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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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ヴェネリオリカルド魂信の印を刻み付けた。

【秘】 情報屋 ロッシ → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
御機嫌よう、運営です! そう言えば恋絆の役職がなくなったし、
そこの報告って必須ではないのでは…?と今更ながら思い至りましたが、
報告をもらっていて連絡の類が滞る要因になることもないので、
予告通り相手先の報告をいただきたく存じます。

ヴェネリオは魂信の印を誰に付与しましたか?
(-4) 66111 2022/08/11(Thu) 21:32:46

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 情報屋 ロッシ

/*
ご機嫌よう、魂信の印はリカルドに付与しました。ついてます。魂窓は発言こそ見られませんでしたが、一人ともう一人がいそうなのできっといます。
ロッシさん他情報やさんの情報網でこの窓を覗ける設定にしています。(確定ロール)この場にて感謝を。
殉教者
すべてに決着がついたとき、あなたの信奉する陣営が勝利していれば、勝利者の一員に加わります。あなた自身は、最終的に生き残っていなくとも構いません。
ヴェネリオはリカルドに魂信の印を刻み付けた。
(-11) toumi_ 2022/08/11(Thu) 23:13:34

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ

「部下にどやされるくらいなら、健康になっておいた方が得だと思うがね。」

軽口を叩きながら、いつものように。
親友が口にする戯言に、肩を軽くすくめてみせる。

「ほう。俺はとうとう用済みか?」
「俺は全てを失い、全てを売った。母国に帰ったとて、昼行灯に居場所などないのだよ。」

軽口に、軽口を返しながら。
全てを言わずとも伝わるだろう?と。
(-16) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 0:38:22

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → イル・マット フィオレロ

「まず勘違いしてるみたいだが……
 孤児院の奴らは俺の家族なんかじゃあない。
 
忘れ形見
であり、ノッテファミリー繁栄の為の道具だ」

「俺の『家族』は、愛しのボス先代が残したこのファミリーだけだよ」

はじめから、男は誰かに執着をしていない。
目的のために、手段が手に入るこの席に居られる義理を果たすためだけにここにいる。
それが幹部になるほどまでに、強く深く、裏切ることなく守り続けられているだけだ。
家族の形なぞ、こだわったことも欲したこともない。
ただ、焦がれ欲したことだけを遙か昔に置いてきてしまった。

「別に慕われてるからって……
 孤児院の連中も、部下のお前達も抱えていられるかよ。
 一人死んだぐらいで落ち込んで立てなくなるような軟弱者はここに居ないだろ?」

そんなこと願い下げだ、誰かを幸福にする誓いなんて二度と建ててやらない。
配るのは地獄への片道切符と、落ちていくだけの狂気への案内だ。

「近々一悶着起こすから念のためにだ。
 リックに子供の相手が務まるわけねえし、真面目で頭の良いお前ぐらいしか割り切って面倒は出来ん。やってくれるよな。」
(-29) toumi_ 2022/08/12(Fri) 13:24:17

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ


「はじめからやり直すなんて、いくつになっても出来る」
「いっそここじゃなきゃどこでも良い」

「平和主義の虚けだとは思ってない、さ。だがよお。
 ……似合わないよなあ、本当。」

すべて本心で、もう壊れかけている秩序の中であり方を問われるその仲介人を見る。
何処かに行けとは言わないし、誘いはしない。
改めて逃げるつもりも遠くに行くつもりがないのはわかった。

「お前も未練が無かったりするのか。
 どこのどいつも、死にたがりばっかだ」
(-30) toumi_ 2022/08/12(Fri) 14:27:36

【独】 デッドヘッド ヴェネリオ

/*
拾われ子ラウラと、身内びいきサルヴァトーレ!?!?
どっちからふっかけた喧嘩なんだ。
なんだ、なんだこれは!!!めちゃくちゃがはじまったぞ。
やべえ死之商人まじでPLペンライトオタクの役職だ。
想像以上にこいつらを推すとかじゃなくて野次馬になってる。

