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人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【独】 3年 偉智 要

覚えているからこそ、今の僕があるんだよ。


じゃなきゃ、凍えてたのかな。
(-42) 2022/02/05(Sat) 20:51:39

【人】 3年 偉智 要

>>82 堂本 山田

「…?
ダンサーは、いつでも変わるから。

あと。僕…担がれたくない…ごめん…。



少し面白さもあったのか、悪戯に笑う。
こいつこんな時だけは確信犯だ。
(84) 2022/02/05(Sat) 21:04:52

【人】 3年 偉智 要

>>83 山田

「え…あ、んん…」

言葉に詰まる


「約束…できない、かな…?
(だから秘密にしてたんだけど)


大丈夫なら言えるけど健康に暮らせるかは約束出来ない。
(85) 2022/02/05(Sat) 21:10:53

【人】 3年 偉智 要

>>86 >>87 山田 堂本

「え。」
(88) 2022/02/05(Sat) 21:40:12

【人】 3年 偉智 要

怪我しない程度にすっと支えられればいいね。
20以上いけるん?
29
(89) 2022/02/05(Sat) 21:42:28
偉智 要は、ギリ間に合う。男女逆のタンゴは流石に厳しいかな。
(a40) 2022/02/05(Sat) 21:44:26

偉智 要は、流石に危ないのでワルツの曲に切り替えた
(a41) 2022/02/05(Sat) 22:05:08

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──うんっ!」

ぱ、と破顔します。

「──それと、偉智さん。
 その、──あたし、寒くても平気だから」

言及するかしまいか逡巡しましたが、
ただそれだけ伝えておきます。
それ以上は踏み込みません。
きっとそれは、自分の役割ではないのですから。

「──ふふ。
 また、弾きたい曲をインプットしておくね。
 絶対弾こうね! やくそくだよ!
 それじゃ、──また!」

終始満面の笑顔で。
まだ見ぬこれからに想いを馳せながら、
特に呼び止めなければ、
少女は部屋に戻るでしょう。
(-45) 2022/02/05(Sat) 22:23:06

【秘】 3年 偉智 要 → 調和 水銀 莉桜

晴れたのだろうか。その表情に安堵する。


「‥‥うん、有難う。
でも、次…一緒に弾く時は一応あったかくしてきてね。
急な寒さで、莉桜ちゃんが軋んじゃうと、とても寒いから。」

うーん、と考える。
年相応なら、ここで連絡先の一つでも渡せた。
両親がそれを許してくれるとは思えない。

「…ええ、と…。次、一緒に弾きたくなったら、ここ、連絡して。
僕の名前出せば、伝わるから。」

笠神診療所という病院の連絡先。
住所は都内だが検索しても出てこない。
貴方ならば裏業界に通じるような病院という事がわかるかも。
(-47) 2022/02/05(Sat) 22:41:42
偉智 要は、堂本 棗の柔軟さを素直に感心した
(a44) 2022/02/05(Sat) 23:36:35

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「ね、棗君。ちょっと、話があるんだけど。」

ぽん。そっと肩を叩く。

「あっちの、広い所で待ってるね。
時間が、空いた時にでも来てくれると、いいかな。」
(-66) 2022/02/07(Mon) 15:01:00
偉智 要は、モデル、モデルかぁ。いいよ?出来たら、読ませてね。
(a47) 2022/02/07(Mon) 15:01:52

偉智 要は、それなら、と「皆の音を、曲にしたい。」と呟いた。
(a48) 2022/02/07(Mon) 15:56:41

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

「センパイ? うん、どしたの?」

話があると言われれば頷いて返事を一つ。
遊ぶ手を止めてあなたの後をついていく。
場所を変えるということは、何か、大事な話があるのだろう。
(-67) 2022/02/07(Mon) 17:30:13

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

さく、さくと雪を踏みしめ歩きこの辺かな。

「うん。…ええと。」

あまり身体が冷えないような木に座って一息。

「まず、安心した。棗くんの意思と気持ち。尊重してくれて、良かった。有難う、ね。」

ぼんやりとしつつ少しずつ言葉にしていく。
幸せそうに過ごす二人を見る事は嬉しいしあったかい。
どうしたのか。纏めるには少しずつ言葉を選びながら紡ぐ。

「ええ、と。
聞いても、答えるの。辛いなら、無理強いしない。
エリーゼちゃんは、過去に、どんな事をされて
どんな事、言われたのかな、って。
それだけじゃ、ないけど。そこ、しっかり聞いておきたかった。」

