人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『……はい、勿論構いませんわ。
 どうぞ要さまのお気持ちをお聞かせくださいませ』

どくん、と心臓がひとつ鳴った。
エリーゼの少しばかりの緊張が、伝わってくるかのようだ。
自分としてもちゃんと聞いておきたかったから、エリーゼの語りを止めることもなく、雪に触れて言葉を考えているあなたをじっと待った。

少しばかりの静寂も、決して嫌なものではない。
それは決して寒いものではなかった。
(-82) 2022/02/08(Tue) 20:21:15

【秘】 調和 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──ん、ありがとう。
 次はちゃんと、あったかくしてくる。
 ヒーターとか搭載しちゃおうかな」

なんて冗談めかして微笑みます。
随分と前向きになった……
というより、もともと自分の出生には
ある程度の誇りを持っている様子。
なので、開き直ってしまえばこんなものなのです。

「ん。
 きっと、連絡するから」

莉桜自身は、裏の業界に詳しくありません。
とはいえ、“家”は別。
正しくその意図を読み取り、
しかるべき連絡をお送りすることになるでしょう。

そこから先、二度目以降の
ふたりのセッションの行方は、
きっと別のおはなし。
(-83) 2022/02/08(Tue) 21:45:02

【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃

「──うれしいな。
 うれしいな、
 ──えへ、へへ」

目を細める。
指先から伝わる熱以上の何か。
数値情報には表れないモノ。
正体不明の感情波形。

けれど、これっぽっちも不快感はありませんでした。

「──っとと。
 いけない、ほんとにずっとのんびりしちゃう。
 そろそろ上がろうか、凛乃さん。
 名残惜しいけど──」
(-84) 2022/02/08(Tue) 21:51:33

【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗

「まあ、私の中では一番のエスコートね」

何せまともにエスコートしてもらったことなどないのだから!

……ほんの少ししか手を握ってもらえなかったとしても、
その温もりが人を変えたり、救ったりすることもあるのだ。


ゲームが終わった後、そこはかとなく、
何かを察して、
ちょっとがっかりする氷室がいたとかいないとか……。
(-85) 2022/02/08(Tue) 23:07:34