お目汚しするから騒ぐときは静かに騒ぐぞ。
なんだ……すごいいい空気が吸えている。争ってくれ。
こちとら争いマニアだ。人が死んでるところを見ないと落ち着かない、頼んだぞ。
(-31) toumi_ 2022/08/12(Fri) 14:38:21

【人】 デッドヘッド ヴェネリオ

【コーヒーショップ】

花束を一つ鞄に入れた男は、立ち飲みのバールに寄っていく。
部下も連れずに歩くその姿は祭りの土産を持って帰る父親のようだった。

「エスプレッソ、それと勧めのパニーニでも」

メニューに書いてある倍以上の代金をテーブルに置いて、すぐにやってきたパンを流れるように咀嚼し嚥下する。
あっという間に胃の中に押し込めてしまえば、置かれた水で口の中を潤した。

嫌な知らせと煩わしさから目をそらすように、賑やかな祭りと豆の香りに包まれながら。
漸く届いたカップにたっぷりと砂糖を入れた。
(4) toumi_ 2022/08/12(Fri) 15:29:36
ヴェネリオは、先日のお優しい事を思い出しては鼻で笑うように悪態をついた。
(a0) toumi_ 2022/08/12(Fri) 15:45:53

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ

ふん、と鼻で笑う。
この男にしては珍しい。

「それが許されるのは若いもんだけだろう。少なくとも、俺たちには隠居が似合いだ。もしくは骨を埋めるか、だ。」

あくせく働くのは自分たちには似合わない。
未来は若者に託せば良い、と何処か放り投げたように言う。

「俺の一番の未練はとうの昔に消えたが、別に未練が無いわけじゃあない。お前に可愛い部下がいるのと同じように、俺にも居るからな。」

「死にたいとは思わんよ。今はね。」
(-35) ぴんじぃ 2022/08/12(Fri) 17:07:33

【秘】 情報屋 ロッシ → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
確認しました! 闘窓を見れしもの達がワクワクしているようで何よりです。任意の方法で情報を取得していけ〜〜! リカルド様にも方法等を共有していた方が動きやすいかな?なのでぜひ教えてあげてください〜〜、既に伝えてくれていたらありがとうございます!!

そんなところかな? それではよき闘窓を見れしものライフを〜〜Ciao!
(-37) 66111 2022/08/12(Fri) 17:23:04

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

今までにこうしたことはあったのかどうか。
ひょっとしたらこれまでの二十年近くを我慢していられたから、
こうして簡単に貴方の懐に踏み込めたのかもしれないし、
或いは幾度となくこうして、腕の中に滑り込んでいたのかもしれないし。

どちらにしたって、返答があれば何ともまっすぐに過ぎる喜びに目元を緩ませた。
貴方がどう扱ったとしても、さほど気のない一手で簡単にこういう表情が引き出されてしまう。
それが慈愛にせよ謀略にせよ、貴方にとっては簡単に突き崩せてしまうように、見える。

「嬉しい。……ありがとうね。
 オレ、車回してくるから! あとでお店教えて、すぐにそこまで迎えに行く!」

ぱっと離れて配達車のほうへ駆けていく。
約束をしたそれが守られる筈のものであり、そのまますっぽかされるとは思いもしない。
――どこまで見たままの無垢と信頼であるかを考察するのは自由。
結局は敵対するファミリーの人間なのだと、いつでも手を離す権利が貴方にはあるのだ。

「……オレ、聞いちゃったからね。今晩は付き合ってくれるって」

得意げにちょっと笑って、運転席へ身を滑らせる。間もなく車は発進するだろう。
その後、連絡を入れてきちんと待ち合わせに応じるにしても、
このまま何も言わずに別れてしまうのも。
決定権は、貴方の手の内に。
(-41) redhaguki 2022/08/12(Fri) 17:47:45