今の自分は記憶もない。
関係ないと言われてしまえばそれまでだが
出来る限り拾い集めた上で決心したい。
(-68) 2022/02/07(Mon) 17:47:36
偉智 要は、希望があれば拙いサインを書く。咲花ちゃんのサイン、ほしいな。
(a51) 2022/02/07(Mon) 19:08:43

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

「あっ、あー……それは、うん」

エリーゼと俺は同じ魂を持っているけれど、違う人間であり今を生きるのは自分だと。
そう気づいて納得したのはほかでもない自分。

少し離れた場所だとはいえ十分誰からも見えるような場所で女の子を泣かしてれば、そりゃ見られてるだろうなと、あなたの言葉で気づいて少しだけ気恥ずかしくなってしまった。

「エリーゼは……ちょっと世間知らずで我儘なとこはあったけど普通の女の子だったんだ。
 公爵令嬢でめちゃくちゃお嬢様だったからそりゃそうかって話だけど……。
 その国の王子とだいぶ小さい時から婚約してて、仲も良かったみたいだけど……妹の方がなんていうか、スペックがやたら高かったんだよな。
 大きくなってみれば、姉より妹のほうが良かったんじゃないかとかそんな風に周りに言われて……。
 妹も王子が好きだったから、その気になって姉を蹴落としたって話」

「まぁ……ただ奪い取るだけならまだ良かったんだろうけど……
 噂流して評判を落として、王子の気を自分に向けるために姉にいじめられてる妹の図を作り上げて?
 最終的に婚約破棄を受けて、犯罪の濡れ衣着せられて処刑された。
 そんな漫画や小説みたいな話が、昔は本当によくある話だったみたいだ」

勿論これはただの前世の話。
あなたや久瀬センパイにはなんの所縁もない話だ。
(-69) 2022/02/07(Mon) 19:47:02

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「相談とか、あったら聞くから。」

気恥ずかしそうにする貴方を見て微笑む。


「…そ、か。うん…予想は、してたけど。
それは、すごく寒いね。」

話を聞いていく内、涙が凍って落ちていく。


「…エリーゼちゃん、凄い子だったんだね。
僕なら、濡れ衣って、受け入れられたかわからないし…王子?の人が僕だったら……ううん。これは、今更…かな。」

恐らく自分だったら、処刑されてでも彼女を守っていたのだろう。
当時は政権や難しい背景もあったかもしれない。
王子とされる人物が見ているだけだったのなら

許せそうにない。
それでも想い続けている子がいるのに。
そう思わずにはいられない。

「…うん、まだふわっとだけど…エリーゼちゃんが凄く、寒そうだった理由、わかった、かな。」
(-75) 2022/02/08(Tue) 4:19:28

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

「受け入れてなんてなかったよ。
 けど……足掻いてもどうしようもなかった、誰も信じてくれなかったんだ。
 家族も、友人も、……王子にもね」

無念の魂が、愛した人への強い想いが旅をしてこうして後世に生まれた自分に記憶を残したのだと、今ではわかる。
だから、その無念や気持ちが薄まったり浄化したりしたなら、自分に残るこの記憶もなくなっていくのかもしれない。
でも自分にとって前世の記憶は悪いものばかりではなかったから。
良い記憶もたくさんあったし、記憶があったからこそセンパイ達をみつけることが出来た。

だからどうしたって俺は、記憶はなくしたいとは思わない。

『要さま? 私は人生をやり直したいとは願っても、妹達をいくら恨んでも、要さまや……ましてや久瀬……さまをお恨みはしておりません。
 あなた方も今を生きる方。どうか……あなたさま自身の意思を大事にしてくださいませ』
(-77) 2022/02/08(Tue) 16:46:02

