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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

 
悼みの、零された言葉に答えはない。
もし答えが返ってきたとして、
その返事は貴方との別れ際に既に伝えている。

もし別にあるとすれば、
       
“置いていかれたくなかったからですよ”
(-7) poru 2022/08/17(Wed) 21:12:29

【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

 
「好きじゃないんですか?花。俺は好きですけど。
 テンゴさんも好きそうな顔しているのに」

「そもそもなんでわざわざこっちにまで来て、
 日本のもの売ってるんですか。郷土愛?」

上司相手にどことなく憮然さも感じる言葉。
悪気のない響きだと理解してくれている人は貴重な事だろう。
(-9) poru 2022/08/17(Wed) 21:13:47

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 愚者 フィオレロ

「花は好むが、茶にして嗜む習慣はなくてね。」
「ふ、郷土愛か。無くは無いが…面白いだろう?それに、みなそれを見てとんだ阿呆が居ると認識してくれる。実に好都合。」

「それに、幅広く人が集まるのも良い。まあ、好みはかなりあるがね。それなりの理由はあってやっている。風土を図りつつ溶け込むにはうってつけというわけだ。」

「…とまあ、御託を並べてはみたが。9割は俺が好きだからやっている。自由にやれて、暇つぶしにもなるからな。」

なんて、緩く答える。
(-14) ぴんじぃ 2022/08/17(Wed) 21:26:57

【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

「俺も最初からあったわけでもないんですけどぉ……
この前、必死に売ってる女性がいて。

毒ではないのを確認してから飲んだら、
まあ不味かったんですけど。
不思議とこれはこれで悪くないと思いまして」

つまりは不味いものの手配を上司に頼んでいたということになるのだが、悪い事をしたと言う素振りは特にない。

この女性との出会いが生死を分けたのかもしれない事も、
この時、男は何も気づいてはいなくて。


「諜報的な意味でですかぁ。はあ、成程。
俺も何か店でも出しますかね……
似合いそうなシノギとか浮かびます?
自分じゃ何一つ浮かばなくて」

「と感動したのに暇潰すくらいには暇なんですか。働いてください」

最後、真面目なチクチクが飛んだ。
(-78) poru 2022/08/18(Thu) 0:10:58

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 愚者 フィオレロ

こくり。特に躊躇うこともなく頷いた。
君は死んだよ。自分もね。
殺しても死ななそうとの言葉には、
こちらもまた苦笑に近い笑顔を浮かべる。
どこかの誰かにもきっと言われているだろうと思ったから。

あなたがいくらか取り繕えるようになったと判断すれば、
彼は懐から何かを取り出す。
それは羽ペンだった。薄茶がかった、梟の羽。

すい、と彼が羽ペンを宙を滑らせれば、
黄金に光る文字が浮かび上がる。
それはまるで魔法のようのようだった。

 “自分もね、これでただの人間なんだ。”

殺されたら死ぬのだ。そう言っているようなものだった。
(-80) 66111 2022/08/18(Thu) 0:22:26

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


あなたの不満も、本音も、その無念も。
結局全ては自分に都合の良いものだ。そうでなければならない。

「あれが最後になっても良かった。
 俺はお前と一緒に死にたくはなかった。
 死にたいなら殺してやると言ったのも嘘じゃない。
 それでも願わくば、死ぬのが俺だけであればよかったと」

「いつだって、そう思っていたんだよ」

あの時の言葉が心の内の全てでこそないが、
言葉の全てが真っ赤な嘘というわけでもなかった。

運の無い男の望みは、いつだって叶わなかった。
もはや悲嘆に暮れる事にも疲れたように、ただ滔々と。
手遅れの願望と悔恨だけがもう居ないあなたに手向けられる。
その傍まで歩み寄る事はしないまま。