【秘】 イル・マット フィオレロ → デッドヘッド ヴェネリオ

「成程、情がなくてもビジネスとして出来はすると。」
 
こちらはこの様な言い草で、貴方の言い草も相当だが。
少なくともその辺に目についた男にただポンと押し付けるような
案件ではないのは、何度か貴方についていきその不健康にも見える
容姿に似合わない姿を見て痛みとしては理解している、つもりだ。

「……ヴェネリオさんの"家族"はそうなんですね。
 俺の認識している、欲している家族と随分と違うや。
 勿論、ファミリーは好きですし大切ですけど……」

ふむ、とどうしたものかと言わんばかりに顎に手を置いて思案。
即答で受けるとも、嫌だとも言わずなんとも煮え切らないのは、
あらゆる意思と感情が綯交ぜになったせいで出力が虚無になったもの。

「できはしますけど」

「俺の率直な意見としては、正直“あいつに託したから大丈夫だろ”的に勝手に満足されて、死に場所を見つけたとばかりにくたばってこられるのが一番嫌なんですねぇ」

「言ったでしょ。俺はそもそもヴェネリオさんにも
 テンゴさんにももっとその席に座っていてほしいんです。
 その提案だけだと、椅子に興味ない俺としては困りごとだらけで」

まだ言ってなかったかもしれない。と言った後に思ったが、まあ伝わるだろうかと誤魔化した。

「つまり俺の言う家族になってほしいんですけど」

「孤児院と大量の部下が抱えられなくても、
 一人"それ"が欲しいって言う男を
 持ちこたえられないほど貴方も軟じゃないでしょ?」
(-72) poru 2022/08/13(Sat) 0:11:46

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー

「やれやれ……一体誰がこんな風に育てたんだか」

我慢させていた分、甘やかしてやりたいの感情は確かにあった。
如何せんこの時勢だ、裏切りが許されない世界に身を置いている時点でこの縛られた振る舞い方をわかっていたのに。
どうしてここまで迷わなくちゃならないんだ。

ここで約束を破り捨て何も瑕は残らない。
鈍い思い出として花弁に乗せれば風に吹き飛ばしてしまえばそれでいい。

「お人好しな野郎だぜ」
この手でその首を手折る自分を幻視した。

ナイフで刺した返り血が手にこびり付いていた。

煙のにおいに混ざって鉄さびが鼻についていた。
死神が笑って手招きをしているのを。
容易に想像ができてしまった。


『今夜は行けなくなった』

Kalanchoe、Daisy、Lisianthus、Stargazer、Iris、……
-Ti auguro tanta felicità.-


待ち合わせを約束した店には、差出人の無い季節の花束が一つ置き去りにされていた。その日は一日中ヴェネリオが現れることはなく、貴方は待ちぼうけを食らってしまったかも知れない。

もし不運なことが起きて再び出遭ってしまうことがあれば、そのときは――。

無神経な連絡を届けたその端末は、電源が落とされ暫くの間繋がることはなかっただろう。
(-93) toumi_ 2022/08/13(Sat) 5:58:08

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

――……結局その日の夜に店の前を訪れた男は、
花束を握りしめ、店の扉を何人もが出入りをして、
店の明かりが消え、店員が片付けも済ませて、
追い払われて尚、扉の横に座り続けて、街の明かりが一つずつ消える。

日が暮れても尾を引いていた祭りの気配が、月の落ちるごとに薄くなって、
朝日が地平線の底に見え始め、空がうっすらと白んでくるまで。
ずっと、ずっと。誰かを待っていた。

街の半分を敷く顔役、彼が舞台から降ろされてしまって、
今や誰に次の銃口が向くかもわからなくなった、ある日のことだった。
(-110) redhaguki 2022/08/13(Sat) 15:51:41

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
強い筋肉の描き方です。
一応ご確認したいのですが、今後別日にてヴェネリオさんに会いに行くこと自体は、
キャラクターおよびプレイヤーとして問題のないものでしょうか?
何かしらの懸念であったりご都合よろしくないようであれば、
こちらあまりしつこく話しかけるのは控えようかと考えております!
あまり無理せず、正直ベースでご回答いただければ幸いです……!
(-111) redhaguki 2022/08/13(Sat) 15:53:47