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「ん……。そ、か。そうだよね…。
うん……そうか。」

ゆっくりと呟き、瞼を閉じる。
受け入れられる事ではない。
考えを纏める事に時間がかかってしまう
薬の副作用とはいえ申し訳なくなる事は数多い。

頭の中に浮かぶのはいつも音の記号や旋律。
瞼をゆっくり開き、貴方を見た。

「うん、今を。生きる。
僕は、エリーゼちゃんの王子様でも、ない。」

きっとこの言葉は、傷付けてしまうかもしれないが
最後まで聞いて欲しい。

「……偉い人、とかよくわからない、けど
僕は、ここで会った子達に、あったかくなってほしい。
そこには、エリーゼちゃんもいて…」

うーん、難しいな。
雪に手を添え、考える。

「…率直に、真っ直ぐに、言ってもいい?」
(-79) 2022/02/08(Tue) 17:12:53

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『……はい、勿論構いませんわ。
 どうぞ要さまのお気持ちをお聞かせくださいませ』

どくん、と心臓がひとつ鳴った。
エリーゼの少しばかりの緊張が、伝わってくるかのようだ。
自分としてもちゃんと聞いておきたかったから、エリーゼの語りを止めることもなく、雪に触れて言葉を考えているあなたをじっと待った。

少しばかりの静寂も、決して嫌なものではない。
それは決して寒いものではなかった。
(-82) 2022/02/08(Tue) 20:21:15

【秘】 調和 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──ん、ありがとう。
 次はちゃんと、あったかくしてくる。
 ヒーターとか搭載しちゃおうかな」

なんて冗談めかして微笑みます。
随分と前向きになった……
というより、もともと自分の出生には
ある程度の誇りを持っている様子。
なので、開き直ってしまえばこんなものなのです。

「ん。
 きっと、連絡するから」

莉桜自身は、裏の業界に詳しくありません。
とはいえ、“家”は別。
正しくその意図を読み取り、
しかるべき連絡をお送りすることになるでしょう。

そこから先、二度目以降の
ふたりのセッションの行方は、
きっと別のおはなし。
(-83) 2022/02/08(Tue) 21:45:02

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「ありがとう。…」

雪を弄り、考える。
少し緊張もするが、貴方の方がきっと緊張しているだろう。

「うーん。僕は、これから、夢を叶える。
限られた時間は、棗くんとエリーゼちゃんのおかげでのびた。
…今は、死んじゃう事より…夢を叶えられない事の方が、怖い。」

ここで過ごした時間はこれまでにない程
あったかい場所であったかい時間。
きっと、こんな恵まれた環境はもうないだろう。

「10年、生きられるか…わからないし
長いかもしれない、もっと、短いかも。
でも、必ず夢を叶えて…生きれる所まで…生きる。
だから、悲しまないで欲しいんだ。

ええ、と。それでね。
この貰った想い全部。
夢を叶えた先、最期まで…持っていこうって、思ってる。」

こういう時、上手くまとまらないのはもどかしい。
無駄に長くなってしまう。伝わっていればいいけど。

「…僕の、短い生涯。
棗くんを友達として慕って、
エリーゼちゃんを、愛し続けていいですか。」
(-87) 2022/02/09(Wed) 14:24:51

【秘】 3年 偉智 要 → 調和 水銀 莉桜

「ふふ、ヒーターかぁ…あったかそう。」

貴方の様子に安心し微笑む。
心境の変化が良い方向に向かった事は、とても良かった。

「うん、連絡待ってるね。また、一緒に弾こう。」

また、あの心躍る演奏を。
それまでに必ず、自分も誇れる奏者になろう。
(-88) 2022/02/09(Wed) 14:31:15

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

本当は治してあげたかった。
私と棗がやったことは、あなたの症状を軽くしただけ。
それであなたの寿命がいくら延びたかはわかるわけもない。

『……要さまは音楽がお好きなのでしたね。
 殿下もとてもお好きでした。バイオリンと、ピアノの音色がとても……綺麗で』

まだ二人が仲睦まじかった頃、よく一緒に稽古をしていたのを思い出す。
不器用な私にいつも優しく微笑んで、丁寧に教えてくださったの。

やっぱりあなたは殿下ですね。
同じ魂の輝きが、そこに宿っているんだもの。

(-89) 2022/02/09(Wed) 15:24:35

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

けれどあなたのその問は。

1000年以上前から私が望んでいた言葉は。
あなたの病を今以上に治すつもりがないということになる。

だって。
私はもう過去の人間であり、この体は棗のもの。
私がどれだけ愛そうとも、過去の人間の想いではあなたを癒せない。

だからこれは。
拒絶するべきなのだ。
拒絶して、心から愛し合える人と出会って、病を完治させるべきだと。

わかっている。

わかっているのに、どうして。

『私に……あなたを拒絶できるわけがないじゃないですか』


『……愛しております。
 あなたという魂すべて、ずっと』
(-90) 2022/02/09(Wed) 15:27:48

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

全ては望まない。
だけど、諦めた訳ではない。
これはきっと、大切な温もり。
そして、正直な気持ち。
もう諦める事は止めて、足掻いてみようと決められたのは
他でもない此処で出会った子達
そして何より君達がくれた想いだ。

