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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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ツィオがこっそりお散歩したようだ。

【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ

/*
リカルド、ラウラの死因が確定してから
伺います。メモ残された以上。
どこで見つけられたいかだけ教えてください。
おかえりなさいこの地獄へ、どうしてこうなった。
(-33) reji2323 2022/08/20(Sat) 21:35:54

【独】 狡兎 ツィオ

<<レヴィア>>who
(-36) reji2323 2022/08/20(Sat) 21:38:29

【秘】 狡兎 ツィオ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
投票先、レヴィアちゃんと出ました。ふざけるなよ。
本当の意味で戦犯だしスパイ感ある投票先ありがとう死になダイス。

運営さん何で俺は生きてるんですか?
なんで幼馴染が死んで幼馴染が生き返ってるんですか?
何で直前まで仲良くしてた女の子が死んでるんですか?俺のせい?
(-38) reji2323 2022/08/20(Sat) 21:43:08

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 狡兎 ツィオ

/*
今日のお前の生存は、強いて言うなら昨日時点の狼が0だったからですね。(夜魔1で村が存続していた)
幼馴染が死んで幼馴染が生き返っているのは、複数の要素が噛み合ったからで。
直前まで仲良くしていた女の子が死んでいるのは、、、偶然じゃないかな。
運営から言えるのは、お前は死神じゃないよ。ってことくらいですねぇ。

そんなで報告ありがとうございます、確認しました! 世界がお前に厳しい…。
投票先そのままで日付変更をお待ちくださいませ〜〜!
(-50) 66111 2022/08/20(Sat) 22:02:21

【秘】 無風 マウロ → 狡兎 ツィオ

/*

助けて〜〜〜〜(助かりません!)
一応リカルドのお部屋にいます。ベッドにいるので、見たら絶対安静だろうなとは分かる感じです。
ですが、次の日には起き上がって会議室バアン!!する予定なので(これは普通に会議に出ます、という意味です)、その前の時空でお部屋ロール出来たらな〜と思います!
(-51) otomizu 2022/08/20(Sat) 22:03:15

【秘】 Niente ラウラ → 狡兎 ツィオ

いつものような調子ではなく、ただ静かに 告げられた言葉に。
ラウラは、菫色を揺らした。同時に、胸が痛み 小さな吐息が零されて。

痛みを飲み込むように、ごくりと 喉を鳴らす。

貴方が口を閉ざす理由は、きっと死ぬまで知ることが叶わない。
どうして……マウロ様もツィオ様も、不器用なのだろう。


ならばとこちらから近づいて、どちらかが動けば唇でも触れ合うような距離から 貴方を見つめる。
勿論貴方が下がれば、この距離を離すことは当たり前に叶う。

「…………でしたら、ラウラに。…今日だけは、貴方をください」

ただ傍にいるだけでいいから。それだけで構わないから。

ラウラの願いは、約束は。…やはり、叶わないことばかりだから。
本当はどこかでそれを感じていたから、貴方に幸せを望まずにいたというのもひとつ。
貴方がラウラのために苦しむのは、やはり不本意で。


「……まだ、今日は終わっていません よ」

今日の誘いに応じてくれた貴方に、最後までともにと口にする。
それは完全なる欲望で、どうしようも無い我儘だ。

それでも貴方が拒むなら、そっと目を伏せてこの身を離すだろう。
(-57) sinorit 2022/08/20(Sat) 22:19:11

【秘】 狡兎 ツィオ → Niente ラウラ

しなだれかかって来る姿は、まるで猫のようだと思う――。
そこに、自分の旧来の誠実さは必要なく。
自分の本来の悪辣さも必要はない。
ただ、欠落を何か別の物で埋めていなければ零れてしまう女が、
きっと同じように穴の空いたと思っている
――目の前の誰かの穴を埋めようとしているだけだ。

きっと、それで――何もかもが"確定"した。

「――いつか。
 この傷は広がって、キミは死を迎える。
 傷口を塞ぐのに使った薬は、多分じわじわとキミに毒を与える。
 最初から――多分、生まれた時から、俺はそういう存在なんだ」

