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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【独】 花で語るは ソニー

"彼"が居なくなっても、市井は目まぐるしく動き続ける。
彼の庇護を受けていながら恩知らず灘なんて感じるものもいたならば、
みかじめ料をふんだくるギャングなど死んで当然とするものもあるだろう。
ただ、それがどんな要因の為に死んだのかわからないから問題なのだ。
そして、民間人は誰もそれを追及する方法も権利も持ってはいない。

あくまで花屋としてあちらこちらに足を踏み入れるごとに、それを思い知る。
噂はすれど触れられず、口先に挙げることさえままならない。
長年真相とともに追い続け、恨みを抱いてきたその相手は死んだのだ。
自身もまたそれを噛み締め、しかしどこか呆然と捉えているようでもあった。

「……それなら。もう仇は取らなくていいのか」

或いは、仇をとることさえも永久に出来なくなったのか。
花の届け先は奇しくも彼の息のかかった場所。彼を偲び、何万本が動いている。
花が飾られた街はまるで、彼のために作られた宮殿のようじゃないか?
どこかで、それを悔しく思っている。惨めに死ねばよかったのだと。

「、」

誰にも見られるような場所で、こんな顔をしていてはいけない。
今はただの民間人として、市井のうちの唯人として振る舞い続けなければならない。
笑って、仕方なさそうにして、それでも無関係そうに振る舞って。
ソニー・アモリーノがすべきことは、たったそれだけだ。
(-6) redhaguki 2022/08/08(Mon) 21:19:26

【人】 花で語るは ソニー

【バー:アマラント】

「こんにちは、ロッシさん。今日の花です。最近は出入りが多いですねえ、大変なことだ。
 どちらにおきましょう、あっち? こっち? 表でいい? 裏口のほうに?
 あっと! お代お代、オレが帰るまでにツケといてくださいよ、けど一杯もらおうかなあ」

この国のビジネスシーンにおいて酒が振る舞われることは珍しい話ではない。
そして、それしきで潰れる人間もりっぱな大人であればありえない。
花屋の男はせわしなくバーに上がり込むと、片隅を飾る色彩を抱えて運んだ。
普段からそうなのか、祭りのために飾られているのかは不明。
ひょっとしたら間違い配達なんてこともあるかもしれないな。
そんな中、喉を潤すために一杯のカクテルをもらって唇を湿らす。

視界に見知った顔があったなら、にこやかに笑って手を振るだろう。
されどあくまで表の知り合い、気さくな花屋の顔見知りとしてだ。
くるくると表情のよく変わる男を、裏稼業と結びつける人間は少ない。
同じファミリーの中にいないのであれば、尚更だ。
(1) redhaguki 2022/08/08(Mon) 21:30:32

【秘】 情報屋 ロッシ → 花で語るは ソニー


ふわり、ふわり。

意識が曖昧な夢の中、誰かに何かを問われたような気がする。
──そんな夢を見たことを、あなたは覚えてもいないのだけれども 


/*
御機嫌よう、運営です! ○○様のPCの役職は何になりましたか?
この秘話への返答は、PL発言のみで問題ありません。
なんなら「○○になりました〜!」だけでも大丈夫!

決闘者・死之商人の場合は、更新24h前の10日21時までに
一度は相手PLさんにお知らせしてあげてね!
(運営への報告は、相手先が決定した2日目時点でお願いすることになります)
 

***
 

あっ! バーに花運ばれてる!! うれし〜〜〜!!
運営はこの連絡後しばらく不在になるためレスはすぐ出来ませんが、花瓶ひとつに収まるくらいを店内に飾って、残りはスタッフルーム的な場所に運んでもらったと思います。ありがとう〜〜〜!
(-11) 66111 2022/08/08(Mon) 21:45:31

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「下手人が誰だかわからないんだって?」

表で振る舞っているふうよりも、ずっと落ち着いた声で男は言う。
昼を少し過ぎた辺り、男は貴方のもとを尋ねて取引を持ちかけていた。
もともと予定を取り付けていたのかもしれないし、勝手に訪ねたのかもしれない。
後者であれば、貴方にとってはずいぶんと迷惑な話だろう。
どちらにせよ、失礼しましたなんて回れ右するような素直な人間じゃなさそうだ。