「お前の死んだ場所」

今も認めたくはないけれど、それが現実だ。
この虚ろな幻覚の全てが自分の願望に程近いものであるならば、
せめて自分はそれを通して現実を見なければならない。

死者の残響は形あるものではなく、鼓膜を揺らさない。
そんなあなたが、生きてそこに居る筈も無く。
そして死後の世界も存在しはしない。そう考えている。
故に返る言葉は、端的にこの路地裏を指すものだった。
(-104) unforg00 2022/08/18(Thu) 9:10:33

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 愚者 フィオレロ

「おいおい、これでも真面目にやっているんだがね。」

くつくつと笑いながら肩をすくめる。

「お前さんこそ茶の店でもやれば良いんじゃないか?花茶をメインに据えればお前さんも楽しめるし、茶を好む人間だって少なくはないはずだ。」

「まあ、あくまで提案だが。やるかはさておいて、そういう理由か。なら、バタフライピーも知っているか?」

楽しげに言葉を紡ぐ。
この時間が、男にとっては掛け替えのないものであるのは明白な事実である。
(-156) ぴんじぃ 2022/08/18(Thu) 19:16:27

【秘】 愚者 フィオレロ → 永遠の夢見人 ロッシ

「はは……冗談きついや。
魔法みたいなのを見せた上で、ただの人間だなんて……」

笑いを続けたくても口の中の乾きが酷くて無様に引き攣る。
結局生欠伸でもしたのかという短い開口は、
宙に浮く黄金の文字が紡がれるまでで、暫く押し黙った。

「……これから、どうすれば。
死んだら消えるとか、何処かに行くかと思ったのに」

「何処かに歩いて行けってことなのか……
……ロッシさん、は。どうするんですか。
誰かお知り合いでも待ったりする気なんですか」
(-158) poru 2022/08/18(Thu) 19:21:00

【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

「……とにかく君は近くで死なれるのが嫌すぎる男だったと」

薄々気付いていなくはなかったがこんな事を言っても
生前では厳しくあしらわれるのが関の山を知っていた。
尋ねるのが無駄とは言わないが、最後の"あの"掛け合いが
もっと早まる気がした気がして、
臆病風で踏み切れなかったのもゼロとは言わない。

「俺は最後になりたくなかったけれどねぇ。
覚えてないだろうけど、俺は幼い頃に君と会うのを
一番楽しみにしていたんだよ。勿論それは君と話せることや、
唯一感情を得られる機会だったのもあるけれど。

"運良く"何かが起こるんですよ。
その日は敷地内であっても出られない外に"たまたま"見張りの男が発作を起こしたとかで、俺は君に会いに出ていた。
君の心境は知らないけど、俺にとっては神様だったな」

神様なんて信じていない。
今はそれを後悔しだしているが、さておきこの例えは
神様嫌いな男がそれでも神と例えるくらいには嬉しかった
という比喩でしかない。それ以上でもそれ以下でもない。

「神が嫌いなら恩人とでも言い換えておいてくれ。
……しかし、死んだ場所かぁ……こう言うのって、君よく見るの?」
(-173) poru 2022/08/18(Thu) 20:41:10

【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

「笑いながら言われても説得力ゼロですよぉ」

「うーん、実を言うと好きは好きでも何にでも興味が薄いというか。
俺、釣りも趣味なんですけど毎回驚かれるんですよ。
『なんの魚のことも知らないのに何で釣りしてんだ』……って。

『ここ』って思ったところしか好きじゃないというか。
釣りはあのぼーっとするのと竿を引くのが好きなだけで、魚はどうでも良くて。だから花茶も好きだけど詳しくはないんですよ」

つまり、何事も趣味と言い切れないある種の虚無男だ。
好きなのは嘘ではないが、元があまりに薄いために、 珍しく気に入ったものがあっても深入りが少ない。俗に言うオタクとは真逆だ。

「テンゴさんはなんか本気になったら突き詰めそうですよね。
趣味でも恋でも仕事でも。バタフライピーは知らないです」

将来この男が述べた発言を考えると複雑だが、
とにかくこのときはこのようなことを言っていた。
(-179) poru 2022/08/18(Thu) 20:51:07

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 愚者 フィオレロ

 “これは夢みたいなものだから。”
 “やろうと思ったら、出来ただけだよ。”

きっと元々出来たに違いない。
それでも彼の主張自体は変わらないから、
そんな冗談以上のものは、聞いても返ってこないのだろうと思えた。
 
 “いつまでも続きはしないさ、こんな夢。”
 “眠りでもすれば案外、それで終わりかもしれないな。”
 “目覚めてしまうまでは居てやろうかな、って程度だよ。”
 
 “ところで、行きたい所なんてものは
  思い浮かぶかい、フィオ?”
 