毒はいつだって、舌先に甘いものだ。
ここで一時の慰めを求めた相手は。
悲しみの一端を担っている。
それが伝わったときにキミはきっと、
内側に注がれた愛や恋に似た形をしたものを指で掻き出しても、
自分の身体が穢れに汚されたような気分になるだろう。
(-101) reji2323 2022/08/21(Sun) 1:13:01

【秘】 狡兎 ツィオ → Niente ラウラ

誰の死の後ろにも存在し、
全ての情報を掌握して、その全ての取捨を司る。
          
死に神

他人の死の原因たる諜報員は、言いながら。

相手の腕を掴んで。――引き寄せた。
バランスを崩させて、相手の目を覗き込む。
翡翠の目の奥に――"魔法"は存在しない。
ただこの距離に近寄った者は皆、
最初から毒に冒されている者だ。

「今日が終わった後に――。
 ――もう一度、質問の答えを聞かせてくれるなら」

そのときに。
"全てを忘れて、どこかに行きたいか"聞いたときに。
どうか。
その毒が、彼女を殺さないことを。祈りながら。

BARの入り口がマスターによって。
静かに、閉じられた。――CLOSEの札が掛けられる。
(-102) reji2323 2022/08/21(Sun) 1:14:37

【秘】 Niente ラウラ → 狡兎 ツィオ

欠落したものを埋めたいという感情は少なからず存在していた。
今までも、"感情"を埋めるために人を"見"ていたのだから。

だから無意識に、貴方もそうなのだろうと考えて。
…考えて、
本当はただ 貴方の笑顔が見たかったのです。


「………いいえ。……いいえ。
ラウラは、…ラウラはきっと、貴方の残すものでは 死にません」

心の奥底。閉じ込めた"かなしい"はあの日僅かに溢れ出て。
けれどきっとそのまま、理解も出来ずにまた沈む。
そうやって繰り返して、どこか壊れているなんて。
きっと、そんなことは誰も知らない。知らなくていい。

誰も知らない内緒の話。"たのしい"こと、本当は知らないの。
自分で捨てたパズルのピース。欠けたまま みつからない。


それに。
わたしは数日後、暗闇に落ちるのだから。

貴方の毒を理解するまでに、生きてはいられない。
理解するにはまだ、拾いきれていないものが 多すぎたから。


(-122) sinorit 2022/08/21(Sun) 8:55:32

【秘】 Niente ラウラ → 狡兎 ツィオ

──途端に、近づけていた体がバランスを失う。

声も出せないまま貴方に引き寄せられた。
支えがなければ崩れ落ちてしまうような、そんな危うさの中。
下に向かいかけた視線は、
囚われるように
覗き込まれて。

「……ツィオ 様、 ?」

毒に冒されていたことなんて、知らない。
けれど、逸らせない視線がそれを物語っているのか。
欠落した者ラウラには、理解が出来ないだろう。

いつだって本当の意味で笑えて、泣けて、怒れたなら。
ほんの少しくらいは……なんて、それさえも分からない。

「………えぇ。……それが貴方の望みなら」

そのときはまた、同じ答えを出せるのだろうか。
今はまだ、知る由もない。
未来の話はいつだって、不透明で 不確定だから。

叶わない
約束や願いのように。

静かに閉じられていく入り口の様子にも気づけないまま。
貴方の
をただじっと、
つめていたことだろう。
(-123) sinorit 2022/08/21(Sun) 8:57:41

【置】 狡兎 ツィオ

【――過去】

孤児院に、リックとマウロと共にいた頃から――。
俺は時々聞こえるはずのない声が聞こえるときがあった。
それは場所や時を問わず聞こえてくる、誰かの声だった。
知らないはずの情報を知っていたり、
教えたはずのない言葉を口にしたり、
孤児院の大人たちにとってはさぞ不気味な子供だったろう。

或る時、その情報が裏社会の人間に知られることとなり、
そしてガキの俺は利用価値を見出された――。
情報は、いつの時代でも高い値段を払ってでも取引される。
ガキの値段で手に入る情報は、さぞいい買い物だっただろう。