「探ってきてやろうか、オレが。
 アタリを見つけられるかは運次第ってとこだ。
 ……なんて。堅物のアンタが応じる話じゃあないな」

内容はいつもと変わらない。弾薬を少しに、植物活力剤や生石灰。
見るものが見ればわざわざ相手に頼む必要もない、と感じるようなものばかりとはいえ、
相手方のボスが落ちたあとだというのに、豪胆なことだ。

話に上がるのは件の噂の渦中の話。
一体誰がやったのか。外に漏れることは当然無いだろうし、
内部ではどう処理されていてどこまでわかっているか……なんてのは男は知らない、筈だ。
つらつらと語る言葉をハッタリと見て無視するかどうかも含め、きっとそれは貴方の自由なのだろう。
(-12) redhaguki 2022/08/08(Mon) 21:47:08

【秘】 情報屋 ロッシ → 花で語るは ソニー

/*
文章打ち直しでコピペしたPL名のがなくなってるのはあかんのよ。
すまねぇ強い筋肉の書き方様〜〜〜〜〜!!!
よろしくお願いしますたのしんでね〜〜〜!!!
(-14) 66111 2022/08/08(Mon) 21:48:15

【秘】 花で語るは ソニー → 情報屋 ロッシ

――誰が"彼"を殺したのか、男は知りたがっていた。
己の仲間達の犯行であるならば、その迂闊を責めど文句はない。
否、少しばかりの歯がゆさを何か、どこかに感じることはあったとしても。
それが今己が籍を置くファミリーの利益となるのであれば、構うことはなかった。

されど彼らの内部の犯行であったならば。
未だその下手人の正体を掴めていない男は、どこかに未練を感じていた。
あの男を追い詰めて、己の罪を認めさせて、屠るのは己のやるべきことだったのに。
行き場のない仇を、あの男に至る線を誰が足で消したのだろう。
ならばその仇の行き先のツケを払うのは、その誰かなのじゃないか?

男は知りたがっている、この機に乗じる人間が誰か。
そいつの身を以て知らしめ、聞き出さなければいけないことがある。

/*
ごきげんよう〜〜〜強い筋肉の描き方です!
ソニーの役職は『樹木子』になります。

こっから先は関係ないけど情報屋に渡しておく話。
ソニーは暗部の仕事をする人間であるため、ファミリー内でも影は薄いようです。
抗争でも夜に動いたり、見せしめには参加せず、地味な掃除をしていく形でしょう。
そんな彼はボスに何らかの恨みを持っているようで、長らくそれを追いかけていた模様。
今ではその恨みの行き場を失って、途方に暮れているようです。

そうした行き場のなさを、この抗争に乗じて動く人間へと向けることになるでしょう。
なるべく多く血祭りにあげられるよう、頑張ります。
(-16) redhaguki 2022/08/08(Mon) 21:55:09

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「――……何だと?」

とある建物の中の一室。
部屋の主はぴくりと眉を動かした。

取引のブツの一覧を確認し、部下に準備を任せ煙草に火をつけて訝しげな目で貴方を見やった。
睨みを聞かせているが、その視線は取って食うようなものではなく、どちらかといえば貴方の真意を探るようなものだろう。

全く。
アポも取らずに勝手に訪ねてきておきながら随分と勝手なことを言う。
今のファミリーは内部分裂をするような状況にはない。
とするならば、下手人はファミリー外……その最有力候補は目の前に居る男が所属するファミリーの者ということになるだろうに。

「貴様、俺がそのような依頼などしないと分かっていてフザケたことを抜かしてるんだろう。
 そのような事を貴様に持ちかけられるまでもない。
 ―――下手人は必ずこの手で殺すと決めている」

生真面目で堅物な男だ。
我が主と言わんばかりに敬愛していたボスが亡くなったとあれば心中穏やかなはずがない。
努めて冷静ではいられなくなるだろう事を貴方が好機と見るかは定かではないが、確かにその表情にはありありと苛立ちが現れているだろう。
(-29) eve_1224 2022/08/08(Mon) 22:46:44

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「オレも一本いいかい、バンビーノ」

くゆる紫煙をふっと目で追って、懐に手を入れる。
1カートンに5本ほどしか入っていない、コーン型のフレンドシップシガー。
了解も得ずに火を着けたなら、カプチーノのような甘い香りが後を追った。
嗅ぎ慣れた煙草の葉の煙感を好むなら、強着香の甘さは厭味にさえ感じられるかもしれない。