【秘】 娘 氷室 凛乃 → 調和 水銀 莉桜

「……ん。そうだね。
 だいぶ暖まってきたし……」

そっと撫でるのをやめ、
代わりにあなたの手を取って、立ち上がる。

「名残惜しいけど、大丈夫。
 これから一緒に歩いていくのなら、
 またお風呂だって入れるし、
 お風呂じゃなくても……こうやってゆっくりできるよ」

あなたと、抱いている『感情』はきっと同じ。
これからもっと、激しい波形になるだろう。
(-86) 2022/02/08(Tue) 23:33:57

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「ありがとう。…」

雪を弄り、考える。
少し緊張もするが、貴方の方がきっと緊張しているだろう。

「うーん。僕は、これから、夢を叶える。
限られた時間は、棗くんとエリーゼちゃんのおかげでのびた。
…今は、死んじゃう事より…夢を叶えられない事の方が、怖い。」

ここで過ごした時間はこれまでにない程
あったかい場所であったかい時間。
きっと、こんな恵まれた環境はもうないだろう。

「10年、生きられるか…わからないし
長いかもしれない、もっと、短いかも。
でも、必ず夢を叶えて…生きれる所まで…生きる。
だから、悲しまないで欲しいんだ。

ええ、と。それでね。
この貰った想い全部。
夢を叶えた先、最期まで…持っていこうって、思ってる。」

こういう時、上手くまとまらないのはもどかしい。
無駄に長くなってしまう。伝わっていればいいけど。

「…僕の、短い生涯。
棗くんを友達として慕って、
エリーゼちゃんを、愛し続けていいですか。」
(-87) 2022/02/09(Wed) 14:24:51

【秘】 3年 偉智 要 → 調和 水銀 莉桜

「ふふ、ヒーターかぁ…あったかそう。」

貴方の様子に安心し微笑む。
心境の変化が良い方向に向かった事は、とても良かった。

「うん、連絡待ってるね。また、一緒に弾こう。」

また、あの心躍る演奏を。
それまでに必ず、自分も誇れる奏者になろう。
(-88) 2022/02/09(Wed) 14:31:15

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

本当は治してあげたかった。
私と棗がやったことは、あなたの症状を軽くしただけ。
それであなたの寿命がいくら延びたかはわかるわけもない。

『……要さまは音楽がお好きなのでしたね。
 殿下もとてもお好きでした。バイオリンと、ピアノの音色がとても……綺麗で』

まだ二人が仲睦まじかった頃、よく一緒に稽古をしていたのを思い出す。
不器用な私にいつも優しく微笑んで、丁寧に教えてくださったの。

やっぱりあなたは殿下ですね。
同じ魂の輝きが、そこに宿っているんだもの。

(-89) 2022/02/09(Wed) 15:24:35

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

けれどあなたのその問は。

1000年以上前から私が望んでいた言葉は。
あなたの病を今以上に治すつもりがないということになる。

だって。
私はもう過去の人間であり、この体は棗のもの。
私がどれだけ愛そうとも、過去の人間の想いではあなたを癒せない。

だからこれは。
拒絶するべきなのだ。
拒絶して、心から愛し合える人と出会って、病を完治させるべきだと。

わかっている。

わかっているのに、どうして。

『私に……あなたを拒絶できるわけがないじゃないですか』


『……愛しております。
 あなたという魂すべて、ずっと』
(-90) 2022/02/09(Wed) 15:27:48

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

全ては望まない。
だけど、諦めた訳ではない。
これはきっと、大切な温もり。
そして、正直な気持ち。
もう諦める事は止めて、足掻いてみようと決められたのは
他でもない此処で出会った子達
そして何より君達がくれた想いだ。

「音楽。うん…好き、よりもっと。
音楽…楽器、声。奏でる全部が、大好き。
諦めてたけど、勇気が貰えたから…もう、音から逃げない。

エリーゼちゃんの思い出の中の僕より、今の僕が音楽がどのぐらい好きか…
必ず、証明するよ。
1000年の気持ちより、もっと…。
1000年、寒かった思いを塗り潰せるぐらい…あったかくなってほしいから。」

長い長い旅をして、辿り着いても想いが遂げられない事は
あまりにも寒いだろう。
想い続けてくれた女の子の気持ちを無視はできなかった。

(-91) 2022/02/09(Wed) 15:54:52

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗


「…ごめんね、でも…これが沢山考えた答え。

きっと、僕は先に逝って…また、少し時間が空いちゃうと思う。
棗くんには、幸せに…長生きしてほしいから。」

悲しまないでほしいが、きっと無理な願い。
でも、偽りない気持ち。
戸惑わないで、僕ならもう十分幸せなのだから。

「…エリーゼちゃんが1000年待ったなら、僕は永遠に待つよ。
悲しい思いをした分の何倍も…どこかの来世…あったかくしたい。
全部に応えて、エリーゼちゃんの全部を拾うつもり。
もう、悲しまないで?」
(-92) 2022/02/09(Wed) 15:55:10

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『要さまの音を聴ける日を……楽しみにしております』

前世という身で散った想いが、ここでようやく受け取られるなんて思いもしなかった。
永く歩いた足跡は、きっと無駄なものはひとつもなくて。
それはこれからも、お互いにずっとそうで。

奏でる音色はきっと、涙が出るほど、綺麗。

『私は……要さまが考えて出した答えを否定したり致しませんわ』

本当は、既に死した魂に縛られずに生き抜いて欲しいと思っているのに。
それでも縛られているのではなく、それがあなたの本意であるというのであれば。
これが幸せだというのなら。

