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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

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【神】 冷たい炸薬 ストレガ

【ノッテアジト】
「あっそ」

配下のソルジャーから情報が回ってきた時の反応は
たったそれだけだ。うろたえる部下に肩を竦めた。

「あたいは探偵でもFBIでもイヌでもないんだよ。
 手口を知ったからって狙撃できる奴
 全員殺してくのかい?そしたらノッテどころか
 アルバも全滅してこの世から悪は消え去った、
 めでたしめでたしになって終わりだよ」

食い下がる部下に溜息をひとつ、
冷たい目をじろりと向けて言い聞かせる。

「こんだけデカい事をしたんだ、
 やった奴は絶対に逃げられやしない。
 だから、メチャクチャな事をし始めるよ。
 ここから偽のタレコミだの、
 疑いだのが山のように出るに決まってる。
 他の連中によく言っときな、
 無駄に踊らされて浮足立つなってね」

ストレガは幹部ではない。幹部になるつもりもない。
部下を躾けるのは面倒を減らす為だ。

「本物が出た時に、食いついてやりゃあいいのさ」

ただ、やはり、ストレガは悪の側だ。
獰猛に笑うと、いつもの仕事に戻っていった。
(G4) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 10:58:05

【独】 冷たい炸薬 ストレガ

/*
メチャクチャ狼みたいな発言してるけど狼じゃないです
狼みたいな発言してるけど……
なお踊らされるなとは言うけど、
上司や同僚にあいつ殺したいから手伝ってって
言われると多分普通にいいよって言います
(-27) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 12:07:48

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

あなたの作業場に訪れた一人の男。
手には大きな長いケース。
相変わらず質の良いスーツを身に纏っているが、今日はそれも問題ないだろう。

「約束通り依頼に来た。
 スナイパーライフルを1丁。直ぐには必要にはならんと思うが、できる限り早いほうが助かる」

こればかりは部下に任せるわけにはいかない。
自分の愛用武器を他人に触れさせるのは、このメンテナンスの時くらいのものだろう。
(-33) eve_1224 2022/08/12(Fri) 16:49:13

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

アジト内の作業場で、今日も何やら機械を弄っている。
同ファミリーの者が2番目に多く見るストレガの姿だろう。
1番多いのは街中のあちこちで神出鬼没にうろつく姿だ。

そちらを見る事もなく片手を挙げて、1本立った指は
『ちょっと待て』のハンドサイン。
キーボードを叩いて、細かな電子取引をしていたのだろう。
それから椅子を回して振り返る。

「いつだってお客様は待ってくれないもんだ。
 朝から晩までいつでも呼び出しってのは泣けるね」

その分、他の時間的自由も確約されているのだが。
ケースを受け取ると、早速机の上に乗せて開封。
じっとりと眺めてひとつ頷いた。

「丁寧に扱ってるようで結構。
 歪みを直して軽い調整だね、2時間もあれば終わる。
 改造だのパーツ換装のご要望があるならするけど?」

『報告資料』に関して何か言う事もない。
昔から手になじんでいる古い銃を使っている、
とかでもない限り、最新銃のパーツなら余っているはずだ。
古い銃にしたってやりようはあるだろう。
流石にマスケットのような骨董品だと話は変わってくるが。
(-43) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 19:01:57

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>10 レヴィア

「……吹かしじゃなくて本当にバレてるとはね。
 見つからないように結構気を遣ってたんだけど、
 この調子じゃ他の連中にもその内見つかるな」

声は扉ではなく、少し離れた箱の影から。
対して大きくもない破損穴から、
窮屈そうに女が姿を現した。

「ま、いいさ。お届けどーも。
 ……冷えたコーヒーくらいなら出せるけど?」

この手合いは遠回りだので、露見しにくくはしたはずだ。
自分ならそうする。その労をねぎらうくらいはしてもいい。
ひとまず箱を受け取ろうと両手を伸ばした。
(12) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 19:49:32