「まあ聞けよ。別に返事だってしなくていいさ。
 アンタはオレの独り言を聞いているだけ、そうだろう。
 ……オレも"彼"にはちょっとした用事があったのさ。けれど今じゃこう。
 どうしてこうなったのか、知りもせずに軽率に乗っかりたいわけじゃない……」

はっきりとは口にしないが、口ぶりから聡く悟ったならば。
此度のことを、男は詳しく聞かされていない――ようにも、見えるだろう。
真実は誰でもない誰かの手の中。どれくらい疑うかなんてのは、賢さばかりに由来しない。
己の立ち位置、そうあるべきと前提にして行動すべきは、単純な推理だけでは決められないものだ。

「仲間を売るなんてのはオレもまっぴらだ。
 でも自らの仲間を出し抜いてさえ手柄に走ったやつがいたのだとしたら、
 そいつは先に裏切った、仲間じゃない。そうは思わないか?」

言外に、間接的に。持って回ったような言い方をするのは、性分のためだけじゃない。
二人だけが聞いている会話ではないから、こうして想像させるのだろう。
自分からもちかけた話の結論を言わないのは、ひょっとすると怒りを買うかもしれないけども。
(-43) redhaguki 2022/08/08(Mon) 23:04:17

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー

/*
ご質問ありがとうございます、
プロフィールにあることは大抵知っていても構いません。
アルバでも恨み言かはどうかわかりませんが、あることないこと噂にされているかもしれないですね。

ソニーさんとはノッテファミリーとして関わろうとはせず、多少のことは踏み込まれても甘く見ていそうです。
外に出ることが多く、一人で酒場や喫煙所等大衆のいる場所に出没することも少なくありません。

・表の顔はどのように振舞っていますか?
 大きなくくりでは人材サービス業、人材派遣業界に勤務しています。調べればその会社もノッテファミリーの傘下です。

・ノッテの所属であることや重役であることについては知っていても構いませんか?
 構いません、軽く調べたり、人から話が聞くことができます。
 20年以上前から先代に拾われ、ノッテに長く滞在しています。

・孤児院内でお菓子を振る舞ったことはありますか?
 あります。誕生月にはケーキを、祝祭にはおもちゃを用意してくれたりなどしました。

・ご結婚されていますか?
 未婚で、それらしい噂は立っていません。

・ソニーにはどれくらいの警戒度で接していますか?
 本心はともかく、あえて無用心に近いです。古くからの友人のように。
 ファミリーの話を出しても、敵のようには接さず話を静かに聞いているだけでしょう。

返答が遅くなりすみませんでした!
他に知りたい内容などがあれば答えられるものはおこたえします。
(-48) toumi_ 2022/08/08(Mon) 23:26:58

【秘】 花で語るは ソニー → 害のない毒 マキアート

どう思う、と。囁いたのはバカラ台を挟んでか、それとも宛てがわれた部屋の中でか。
花屋としての表情よりかは落ち着いた声で、"従業員"へと話しかけた。
人目のあるところであれば男は花屋らしく軽薄に、
人目のないところであれば男は裏の人間らしく凪のように。
ざわめく喧騒も、いずれにせよカードの前では話の種に過ぎない。

「どんなふうにイッたのかだって、聞こえてこないんだぜ」

あくまで世間話めいて、噂の"彼"の話を進める。
死の与えた影響力と、その余波は凄まじく大きいのに。
それが報じられて人の口に上る頃には、これほどまでにあやふやなのだ。
(-49) redhaguki 2022/08/08(Mon) 23:31:38

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
ご回答いただきありがとうございました。
土壇場でワッと秘話を浴びせかけたにも関わらずお付き合いいただきありがとうございます。
いただいたお答えを加味して、ゲーム中は接させていただこうかと思います。
ひとまず一日目も始まりましたので、のちの質問はおいおいやっていこうかと。
そちらからも何かご質問等あればいつでもお申し付けください。

お互いいつ死ぬかもわからない状態ですが、よろしくお願いしますね、先生。
(-54) redhaguki 2022/08/08(Mon) 23:46:00

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

……孤児院の敷地内に、配達車が泊まったのはその日の夕方頃だった。
学校に通うのを許されている子達は帰ってきて、もと居る子達も遊び疲れてくる頃。
花を満載したミニバンが入ってきて、祭りに合わせた色の花を搬入する。
運び込んだ花をあっち、こっちと指示を受けて置いたりして。
もっと複雑にカットして整えるようなものなんかは、また後日人手だけくるのだろう。