あなたはきっと、約束を違えることはないでしょう。
ずっとずっと昔から、あなたはそうだったから。

だから私には、これを否定することなど出来はしないの。

(-93) 2022/02/09(Wed) 16:48:09

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

『要さま。
 私は、エリーゼは幸せです。
 今度は……要さまが、私を探してくださるのですね』

普段の棗なら決してしない女性的な柔らかな笑みを浮かべ、頷く。

お待ちしております、ともに暖かくなれる未来を。
時を超え、海を超え、例え遠くの地であっても。

約束は果たされる。
あなたは私を忘れないから。

私達が再び出会うために。
(-94) 2022/02/09(Wed) 16:50:12

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

「うん、必ず。絶対…
どこにいても聴こえるぐらいの音を創り出して、奏でて歌うよ。」

段取りはもう頭にある。
上手くいくかはわからない。

それでも絶対叶えられるように、頑張る。
1000年という永い時を塗り替えられるぐらい
命をかけられる程、音と君を愛したという標を残すよ。
だから、どこかで見ているって信じて、尽きるまで奏で歌い続けよう。

もう、諦めも迷いもない。
歌と奏でる楽器達に想いを乗せていいのだから。

「過去の僕が想い続けなかった分
僕はここから想い続けるよ。
受け入れてくれて、ありがとう。
永遠に、ずっと…どこまでも…

エリーゼ、君を愛し続ける事、誓います。


また悠久の時を彷徨っても、見つけるから。
悲しまないで。
(-95) 2022/02/09(Wed) 17:11:45

【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要

永く旅をした魂が癒やされているのを感じる。
それは途方も無い約束。
今出会えていることのほうが奇跡で、叶う可能性など0にも等しい。

……はずだけど。

何故か不思議と信じられる。
また再び、出会える日が来るはずだと。

何処に居てもきっとその音色はこの耳に届くから。
そしたら、私は走り出すだけでいい。

―――死が二人を分かつまでというけれど、
    これでは死をもってしても分かつことはできませんね?

『エリーゼも誓います。
 心から、あなたという魂をお慕い続けますわ』
(-96) 2022/02/09(Wed) 17:44:39

【置】 ラノベ作家 早乙女 咲花

『シークレット・パラダイス』
(三日月文庫)

                 
著:淡雪エリカ


【あらすじ】

───麗川(うらがわ)学園。
表向きは何の変哲も無い私立高校だが、
ここに通う生徒達は皆なにかしらの"秘密"を抱えている。

前世からの因縁を抱えた者達や人ならざる者、
他人には決して明かせない"裏側"を持つ少年少女が織りなす、
ドタバタ青春ラブコメディ。

───────────────────────────
林間学校から数ヶ月後、あなたは書店などでこの本を見かけるかもしれない。
ぱらぱらと流し読みをしてみれば、どこかで聞いたような秘密を抱えたキャラクター達が、
それでも懸命に絆を育み、笑いあり涙ありXXXありの学園生活を送る様が描かれている。
(L2) 2022/02/09(Wed) 18:00:00
公開: 2022/02/09(Wed) 19:00:00

【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗

やっと、彼女の音が和らいだ気がする。
過酷な人生でも、この為に生きてきたと思える事がどれほど幸せか。

かの音楽家は実らぬ恋の末タイトルに女性の名を綴った。
ならば僕は、遥か遠い未来まで続く愛を綴ろう。

この想いは
永遠
だ。

「うん、ありがとう。
身体が朽ちても、ずっと。永遠に。」

伝えられただろうか。
それなら、本当にあとは頑張るだけ。
諦めず、どこまでも奏でる。

死は、想いを繋ぐ為に。
生は、夢を叶える為に。

「棗くん、エリーゼちゃん。
本当にありがとう。
見ててね、誰にも負けないから。」

今までにない程の笑顔を向ける。
あまりここに留める訳にもいかないだろう。
戻ろう?と呟き、ゆっくりと歩を進めた。
(-97) 2022/02/09(Wed) 18:15:16

【置】 3年 偉智 要

施設内を清掃していき借りていた個室
大分減った荷物を纏め、一息。

ここで過ごした日々は18年間生きてきた中のどれよりも色濃く残る。
スマホが鳴る。父親だ。

『はい。…はい。
これから病院に寄り、帰ります。
…ええ、と……少し、お話が。…はい。…思い出話ではなく、これからについて、話…、…。
……はい。また、家で。…はい。……すぐに。わかりました。』

耳を当てなくても聞こえる怒声。
一通り事務的な報告が終われば通話を切り白い息を吐く。

キャリーバックを引き過ごした施設内を巡る。
苦い思い出もある暴露されていった部屋のテーブルに触れた。
これからより寒く、忙しくなる。
でも、もう諦めない。
頑張ろう、限界まで、どこまでも。