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>13 レヴィア

「ま、一般人から見つからなきゃどうでもいい。
 どんな口説き屋だってわざわざ隠れてる所に来て
 蹴られる口実を得たくはないだろうからね」

肩を竦めながらも、箱を抱えて。
がご、と大きな鉄箱を蹴りで退けて、穴の入口を少し広げる。

「逆になんだったら興味があるのさ」

そう呟いて屈んで穴に入り、箱を置くとあなたを招き入れる。
中は廃墟の割には小奇麗で、幾つかの机と椅子がある。
動く事もないはずの歯車たちは錆びも埃もない。
床も入口付近は草が侵蝕していたが、
そこ以外はワックスのきいた床板が張られている。
発電機でも持ち込んでいるのか、壁にはコンセントの口が
幾つもあって、電動ドリルやはんだごてなど
電機工具のコードがいつでも挿せるようにぶら下がっていた。

特に大きな机のひとつには工具箱とノートPCが置かれ、
おまけに分解されたライフルの部品が転がっている。
その机だけ、小型LEDライトの代わりに
アンティークのデスクランプが灯されて
柔らかく手元を照らしているようだった。

「適当に座りな。飲み物取ってくる。
 ……何かリクエストは?」

興味と、実在性があるかどうかは別として。
(16) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 20:44:26

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

ハンドサインを見れば頷き、ケースを丁寧に開いている作業台に置いて取引してる様子を眺めて待つ。
生憎街中をうろつく姿をこの男が見るのは稀だが、アジトでこうして作業したりしている姿はよく見ていることだろう。

「それだけ君の腕が良いということだろう。
 俺も今のところ、こいつを預ける先はここしか無いと思っているからな」

同僚のツィオとは違って、歯の浮いたセリフのようなものはとんと出てくることはないが、思ったことは正直に口を出す男だ。
謙遜なく褒めていると受け取っても問題ない。

「ふむ。思っていたより早くて助かる。
 改造までは必要ないがそうだな……、スプリングを少し強くしてみたいんだが、調整可能か?」

密輸をしていると海外との取引が多い分、最新の物に触れることが多い。
使い慣れたこの1丁と、最新の使い比べをし、これを少しずつ調整を重ねるといい味が出る。
今日もほんの少し最新の物に近づけるよう、従来よりも数値を10ほど上げてみたいと貴方に伝えた。

報告資料に関して、今日は古参の上役からいろんなことを問われた。
何も聞かずいつも通り対応してくれるのは、少しばかりほっとするところだ。
(-57) eve_1224 2022/08/12(Fri) 21:38:55

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>18 レヴィア

「奇遇だな、あたいも知ってる」

恐らく同じ顔を思い浮かべた事だろう。
そしてそんな事になればまた口説き文句が増えそうなので、
ストレガは全てを忘れる事にした。

「奇遇その2」

猫、ね。とそれだけ言って、肩を竦めて階上へ向かう。
上は生活空間なのだろう、金属のらせん階段を昇っていった。

……がちゃ、ばたんという音からして、
どうも冷蔵庫まで持ち込んでいるらしい。
ほどなく戻ってきた手にはペットボトルが2本。
どちらも有名飲料メーカーの、片方はコーヒー、
もう片方は一応アールグレイティー。
その内アールグレイの方を放って寄越した。

「お上品な物は品切れ中でね。
 要らなきゃあたいが飲むから適当に置いときな」

言って、自分は作業机の前に座る。
特に何をするでも、言うでもない。
ぱき、と開封の音と喉を潤す音だけが響いた。
(20) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 22:16:36

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「そりゃどうも。どっかの誰かに
 天使だなんだと言われるよりずっと耳に良いね」

正しく歯の浮く台詞を吐かれたのだろう、
寒気がするというように身を震わせるふりをした。

「スプリングね。前の余りがどっかにあったな……
 了解。分解清掃矯正で50分、
 スプリング交換と確認で10分。
 調整確認が1時間……だな。よし、始める」

言うが早いか、メンテナンス用の機器を稼働し始める。
指を飾るリングを外し、代わりに薄手のゴム手袋をつけて。
工具やらパーツやらが幾つも幾つも出て来ては、
万力で固定した状態で外して、つけて……
分解しては慎重に組み合わせ、清掃しては頷いて。
時に顕微鏡のようなものまで取り出して歪みを正し、
無数のスプリングから強度が丁度良い物を探り……

機器の為に冷房が随分効いたこの部屋でなお、
汗を流しながらそんな作業を延々としている。

それを眺めていてもいいし、時間まで放っておいてもいい。
どちらにせよ、作業の合間以外に彼女は反応しないだろう。
(-62) shell_memoria 2022/08/12(Fri) 22:38:15