作業もそこそこにバンの中に上半身を突っ込む。
それだけで察した目ざとい子供なんかは、我先にと車に群がり始めた。
手には屋台から持ってきたのだろう、両手いっぱいになるくらいの包み。
外の陽気を、ここまで運び込んできたのだろう。

「ほら、パネッレ・エ・クロッケだぞ。ちょい冷めちったけど。
 小遣いないやつにもちゃんと分けてやれよな! 一個ずつ食えよ〜」

揚げ物をくるんだ小さな屋台料理を、ちょうど居合わせた子どもたちに配り始める。
そういう特別扱いは良くない側面もあるのだろうけど、みな悪いことをしてる顔をして。
ほんのちょっとの楽しみを、それぞれに享受し始める。

貴方と鉢合わせたのはそういう慣れたような戯れをしている最中か、
それともそれを終えてたまたま街路の向こうに姿が見えたのを呼び止めたか、
はたまたまだ建物の中にいたのだか。

「先生も、食う? おいしいよ」

とにかく男は仕事のほうもそこそこに、貴方の顔を見にやってくるだろう。
片手に、塩気を感じるおやつを持って。
(-59) redhaguki 2022/08/09(Tue) 0:16:39

【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー


ふむ、と僅かに首を傾げながら、
手は休まることなく引き、入れ、混ぜ続ける。

同胞やお得意様を招くための、
プライベートでありつつも広いサロンでは、
部屋の外の一喜一憂の声がまるで遠くに聞こえるような。

「自分はてっきり家のが我慢ならず先走ってしまったか、
 あるいは向こうの誰かが絶頂に上り詰めようとしたか」

「そのどちらかと思っていたが──」

伏せたカードを二枚ずつ、互いの前に配って、
外でするよりも何処か懐っこい笑みを浮かべてみせる。

「何かもっと……裏があるのでしょうか?
 しかもこのタイミング。まるで争いを望むかのよう」
(-60) backador 2022/08/09(Tue) 0:20:18

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「然程年の変わらない大人を子ども扱いするな。
 ―――は、許可も出さない内から貴様は………………」

調べた内容によれば、むしろこちらが年上だったはず。
この男にとってはただの軽口であることくらいは分かっているし、煙草を吸い始めたからといって咎める気は元々ないのだが。
それでもこの憎たらしい態度にはいちいち口を挟みながら、芳しいカプチーノの香りに「ほう……」と口端を上げた。

「フレンドシップシガーをここで一人で吸うなど良い趣味をしているじゃないか」

それだけ贅沢をしているということだろう。
とはいえこちらも手にしているのは、ロングサイズでスレンダーな黒いフォルムのシガローネ。
輸入業をやっているからこその他国の銘柄であり、高級品であることは伺えるだろう。

「…………」

ソニーは決して間違ったことは言っていない。
確かにこれが逆の立場であったなら、手柄を先走った者をファミリーは許しはしないだろう。
何の考えもなくただヘッドだけを落とすのは愚の骨頂であるのは間違いない。
今度は自分が命を狙われる番になってしまい、下手人は今頃何処かに隠れて震えているに違いないのだから。

もっともらしい話に簡単に乗るつもりはないが、この口ぶりからわかることもある。
それだけはしかと受け取っても良いはずだ。
この男もわざと悟られやすい言い回しを選んでることくらい承知であろう。

「相変わらず回りくどくていけ好かんな。
 貴様らの事情と興味は理解をするが、我が家族がそちら側に頼って仇討ちするような事は決してありはしない」

フン、と息を鳴らし、煙草の紫煙が空中に霧散した。
つまるところ、此方側もまだこれと言った情報がないということは貴方も十分に理解できるはずだ。
(-61) eve_1224 2022/08/09(Tue) 0:21:18

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 花で語るは ソニー

/*
ハロー!鋼鉄ナマコブレードです。
スプレッドシートの既知相談欄に今気付くという
とんでもない間抜けプレイングをしています。していました。
こちらで返答させて頂きますね……。


是非是非通ってくださいませ。ただし、ストレガは
お店らしいお店は持っていないように見えます。

多分あちこちの抜け道を知っているのでしょう、
余程追跡に長けていなければ
彼女の住処を見つける事は難しいと思います。

代わりに、日頃から街のあちこちでその姿を見かけますし、
少し調べれば彼女への依頼の電話番号はすぐに見つかります。
ので、そちらで話しかける分には問題ないかと思われます〜。