俺は、その時。
買われていく自分の行く先を、囁き声で知ってしまっていた。
知らなくてもいいはずの運命を先に知ってしまっていた。
自分がどう利用されて、どう使われるのかも。
だから俺は、初めてその瞬間その舌先に――"毒"を宿した。
(L0) reji2323 2022/08/21(Sun) 19:41:06
公開: 2022/08/21(Sun) 19:45:00

【置】 狡兎 ツィオ

 
「――あの二人も。

 きっと、いつか――やくにたつよ」と。
(L1) reji2323 2022/08/21(Sun) 19:42:23
公開: 2022/08/21(Sun) 19:45:00
ツィオは、独りになるのだけが――怖かった。
(a15) reji2323 2022/08/21(Sun) 19:48:59

ツィオは、いつかその"恐れ"が、己を孤独に追い込むことを知っている。
(a16) reji2323 2022/08/21(Sun) 19:50:44

【秘】 狡兎 ツィオ → Niente ラウラ

【ツィオの隠れ家】

――ベッドで。
裸の上半身を起こす。
その身体は傷だらけで、あちこちうっすらと出血している。
八つ当たりのようなギグの後の朝はいつだって気だるい。
指先につく歯形すら愛おしいと思いながら、天井を眺めた。

隣を見るが、誰も居ない。
だとしたら、最初からそれは夢だったのかもしれない、と。
或いは、天国から迎えが来てしまったあとなのだろう、と。
笑いながら思った。天使の羽は落ちていなかったけれど。

そして、稚気からか、何なのか、
彼女が預かっていったままの"答え"を想って、背中を丸めた。
その残滓を探すほど野暮な男ではない。

叶わない
約束や願いなんて、
最初から傷つくだけだ。

「――そうだろ、ラウラ」
(-164) reji2323 2022/08/21(Sun) 19:52:54

【神】 狡兎 ツィオ

【ノッテアジト】

"第三勢力"の存在。
ノッテと、アルバの関係。
黙って報告を聞いていたが、
釘を刺されると思いついたように表情を変えて。

「ああ、じゃあ――。
 手負いの飼い猫には首輪をつけておかないとな」

とびきりのやつを、買いに行こう。
前の飼い主なんか、忘れられるくらいのやつを。

この地獄には。
きっとそれがふさわしい。
(G9) reji2323 2022/08/21(Sun) 19:59:51

【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ

/*
趣向変えて、
アジトの廊下で白で話しかけていいですか?
挑発的な話するので終わりまでにはスンと収まる程度の
ケンカになると思います(最悪提案)
まだ言い争いする元気とかありますか?
(-175) reji2323 2022/08/21(Sun) 21:25:50

【秘】 無風 マウロ → 狡兎 ツィオ

/* どんとこいですわ〜!
マウロくんはいつでも発火出来る便利な体をしております。
友とは、一度ぶつかり合うことも……必要……ッ!

よろしくお願いいたします…!!
(-176) otomizu 2022/08/21(Sun) 21:28:09

【人】 狡兎 ツィオ

【会議後のアジト廊下】

「――マーウロくん」

アジトの廊下を、苦しそうに胸部を押さえたまま
肩を怒らせて歩く貴方の前に、道を塞ぐように現れる。

    
リカルドの隠れ家

「俺の"監禁場所"から突然居なくなったと思ったらさ、
 そんな身体でどうしようっていうのかな。
 ――聞かせてほしいなぁ、是非。なあ、子猫ちゃん」

まるで挑発するように、
居なくなった誰かのことなど、
マウロの状況や組織の状態など気にも留めていないように、
負傷をしたマウロに、無傷の男が尋ねる。
(5) reji2323 2022/08/21(Sun) 21:31:20

【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ

/*
ぶつかることで――深く結びつく友情……!
多分自分はエピ前ラストバトルになりますので胸をお借りします。
(-177) reji2323 2022/08/21(Sun) 21:32:29

【人】 狡兎 ツィオ

【アジト廊下】>>6 マウロ
「昨日まで、食事も一人で取れなかったやつが、
 よく吠えるなあって印象しかないよ。
 そんな奴には閉じ込めておくために
 鍵も必要ないと思ってたんだけど、
 ――ごめんごめん、舐めすぎてたね」