 “なければ自分の家にでも行こうか。”
 “アマラントの上にあるんだ。”
 
 “勿論、君の家でもいい。”
 
 “残したいものや、隠したいものがあれば、
  どうにかできるかもしれないよ?”

どうだい?とでも言うように、首を傾げてあなたにわらいかけた。

こんなにすらすらと言葉が出る気質であるのに、
どうして生前はペンをほとんど握らなかったのだろう。
理由のすべてはわからないが、このマスターのことだ。
ただ単純に面倒だったというのは、多かれ少なかれ含まれているように思えた。

そして、生前に持っていた理由をさておいて、
今こうして会話をする程度には、あなたを悪く思っていないことも窺えただろう。
(-189) 66111 2022/08/18(Thu) 21:42:33

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 愚者 フィオレロ

「ふうん…まあ、いつかお前さんにものめり込むようなものが出来るさ。人間誰だって一つは持つものだからな。」

貴方の言い草にやはり愉快そうで。
自分に向けられた評価には肩を竦める。

「俺は確かにそうだな。気に入ればとことん愛でるし、深く突き詰めるのも嫌いじゃあない。人でも物でも同じだ。お前のこともそれなりに気に入っては居るんだぞ。」

なんて。そんなことを言ったこともあったか。

「バタフライピーも、花の茶だ。お前さんの髪のような色をしているんだが、面白い性質を持っていてね。」
(-194) ぴんじぃ 2022/08/18(Thu) 22:29:38

【秘】 愚者 フィオレロ → 永遠の夢見人 ロッシ

「……夢で出来そうな事はできる?
でもその発想がロッシさんじゃないと無理な事ばかりですよ。
"魔法の素質がない"……って事ですかね」

軽く信じかけて。肩を竦める。
宙に文字を書くなんて事は想像もできない男だから。

「終わり……」
「……何だか、一人見送りする人みたいですね」

終わりの言葉には不安げに。
こんな世界で一人じゃない事に少し安堵した呟き。
成人男性だろうと、最近我が芽生えだした男にはそれらは少々刺激が強すぎるけど、それももう少しで全部なくなる事。

「家……残したい、隠したい……」

「……調べていた事はあります。でも、今回の件に役に立つか。
そう言われると大したものじゃないようにも思えて。
そもそも、残したとして誰かが来るとも思えないんですが」

ははぁ、と頭を掻きながらも思わず苦笑。
なのに自室に関して"死んだからまあいいや"と投げ捨てられる程に興味がない訳でもなく、その心が何から来ている感情なのか、まだわかっていない。

「だから、ロッシさんの家に行ってみていいですか。
単純に気になりますしぃ。あと参考に。色々と」

最後の口調が砕けて来たのは、きっと貴方の思いが伝わった証。
(-195) poru 2022/08/18(Thu) 22:33:37

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


「予定調和みたいに、自分に関わった人間ばかり死んでいく。
 親で2人、路地裏の人間が9人、
 掃除屋の人間が5人、そうしてとうとうボスが死んで
 昨日は8人、一昨日は4人、……」

「嫌にならないわけがない。」

ただただ自分を戒めるように、その数字は諳んじられる。
そして、これからも増えていく。

それを前向きに受け入れられるような強さはない。
けれど決して忘れられもしない。
できる事と言えば、現実に諦めを付けたつもりになって。
そうしていつか一人で死ねる事を願うだけだ。