無駄話をする方はご覧の通りあまり好まないので、
冷たくあしらったり足を引っかけようとしたり、
そういう事になるかもしれません。
そんな子でもよろしければ既知既知してくださいませ!
(-66) shell_memoria 2022/08/09(Tue) 0:38:25

【秘】 花で語るは ソニー → 害のない毒 マキアート

であれば男の表情もいつもよりは比較的のっぺりと、もしくは真剣に。
話している内容について、頭を巡らせながら回答しているのだろう。
カードを扱う手管もそこそこに、別に疎かにしているわけでもないけれど。

「手前らでヤッたんだったら、さっさと状況は明かすはずだ。
 こうやってヘタに勘ぐられる時間を引き伸ばすよりも、
 カバーストーリーを早い内に展開して火消しをしたほうがいいんだから」

手元のカードを見て、開く。(8)1d13(9)1d13
楽しんでいないわけではないけど、考える内容が血腥いせいか少し手付きは落ち着いている。
どこか錯綜したままなのだろう街の様子を思いながら、カードの数字を合計して。

「そうしないってことはウチの誰かが早とちりしたか。
 ……前兆もなければ話も回ってこなかった。"ベベ"が命じたとは思えないんだよな。
 どっちにしたって不自然な動きばっかりだ」

(-67) redhaguki 2022/08/09(Tue) 0:50:50

【秘】 花で語るは ソニー → 害のない毒 マキアート

「コリャだめだ」

開いたカードをぱらっと投げ出した。合計して9に近づけるどころではない。
相手の手札も一応見るけど、どうしたって勝ち目のないコトだ。

「とにかく、早いとこヤッたやつを捕まえないと、
 意図も命じた人間が誰なのかも、互いにわからないまんまだ……
 ……これってオレが脱ぐの?」
(-68) redhaguki 2022/08/09(Tue) 0:53:09

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

年齢もひとつ下の童顔に、南部らしい小柄な体躯。
着ている服がいわゆる洒落たそれではないのも相まって、
男の印象というのは余計に幼く、ハイティーンめいて見えもするかもしれない。

「オレのトモダチなんてアンタくらいさ」

どこまで本心だか、それもあくまで自身が単独行動であることを表す示唆なのか。
なんにせよ相手の重んじるオメルタからは些か片足はみ出してそうな態度の男は、
本来もっとちゃんとした来客が腰を据えるのだろうソファに体を預けて仰ぎ見る。
対してこっちは大衆に出回っているフレーバーシガリロなのだから、
そういうところにさえギャングとしての格の違いが見えてしまいそうなものだ。

「余計な騒ぎを起こしたかったのか、何か狙いがあるのか……
 そっちの仕業なら今頃もっと手早く火消しが走ってるはずだ。
 アンタも言う通り・・・・・・・・下手人は不明なまま。

 ……こっちで見つけたらそのままネズミは消されるだけ。
 アンタも自分の身内のために、手柄を立てたいだろ?」

つまるところ、情報を回すからその分動きの補佐や道具なんかを融通しろという話なのだろう。
もちろんあなたがそれに伸るか反るかは自由な話。
脅す材料も何もなく、呑まなければいけないものなんてのはない話。
ソファの背に首を預け、傾ぐようにころりと相手のほうを見る。
敵陣だっていうのに、なんとも呑気な態度を取って見せる男だ。
(-70) redhaguki 2022/08/09(Tue) 1:05:32

【秘】 花で語るは ソニー → 冷たい炸薬 ストレガ

/*
こんばんは〜〜〜〜〜強い筋肉の描き方です!
お返事いただけて嬉しいです、見落としはお気になさらず!

了解しました。味方であればいざしらず、
あくまで敵対組織の人間ですから、そちらのヤサは知らないほうが無難でしょう。
いずれは嗅ぎ回ることになるかもしれませんが、今は踏み込めないということで。

裏社会の匂いに感づいたのかはたまた純粋に腕を買ってか、
少なくとも表向きの態度としては後者のつもりで接してくることでしょう。
時計や仕事に使う小さな細工から、はたまたもっと大きな道具を頼むことも。
修理や部品の相談を持ちかけるのは、表稼業に関わるものばかりですね。

そっぽ向かれてもまたしばらくしたら仕事を持ちかけてくるので、
懲りないな〜と思ったり怪しんだりは好きにしてください。
それでも、ソニー・アモリーノという人物が裏に属しているの情報は薄いようです。
むしろノッテの息の掛かった孤児院の出身であるなど、
疑惑をあやふやに霧散させてしまうような情報のほうが多いかも。