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → イル・マット フィオレロ

「死に場所なんて思いついてないぞ……
 というかテンゴも気に入ってんのか。あー、なんだって?」

頭をかいてシガレットに火を付ければ鏡の位置はもう気に入らなくなっていた。

手放してしまえば楽だ。
先代から引き継ぎがなければならないこと。
一番丁寧に扱う案件。それだけだったはず。
”抗争が起きることを知った幹部”として、
しなければいけないことを、しているだけ。
それがこんなにも引きずっている理由を、男は知りたくも無い。

目の前の男が椅子に興味が無いのは意外だった。
若者に先を期待しているのは上司として当然だ。
当たり前の、ファミリー-家族-に対する感情、それを、

家族
になりたいだ?
 まさかそんなことを言われる日が来るなんてな」

たやすく垣根を超えてくる部下に、何様かと笑い飛ばした。
苦くて崩れたタルトタタンの裏で笑う女が被って、霧散する。


「家族になんざなるつもりはねえよ、俺は身内もいらん。
 心が伴っていない家族とやらは欲しくないだろ。
 ――一朝一夕で手に入らない、それがお前の家族だと思ったんだがどうだ?」
(-117) toumi_ 2022/08/13(Sat) 17:24:09

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー

/*
連絡ありがとうございます!
別日に会いに来るのロールはキャラクター、PL共に問題ありません。
また役職は確定した死を取り扱うものでもなく、これから行う不穏は全てRPの要素になります。

この先、流れにもよりますが幹部として武器を向けるロールをする可能性があります。
PLは死亡または負傷目的ではありませんが、キャラクターは害意を持つRPを致します。確定の回避ロール及び対処は幾らでも可能ですので何か不都合がありましたら避けるか、連絡をしてくださると幸いです。
(-119) toumi_ 2022/08/13(Sat) 17:35:11

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ

「未練が残っててよかったよ。
 俺がくたばっても面倒なことを押し付けられる」

先程までいっていた言葉を手のひら返しに。
イタリアの血ではない貴方ならもしかして、と思ったすべてをかきけした。もう無駄なことは考える必要はないな。

今日も茶をしばいて特製のパイでも出してやって、
ああ、あとは何しようか。

「せいぜい長生きしようや、やりたいことだけやってな。
 時にテンゴ」

友人であり兄弟、お前には何があっても武器は向けられんだろうな。

「お前さんは改めて家族ってやつは欲しいと思うか」

ファミリーの絆の話でないことは一目瞭然だ。
男も当の昔に未練は消えた、今の家族は彼らノッテだけだ。
(-126) toumi_ 2022/08/13(Sat) 18:32:35

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「パソコンはこれを使え。
 遠隔操作で情報を消すコマンドも携帯に送ってやる」

とん。
アジト内、上司の部屋に置かれたのはノートパソコンだ。
データを読み取る為の機械が静かに回り続けている。
男はといえばコードが入った鞄を床に投げ、
革張りのソファに横になって天井を見上げていた。

「はぁああ……リック、珈琲入れてくれ。
 頭がいてえ……」
(-131) toumi_ 2022/08/13(Sat) 18:53:45

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
了解しました!
ご説明いただいた事項について、こちらは一切問題ありません。
こちら割と押せ押せで運ばせていただいていたので、
一度確認したほうがいいかな……と思いご連絡したものとなります。
お時間・お手間いただきましたが、改めてよろしくお願いいたします。
(-133) redhaguki 2022/08/13(Sat) 19:06:56

【神】 デッドヘッド ヴェネリオ

【ノッテアジト】

時間通りにきた男は珍しく酒が入っていない様子で。
いつにもまして不健康さが際立っていて、知らせを聞いた時の彼はいっそう機嫌が悪くしていたそうな。

「そうかい」

新しい報告は少ない。
男にも伝えてやるような事件はひとつたりともなく。

部下たちを眺め、席をたつのはほぼ誰もいなくなってからだった。

一度不自然に視線をやった先は小柄な女。
値踏みをするように送った視線の理由は、
思い当たることがなければ覚えはないのだろう。
(G16) toumi_ 2022/08/13(Sat) 19:18:24