「それがお前にとって良い事だったから、俺に恩があったから。
 だからいつかそのせいで死んでも良いって?
 冗談じゃない。俺はそんなのは望んじゃいない……」

「…死者は悼んでも、死者の姿も声も、俺は望んでなんかいない。
 望んでいたとすれば……それはガキの頃の俺だけだ」

結局は何処までも自戒に過ぎない。望む望まないに関わらず、
その虚ろな死者の残響は幼少期から既に聴こえていた。
盲いた片目はこの世ならざるものを見るようになった。

生者には期待するだけ傷付いて、然し死者には期待をせずに済む。
だからその全ては幻覚でなければならなかった。
こんな人生でも、せめて死者だけは愛する事ができるように。
(-198) unforg00 2022/08/18(Thu) 23:36:27

【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

「そういうものですかねぇ。
 想像できませんけど……できてたら既に持ってるかぁ……」

貴方の言葉を聞いて、淡々なのかぼんやりしているのか曖昧な瞳で「ふんふん」と何事か勝手に納得した顔をして。

「と言う事は、俺が何かを求める日が来る可能性があるなら、
 テンゴさんが俺の事をとことん愛でて突き詰めたくなる日もくるかもしれないんですね」

なんてシレッと言う。当時は今と違って生意気さは少ない代わりに、その辺りは駆け引きよりは堂々と伝えてくる……要するに事の重大さをよくわからず発していたのである。

「へぇ、随分と奇妙な色ですね。面白い性質?爆発するとか?」
(-214) poru 2022/08/19(Fri) 0:57:21

【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

「その癖律儀に逃げないで声を聴いてるんだねぇ。
 今、子供の頃の君がいるから?それとも罪悪感かなぁ」

「俺はそんなに"自分のせい"って決め付けるなら、
 それこそ死者の…声?が聞こえるならちゃんと言い残すの聞かないと罪悪感に潰されそうだもんなぁ」

あと、呪われそう。なんて付け加えて。
さすがにいつものノリの応酬をして落ち着きを取り戻してきたのか、座っていた状態からようやく体を起こして立ち上がる。

「そんな嫌いたくなかったなら放っておけばよかったのに。
 どうせ俺、ここが死んだ場所ならブツブツ言ってただろうし。
 俺と話したところで、嫌いになるばっかりだったんだろ。
 その対象が"俺"か、"君自身"の事かは知らなかったけど。
 
 なにより君はノッテの為になる仕事がまだできるけど、
 俺は何を言おうともうノッテの役にも立たないのだから」
(-217) poru 2022/08/19(Fri) 1:07:11

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 愚者 フィオレロ

ほとんどのことは、普段通り程度に意味ありげな笑みと共に流した。
なお気になることがあれば移動してからまた聞いてくれ、といったところだろう。
 
 “招いておいてなんだが、何もない所だよ?”
 
 * * *

──何もないとはどの口が言ったものか。
いや、口にしてはいないのだが。


リビング・ダイニング・キッチンの境界のない広い部屋。
深い色合いのシックな棚やテーブル。
一目で高級なのがわかる革張りのソファー。
壁にかけられた何枚かのレコードのジャケットは、
その存在を主張し過ぎずに部屋の雰囲気に馴染んでいる。
その他にも、室内を彩る小物は少なくない。

彼に案内されて行けば、あの店の内装を好む人間の住んでいそうな、
派手さはないが充実した落ち着いた空間があなたを迎えた。
ここがバーのVIPルームだと言われても、恐らく疑うことはなかった。
それくらい、完成された部屋だった。
それこそお手本のような。

二階にあるだろう私室や他の部屋も、きっとそう変わらない雰囲気だろう。

彼はキッチンを一度見やり、少しの間なにかを考えてから、
棚の上のアロマキャンドルに火を点けた。黒の陶器の香炉の中で炎が揺れる。
ほんのりと甘い、カモミールを主としたやわらかな香りが室内に広がっていく。