ゲーム中どれくらい接する機会を得られるかはわからない(すぐに死ぬかもしれないので)ですが、
どうぞよろしくお願いいたします!
(-71) redhaguki 2022/08/09(Tue) 1:12:40

【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー

「別にそれでも構わないけど、
 服を賭け皿に載せた覚えがないって言うならどうとでもしていいんじゃないか。キミはオレにとって重客に違いないから」

債務者に対するギャンブルみせしめじゃあるまいし。
そもそもがそっちの為の娯楽だ。やりたいようにすればいい。
なんて言葉の裏に言い含めながら適当に自分のカードも開いて。

「この状況になって得をするのは一見我々に見える。
 けれど、ただでさえ血の気が盛んなノッテに、
 滾った激情をぶつける理由を与えたとなれば……

 此方も結構な痛手を負うことになる、でしょうね。
 それを狙った第三者っていう線もなくはないか」

(9)1d13(12)1d13。無益な人死にが出かねないことを思うと、
親しい相手以外は誰も見ていないことも相まって、
思わず物憂げな面持ちになってしまう。

「余計な争いを避けるにしろ、何にせよ、
 下手人を縛り上げるのが先でしょうね。
 それは恐らく、向こうさんも同じだろうけどさ」
(-74) backador 2022/08/09(Tue) 2:01:29

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「ファミリーの者たちは家族だから友人ではないとでも?」

対称的に質の良いスーツに身を包んだ高級感溢れる男は、年齢相応の北部の人間らしい体躯だろう。
ソファに腰掛けていようと、10cm以上も身長が違えば視線は違う。
向かいのソファから貴方を見下ろして、ふー……っと吸い込んでいた煙を吐いた。

案外友人と本当にそう思ってるのではないかと思えなくはない。
それなりに長く取引をしてる間柄であり互いの素性も割れているのだから、自分としても気遣いをしなくていいというのは楽だとは認識してるところだ。

だからといって、生真面目なこの男は血の掟に従い貴方を友人と認めることはしないのだが。

「俺は出しゃばった手柄は必要としていない。
 ……が、今以上の力をつけて成したい事は確かにある」

眉間にシワを寄せ、頭の中で計算を繰り返す。
この男の誘いを鵜呑みにするわけではないが、これが”取引”であれば話は変わってくる。
それによって不利益を生じないのであれば、掟に反することはない。

  
全く。
  本当に口のよく回る男だ。


「――――………欲しいものは簡潔に書け。
 融通できるものは追加で用意しよう」

部下を顎で使い、用紙と筆記用具をあなたに差し出した。
(-78) eve_1224 2022/08/09(Tue) 2:38:40

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー

「ボナセーラ、ソニー。また今日も餌付けしてるのか?
 このままじゃ俺よりも、みんなその手の虜になっちまうよ」

レンズ越しに夕陽を乗せた花籠を見やる。
施設の中にいた男は聞き慣れた声に、
今し方自分の身なりに問題が無いのを確認して準備を整えた。

近寄ってきた貴方へと片手をあげれば、その手に持たれたバンズを腰を折り曲げつつ食んで食す。
何度か頷くように器用にかみ切って、安物の石けんの香りが残る髪を揺らした。

「……うん! このパネッレ旨いなあ。祭りも馬鹿に出来ねえ」

「さては、祭りに浮かれて仕事を疎かにしているんじゃないか?
 お前は花には真面目だが、時々そういうところがあるからな」
(-91) toumi_ 2022/08/09(Tue) 3:58:20

【秘】 プレイスユアベット ヴィオレッタ → 花で語るは ソニー

/*
あっ…アンカにソニーさんのお名前入れ忘れました…。
強い筋肉の描き方様、申し訳ございません!
(-95) 968. 2022/08/09(Tue) 4:58:27

【秘】 花で語るは ソニー → 害のない毒 マキアート

「ずり……」

こちらは8と9を合わせて下一桁は7、そちらはQ(0)に9。
疑うというわけじゃない、そもディーラーの仕事は店の利益を出すことだ。
客は常に不利な勝負を挑んでいるのを理解して盤面を見る必要がある。
それにしたって。唇を尖らせ不服そうな目が見上げる。

