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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

あなたは今日も、働いているのだろうか。
いつも昼事、ふらりと気まぐれに訪れる女は、いつもとは違う夕暮れ前に店先に姿を現した。

「……」

手には傘が一本。目だけで店内を見渡して。
(-45) gt 2022/08/12(Fri) 19:35:20

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ

「いらっしゃいませ。……ビアンカさん?」

常連さんながらも珍しい時間の来訪に、一瞬呆気に取られてしまう。
手元にある一本の傘に視線を巡らせ、それからもう一度視線を合わせた。

「どうぞ、お席へ。空いてますから」

いつも昼間のあなたが座る席。
今日は都合よく空いている。
(-48) yatuhatig 2022/08/12(Fri) 20:07:36

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「んー。……確かにルチアが淹れた方が美味しそうだ。
 んじゃあ、今回は頼むとするよ」

普段やっているのだし、回数で言えばきっとあなたの方が淹れ慣れている。
促されるままに椅子へ座り、あなたが作業するのを眺める事にした。
少し大きな声が豆の挽かれる音に混じって聞こえる。

「そらあ、な。誰がやったかもわからねぇのに、急に向こうの頭が死んだんだ。
 此方のせいと決めつけたノッテの馬鹿がうちの家族をさんざ殺してこないとも限らねぇ。こちらにかかる火の粉がどんくらいのものかわからねぇから皆嫌なのさ」

「嫌だねぇ。祭の裏でもう一祭り起こってるって訳だよ。
 早くなんとかならねーかなぁ」

どことなく他人事のようにも聞こえる言葉は、けれどやっぱり嫌気が差したような口調で。
他人事どころか渦中に居るのだから、うんざりしているのだ。

「俺だって危ない橋は渡りたくない訳」
「お前にも渡らせたくないしな」

/* 1日目の返信です!
(-51) susuya 2022/08/12(Fri) 20:57:42

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「わたしは。……」

エスプレッソマシンが圧力をかける。
抽出されて出てくる黒い液体に視線を落としたまま。一度躊躇うように口をつぐんで。けれど。

「……アベルさんが、そうしろと言うなら。
 いつだって、いけます」

恐ろしくても。それを出来ないことはない。
太腿に隠した重みが、それを助けてくれる。
(-52) yatuhatig 2022/08/12(Fri) 21:06:41

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「……お前が
そう
するべきときは」
「お前が自分の身の危険を感じた時。わかるな」

この『わかるな』、というのは。
『わかってくれ』、ということで。

「少なくとも俺が動かねえでお前を向こうにけしかけるなんて事はしないさ。
 そんなことさせるつもりでお前を拾ったわけじゃない。
 ……はあ。俺なんかが拾って言える事じゃないがな」

そちらを向いたまま頬杖を突いた。
普通の家のものが拾っていれば、こういう危ない目にも合わなかっただろうに。
アベラルドはあなたと出会ったあの時、互いに運が良く。
そして、悪かったとも思っている。

「せめて……ちゃんと大人になるまで無事でいて欲しいと思ってるんだよ。お前には」
(-54) susuya 2022/08/12(Fri) 21:28:43

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「知ってます。でも。あなたに拾って貰った命ですから。
 優先順位は、決まってるもの」

入りました、と。
デミタスカップを二つ持って、あなたの隣へ。
そっと置いて、微笑んだ。

「では、食べましょう!」
(-58) yatuhatig 2022/08/12(Fri) 21:40:34

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

「どうも」

案内されるまま席へと座る。
ちらちらと周囲に視線をくばりながら、
椅子を引く音すらたてないように慎重に。

「……エスプレッソ」

そうして、少しだけ悩むように黙ったあと。
あなたに視線を向けないままに、
ぼそり、とそう注文しながら。


「………最近、どう?」

どう、とはなんだろうか。
(-60) gt 2022/08/12(Fri) 22:14:10

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

……その答えを聞いて、ふ、と息を吐く。
隣にあなたが来れば、少し硬くなった表情もまた柔らかくなった。

「ん。いいエスプレッソにいいチョコラ。二人の秘密だぞ」

悪戯にそう言って、乾杯、とカップを持ち上げた。
(-64) susuya 2022/08/12(Fri) 23:02:37

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ

「……あまり、良くはないですね」

どう、と問われた事への応答にしては、これまた曖昧な回答を返しながら。
エスプレッソ、お願いします!とカウンターのバリスタに伝えて。
周囲の客層にちらりとそれぞれ目を配ったあと、こくりと頷いてみせた。

