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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【人】 ガット・リベロ ルチア

【路地裏】

彷徨う。
彷徨い歩く。

ふらふらと、彷徨いあるく。私はまるで亡霊だ。
だから、それを好んで声をかけてくる連中は。
さながら、悪霊祓い(エクソシスト)だろうか。
むっつを2で割って、みっつ。簡単な計算。

「𝕻𝖆𝖉𝖗𝖊 𝖓𝖔𝖘𝖙𝖗𝖔 𝖈𝖍𝖊 𝖘𝖊𝖎 𝖓𝖊𝖎 𝕮𝖎𝖊𝖑𝖎,𝖘𝖎𝖆 𝖘𝖆𝖓𝖙𝖎𝖋𝖎𝖈𝖆𝖙𝖔 𝖎𝖑 𝕿𝖚𝖔 𝕹𝖔𝖒𝖊,」

お祈りをしなければ。
ああ、主よ。天に"まします"我らの神よ。
そう亡霊が祈るなら、きっと連れて行ってくれるはず。
彼らがその"みつかい"なのでしょう?

「───! !? !!」

野太い声が、ごぼごぼと、水に溺れる音に変わる。
ああ、いや。その前に花火のような音がみっつ、聴こえていたかな。
ぱたり、ぱたりと。重なり合って"おねむ"になって。
まるで子供みたいに。それでは牧師様にはなれないね。

「𝖈𝖔𝖒𝖊 𝖓𝖔𝖎 𝖑𝖎 𝖗𝖎𝖒𝖊𝖙𝖙𝖎𝖆𝖒𝖔 𝖆𝖎 𝖓𝖔𝖘𝖙𝖗𝖎 𝖉𝖊𝖇𝖎𝖙𝖔𝖗𝖎,」

お祈りをしなければ。そうでなければ。
あの人はどこにいるだろう?ねえ神様。あの人はどこにいる?
(0) yatuhatig 2022/08/23(Tue) 22:31:03

【人】 ガット・リベロ ルチア

「𝔄𝔪𝔢𝔫」

──どこにいる?

──彷徨い歩く。
血を踏みにじって。
(1) yatuhatig 2022/08/23(Tue) 22:31:42

【人】 ガット・リベロ ルチア

>>2 リカルド
【路地裏】

「𝔄𝔳𝔢 𝔐𝔞𝔯𝔦𝔞, 𝔭𝔦𝔢𝔫𝔞 𝔡𝔦 𝔤𝔯𝔞𝔷𝔦𝔞,𝔦𝔩 𝔖𝔦𝔤𝔫𝔬𝔯𝔢 𝔢̀ 𝔠𝔬𝔫 𝔱𝔢.」

ずるり、ずるりと。彷徨い歩く。

あなたが大通りに出る前に、暗澹たる闇で歩を進めるなら。
それが、ふらりと視界に映る。
泥の如き眼が、そちらを映す。

──関わるべきでは無いものだと、すぐにわかるだろう。
(3) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 7:47:24

【人】 ガット・リベロ ルチア

>>4 リカルド

「……A……」

ずるり、足を向けた先で。
それが何か語りかけてくる。
……これまでと少しだけ違う感覚を得た。
わずかに懐かしい感覚を得た。

「……あ…なた。わたしを 知っている人?」

危うそうにふらついていた少女が、
ぴたりと全ての動きを止めた。
(5) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 9:52:28

【人】 ガット・リベロ ルチア

>>6 リカルド

「知って いる」

なんで?

「忘れてしまった」

なんで?

「覚えていない?」

なんで?

「わたしは、独り」

なんで?

なんで?


なんで?
(7) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 12:51:08
ルチアは、リカルドに銃口を向けた。
(a12) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 12:52:11

【人】 ガット・リベロ ルチア

>>6 リカルド

あなたが 殺したの?


あのひとを
(8) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 12:54:51

【人】 ガット・リベロ ルチア

>>9 リカルド

少女の瞳は、正しくその姿を捕える。
(10) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 18:49:08

【人】 ガット・リベロ ルチア

【路地裏】>>9 リカルド

「──あなたは、ちがう」

この声を聴いたことがある。
『おいで』と呼ばれ、『あちらへ』と促された。
あの人と同じ、優しさを持っていた。

同じ、同じ。そうだよ。同じなんだ。


「ああ。ああ。ああ──」
(11) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 18:52:43

【人】 ガット・リベロ ルチア

【路地裏】>>9 リカルド

「うん、うん──もう、独りにしないで──」

伸ばされた手を取って、その胸にそっと身を寄せた。
優しさを途切れさせないで。わたしを包んで。
チョコラータの、甘いかおりで。
(12) yatuhatig 2022/08/24(Wed) 18:55:06