部屋を眺めるあなたに、二人掛けの方のソファーを示し、
彼自身はその斜め前の一人掛けのものに腰掛けた。
(-226) 66111 2022/08/19(Fri) 2:15:03

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 愚者 フィオレロ

「かわいい部下は幾らでも可愛がってやるさ。」

さてな、と笑う。
俺の後継にでも据えてやろうか、なんて考えながら。

「茶が爆発してたまるか。色が変わるんだよ。レモン汁を入れると青から桃色に変わるんだと。」

お前さんもちょっとしたことで変わるかもな、と。
(-251) ぴんじぃ 2022/08/19(Fri) 11:11:43

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


「……全ては都合の良い幻覚だ」

責めるような言葉も、慰めるような言葉も。
自分が罰されたいだけの、自分が許されたいだけの、
きっとただそれだけのものだ。死者への冒涜だ。

「逃げたってどうにもならない。
 誰を嫌う事も、自己中心的になり切る事もできないまま
 今もこうやって都合の良い言葉を聞いている。
 俺はいつになったら満足するんだろうな」

死者を模った幻覚が止む事は無い。
耳を塞いでも、目を閉じても、それは無意味な事だ。
常に否応なしに付き纏うそれから逃げる事はできない。

もう見たくもない、聴きたくもない、
なんて、言えるわけもないし。
そう思っていたら幻覚にもならないだろう。


「誰かの為に俺ができるのは、一人で死ぬ事だけだ。
 そこに居るだけで不利益を齎しかねないような奴は、
 生きていたって誰の、何の為にもならないよ」

「お前の方がずっと必要とされていただろうに」

到底利益と不利益が釣り合っているようには思えない。
あの日死んだのがあなたではなく、自分であればよかった。
いつか誰かに言った言葉に、嘘は無い。
(-258) unforg00 2022/08/19(Fri) 12:40:19

【秘】 愚者 フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

「あー。だめですよ。
 そんな安易に“幾らでも”とか言っちゃ。

 飢えてる子の胃が無尽蔵なのは魚見るだけでもわかりますし、
 責任ちゃんと取らないとダメですよぉ。
 俺は、テンゴさんの代わりに面倒見たりしませんからね」

このナンパ師めー。
とばかりに責めているように見えて、緩い。
この頃はマイペース故にそこまで気にしていなかったのもあるが、自分以上に相手の世話を焼いている部下、の存在にピンと来ていないのもあったのだろう。
これでもこちらが世話を
している
顔である。

「はあ、色が真逆になりすぎじゃないですか?
 でも変わるのはわからなくはないですよ。
 水を含んでいないスポンジなんてすぐ変わるでしょう。

 ……変わることが、
 俺や貴方にとっていい事かはわかりませんけどね」
(-322) poru 2022/08/20(Sat) 0:14:02

【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

「……アホくさ。
 本当に能もない無能で死をまき散らすサポートの男を
 ノッテが雇うと思ってるなら、そっちに謝ってほしいね。

 勝手に人が死んだことを君のせいにしないでくれるか?
 俺が死んだのはあんな疑惑があったにもかかわらず、
 わざと意図的に姿を露出しだした結果だろう」

「君が自分を下げれば下げるほど俺まで下げられる。
 溜まったものじゃない。自慰行為寝てやってくれよ。
 ……ん?今の認識がそんな感じなのか?なんか嫌だな……」

貴方が内心後悔していようが周囲はそう評価をしていないし。
周囲を覗いてもフィオレロ自身もそう思ってなかった。
なのだが。幻覚扱いなのかやさしい言葉を掛けようにも、
生前と同じく受け取る様子がまるでないのである。

これには困った。
本音を言うだけで勝手に脳内フレンドに変換されてしまう。

「……満足っていうか、幻覚じゃないのを自覚したら?
 君じゃ知りえない事をここで教えて、それが真実なら
 そろそろ目覚める気はあるかい。不幸なお姫様?」
(-325) poru 2022/08/20(Sat) 0:28:23