「今は、いませんけど。
 ……赤いひと、おおいです」

少女は自身の片目を指差してみせて、そう言った。
(-70) yatuhatig 2022/08/12(Fri) 23:43:39

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「はい。……でもマドレには、ばれていると思いますよ」

ボス・クリスティーナは目敏いひとだ。
どこで見ているのか、色々な出来事を知っているから。

「ふふ、ボスへの献上品は無いのか〜 なんて。
 怒られても、わたし知りませんから」

乾杯、と同様にカップを持ち上げて。
それから、ぱくりとチョコラータをひとくちに。
もったりした甘さがたまらない。
(-71) yatuhatig 2022/08/12(Fri) 23:47:52

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

「やあね、寝不足かな」

口許に笑みが染み出して。

「………そう。
 まったく、面倒なことになったもの」

机の上で頬杖をついて、街並みを眺めるように首を傾けた。
長い睫毛が、瞼に付き従ってぱちぱちと上下する。

「相当、路地裏もばたばたしているはずなんだけど。
 お祭りだからか、あちこち騒がしくて――……
 余所の人も多い、から」

ほう、と零れた溜息が、海風に溶けていく。
物憂げなかんばせに、どこか寂し気な色がさした。

それから、少し。
考える間を、机の上をこつこつと長い爪先が叩く音が埋めて。

「ルチアは──……」

「……ええと。
 避難とか、するの?」

危ないよ、と。
苦笑するように、呟いた。
(-73) gt 2022/08/13(Sat) 0:13:24

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ

「毎日、お祭り騒ぎですからね」

これは言葉通りの意味。
あちこち騒がしく人も多い。全くその通りだと。

投げかけられた質問には。
首を横に振って、否定の意を示す。
エスプレッソマシンが圧力を上げる音が、カウンターから聞こえてきて。

「わたしは、ここにいます。
 ……他に身寄りも無いですし」

何処へ行っても、少女一人。やっていく術は、無くは無いだろうけれど。
それが危険では無いかと言えば、Noだから。

「ビアンカさんは、遠くに?」
(-77) yatuhatig 2022/08/13(Sat) 0:30:50

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

「そ」

どこかそっけなく。
あるいは、感情の色を押し殺して。
そう一言、ぽつりと。

エスプレッソマシンの音と、
店内の人々のざわめきがまじりあう。
不協和音じみた、けれどけして耳障りではないその音の中。

「私も」


「……きっと、ここで死ぬよ」


いつのことかは、わからないけど、と。
とおく、海の向こうを眺めながら、女は微笑って言った。
(-85) gt 2022/08/13(Sat) 3:02:58

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ

「そうですか……」

遠くを見つめるその微笑。
大人の女性が見せる寂しげな、無色透明。

「でしたら、いっしょですねえ」

カウンターに呼ばれて、一度少女は席を離れて。
それからエスプレッソと……冷気を漂わせるヴァニラアイスが運ばれてきた。

「お待たせしました。どうぞ」
(-94) yatuhatig 2022/08/13(Sat) 6:49:44

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「げ。おいおい、参ったな……」

後でなにか持って行かなきゃならないか?
なんて笑いながら一口、カップを傾ける。
それから倣う様にチョコラータを口に運び。

「────ん。こりゃいい、当たりだな。
 エスプレッソの味もいい」
「ルチアはどうだ、口に合ったか?」
(-127) susuya 2022/08/13(Sat) 18:35:30

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「おいしいです〜!」

上品なあなたと違い、大げさに頬に手を当てて。
んん〜!なんて声を漏らしながら、頬を緩めている。
もちろん、エスプレッソで甘さを緩めることも忘れずに。

「これ、とっても気に入りました、アベルさん!
 わたし好きな味です!お口がしあわせ〜」
(-136) yatuhatig 2022/08/13(Sat) 19:35:08