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「へぇ、これ専用に組んであるんですね……」

コマンドは、と。
音の鳴った携帯を確認し、消去してしまわないよう、その通信文にロックを掛けた。

「珈琲ですか? はい、只今」

USBを挿して、中にあるものを見てみたかったが、上司からの要望とあらばそちらが優先で。
後ろ髪を引かれる思いで、常備してあるコーヒーメーカーを使って引き立ての豆に湯を注いだ。
ブラックを好むあなたにミルクや砂糖は必要ない。
だけどこの珈琲の濃さは、貴方の好みを数年かけて完璧にマスターした黄金比率だ。

「酔いの悪影響が頭にだけ来るのはどうしてなんですかね。
 はい、どうぞ」

小言を一つだけ追加して、貴方の前に温かい珈琲を一杯差し出した。
(-158) eve_1224 2022/08/13(Sat) 22:16:17

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ

「お前さんの代わりが俺に務まると思うなよ。まあ万が一があったその時には、1つくらいは引き受けてやろう。」

親友の肩書と自分の肩書は違う。
重みも何も全く違う。だから荷が勝ちすぎる、と首を横に振りつつも、親友の望みを断る気にもなれなかった。

「ああ、全くだ、が。なんだ、藪から棒に。」
「俺がそういうものを作らんのはよく知っているだろう。この歳にもなって、そういう風に考えたことはないね。」

この男、自分から作るつもりはないらしい。
歳も相まって、といったところだろうか。

「それとも、とうとうお前さんも色気づいたか?」

やや揶揄うように、友を見た。
(-162) ぴんじぃ 2022/08/13(Sat) 22:35:06

【秘】 イル・マット フィオレロ → デッドヘッド ヴェネリオ

「えぇ〜……本当ですかぁ?
 普通はドンパチお遊び予定を告げられた上に、
 これまでなかった引継ぎをよりによって俺に頼むから
 『もしかして』って心配しちゃうものなんでぇ」

口頭こそお茶らけているものの、顔にはどこかまだ溶けない緊張が混じっている。……珍しいことに、これでも焦っているのだ。

必死に止めてほしいと叫ばないだけで、色々な感情をこうして苦笑で
誤魔化すしか男はまだ感情出力ができないし、それだけ伝えたがっている。


「カタギの人間に手を出すよりは、ファミリー内のほうが
 余程俺としては自然な気がするんですけど……」

「是非はさておき、そもそも俺は家族を作れるとしたら
 ただ家族が欲しいんじゃありません。
 『信頼しているノッテの人間』の人がいいので」

何様かと笑い飛ばされても、澄まし顔は
本当は余裕があるわけでは全くなくて、声色に合わせて変えているだけだけのそれが─

一蹴されかけたそれに対して反論を紡ぐ。

「そこをなんとか。心なんて一朝一夜で変わりますよ」

「俺は"心が変わる"のも"家族になる"のも。
 どちらも経験した事があるので、それを
 『家族ではない』とは決して俺は思いません。
 今も俺は家族で
あった
と信じているので」

手を合わせて謝罪、まではいかないものの。
掌を合わせだけはして一気に言い切る。
そも、貴方が知るこの男の記憶喪失時の範囲によってはこれだけではあまりに不可解な案件になるかもしれない。
(-175) poru 2022/08/13(Sat) 23:45:01

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「酔ってねえよ残念ながら」

つまり、普通の頭痛。そちらの方が問題なのだが。
座り直して入れられた珈琲を飲む、合格だったのか文句はなさそうだったが何かがくすぶってるのか暫くしてから砂糖を追加するか迷うほどに事態は深刻だった