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

「言われたのか……」

マフィアに天使とは一体どんな皮肉なのか。
歯の浮くセリフを誰彼構わず吐く同僚の顔を思い浮かべて、若干遠い目をした。

「出来そうか。
 それなら、後は任せる」

1時間程度なら、どこかにいかずとも良い。
ここでもやれる仕事はあると、手持ちの端末を開いて作業を始める。
お互い表家業で忙しいのは周知の事実だ。

「…………」

ふと、取引先との連絡の合間。
作業中の、真剣な貴方の横顔を盗み見る。

こういう付き合いもあり見慣れてる貴方は、比較的普通に話ができるのでありがたいのだが。
いやしかし、こうした作業が板につく女が、どうしてマフィアとなり破壊工作などを行うようになったのだろうと、少しだけ興味が出てきた。

「……君は、どうしてこの道に入ったのか聞いてもかまわないか」
(-79) eve_1224 2022/08/13(Sat) 1:14:04

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 冷たい炸薬 ストレガ

いつかの時、アジトでの事。
ふとあなたの居る所に通りがかった掃除屋は、
これまたふと思い出したように、懐中時計の修理の依頼を持ち掛けた。

文字通り蓋を開けてみれば、特別な事など何も無い。
故障は単なる部品の劣化が原因だ。
とはいえ素人には適切な部品の調達も一苦労というもので。

つまりは専門家に任せるのが一番、ではあるけれど。
いくら腕の確かな修理屋とはいえど、『仕事』の道具でもないそれを
何も、今このタイミングであなたに頼む理由は薄いはずで。

あなたがもしもこの掃除屋にその理由を問うたなら、
恐らくはこう答えたことだろう。

『──死んだ知り合いから拝借したものなんですよ。
 だからできれば信用できる人に預けたかったんです』

『手を付けるのは、他の仕事の後で構いません。
 あんたが忙しい事は重々承知の上ですし、
 別に大して急ぐものでもありませんから…』


言葉に嘘は無いが、然して深刻そうでもない。仮にあなたがこの依頼を断っても
使い走りの掃除屋はただ、そうですか、と言うだけで。
引き受けたなら、時計を預けてさっさと引き上げていくだけ。
料金はそちらの提示する分だけを。つまりは言い値だ。

修理を終えるまで、互いに生きていたら、なんて。
そんなわかりきった前提など敢えて言う必要も無いだろう。
きっと互いに、無駄話は無用の人種なのだから。
(-99) unforg00 2022/08/13(Sat) 11:26:54

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「顔見る度にね。どこでもあの調子なんだろ、アレは」

何度口説かれたのか、ついぞアレ呼ばわりをしている。
仕事が始まれば、互いに黙々と。

「あ゛?」

作業中に声を掛けられると明らかにガラの悪い声。
とはいえ、そこは腕がある女だ。
ミスもなければ、手も止まらない。

「親父の跡を継いだんだよ」
「マフィアとは思ってなかったけどね」

シンプルな答えが返ってくる。
ジャキン、とスプリングの強度を確かめる音が響いた。
(-128) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 18:38:41

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ

「ふうん」

持ちかけられた依頼には、ただ鼻を鳴らすだけ。

「これくらいならすぐ終わる。
 部品がないからそいつの買いだしくらいだね。
 今夜には直せるよ、速い方がいいなら夕方には済ませる」

そう返して、依頼を受けた。
料金は部品と手間賃分、何なら外で職人に頼むよりも
安い程度の金額が提示されただろう。
速く、と指定があったならそれよりは少し割り増し程度で。

なんにせよ、時間通りに修繕は終わっている。
あなたが受け取りにくるまで、
懐中時計は静かに時を刻んで待つだろう。
(-130) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 18:47:09

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>43 レヴィア

「最近じゃ未開封でも注射器で毒を入れる、
 そんなケースもあるらしいけど?」

欠伸をひとつ、自分もぱきりと音を立てて珈琲を啜る。
猫にはなれない女は可愛くない言葉しか返さない。

「あん?……ああこれか。そうだよ。
 アンチ・マテリアルライフル。対物狙撃銃さ。
 ……こんなもんで撃ったら人間の形なんて残らないね」

時に戦車の装甲すら貫くと言われる物。
それが分解された姿は中々見る機会もないだろう。
(47) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 18:57:56