「音楽。うん…好き、よりもっと。
音楽…楽器、声。奏でる全部が、大好き。
諦めてたけど、勇気が貰えたから…もう、音から逃げない。

エリーゼちゃんの思い出の中の僕より、今の僕が音楽がどのぐらい好きか…
必ず、証明するよ。
1000年の気持ちより、もっと…。
1000年、寒かった思いを塗り潰せるぐらい…あったかくなってほしいから。」

長い長い旅をして、辿り着いても想いが遂げられない事は
あまりにも寒いだろう。
想い続けてくれた女の子の気持ちを無視はできなかった。

(-91) 2022/02/09(Wed) 15:54:52

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗


「…ごめんね、でも…これが沢山考えた答え。

きっと、僕は先に逝って…また、少し時間が空いちゃうと思う。
棗くんには、幸せに…長生きしてほしいから。」

悲しまないでほしいが、きっと無理な願い。
でも、偽りない気持ち。
戸惑わないで、僕ならもう十分幸せなのだから。

「…エリーゼちゃんが1000年待ったなら、僕は永遠に待つよ。
悲しい思いをした分の何倍も…どこかの来世…あったかくしたい。
全部に応えて、エリーゼちゃんの全部を拾うつもり。
もう、悲しまないで?」
(-92) 2022/02/09(Wed) 15:55:10

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『要さまの音を聴ける日を……楽しみにしております』

前世という身で散った想いが、ここでようやく受け取られるなんて思いもしなかった。
永く歩いた足跡は、きっと無駄なものはひとつもなくて。
それはこれからも、お互いにずっとそうで。

奏でる音色はきっと、涙が出るほど、綺麗。

『私は……要さまが考えて出した答えを否定したり致しませんわ』

本当は、既に死した魂に縛られずに生き抜いて欲しいと思っているのに。
それでも縛られているのではなく、それがあなたの本意であるというのであれば。
これが幸せだというのなら。

あなたはきっと、約束を違えることはないでしょう。
ずっとずっと昔から、あなたはそうだったから。

だから私には、これを否定することなど出来はしないの。

(-93) 2022/02/09(Wed) 16:48:09

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『要さま。
 私は、エリーゼは幸せです。
 今度は……要さまが、私を探してくださるのですね』

普段の棗なら決してしない女性的な柔らかな笑みを浮かべ、頷く。

お待ちしております、ともに暖かくなれる未来を。
時を超え、海を超え、例え遠くの地であっても。

約束は果たされる。
あなたは私を忘れないから。

私達が再び出会うために。
(-94) 2022/02/09(Wed) 16:50:12

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「うん、必ず。絶対…
どこにいても聴こえるぐらいの音を創り出して、奏でて歌うよ。」

段取りはもう頭にある。
上手くいくかはわからない。

それでも絶対叶えられるように、頑張る。
1000年という永い時を塗り替えられるぐらい
命をかけられる程、音と君を愛したという標を残すよ。
だから、どこかで見ているって信じて、尽きるまで奏で歌い続けよう。

もう、諦めも迷いもない。
歌と奏でる楽器達に想いを乗せていいのだから。

「過去の僕が想い続けなかった分
僕はここから想い続けるよ。
受け入れてくれて、ありがとう。
永遠に、ずっと…どこまでも…

エリーゼ、君を愛し続ける事、誓います。


また悠久の時を彷徨っても、見つけるから。
悲しまないで。
(-95) 2022/02/09(Wed) 17:11:45

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

永く旅をした魂が癒やされているのを感じる。
それは途方も無い約束。
今出会えていることのほうが奇跡で、叶う可能性など0にも等しい。

……はずだけど。

何故か不思議と信じられる。
また再び、出会える日が来るはずだと。

何処に居てもきっとその音色はこの耳に届くから。
そしたら、私は走り出すだけでいい。

―――死が二人を分かつまでというけれど、
    これでは死をもってしても分かつことはできませんね?

