人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【置】 調律 水銀 莉桜

「──」

次々に明かされていく秘密。
それも、とてつもないものばかり。
それは少女に、ある一つの確信を抱かせます。

「──ばれてる、あたしも」


ほんの小さく呟いて、
いまの話題に耳を傾けて、
そうして今度は俯いて、
視線を彷徨わせて、
ああ、いや、だめだ。
取り繕わなくっちゃあ。
(L1) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:36:35
公開: 2022/01/31(Mon) 23:00:00

【人】 調律 水銀 莉桜

「とっ──」

「とに、かく──いま考えたって、しかたない、よ。
 わかんないんだから、そのときに、なんないと──」

「  わかんないん、だから──」
(26) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:38:54

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「っ──」

無作為な選出。
そこに意図が介在しないだけ、ましだったかもしれません。
それでも実際に個人の名前が挙がると、
どうしても身構えてしまうもの。

「──ど、」

「どうして、そこまでしてくれるの?
 あたしなんかの、ために──」
(-25) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:42:54

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「それはヒミツ。
 でもほら、多感な高校生を
 再現するには無知すぎても変だし」

微妙な葛藤があったらしい。

「──う。
 そ、それは困る。
 せっかく、初めての、
 あたしがあたしで居てもいい、──」

「──」

「──とも、だち?」

目をぱちくりと瞬かせて、
まだふわふわしているあなたに問いかけました。
(-26) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:45:04

【人】 調律 水銀 莉桜

「──あぅ」

撫でられても、先日ほど動じません。
慣れたのか肝が据わったのか、それとも。

「──う、ううん。
 平気だから、あたしは──

 ──さ、さむい?
 えと、暖房、上げる?」
(29) Rindo17 2022/01/31(Mon) 22:51:09

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

「──確かに、あたしは。
 あたしの秘密を、明かしたくない。
 できれば、誰にも知られたくない」

湯気が立ち上るなか。
ぽつりぽつりと語り出します。

「守ってもらえる、のは、──正直、嬉しいけど。
 けど、あたし、
 氷室さんに、なんにもしてないのに」

「──ひみつだって、教えてもないのに」
(-42) Rindo17 2022/01/31(Mon) 23:54:08

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いや、──うん。
 友達は、いる、けど。
 あたしのことを知ってるひとはいないし、
 知ったうえで友達なんて言ってもらえるなんて、
 ──思わなかったから」

照れくさそうに俯いています。
緩んだ口元を隠しきれていません。
そのしぐさは、きっと人よりも人らしいもの。

「──ありがと、早乙女さん」
(-43) Rindo17 2022/01/31(Mon) 23:57:23

【人】 調律 水銀 莉桜

>>30
「え、と、
 いまの室温は、一般の適温だと思うけど──」

室内を見回して呟いて、
それから暖房の温度を確認しました。

「──ん、そっ、か。
 それなら、──確かに、さむい、のかも。
 ごめんね、勘違いしちゃって。

 ──あったかくなると、
 いいんだけど、なぁ」

遠い眼差しはどこかを見つめて。
叶うかどうか分からない願いに思いを馳せる。

「えと、──うん。
 今日は、ゆっくりして、ね。
 あたしも、そうするから」
(31) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:01:03

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──うん。
 そう、だといいな。
 ──そうだと、いいなぁ」

既にいくつもの秘密が明かされ、
それでも人々は受け入れている。
ひょっとしたら、という
淡い夢想に、胸が高鳴るような錯覚を抱いた気がした。

「あの、──早乙女さん」

「名前で、呼んでほしいな。
 水銀の苗字は、なんだか無機質で、
 あんまり好きじゃないんだ。
 それで、よかったらあたしも、
 ──咲花ちゃんって、呼んでいいかな」

「──改めて、よろしくね」

そっと手を取る。
柔らかさと、ほのかな温かさ。
それが模造品だとしても、
その先にある笑顔は、きっと本物だ。

そして──

(-51) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:33:17

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花


「──胸だけで満足なの?」


あれ? 今いい話だったんだけどな。
(-53) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:34:18

【人】 調律 水銀 莉桜

>>33
「ううん。
 そんなこと言ったら、
 あたしも少し、ずれてるし──」

「──ん。ありがとう。
 そうさせてもらう。
 ──あたしは、飲み物はいいや。
 気を付けて、いってらっしゃい」

と。
散歩がてら出掛けるであろう、あなたを見送るでしょう。
(36) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:43:26

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

きゅ、と唇を噛む。

応えたいな、と思った。あなたのその献身に。
だってそれは本来、自らに課された使命のはずで。

素直にありたいと思った。
偽りの自分ではなく。

「──氷室さん、あの」

まっすぐに見据える。
硝子玉のような翡翠の瞳。

「あの、あたしね、」

あなたの瞳に映る、

「──あ、──」

──それでも言えない、ちっぽけな少女の姿。

「──ご、めん、
 あたし、──」

俯く。
滲むのは恐れ。
秘密を明かした先に予想できるなにかを、
少女は、ひどく恐れていた。
(-58) Rindo17 2022/02/01(Tue) 0:49:32