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>49 レヴィア

「外食不可?そりゃ凄いね。ジャンクフードも
 チェーンのピッツァも食わない、健康そうで何よりだよ」

普段の食生活がわかるような言葉と共にため息。
難儀な奴、と呟いた。

「簡単ねえ。ナイフを折るのは簡単でも、
 ナイフを使えるように錆びさせるのは手間だろうよ。
 狙撃の正確性を損なわず威力を下げるのは面倒さ」

言いながら、バラバラのそれらに視線をやる。

「これはあたいの趣味。……つーのは半分冗談。
 ただ、あたいが買い付けたってのは本当。
 ボス殺しを疑ってんならその答えはNOだって言っとく」

こちらもまるきりいつもと同じ顔、いつもと同じ声。
弁明もなし、返答と結論だけが返った。
(50) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 19:56:13

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

「なるほど。……道理でこちらの姿の方が板につくはずだ」

マフィアらしい行動が似合わないというわけではないが、自分で思っているよりも面倒見の良い姉御肌の女性なのだと、男は勝手に理解していた。

「君は、家族仲が良かったんだな。
 俺は孤児だったし、一度は養子になったが家族らしい家族仲ではなかったからな……そういうのはよくわからない」

ノートパソコンのキーボードをカタカタと音を鳴らしながら打ち込んで、そう答える。
お互いがお互いを全く見てもいないが、それがこの二人の距離感なのだろう。
(-141) eve_1224 2022/08/13(Sat) 20:42:25

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>53 レヴィア

「お年の割にしっかりしていらっしゃることで」
「あたいは正装は嫌いでね。いきぐるしいだけだ。
 好きな物を好きなように食って、その内死ぬさ」

やはり、ここでも獰猛に笑う。
自分の罪に対して罰など知らないねとはねつけ、
欲のままに自由に過ごし、エゴのままにこうして話す。
これに、忌避感などという面倒なもの正装はない。

「そりゃあ出来るよ。
 ファミリーの銃を整備するのは誰だと思ってるんだい」

そこには余程自信がある。言いながら珈琲を飲み干して、
幾つかパーツの足りないライフルの傍に空容器を置いた。

「趣味が被らなくていい事もある。
 野郎の口説き文句のきっかけにならないとかね。
 ん……何の為か。……ちょっとした手品の為、かな」

にひ、と口角をあげる様は、幾らか……年相応に見えた。
(54) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 21:00:56

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「別に、マフィアかどうかなんざどうでもいい。
 "血の掟"を結んどいてなんだけどね。
 あたいはあたいが出来る事をやってるだ、け」

トリガーを引き、重さを確かめる。
引き鉄は軽すぎず。触れただけで暴発するような男じゃ困る。
そして当然重すぎず。幾ら握っても出せない男じゃ困る。

「家族仲ね。好き勝手やって死んだジジイを見て、
 あたいも好き勝手にしてる。ただそれだけ。
 それを仲が良いってんなら良いんだろうな。
 それで?人に聞いたからにはあんたも喋るんだろう?
 『俺が孤児からどうやってマフィアになったか……』」

似てもいない声マネをしながら、スプリングを締め上げる。
万力で押さえた銃身を小さな槌でほんの僅か、1、2と叩いた。
(-148) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 21:17:05

【秘】 情報屋 ロッシ → 冷たい炸薬 ストレガ

/*
御機嫌よう、運営です! 本日の能力行使は「パス」になるかしら? 特に何もなければそう考えておきますね。
急に殺意の波動に目覚めた場合はどこかしらで叫んでください。「襲撃先変更→運営連絡」でなく「運営連絡→運営から返信→襲撃先変更」なら問題ないので!

…というお知らせでした。
そんなところで、この後もおたのしみくださいませ〜Ciao!
(-151) 66111 2022/08/13(Sat) 21:30:38

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 情報屋 ロッシ

/*
はーいこちら魔女!特に投薬予定はございません!
引き続きのんびりマフィアしています!!
(-152) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 21:35:05

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>55 レヴィア

「ハッ、違いないね。
 あたいはあんたを好く奴の方が大変だと思うけど」

整備をしてない手は自由だ。楽しげに、
両手の平を見せてハンズアップ。指先は僅かに黒ずんでいる。

「ちゃんとアジトにも工房はあるさ。ここは秘密の部屋。
 それを言い出したら暗殺者だって、アンティークより
 ナイフと銃に囲まれた家じゃなきゃおかしいだろ?」

部屋のあちこちには必要ない配線や配管が幾つも通っている。
それらにも確かに、幾つか銃のパーツが使われているようだ。

「まあね。顧客の情報も消失させる手品も覚えてるよ」

へらりと笑ってそんな言葉も続けた。
(57) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 21:50:00