「ブラックマフィアがあちこちに出張ってるって言うし、ありえなくはないな。
 けど面子を掛けた事態を収集するには、結局近場から解決することにはなる」

事実関係はどうあれ、まずはソルジャーやアソシエーテを納得させる必要がある。
だからこそこうして今、抗争の火が上がっているのだろう。
真面目な話をしつつ、ジャケットから肩を抜いて肘まで落とす。
固めの生地を引っ張るようにして袖を抜くと、誰も座っていない椅子にくしゃりを掛けた。
若いわりには使い込んでやけに節張った指が、皺にならないように布地を均す。
小柄な割にはずいぶん引き締まった体が、黒いシャツの下から輪郭を浮かび上がらせる。

「いい迷惑だ、こんなことになって。
 どっちにしたって仕掛けたやつは混乱を起こすのが目的なんだろう。
 内側からでも外側からでも、脇腹を突かれる結果にならなきゃいい」

手元の二枚を返し、ぱら、ぱらと次のゲームの札に目を移す。
(11)1d13(6)1d13。いい勝負ができるかどうか。
(-96) redhaguki 2022/08/09(Tue) 7:20:04
ソニーは、先と変わらない点数をぶすくれた顔で見ている。悪い手ではないけどさ。
(a5) redhaguki 2022/08/09(Tue) 7:21:00

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

どうかな、なんてごまかすような一言で流してしまう。
花屋としての顔に比べれば、ここで見せている顔のずいぶん飄々としていること。
配達車から下りてくるせわしない青年の姿と、こうして相手取る青年の姿を同じと見るものは少ない。
そういった意味であれば、確かに内面を曝け出してるなんて言えなくもない。
表の顔と裏の顔、どちらが素顔なのかは不明だけれど。

「ボスの仇討ちが、出しゃばった手柄?」

互いに敵同士、言葉は選ぶもの。
己の考えを整理して出力しただろう説明を、わざわざ揚げ足を取るように拾って笑う。
ク、と喉の奥に押し留めたような吐息は怒りを買おうとしてるよう思えなくもない。
それが単純に激情が鈍らせるものを知っているからか、軽口なのか。
どちらにせよ続く言葉は返答に飲まれた。
コーン型のシガリロを灰皿に立てかけて、少し丸めた背の先にくっついた顔が、
ぱっと一瞬。顔つきに相応の、稚気の絡むような笑顔を向けて、また戻る。

「ありがとう、リカルド。

 数の増えてアシのつきそうなやつは勝手に引いておいてよ。
 商品が足りないからって、ぶうぶう言ったりはしない」

紙面に書き足されたものは、堅苦しい正式名称で書いてあれど、
要するに自白剤と安価なセックスドラッグ、それにありふれた自動式拳銃だ。
どんな手を使って探り出すつもりなのかはそれだけでピンと来そうなもの。
武力に相当するものを相手に頼むのは、これが初めて。
(-97) redhaguki 2022/08/09(Tue) 7:32:51

【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー


「Mi perdoni.」

苦笑を交えて次のゲームに移る。
少しだけ身体を見物するように目を向けながら札を混ぜて、
もう一度、新しく二枚ずつ配っていく。

「こいつがヤりました、はいどうぞ、
 では既に済まない段階まで来てしまっておりますからね。
 一層身を引き締めなければならないでしょう」

「最も良いのは、祭りに免じて……
 目立った事件が起こらないまま収束することだが。
 まあ──……希望的観測だよなあ……」

(9)1d13(1)1d13、それと──(12)1d13
あなたがジャケットを脱いでいる間これ以上気を悪くしないように、ささやかな悪戯を袖の下に忍ばせていた。

(-98) backador 2022/08/09(Tue) 8:05:41

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

「大丈夫だよ先生、しょっぱいものの後は甘いもの食べたくなるものだし。
 ねえ、今日は様子を見にきただけ? やっぱり・・・・、いそがしい?」

寂しがるように子供みたいな声をあげて、慣れ親しんだ人の顔を見遣る。童顔のせいか背丈のせいか、実際の年齢よりもずっと顔つきは幼気が濃い。
すぐそばにひょいと寄ってきた頭に視線を寄せて、しばらく固まって。やけに長いこと、少しだらしのない頭を見ていた気がする。
我に帰ったように半身返して、揚げ物の匂いにつられて列を作っていた子供たちにパネッレは寄越されてしまった。

そうして微笑ましい会話の中であるのに、短い言葉のアクセントは明らかに昨今の騒動を指していた。
相手がどんな立場の人かを知っている。己がどう振舞うべきかも知っている。
であるからにこそ、未だ下手人や遣り口の明るみにされていない殺人事件についての動きは前置きをしておかなくてはならないわけで。