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──ぅ、」

反射的に避けようとして、できなかった。
そうしなくてはいけないのに、しなかった。

ゆるゆると遠慮がちに、
あなたの背に手が回される。

「──あったかい、なぁ。
 どうしてこんなに、あったかい、んだろ、──」


あなたの胸元に顔を埋める。
直接伝わる、あなたの温かさ。
莉桜の身体はほんの少し、 体温が低く感じるだろうか。

泣くわけでも、震えるわけでも、強く抱き締めるわけでもなく。
しばらくのあいだ、そうしているだろう。
(-98) Rindo17 2022/02/01(Tue) 11:19:09

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──そう、かな。
 いい名前だと思うよ、あたし」

その感想に偽りはない。
だって事実、
こんなにすてきな笑顔をしているのだから。

ゆっくりと手を引いて、
あなたを立たせてあげる。
そっと肩を支えて。

(-103) Rindo17 2022/02/01(Tue) 11:35:43

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「人気が無かったらいいんだぁ──♡」


こうして友情キラキラシーンは終了した。
いつも冷静な人が怒ると怖いとは言うけれど、
いつと引っ込み思案な人が
解き放たれると大変なことになるんですね。
莉桜だけかもしれないが。

どこで学んだのか、
つぅ……
とあなたの太腿をなぞりつつ、
使われていない部屋へと誘うでしょう。

ここから先は描写してもいいし、
カットしてもいい。
(-104) Rindo17 2022/02/01(Tue) 11:38:40

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「でもほんとうは期待してたんじゃないの?
 ステータスが変わって見えるよ?
 ドキドキして──発情しちゃってるよね──」

嘘である。
さすがに他人の状態をそこまで解析できない。
嘘であるのだが、

「それに、ほら。
 あたしは機械なんだから。
 おもちゃを使って1人でするのと一緒だよ。

 道具を使ったかは分からないけど、
 自分ではしたことあるんだよねぇ──?」

あれだけ忌避していた
自分の身体をネタに責める始末。
すごい勢いで開き直っている。
焦らすように、肩や太腿や胸のまわりを、
浴衣の上から撫でている……。
(-109) Rindo17 2022/02/01(Tue) 12:46:44

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

それ以上は無かった。
肌と肌を触れ合わせて、
お互いの体温と存在を感じる。
包み込まれている。
ただそれだけだった。

しばらくして、莉桜のほうから身を離した。
翡翠の瞳は、
やっぱりちっとも揺らいでもいなかった。
それはひょっとすると、
ほんの少しの奇妙だった。

「ご──
 ごめんなさい、氷室さん。
 なんだか、甘えちゃったみたいで──」
(-125) Rindo17 2022/02/01(Tue) 16:55:14

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いいじゃん、素直になれば。
 ここにはあたし以外だれも居ないよ?
 大丈夫。耳だって人より遥かにいいんだから。
 少しでも誰か近づけば教えてあげるから。

 ねぇ、あたしに教えて?
 今、何をされちゃうのを期待してるのか。
 あたしに、人間らしい欲求を見せて?」


完全にスイッチが入っているというべきか。
元来持ちうる、本能じみた知識欲に、
あなたの反応から得られる新鮮な高揚が混ざって、
ほとんどブレーキが利かなくなっている。
さわ、さわ、さわ、さわ。

「──かわいいね、咲花ちゃん。
 どうしよう。ゾクゾクしてるのかな、これ、あたし」
(-126) Rindo17 2022/02/01(Tue) 16:59:17

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──
 わけて、もらえてると、思う。
 かたちもないし、分析もできないけど、
 わからないけど、──」

ちゃぷ、と小さく湯が跳ねる。
露天の岩場を背に、あなたの隣に腰掛けて。
寄り掛かるように、肩に頭を乗せた。
目を閉じる。

「──、──ずっとこのままで、いられたらいいのに。
 明日が──」

……誰かの秘密が暴露される時間が、来ずに。

「──」

「──氷室さん。
 名前で、呼んで、ほしい。
 苗字、なんだか無機質で──あんまり、好きじゃないんだ」
(-132) Rindo17 2022/02/01(Tue) 18:19:30

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「────っふ、──」


正体不明のパルスが走る。
ぶるりと全身が震えた気がした。
それは低温下で起きる反応のはずだが、
今は悪寒に類する数値など全くなく、
むしろ熱いくらいだ。

「あぁ──ああ──」

「よく言えたね、よくできたね、咲花ちゃん。
 ちゃあんと言えたね──
 でもね、足りない。足りないよ。
 もっともっと教えて──
 何がどうなっちゃってるのか、分析させて──」


横たわるあなたに身体を密着させて、
浴衣の隙間から指先を這うように沿わせる。
内腿を撫で上げて、
下着の上から、そっと触れた。
(-133) Rindo17 2022/02/01(Tue) 18:26:14