顔色が、どんどん悪くなる相手に。
――へらへらと近づいていく。

その、重体患者の胸倉を掴んで――。
――ドンッ、と、壁に押し付けた。
薄く笑った笑顔のまま、瞳だけが、笑っていない。

「――死にたいのか。
   ・・・・
 ……もう一度」

絞り出したような声は。
壁に押し付けた方が、痛みを堪えるようで――。
ギリ、と、その襟首を掴む両手に力が籠る。
(7) reji2323 2022/08/21(Sun) 22:02:09

【人】 狡兎 ツィオ

【アジト廊下】>>8 マウロ

――激情が、迸る。
それは、堪えていたものだったのかもしれない。
  
安 堵
      
絶 望
         
執 着

マウロの生存に、リカルドの死に――そしてラウラの死に。
蓋をしていたはずの、機構としての自分の箍が外れた音がした。

グ、と壁に押し付けたまま、
掴んだ襟首を引き寄せるように顔を覗き込む。
胸板で跳ねたマウロの血が、右の瞼の上から涙のように伝った。

「――それは、死にぞこないの猫一匹が、
 血反吐吐いて前に進めば、どうにかなることか――?」

そして贖罪も、諦観もままならないまま。
また俺は、ここで、何かを失うことを。
――"知っていながら"、"見過ごせ"っていうのか。

全部。……全部。
俺が壊したような、ものなのに――。
だからこれは。本当に、八つ当たりだ。
何の、正当性もない。裏切り者の悲鳴だ。
(9) reji2323 2022/08/22(Mon) 0:41:53

【人】 狡兎 ツィオ

【アジト廊下】>>8 マウロ 
リック ラウラ

――それでも。
自分が、リカルドの腕を掴んで言えなかったことが。
あの日、ラウラの身体を抱きしめて言えなかったことが。

喉の奥から、溢れることを、堪えきれなかった。

 ・・  ・・・・・・・・・
「俺を――独りにしないでくれ」

血を吐くように。痛みを伴いながら。
その一回だけ自分に許した弱音を、
血塗れの幼馴染に、吐き零した。

――息を、吸い、吐く。
整える。ツィオという名前の青年を。

「――考えてみなよ、一人より、二人だろう。
 もう、リックは居ないんだ。無茶をするっていうんなら。
 俺にも、一枚嚙ませてくれよ、ここから先、何かするなら」

きっとその方が。
あいつは、自分が死んだことを後悔するだろうから。
(10) reji2323 2022/08/22(Mon) 0:43:41

【人】 狡兎 ツィオ

【アジト廊下】 >>11 幼馴染
両手が。力を失う。俯いた額が、マウロの胸に落ちた。

あの時、これくらいの聞き分けの良さが自分にあれば。
――お前たちを、自分の沈む深い深い闇に
引きずり込むことはなかったかもしれないと思うと。
喉奥から笑いが出た。

その笑いのまま、体を少しだけ離して、
俯いたまま言う。

「……テンゴさんの言うとおり、
 確たる証拠のないうちに表立って暴れるわけにはいかない。
 だったら、その証拠さえ掴んでしまえば、
 死にぞこない二人でも大きな花火が打ち上げられる。
 ――そうだろ、子猫ちゃん」

道の先に進み、振り返りながら両手を広げた。
聞こえる。声が聞こえる。――世界で何が起きているかが。
耳を塞いでも、何をしていても、聞こえてくる。

「ベイビーシッターに、後悔させてやろうよ。
 酷い夜泣きを――天まで届ける"悪ふざけ"でさ」

あの頃の悪童の顔で、悪童に対して提案した。
(12) reji2323 2022/08/22(Mon) 12:44:34

【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ

          
悪辣

少年は――だからヴィツィオと名付けられた。

他人の声が聞こえすぎるから何も信じられず、
最初は孤児院の端で膝を抱えているような子供だった。

だが、あの時。
監視塔から三人で見た孤児院の外の世界の景色が。
それを眺めるお前ら二人の横顔が――。
悪童のにやりとした笑みが、神童の誇らしげな瞳が。
俺には輝いて見えたから。
闇に落ちるときに未練がましく、掴んでしまった。
愚かしくも、自分の約束された墜落に巻き込んでしまった。