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 冷たい炸薬 ストレガ


あれこれと詮索されないのは、付き合いやすい。
だからそうしてあっさりと引き受けられた事も、烏は詮索しなかった。
急ぎと指定はしないけれど、料金はやや上乗せされたものを。

「急ぐ意味も理由もありません。
 コルヴォ・ロッソ カラスども 営業時間活動時間
 残念ながら、ちょうど日が傾きかけた頃からですんで」

「今日も仕事が入ってます。
 どうせまたアジトに呼び出されるでしょうから、
 あんたの都合が悪くなければ、明日の日中には取りに出向きますよ」

だからこの仕事を急いで済ませる事に何ら意味は無いのだと。
それだけを簡潔に伝えて、喪服姿は静かに踵を返した。
たとえ止まった時計が動き出しても、何が変わるでもないのだけど。
(-161) unforg00 2022/08/13(Sat) 22:29:43

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ

「あっそ。割り増し料金にしても特別何かはないよ」

去る背中にそう告げて、欠伸をひとつ。

「ウチのファミリーには丁度いい人間味の奴がいないのかね」

呟きを落として、なあ?と今はまだ物言わぬ時計に声を掛けた。

生きていたらな、とは当然、どちらとも言うまい。
(-163) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 22:44:48

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>59 レヴィア

「だから大変そうだって言ってんの」

悪びれもせずそう返す。あなたの整った顔と並べば、
人によっては醜いと指を差す者もいるかもしれない。
それでも、これは随分好き放題に生きている。

「いないからそうした方がバレないんじゃないか。
 あたいが暗殺者に転向する事があったらそうするか」

そんな事にはならないだろうけど。
ストレガをアジトで見た事があるなら、
その大半は報告をしている姿か、
或いは業務用の大型機械やPCなどを弄っている姿だろう。
アジトの工房もまた、多数の機械に囲まれており、
重要な物以外の多くを上の求めに応じて扱っているようだ。

「世界なんかどうだっていいんだよ、あたいは」
「あたいがしたい事をしてる、それが一番さ。
 で、あんたは"こんな世界"以外の道はなかったわけ?」

それこそこれを本業にするとか、と
アンティークのデスクランプを示して。
(60) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 22:56:42

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

「そうか。お前らしいといえばお前らしい」

貴方も、自分も。
やれることをやっているという事実は変わらない。
話をしていても真剣に銃と向き合う貴方を眺め、何を考えているのやら、と目を細めた。

「世の中好き勝手も出来ない人間も居るからな。
 いろんな家族というものがあるんだろう。
 ……ん、俺か。
 俺は……もともと孤児だったからな、お前に語るような家族は最初から居なかった」

再度パソコンに目を向け、カタカタとキーボードを打ち込む。
最初は慣れなかった作業だが、今ではもうお手の物であるらしく、打ち損じをする様子は見受けられないだろう。

「まぁ、一度は医者の家に引き取られたんだがな。
 上流階級の暮らしは、……あの頃の俺には合わなかったということだろう。
 思想も当然合わなかったし……結局両親に子供が出来れば俺はお払い箱だったからな」

「逃げ出した先で抗争に巻き込まれて、ヴェネリオさんに拾ってもらった……そういう経緯だ」
(-173) eve_1224 2022/08/13(Sat) 23:35:53

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「らしい、ねえ……」

それ以上何か言うでもなく。
視線もまた、やはり銃から逸らす事もなく。
相槌すらも実際の槌の音に任せていた。

「はん。親父はノッテの事についてなんも言わなかったから、
 人の話はなんでも新鮮でいいね。
 ま、人間的なロクデナシよりは社会的なロクデナシの方が
 幾分いいのかもね。運が良かったね、おめでとさん」

聞いておいて投げやりな、そんな返答が転がってくる。
しっかしヴェネリオさんねえ……と、
直近では酔った姿しか思い当たらない幹部の顔を思う。

「あの人が人を拾うってのも中々想像し辛いな。
 まあ、そもそもあたいが人を大して見てないのはあるけど」
(-178) shell_memoria 2022/08/13(Sat) 23:57:49