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

あなたに撫でられれば、
心地良さそうに目を閉じて頬を緩める。
すっかり懐いたというべきか。

「──ん、
 えと、──呼びやすいかたちで、いい。
 ──凛乃さんに呼ばれるなら、
 なんだって、うれしいから」

唇が弧を描いたままに。
見つめる硝子玉のような瞳は、
やはり凛然としてあなたを映していた。
(-149) Rindo17 2022/02/01(Tue) 20:29:42

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──あれぇ──」


状況予測した通りの有り様。
けれど、わざとらしいほどに声をあげる。

「おかしいな──
 あたし、まだ触ってないよ?
 どうしてこんなになってるのかな──
 指先から伝わってくる温度も粘度も、
 すごいことになっちゃってるね──
 ねーぇ、これなぁに──?」



常に耳許で。呼吸のノイズを含まないクリアな声は、
まるでヘッドホンでもしているかのように、
あなたの頭に直接響く。
ここに至っても直接触れることはなく、
ぐしゅぐしゅになった足の付け根や、
下着のふちを指先でなぞるだけ。
(-151) Rindo17 2022/02/01(Tue) 20:36:38

【人】 調律 水銀 莉桜

#女子会

「こ、恋バナぁ!?
 あ、あたしもそんなの、
 これっぽっちもないって言うか──」

うつ伏せで枕を抱き込んで、
上体だけ起こすような感じで参戦している。
(70) Rindo17 2022/02/01(Tue) 22:23:14

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──くす。限界かな。
 ありがとうね、咲花ちゃん。
 とぉっても、勉強になったよ。
 だからお礼に──」


閉じようとする足を反射的に抑え込む。
ひ弱な腕に見えても、
その中身は科学技術が結集した人工筋骨格。
同い年の女の子より、はるかに膂力はある。

そして、そっと下着をずらして。

「たっぷり──愉しんでね?」


耳に舌を突き入れそうなほどの至近距離で囁いて、
いよいよ、指先による蹂躙を開始した。

……例え達したとしても、しばらく止めることはない。
最後の最後まで、観察させてもらわなくては。
(-173) Rindo17 2022/02/01(Tue) 22:26:58

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──うん。
 ふふ。なんだか──なんだろう。
 照れくさい、っていうのかな。これは──」

「──ありがと、凛乃さん。
 また、すっかり長風呂しちゃった。
 凛乃さんは、熱いでしょう?
 そろそろ、上がろうか」

嬉しそうに微笑みながら、
温泉から上がろうとする。

ずいぶん長く浸かっていたはずだが、
少女の体温は、あまり変わっていないように思えた。
(-174) Rindo17 2022/02/01(Tue) 22:29:30

【人】 調律 水銀 莉桜

#女子会

「こ、告白っ──
 ──は、えと、うーん、
 されたこと、ないと思う、たぶん──」

なんだか妙な歯切れになりました。

「えぇ、なんだか、考えたこともなかったな。
 誰かと、そんな深い関係を築くのとか──
 あたし、ほら、どっちかというと、
 ひとりでいるほうが好きだし──」
(84) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:13:36

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「うんっ。
 のぼせすぎちゃっても、よくないから──
 でもでも、外はやっぱりすごく気温が低いし、
 温度の差で、風邪とかひかないようにね」

更衣室で髪を乾かし、身体を拭いて。
他愛のない話に花を咲かせて。
やっぱり随分と、身体を拭くのが早いのか、
もう浴衣を身に着けようとしています。

──というよりも、もし、気付くのであれば。
汗を、ほとんど……いえ、まったく掻いていないのです。
肌の表面の水気を拭き取っているだけ。
であれば、支度が早いのは当然です。
(-190) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:17:11

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「どうしてぇ?
 欲しくて欲しくて、たまらなかったんでしょう?」


もちろん止まることはない。
あなたの声色、表情。息遣い。
肉壁の収縮と弛緩。温度。硬さと柔らかさ。
その全てを同時に分析して並列処理し、
よりよい反応を導くための解法を得る。

それによってあなたが
更に良い反応を示したなら、
適宜アップデートする──

そんな快感の多重螺旋など、
一介の女子高生が知るよしもない。

「あぁ──すごい、ほんとうに──
 ねぇ、咲花ちゃん──
 もっともっと、あたしに人間の素敵なところ、見せて──?」


斯くして、どれだけの時が流れたのかは
定かではないが……。

(-205) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:47:08

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──すごかったねぇ、咲花ちゃん──」

もろもろ色々ようやく整えたのち。
恍惚している莉桜が、そこにいるのでした。
(-207) Rindo17 2022/02/01(Tue) 23:49:22

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──?
 どうかした、凛乃さん。
 あたし、浴衣の着付け、間違ってる?」

指摘されたのは、服の着方だと思ったのか。
巻きかけていた帯を解いて広げます。

信頼の、ためなのか。
普段より、ずいぶんと警戒心が薄れているというべきか。
きっとこれが平時であれば、
とっさに肌を隠す程度の反応は見せたでしょう。
はたしてそれは、幸か不幸か。

その油断に対して注視すれば。
ああ、やっぱり、汗を掻いていないようです。
それが、見てとれるでしょう。
(-211) Rindo17 2022/02/02(Wed) 0:04:20
 




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