『エリーゼも誓います。
 心から、あなたという魂をお慕い続けますわ』
(-96) 2022/02/09(Wed) 17:44:39

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

やっと、彼女の音が和らいだ気がする。
過酷な人生でも、この為に生きてきたと思える事がどれほど幸せか。

かの音楽家は実らぬ恋の末タイトルに女性の名を綴った。
ならば僕は、遥か遠い未来まで続く愛を綴ろう。

この想いは
永遠
だ。

「うん、ありがとう。
身体が朽ちても、ずっと。永遠に。」

伝えられただろうか。
それなら、本当にあとは頑張るだけ。
諦めず、どこまでも奏でる。

死は、想いを繋ぐ為に。
生は、夢を叶える為に。

「棗くん、エリーゼちゃん。
本当にありがとう。
見ててね、誰にも負けないから。」

今までにない程の笑顔を向ける。
あまりここに留める訳にもいかないだろう。
戻ろう?と呟き、ゆっくりと歩を進めた。
(-97) 2022/02/09(Wed) 18:15:16

【置】 3年 偉智 要

施設内を清掃していき借りていた個室
大分減った荷物を纏め、一息。

ここで過ごした日々は18年間生きてきた中のどれよりも色濃く残る。
スマホが鳴る。父親だ。

『はい。…はい。
これから病院に寄り、帰ります。
…ええ、と……少し、お話が。…はい。…思い出話ではなく、これからについて、話…、…。
……はい。また、家で。…はい。……すぐに。わかりました。』

耳を当てなくても聞こえる怒声。
一通り事務的な報告が終われば通話を切り白い息を吐く。

キャリーバックを引き過ごした施設内を巡る。
苦い思い出もある暴露されていった部屋のテーブルに触れた。
これからより寒く、忙しくなる。
でも、もう諦めない。
頑張ろう、限界まで、どこまでも。

(L3) 2022/02/09(Wed) 18:20:32
公開: 2022/02/09(Wed) 20:00:00

【置】 3年 偉智 要

「…皆、あったかくなってね。…莉桜ちゃんと、あと何回弾けるかな…楽しみ、だな。
待ってて、頑張るから。」


通っている病院の住所が書かれたメモを置く。
両親が厳しいから、ここに手紙を送ってくれると嬉しい。

荷物を抱え治し、外に出た。


必ず、夢を叶える。
そして、君の隣に立てるぐらい…立派な人間になる。

問題は山積みだけど、諦めないで沢山奏でて歌っていくよ。

「…行ってきます。」

此処は、家よりもあったかかった。
皆、ありがとう。
次来るとしたら、思い出に浸る時ぐらいだ。
(L4) 2022/02/09(Wed) 18:20:55
公開: 2022/02/09(Wed) 20:00:00

【置】 奏者 偉智 要

偉智 要

・1年後-19歳という若さで数々のクラシックの難関と言われる楽曲を全ての楽器で奏でられる事が話題にあがる。

・3年後-本格的に名前が世に渡る。

・5年後-オリジナル楽曲が話題に。テレビに顔を出すことはないが、多くの人に知れ渡る。

・8年後-コンサートを何度か開く。会場は異常な程寒くなるが、奏でる音と歌唱、氷の演出で有名に。

・10年後-絶対音感と過去の偉人への想いや現在の心境、技術が実を結ぶ。
エリーゼという名前もここで出てきた。
コンクールやコンテストで数々の賞を手に出来たのは、友や想い人のおかげであり
ここまで生き永らえられた事はその人達のおかげであると表明。

既に、メイクでは隠しきれない程皮膚に氷が張り付いていた。


ただ一人を愛し、友人達の幸せを願う数々の曲は評価され
過去の音楽家を彷彿させる人間として名が刻まれる。

最期、彼が包まれた氷は溶ける事なく
海外のどこかの地下美術館で楽譜と共に安らかに眠っているらしい。
(L5) 2022/02/09(Wed) 20:08:20
公開: 2022/02/09(Wed) 20:20:00