(L3) 2022/02/09(Wed) 18:20:32
公開: 2022/02/09(Wed) 20:00:00

【置】 3年 偉智 要

「…皆、あったかくなってね。…莉桜ちゃんと、あと何回弾けるかな…楽しみ、だな。
待ってて、頑張るから。」


通っている病院の住所が書かれたメモを置く。
両親が厳しいから、ここに手紙を送ってくれると嬉しい。

荷物を抱え治し、外に出た。


必ず、夢を叶える。
そして、君の隣に立てるぐらい…立派な人間になる。

問題は山積みだけど、諦めないで沢山奏でて歌っていくよ。

「…行ってきます。」

此処は、家よりもあったかかった。
皆、ありがとう。
次来るとしたら、思い出に浸る時ぐらいだ。
(L4) 2022/02/09(Wed) 18:20:55
公開: 2022/02/09(Wed) 20:00:00

【秘】 異星人 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累

「脳を掻っ捌いたぐらいで神秘性が失われてしまうの?
 結局の所君の脳を弄ったところで意味はなさそうだから、
 僕は君の脳を弄らずに周囲の人の脳を弄ることにしちゃうけど。
 それなら君の神秘性は失われないぜ。ふふ、ぼくってば天才!
 人間の形から変わらないなら今よりもーっとかわいくなるとか、
 そういう方向性でいこーね。ね、いつかをたのしみにしててね」

君の過去のかたちは人間以外のこともあったのかな。
そんな事に思いを馳せながらゴミ箱にゴミをシュート。
無事にすぽんと投げ込めたので自分で拍手なんかもしたかもね。
脳の話は半分本気、半分冗談、もう半分ぐらいに好奇心。
君の脳ではなく周囲の脳を弄った時君がどういう顔をするのか。
他にもやまほど。気になって仕方のない事の群れみたいなもの。
君の話が分かり易く、尚且つ気になる事ばかりだからなのだろう。

「言い続ければ君が変質するってやつを今から実践するね。
 僕から見た君は愉快犯的な気質を持ってはいるけれど、
 こうしてぼくとなかよくしてくれるような、優しいひとだよ。
 優しいというより面倒見がよくって、気さくで、楽しい」

(-98) 2022/02/09(Wed) 19:25:21

【秘】 異星人 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累

「そしてぼくからは感情があるようにみえるよ。
 あり方の問題かもしれないけれど、本当に脅威であるならば
 例えば僕が人類の敵の侵略者みたいなごっこ遊びをするのなら
 助けの声とか手を取るとか取らないとか縋るとか気にしないし。
 今のきみはずいぶんとやさしい災害だね。ぼくそういうの好き。
 ―― どう?かさねこくん、何か変わった?毎日のがいい?」

そんなに直ぐに変わるものじゃないというのは薄々。
けれども物は試しだ、と、異星人様目線な褒め言葉。
所々失礼にあたる台詞になりがちなのは、
未だに地球に馴染めていない証拠。

ぐっぐと真似るように伸びをしたら、欠伸。
食べ終わったらすぐ眠い。こんなところばかりが人間らしかった。
気侭な何かは君の傍から離れて、手をヒラヒラ。幾度か横に振り、

「僕は人間と違って三日坊主にならないから。
 また君に話し掛けに来るし、その度に君を褒めちぎる。
 感情豊かで優しくて楽しい友達のかさねこくん、またな〜」

会話に満足して上機嫌にその場から去って行く。
どうにも自由というよりも身勝手で、好き勝手な奴だった。

お話してくれてありがとう!
ここから出たらいつか君を褒めちぎりにいくから覚悟しといてね
(-99) 2022/02/09(Wed) 19:28:32

【置】 奏者 偉智 要

偉智 要

・1年後-19歳という若さで数々のクラシックの難関と言われる楽曲を全ての楽器で奏でられる事が話題にあがる。

・3年後-本格的に名前が世に渡る。

・5年後-オリジナル楽曲が話題に。テレビに顔を出すことはないが、多くの人に知れ渡る。

・8年後-コンサートを何度か開く。会場は異常な程寒くなるが、奏でる音と歌唱、氷の演出で有名に。

・10年後-絶対音感と過去の偉人への想いや現在の心境、技術が実を結ぶ。
エリーゼという名前もここで出てきた。
コンクールやコンテストで数々の賞を手に出来たのは、友や想い人のおかげであり
ここまで生き永らえられた事はその人達のおかげであると表明。