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「そう。そうか、はは。そりゃあよかった」

くつくつと喉を鳴らして笑い、あなたの頭をくしゃ、と撫でる。
年相応に喜ぶ姿を見て、持ってきて正解だったなと内心思いつつ。

「しあわせならこれ以上ないな。残りはやるよ。
 大切に食べてやってくれ」

「俺は職場でいくらでも食べられるからなあ!羨ましいだろ」

勿論冗談なのだが。あなたの頬をつん、とつついた。
(-139) susuya 2022/08/13(Sat) 20:25:28

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「ホントですか!やったぁ〜 ぷにゃ」

頬を突かれて変な声が出てしまう。
ぷくっと負けないように頬を膨らませて、指を押し返した。

「わ、わたしだって!
 お仕事中は珈琲飲み放題なんですよ〜」

実際はバリスタには飲み過ぎ厳禁と言って、水にされたりしているけれど。それは内緒。
(-142) yatuhatig 2022/08/13(Sat) 20:57:22

【人】 ガット・リベロ ルチア

【市場】

路地裏の小さな市。
少女は並ぶ果実や野菜を見比べて、気に入ったものを手に取っては店主と会話をして、お金を払う。
それから、「最近どうですか」なんて雑談を少しして。

「……やっぱり、そうだよね……」

ふう、と小さく息を吐いて。
石壁に背をつけて、少しの間だけ街並みに溶け込んで。
道ゆく人の姿を眺めている。
(56) yatuhatig 2022/08/13(Sat) 21:33:59

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「……ぷっ、あはっ!ははっ、あははは!
 『ぷにゃ』ってお前……ふふ」

よっぽどあなたの反応が気に入ったのか、指を引っ込めて笑い始めた。
目尻に溜まった涙を指の背で払って、おかしそうに息を整える。

「はあ〜〜……珈琲飲み放題も羨ましいな。
 俺も好きな時にカプチーノでも飲んでみたいよ」

……そんなことを言っているうちに、カップの中身は空になる。
至福の時間という物は、長続きしないものだ。
(-159) susuya 2022/08/13(Sat) 22:29:05

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「もう〜!アベルさんがやったんでしょ〜!」

おかしそうにするあなたに、腕を振ってぷりぷりと抗議する。
ラテもマキアートも飲み放題ですよ!なんてくだらない話に花を咲かせて。
けれどそう、チョコラータも、エスプレッソも、そう長くは保たない。

「…無くなっちゃいましたね」

小さな用事を済ませれば。
お互いにまた、表へと。戻る時間。
(-164) yatuhatig 2022/08/13(Sat) 22:48:43

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

「そっか。いっしょか」

くす、と微笑みが深まって。

「そのいつかが、ずっと先ならいいけれどね。
 私も、あなたも」



……運ばれてきたエスプレッソと混ざり合う、冷たく甘美なヴァニラの香りに目を少し丸くした。

「あら。
 ………。
 サービス?」

あなたの顔を見て、かわいらしく――少し演技っぽいけれど──小首をかしげた。
何が楽しいのか、そのあとくす、と噴き出して、しばらく肩を揺らしていた。
(-177) gt 2022/08/13(Sat) 23:51:04

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ

「サービスです。ビアンカさんは、ビターな夜をお望みだったかもしれないけれど。
 わたしは、甘いジェラートなんです。だからアフォガードが関の山」

揺れる肩と、細く山なりを描く目が、
この選択を認めてくれる。
一緒になって、くすくすと笑って。

「きっと、ずっと先になりますよ。
 しわくちゃのおばあちゃんになる頃かも。
 それまでは、たまにはこうして……
 珈琲を飲みに来てください」

そうなってくれるといい。それは祈りにも似た願い。
そっとしゃがんで、あなたの瞳を覗き込む。
(-185) yatuhatig 2022/08/14(Sun) 0:27:21