――そしてその罰を受けるのは自分だと思っていた。

マウロ。リック。
俺はどれだけ謝っても、お前たちには謝り切れない。
これから先もずっと失い続ける喪失の一つ一つが、
臆病にも手を離せなかった罰なのだとしたら、
それらすべてを甘んじて受け入れるしかないのかもしれない。
(-244) reji2323 2022/08/22(Mon) 12:45:43

【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ

それでも。
僅かだけでも。
それが償いになるのだとするなら。

俺も、お前と同じ気持ちだよ。
リック。

――この地獄には、
  最後まで、付き合わせてくれ。

ただ、俺は、お前とは違うんだ。
リック。

――死ぬなら/生きるなら。
  お前たちと一緒がいい。
(-245) reji2323 2022/08/22(Mon) 12:46:24

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 狡兎 ツィオ

「おい、色男」

珍しく。本当に珍しく、ストレガがあなたに声を掛けた。
街中か、アジトか、まあ、見つけ次第になるだろう。

「幾ら口の軽いあんたでも、秘密は守れるよな。
 守れるんなら、耳に入れる事がある。
 守れないんなら用はない」

なんとも、横暴な発言。
いつも以上に眠たげな顔からして、
寝不足にでもなっているのだろう。
機嫌が悪い、というのを隠しもせず、そう告げた。
(-361) shell_memoria 2022/08/23(Tue) 0:48:46

【秘】 狡兎 ツィオ → 冷たい炸薬 ストレガ

【アジト】

「一瞬、天使に知り合いがいたか考えてしまったな」

このタイミングで、この勢いで声を掛けてくる相手に、
それ以上の稚気を発揮する度胸はなかった。

「何かな、ストレガさん。
 今の俺の耳に入れておきたい情報だっていうんなら、
 きっと有益な情報なんだろうなと思うから、
 是非聞かせてよ」

――それ以上に、
今齎されてようとする情報を無下にするほど愚かでもない。
こちらも、若干充血した目で答えた。
(-431) reji2323 2022/08/23(Tue) 18:49:49

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 狡兎 ツィオ

枕詞に敷かれたものはこの男のいつものことだ。
それに、目を見ればどういう状態かくらいはわかる。
故に反応もなしに、周囲を見回して。

「繰り返すが他言無用だよ。危険かもしれないから。
 つってもマウロにはもう伝えたけどね……」

誰もいないのを確認すれば、小声で。

「あんたの"兄弟分"からの伝言。
 『無理をするなよ』とさ」

「偶然とはいえ、あたいが動いてやったんだ。
 あんな資料までわざわざ作ってね。
 いいかい、妙な事して無駄にすんじゃないよ。
 あたいが言ってる事、わかるね?」

じろ、と睨むような目つきで釘を刺した。
(-437) shell_memoria 2022/08/23(Tue) 19:09:52

【秘】 狡兎 ツィオ → 冷たい炸薬 ストレガ

「ああ。成程……。
 ストレガさんも一枚噛んでたわけだ……」

それは、実は自分にとっては初耳だった。
実は自分は、状況に棹を挿していただけで、
流れ自体は他の誰かが作ったものだ。
面白そうに顎に手をやって。

「そうだな……。
 それに対して言えることがあるとするなら……。

 『自分の口で言いに来い』かな……」

至極楽しそうに、
釘を刺された部分で指で弄んだ。

「ありがとう、ストレガさん。
 最高に面白い情報だそれは」
(-445) reji2323 2022/08/23(Tue) 19:55:18

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 狡兎 ツィオ

「あたいは部下から聞いて面白そうだったから
 見に行っただけ。結果酷いもんだったけどね」

だからあんたが何の話をしてるかは知らないし、
探る気もない。そう零した。

「どうせ放っておいても明日には這い出てくるだろうよ。
 じゃ、確かに伝えたんであたいは帰る。
 あたいは無駄が嫌いなんだ、無駄にすんなよ」

ストレガはそう言って、去っていくだろう。
(-446) shell_memoria 2022/08/23(Tue) 20:00:20