【秘】 愚者 フィオレロ → 永遠の夢見人 ロッシ

「何もない処か、何かしかないところじゃないですか」

揺れる文字の末端を思わず突きながらそう指摘し、
余りじろじろ見ないようにしつつも、
その美的感覚の高さには、さすが店を出していただけあると感心している。

到底自分が置かないような小物があるとつい視線が数度うろうろしつつもさすがにはぐれず、貴方の後ろをついていき。

何故かキッチンで止まったのを見ると不思議そうに首を傾げた。
その後、案内された場所に座った後もそれに興味が捨てきれないのか、カモミールの香りが漂うキャンドルのほうを見つめながら口を開く。

「感想は色々あるんですけど省略するとして。
 さっき何で止まったんですか。
 俺はカモミールも好きですけど……嫌いな人か気を使われた?」

「……と言うか、死んだのに一生暮らせそうな場所だ。
 牢獄以下の俺が最初にいた孤児院と比べると……」

昼と夜ほどに違う月とスッポンだ、何て言いつつ。

「遺しそびれた物とか相手がこの中に埋まっていたり?」
(-326) poru 2022/08/20(Sat) 0:35:11

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


「俺はここに居られるだけの手は尽くして来た。
 飽くまで替えの利く協力者として、付かず離れずの所に」

個々の能力を重視するこの場所に居られるだけの実力を。
然れど幾らでも他に替えの利く、この立場に辿り着く為に
それこそ人生の半分近くを費やして、今ここに居る。
外部からの協力者。それ以上でもそれ以下でもあってはならなかった。


「俺の不幸だけ・・が誰を殺したとも驕っちゃいない。
 それでも既に、全く無関係と思える領域には無い」

それらが自分のせい、ただそれだけという考えはあまりに傲慢だ。
真実そこにはそれぞれの思惑が、動きがあり、その結果そうなっただけの事。
けれど自分に一切関わりが無いと思える段階はとうに過ぎた。
実に些細な影響。歯車が僅かに狂うだけで、全てが容易く崩れ去る事もある。


「結局は何もかも自己満足だ。
 ただ俺が納得したいがためにそうしているだけの事だ」

わかりきっていて、そうしていた事だ。
せめて、誰にも迷惑など掛けないのだから、それでいいだろうと。
距離を置く事も、赦しを受けない事も、死にたがる事も。


「……仮に、この全てが、幻覚でないとしたら」

背負うものはこれからも増えていく一方なのだとしたら。


「目が覚めたところで、俺は助からないよ」
(-379) unforg00 2022/08/20(Sat) 14:39:02

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 愚者 フィオレロ

「お前さんが飢えていて俺が居ないとどうにもならない程度にまで落ちぶれたら責任は取るさ。」

そんなことにはならないだろう、と高をくくった物言いだ。
この頃はそんなに求められるとは思っていなかった。

「化学反応がどうとかで変わるらしい。変わることが良いか悪いかなど、その時にならんと分からんさ。ただ、お前さんならそう悪いことにはならんと思うがね。」

軽く肩をすくめて見せた。
(-383) ぴんじぃ 2022/08/20(Sat) 15:06:45

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 愚者 フィオレロ

彼はカップを傾けて中身を飲む真似をし、
そしてゆっくり首を横に振った。
飲めるかもわからないだろう?
客人をもてなそうと考えたが、
方法を変えたというだけらしい。
 
 “言っただろう? 何もない所だよ。”

再び羽ペンを手にし、そんなことを置く。
あなたが言ったような物も当然、存在しないということだ。
 
 “さて、君は何の話をしたいだろう?”
 “したくない話を挙げてくれても構わないが。”

特にないと言うのなら、彼はここまでに
あなたが零してきた言葉を拾い上げて、
あなたについてを問うことになるだろう。
あなたが自身の話をしたくないと言うのなら 
別の何かの話をするのだろう。
他の場合は、その内容次第だ 
(-433) 66111 2022/08/20(Sat) 19:27:17