「オレはちゃんとやってるよ! どこもかしこも花が足りないってんで忙しいんだい。
 祭りでも人手は足りないってんで駆り出されるし、ああでも! 先生が言うならいつでも体は空けられるから」

立場の違う、今や属するところさえ違えた人間同士。貴方が従える群勢のように遣われることなんてのはありもしない。
それでも会えばこうして言葉を交わしてくれることを、なんとも嬉しそうにコロコロと表情を変える。
花屋のソニーとしての顔ともまた違う、無意味に背伸びしたような子供みたいな顔だ。
(-99) redhaguki 2022/08/09(Tue) 8:17:56

【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー

「……おや、」

合計10。次いで引いたもう一枚がクイーン。
結局下一桁は変わらず0で、文句なしのブタ札。
これには先ほどからの苦笑が思わず長引いてしまって。

「ハハ、オレの女王様は気まぐれのようで」

思わず背もたれに体重を預けて、そちらの反応を見やった。

結局順番通りに配っただけではある。
そのイカサマを見抜こうが見抜くまいが構わないし、
或いは指摘してしまってもいい。
何れにせよ、あなたを楽しませる物種になるかもしれない。
(-101) backador 2022/08/09(Tue) 8:20:51

【人】 花で語るは ソニー

>>20 ヴィオレッタ
ごく度数の低いオレンジ色のカクテルは、それこそ水分補給みたいに減っていく。まだ仕事も残っているうちだ。しっかり腰は落ち着けない。
仕事に集中すると言うならそもそも飲むべきじゃないのでは……なんてのは、祭りの最中なんだから気にしちゃいけない、そうだろう。

初めは気づいていなかったのかちらりと視線を向けるだけ、あるいはそのように見えるだけ。
それがぱっと驚いたように半身向けて席を詰めて、軽い調子で声を掛ける。

「びっくりした! ディーラーのお姉さんでしょ、ああプライベートだから大きな声で言わない方がいい、席空いてる?
 今日は仕事の前、後、プライベート? 見違えるなあ、いつもカッコいいけどその格好も素敵。
 アネモネの枝みたいにどんな色を乗せたって似合うんだね、オレはね、ふふ、仕事中」

鷹揚な言葉がつらつらと口をついて出る、まるで一人で漫談でもしてるかのようだ。それも少しいけば相手の言葉を待ちもできる。
表の顔、花屋のソニーはいつもこうして軽妙で軽薄で、明るくて調子の良い人間といった振る舞いをする。
賭場へ赴くときの設定だって、なけなしのお金でギャンブルをするのが好きなカジュアルなばくち打ちといったところ。
振る舞いにせよ言葉にせよ、大した人物ではなさそう、そう見える。

「祭りって賭場にも関係あるのかな。最近はお仕事・・・忙しいの?」
(21) redhaguki 2022/08/09(Tue) 8:31:54

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー

「俺はいつでも仕事とその帰りに酒を飲むので忙しいんだ。
 この間なんて裏路地を通ったらお気に入りの靴を野良犬に汚されちまって参っちまったよ」

言い慣れていそうな子供でもわかる誤魔化しを混ぜて、わざとらしく口角を上げる。事実が混ざった嘘も、嘘だと気づかせるためについていた。
男が夜の酒場や、怪しい繁華街から出てくる姿もいつも一人。
帰るときには一人になって
出ていく、それが常でありここ数日続いている。

「いっちょ前にお花やさんをしてんな……
 そうか。この時期は尚更盛況か、
 通りにもやけに花があると思った。偉いぞソニー」

ふ、と視線を下げて考え事をするようにメガネのつるを触る。

「ここでお前さんに会わなかったらよかったのになあ」


風に小さな言葉が連れ拐われ。
幼い子供に言い聞かせるように、丁寧に続きは紡がれた。

「……今日は、暫くここには来れねえって伝えに来たんだ。
 早くて数ヶ月、長くて、わからねえ。
 融資については代わりのやつを寄越す、若い男だ。
 菓子の種類も記念日も叩き込んでやって、だから、

 しばらく会う機会もなくなっちまいそうなんだ」



「せっかくだから食事でも奢ってやろうか。
 まともな
就職祝い
、してやってなかっただろう」
(-104) toumi_ 2022/08/09(Tue) 9:17:33