既に、メイクでは隠しきれない程皮膚に氷が張り付いていた。


ただ一人を愛し、友人達の幸せを願う数々の曲は評価され
過去の音楽家を彷彿させる人間として名が刻まれる。

最期、彼が包まれた氷は溶ける事なく
海外のどこかの地下美術館で楽譜と共に安らかに眠っているらしい。
(L5) 2022/02/09(Wed) 20:08:20
公開: 2022/02/09(Wed) 20:20:00

【秘】 調和 水銀 莉桜 → 娘 氷室 凛乃

「──そっか。
 そう、だよね。
 楽しみだな、──楽しみ。
 いろんなことをしようね、凛乃さん」

繋いだ手から感じる、
なんの変哲もない温度が、
こんなにも嬉しく感じて。

少女は、繋いでいないほうの手を、
その小指を、そうっと差し出しました。

「……やくそくだよっ!」

満面の笑顔。
翡翠の瞳が認めたあなたの表情は。
絡めたであろう指先のやさしさは。
煙る月明かりの景色は。

これから先いつまでも、
彼女の一番大切なメモリーに。
(-100) 2022/02/09(Wed) 20:17:36

【置】 異星人 夜川 彗

皆で花火をしたあと。仲良しの友達ができたあと。
こっそり外に抜け出して、飽きずに星空を見上げてた。
手を伸ばしても届かないけれど行こうと思えば行ける場所。
帰ろうと思えば帰れるんだろうし、迎えだって呼べるんだろうけれど。
この間みたいに偽物の流星嵐を降らせることだって、できるのだけれど。

「お友達……」

その言葉の響きの前にはどれもこれもどうだって良かった。
宇宙人だとバレてしまったから侵略するのは難しそうなのも、
友達が出来たこと、義兄と親しくなれたこと、楽しかった思い出
それらで全体的にどうでもよくなってしまっていた。

だから、今日は屑星を撃ち落して流すこともせず、
ただただ、嬉しそうに星を見上げているばかりだったのだろう。

「〜〜 ♪♪」

帰ってからのことが楽しみ。
大変なこともきっとやまほどあるけれど、
あの子が言う通りわくわくする日々が待っているに違いないのだから!
(L6) 2022/02/09(Wed) 20:52:22
公開: 2022/02/09(Wed) 20:55:00

【人】 ごく普通の魔法姫またの名を 山田 花子

>>90 さおとめちゃん

『さんたは何もできなかったけどのに、さおとめちゃんには、面白いおはなしいっぱいしてもらったから。』

それは少女にとって魔法より得難いものだった。


だから、文字にして出したくなった時、便利で気分が良くなる楽しくなるようなのを作ろうって!

夢の理由はまっとうに


「それで、さおとめちゃんが、またお話つくってくれたらいいなって」

願うことは純粋に


……えへへ、
夜川くんにいっぱい感謝だね
 


心の機微の成長はまだこれから
(98) 2022/02/09(Wed) 20:54:53

【人】 ダンサー 堂本 棗

「さて、帰るとするか」

大きなスポーツバックを肩に担ぎ、建物の外へ出る。
そんなに長くここに居たわけではないのに、なんだかとても長く過ごしたように思えて感慨深い。
この一面の銀世界も見納めかと思うと寂しいとさえ思えてくるほどだ。

『棗、本当にありがとう』

「お礼言われるようなことした覚えはねーけどなぁ」

めちゃくちゃ恥ずかしかったけども。
エリーゼが長年解消出来なかった想いが届いた事は、素直に良かったと思うから。

『これから大変なのはあなたの方だけど……見守っていますわ、ずっと』

(99) 2022/02/09(Wed) 20:55:24

【置】 懲りない 雑司ヶ谷 累


かたちはすぐには変わらない。
神も人も、それ以外も。
きっと何一つとして無意味な事なんて無いけれど
とはいえそれが確かな形になるまでは、
遠い星の光が届くまでの時間、くらい気の長い話にはなるのかも。