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ


「運が良いと言えばそうなんだろう。
 同じ孤児院に居た二人ともここで再会できたことだしな。
 ……いや、3人が3人共マフィアなのはどうなんだとも思うが」

同じ年で同じような体格の3人は、子供の頃も今も3人で1つみたいな扱いを受ける事があるのは今も昔もあることだから、貴方もリカルド、ツィオ、マウロが同じ孤児院出身であることを聞いたことがあるかもしれない。

馴染みの良い槌の音を聞きながら、取引報告書を仕上げてしまうとデータをしっかりと保存した。

「昔は今ほど飲んでもいなかった……いや、そうでもないな。
 あの人も孤児院の面倒を見てるくらいだから、たまたま俺が目に入ったに過ぎんのだろうが。
 それでも俺はあの人に育てられたからな……俺の命そのものがあの人の物と言う訳だ」

それは決して色恋なんて生易しい色は帯びておらず。
ただただ敬愛と、何かに対する執着とが折り混ざったかのような、そういう類の物だ。
(-186) eve_1224 2022/08/14(Sun) 0:28:54

【人】 冷たい炸薬 ストレガ

>>61 レヴィア

自身の指先を鼻に近づけ、スンと鳴らす。
そうしてわざとらしく肩を竦めた。

「コーヒーの匂いしかしないね」

暗にどちらの香りも変わらない、とも。

「まあ好き放題してるんだから、あたいは幸せな方だろうね」
「にしても、……難儀な奴。
 別に今から楽しみくらい見つけたって
 バチ当たらないと思うけど?
 現代には便利な箱があるわけだし」

こつ、とノートPCの角を軽く叩いてみせた。

「人殺しだけがしたいなら別にいいけどさ、
 少なくとも表の仕事は変えられるでしょ。
 グラスハープの演奏家でも、なんだっけ、
 あの……東洋方面のさ。あー……猫カフェ?
 ああいうのとか。やりたい事、ないわけ?」
(63) shell_memoria 2022/08/14(Sun) 0:29:44

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 銀の弾丸 リカルド

「は?3人まとめて拾われたんじゃなかったの?
 全員マフィアとかその孤児院呪われてんじゃないの」

思わず一瞬手が止まった。暴言に等しい発言だが、
これにとって『驚いた』以外他意はない。

「ふーん……幹部候補殿は優秀そうで。
 まあなんでもいいや。
 重要なのはウチのファミリーは優秀なのが多いって事と、
 出身なんざ何の役にも立ちゃしないって事だし。
 あたいのとこに面倒が回ってこないように頑張りな」

言いながら、調整していた狙撃銃のパーツを
機械にセットして組み立てる。
簡易分解清掃では到底できない、
狙撃銃の精度を守る為の精密な組み立てだ。
それも見る間に完了し、取り回しやスプリングを
簡単に確かめると一度頷いてあなたに差し出した。

「終わったよ。スプリングはこんなもんでどう。
 言うまでもないけどゼロインは自分でやりな」
(-193) shell_memoria 2022/08/14(Sun) 0:49:05

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ

「それぞれ別の家に引き取られていた間は会ってないからな、たまたまだ」

ありえないような偶然が起こったからの奇跡だが、それについて驚かれるのは仕方のないことだろう。
自分自身、最後に合流したマウロを見た時は、とても驚いたのだから。

「そもそもツィオとは同期になるが、マウロは数年遅れてる。
 孤児院にとっては呪われてるのかもしれないが……上手くいかないような家に簡単に引き渡し続けていた結果だろうさ」

優秀と言われて悪い気はしない。
そろそろ調整が終わりそうな気配を感じて、保存を終わらせたノートパソコンを閉じると立ち上がった。
貴方のそばまで近づいて、銃を差し出されれば、それを大事そうに受け取って、指のかかりの感触などを確かめてしまうだろう。

「ふむ。今日もいい仕事だ、感謝する。
 スプリングも……あぁ、注文通りだな、いい具合に撃てそうだ」

ゼロインを自分でやらない客がいるのか?
と不思議そうに問いながら、ライフルをそっとケースに仕舞い貴方を見た。

「……。
 そういえば君は、俺に問わないんだな。
 ボスを狙った武器もまたライフルでの狙撃だというのに、何も」
(-196) eve_1224 2022/08/14(Sun) 1:17:23