはいえ、
力加減を誤って傷付けることを恐れている。

つまり、抵抗しようにもできない。
あーあ。
(-94) Rindo17 2022/01/30(Sun) 8:43:45
水銀 莉桜は、氷室 凛乃の微笑みに安心感を覚えた。
(a28) Rindo17 2022/01/30(Sun) 8:46:24

【人】 調律 水銀 莉桜

「あ、あたしもお風呂は
 静かにゆっくり入りたいというか。
 
監督員も居ないから
何か
あったらまずいというか


わたわたしています。
それから、早乙女さんと彗さんの視線をたどって、
あー。と一瞬納得して、

慌ててぶんぶん首を振りました。
(50) Rindo17 2022/01/30(Sun) 8:50:55

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「大丈夫……痛くしないから、ね」

こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ...


首筋や脇腹、掌、果ては太腿といった
人間がくすぐりに弱いであろうポイントを
執拗に指でまさぐっていく。

こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ...


あなたの反応を確かめるように、
目線だけはずっとあなたの顔へ向けたまま。
(-99) 雪野 2022/01/30(Sun) 9:34:12

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「い、痛くされたら
 とっても困っちゃうというかぁ、
 やめ、ちょっ、早乙女さ──」


こちょこちょこちょこちょ……。


あなたの指先に伝わる感触は、
まさしく人間の肌そのもの。
違和感といえば、丁寧に触っていればやっと分かる程度の、
“あまりにもきれいすぎる”ということくらい。

そして莉桜自身もまた、
まるで人間のように身体をくねらせて
与えられるくすぐったさから逃れようとしている。
笑みが零れることはない。
そこの複雑な感覚の結び付けはできていないようだが、
十二分に見事な触覚の再現といえるだろう。
反応も表情もあなたの欲望を満たすには十分かもしれない。
(-126) Rindo17 2022/01/30(Sun) 14:31:17

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「ふぅ……堪能したわ」
ツヤツヤ
>

数分後、ようやくあなたは解放される。
くすぐる以上の事はせず、もしこの光景を第三者に見られていても、女の子同士がじゃれついているようにしか見えないだろう。

「あなた、やっぱりとっても面白いわ。
 先んじてあなたの秘密を知ることができて良かった」

もしも狼の手で衆目に晒されていたら、こうはならなかった。
今後そうなる可能性を消すことは咲花にはできないけれど、
少なくとも……それまでは二人だけの秘密に留めたい。

「もちろん、水銀さんが私を信用できないと思うなら、
 今ここでどうにでもしてくれて構わないわ」

両腕を拡げて無抵抗を示す。
あなたと同じ浴衣姿の、あなたと違って非力な丸腰だ。
(-140) 雪野 2022/01/30(Sun) 16:16:16

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「そ、それは──よかった──。
 な、なぜか、運動後のステータスになってるし──」


ぐったり。
息を切らすことがないとはいえ、
疲労感は、少なくともそれを模したものは
起動しているらしい。

「──、  あたしにとっても──
 最初に知られたのが早乙女さんで、
 よかった──のかな」

その反応は、予測とはずいぶん違ったけど。

「ど、どうにでもって。
 あたしは、秘密をばらさないでいてくれるなら。
 ──ああ、でも」

「あ、
 
──あたしも、触ってみて、いい、かな。
 人のこと、あまり、触れたことが、なくて
(-176) Rindo17 2022/01/30(Sun) 19:46:56

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「ええ、構わないわ。私もそうしたのだから、
 あなたの気の済むまで触れていいのよ」

両腕を広げたまま受け入れ態勢。
どこへ触れても反応こそすれ抵抗はしない。

「……あ、服は脱いだ方がいいかしら?」

恐らく冗談のつもり。
(-179) 雪野 2022/01/30(Sun) 19:59:56

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「服はそのままで!!」


そこは力強かった。

「あ、えと、それじゃあ、うー、
 ──し、失礼します」

おずおずと手が伸びて、
あなたの頬に触れようとする。
ふにふに。さわさわ。

先ほどのあなたのように、
反応を楽しむため、ではなく。
事実その物質がどのような性質を有していて、
それにより人間はどんな反応をするのか。
じいっと観察しながら触れていく。
(-180) Rindo17 2022/01/30(Sun) 20:03:24

【人】 調律 水銀 莉桜

「ゲ、ゲーミングパソコンは、グラ──
 ──ええと、性能がいいやつだよね。
 処理能力がすごいから、
 重──複雑なゲームでも
 サクサクできちゃうやつ」

「なんで光るのかは分からないけど──」
(84) Rindo17 2022/01/30(Sun) 20:38:08