だからこの人のかたちをしたものが今考えるのだって、
なんだか帰り支度をするのが今から面倒臭いな、なんてものぐさな遠出の常。
それから、後は何をして遊ぶかな、なんて何ら変わりない思考。
どうせなら面倒な事より楽しい事を考えていた方がずっと良い。
なのでまあ、今はまだ遊ぶ事だけ考えている事にしよう。

度々サボっていたツケの事を思えば、
遊び呆けていられる時間はあとどれだけだろうな、という感じではあるけども。
曰く、帰るまでが遠足、なんてのはよく言ったもので。
帰り路でだって巫山戯て遊ぶ事は幾らでもできるのだし、
何なら帰ってからだって気儘に誰ぞにちょっかいを掛けに行こう。
何せ神ってものは傍若無人なものだからね。

「祝の事もな〜……ま、誰か説得してくれるっしょ」

帰った後、その先の事を考えて、つられるように。
不意に過ぎった懸念事項もほんの少し考えたのちにブン投げた。
楽しい事が最優先で、面倒な事は他の誰かやいつかの自分、
つまりは今の自分以外に丸投げだ。

何せ雑司ヶ谷 累とは怠惰で享楽的で無責任なものなので。
そしてきっと、これからもそうあるものなので。
(L7) 2022/02/09(Wed) 20:55:32
公開: 2022/02/09(Wed) 20:55:00

【人】 ダンサー 堂本 棗

帰ったら忙しい日々が戻ってくる。
ダンスバトルは近いし、4月になったら受験生だ。
きっと目まぐるしい日常の中で、この不思議な体験を思い出すことは少なくなるだろう。

だけど俺は、この場所を決して忘れない。
それはアルバムに仕舞った写真のように、時折そっと思い出す。

それは例えば
本屋で自分が体験したかのような小説を見つけた時とか。
神社で何かをお祈りしてる時とか。
ニチアサで魔法少女が活躍してるときとか。
京都から狐が走って買い物に来た時とか。
九州までダンスをしに行った時とか。

大好きなセンパイの発表会に行った時とか。

それから。

大切な恋人に触れている時とか。

(100) 2022/02/09(Wed) 20:55:59

【人】 ダンサー 堂本 棗

ぱしゃり。
音を立てて沢山のものを写真に収めた。

いつでもこの思い出に触れることができますようにと。

「行こう、夢彩」

そっと大切な人の手を握る。

さよなら。
いつかまた、会えますように。
(101) 2022/02/09(Wed) 20:57:16

【人】 2年 不破 彰弘


♱⋰ ⋱フワ✮フワ⋰ ⋱♱
◌ః✧꙳次回˖✧ଘ♥ଓ✧予告꙳✧ి+。


「ひ、ヒロリィ?です……
 『姫になるな受け身になるな』
 『お前の全ての態度が気に入らない』

 先輩と神という絶対者を怒らせ
 流石に少し反省してSNSの
 使用量が500倍に増えました……

 あと未来の社会保険加入の目処が
 『姫』から与えられそうなの、
 これもうなんなんですか?

 あ、またメッセだ……
 また累くんの突然の恐怖画像?
 久瀬先輩の日常風景?

 …えっ!?こ、この山って〜っ!?

♱⋰ ⋱次✮回⋰ ⋱♱
◌ః✧꙳フワ✧フワ˖✧ଘ♥ଓ✧˖ヒロリィ꙳✧ి+

『 "親戚の所に行きなさい"、の
 苗字と場所が、"雑司ヶ谷" 』


꙳✧ి+。次は神様の野山を!꙳✧ి+。
꙳✧ి+。華燭でハイラートに結んじゃいますぅ!꙳✧ి+。
(102) 2022/02/09(Wed) 20:59:12
山田 花子は、やり残しもないくらい、いっぱい遊んで満足気。
(a60) 2022/02/09(Wed) 20:59:53