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

「ビターなのも、悪くはないけれど。
 ……甘いのも、やっぱり、好き」

かちゃり、と食器を揺らす。
銀色の匙に瞳が映り込んで、その双眸の奥の色──

不安で、寂しくて、肉らしくて、恐ろしい。
何よりも苦々しく、砂糖をたくさんまぶさなければ顔をしかめてしまいそうな暗い気持ちが、
ぽつりぽつりと浮かび上がる。

「ずっと、もっと。
 先だと、……いいね。

 まあ、おばあちゃんになったら私なんかはもう廃業だけど。
 そうしたら、……」

あなたの瞳が降りてきて。
少し俯いていた貌が、揺れる舳先のように持ち上がる。
朱が差した唇が、ゆるり、と歪んで。

「そうしたら、ここで日がな一日、こうして珈琲をいただこうかな」

口にする。星に願うときのような。
――つまりは、けして叶うことのないであろう願いを。
(-201) gt 2022/08/14(Sun) 2:11:11

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 小夜啼鳥 ビアンカ

「はい……その時は、おかわりはいくらでも」

夕刻から夜を迎えにいくこの時間、星は少しずつその存在感を増しているのに。
それは、そこにあるだけなのだ。わたしたちのような者には、特に。

「……だから、気をつけてくださいね。
 お帰りの時には、明るい道を」
(-214) yatuhatig 2022/08/14(Sun) 8:40:14

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「食っちまえばあっという間だな。
 さ〜て……はぁ。面倒臭えけど行くかぁ」

立ち上がり、自分の分とあなたの分のカップを持って。

「片づけておくから先行きな。
 何してたか聞かれたらちゃあんと誤魔化しておくんだぞ」

サボりだと思われたら二人してドンに怒られるからな、と付け足して。
(-220) susuya 2022/08/14(Sun) 10:59:58

【秘】 ガット・リベロ ルチア → 蜉蝣 アベラルド

「聞かれ方によりますよ〜……」

あまり上手く誤魔化せる自信はなくて。
捕まらないのが一番だから、そうしようと自分の中で方針を固めつつ。

「……ひとりで危ない事しないでくださいね、アベルさん。
 ぜったいですよ、ぜったい」

片付けをお任せして、去り際。
扉を開いて、閉める。
その刹那にお願いをひとつだけ残して。
ぱたん。……閉じた向こう側から、少女が遠ざかる気配。
それを見送る室内には、静寂が訪れた。
(-223) yatuhatig 2022/08/14(Sun) 11:16:44

【秘】 蜉蝣 アベラルド → ガット・リベロ ルチア

「心配すんなって。余計な事すんのは嫌いなんだ。
 俺は仕事以外の仕事はしないんだよ」

「お前も、危ない事はやめとけよ」

手を上げて、あなたがドアの向こうに去っていくのを見送って。

……ふう、と一息。
下手に動かない方がいい。そのことは分かっている。
わかっているし、この件に関しては 正直。
興味や義務感より大儀である方が勝ってしまっているから、
自分からはきっと、何も。

「……何もなきゃ、な」

水道の蛇口を捻る。
カップを洗う音に鼻歌が混じって、それが終わればこの部屋も誰も居なくなるだろう。
(-232) susuya 2022/08/14(Sun) 12:25:04

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ガット・リベロ ルチア

「私も女だからね、大丈夫」

言われた通りに、頷いて。
アイスの表面を、匙が薄く掬い取る。

「――……十分に気を付けて、帰るよ。
 あなたも、気を付けてね」

そうして、それを口に運んで。
……ふ、と、メイクで固められた顔が解ける。


「おいしい」


そうして、ありがとう、と。
ひんやりと冷えた息を、吐いた。


あとはしばらく、通りを眺めながら珈琲を楽しんで。
チップとともに支払いをすませれば、また雑踏の中に消えていくだろう。
(-244) gt 2022/08/14(Sun) 16:03:34

【人】 ガット・リベロ ルチア

>>68 ヴィオレッタ

「……!あ、ヴィオレ……ヴィオラさん」

声を掛けられるとは思っていなくて。
一瞬、びくりと肩を震わせてしまうも、
少女は声の主を知っていた。

フランクな挨拶に、こちらも名前を崩す。
特に決め事ではないけれど、暗黙のルールのようなもの。
差し出されたオレンジジュースを見て、目を瞬くも。
意図を察して受け取った。

「グラッツェ。いえ、そういうわけでは。
 買い物の帰りです。これ」

野菜や果物が入った手提げ籠をそっと前に出して。

「少し疲れちゃったから……休んでいたんです」
(83) yatuhatig 2022/08/14(Sun) 19:46:36