「リック。
 ……
家族
になりてえって男に言われたらそういうことだよな。お前付き合ってるやつとかいるのか」

準備万端になったパソコン、神妙な顔をしている上司。
またも嫌な優先順位の話題を並べられた。
(-176) toumi_ 2022/08/13(Sat) 23:48:11

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ

「お前と老後を共にする最悪の光景しか考えたことねえよ」

半分以上冗談だ、今はリカルドがお気に入りである男も
誰かと共にそういう家族を作るつもりは一切ない。
孤児院の彼らも子供たちのようで、心の内側には全く入れないのだから。

「……聞いてみただけだ。
 俺は今の生活で十分だからよ、それで足りない人間の気持ちがわからんかっただけさ。でもいい女がいたら少しは揺れろよお前、いい顔してんだからまだやれるぞ」
(-180) toumi_ 2022/08/13(Sat) 23:58:19

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ

「まあ、何かあったら」

「そんときは。
 俺もお前のなにかぐらいは持っても構わん。
 お互いすぐにやられないといいな」
(-181) toumi_ 2022/08/14(Sun) 0:02:41

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

あなたに淹れた珈琲を、自分のカップにも余りを注ぐ。
こうして一緒の珈琲を飲むのもいつものことで、自分の舌はもう、この珈琲が一番だと思うように染められている。

さて、パソコンを覗いてみようかと思いながらカップを口に運んだその時か。
貴方からの質問に、ぶふ、と珈琲を吹きかけてしまった。

「ごほ……突然何を言い出すんですか貴方は。
 俺にそのような者が居ると思いますか。というかそのような者にうつつを抜かす時間があると思いますか」

密輸業と狙撃の仕事と貴方の世話で毎日目が回るほど忙しいんですけどね。
などと悪態をついて、ついつい貴方を細目で見てしまった。
(-182) eve_1224 2022/08/14(Sun) 0:11:42

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「俺にもあると思ってんのかそんな時間が」

彼の遊びの時間は常に張り詰めていて、なんならアジトにいるときの方がのんびりなのは言わずもがな。
ここでの恋沙汰は上司の娘のお見合いやファミリー間での数奇な運命でないと起こり得ない。

「愛人ですら作る暇なかったってのに……。
 一朝一夕で心とやらが変わるのか聞いてみたかったんだよ……ツィオとか傍にいるからちょっとはわからんか?」

パソコンは無事だな、と慣れた手つきで操作をし始めた。
見知った店や、交差点、数多の情報の海の中にひとつ見知った顔を見つける。
――サルヴァトーレアルバを追うラウラノッテの姿だった。

ほう、と興味深くみているその瞳は裏切り等は疑っていない。
彼らの間に何ぞしがらみがあったのかが気になる、改めてこの情報網のすごさを実感しただけだった。
(-184) toumi_ 2022/08/14(Sun) 0:27:16

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「思いませんけどね……。
 しかし家族ですか……男に……」

そういう趣味でもなければ、子供でもなければそんな事を言うわけはないだろう。
相手は誰か知らないが、そういう告白ととっても良いのでは?
とそう答えながら、あまりに慣れない話題に頭を抱えた。

「ツィオは常に色んな女に気を向けてますから、また知らない女に声をかけたところでそれを心変わりというかは難しいですね」

落ち着いて、もう一度珈琲を飲んで幼馴染の常日頃を思い浮かべたが、自分まで頭が痛くなったのでやめた。
あまりにも自分と正反対の男の行動は、どうしたって理解できないものだからだ。

流石に珈琲をパソコンに吹きかけてはいませんよと。
そう言いながら、貴方の後ろからそのパソコンを覗き込むと、確かにそこにはいろんな映像とともに見知ったマフィアの姿をほぼ同時に捉えただろう。
男の方はアルバのコンシリエーレ、女の方は……マウロの部下。
マウロがまた無茶をしているのではないかと、そんな風に心配の表情を浮かべて二人の様子をじっくりと眺めるのだった。
(-188) eve_1224 2022/08/14(Sun) 0:39:50