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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


ソニーコルヴォを見張った。

【秘】 天使の子供 ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「何も知らなかった、なんて口先だけではどうとでも言い逃れ出来るだろ。
 信用できない。それにそれだけの地位に居て覚えも何もないなんてマヌケな話はないだろ?」

的を射ているかどうか、なんて識別は出来やしない。遠く昔の話だ。
4年前、ありふれた日課のうちのいつかにアクシデントが起きてたとして、覚えているものか。
そんなことさえ、男には関係ないのだ。理屈の通っている正論を期待しているわけじゃない。

逆手に指を巻き付けた男根をやわく包んで上下に擦る。垂れた酒が水気を足した。
曲がりなりにも低くはない度数のアルコールが粘膜からじんわりと吸収される。
掌の窪みでつつみこむようにした亀頭から滲む体液を、馴染ませるようにくるりと手を動かす。
先の方ばかり刺激しては、手の中のものを絶頂へと導いて追い詰めた。

「……アイツが一番、アウグストに近かったから。でも満たされなかった。
 果たされたと思えたものがなかった。だから、次を見つけないといけなかった。
 今度は、次を殺せば胸の内がスッとするかもしれないだろ?」

たったそれだけの為に、目の前の男は貴方の幼馴染みを、大事な家族を殺したのだ。
正確には今はまだ境界の淵に彼の命はあり、抜け出したところではある、それでも。
そこに明確な目標があり、使命めいたものを帯びて刃を振るっているように思えているのは己だけ。
他人から見てみればもはや彷徨いながら何もかもを牙を剥くようにさえ見えたって、仕方がない。

「アウグストの屋根の下の人間なんか、一人残らず死んじまえばいい。それ以外に理由なんて、無い。
 それに、アンタに教えた直後に、みんな死んだ。カフェも、アベルさんも、トトーも、ヴェルデも。
 アンタの差し金なんだろ」

言葉は刺すように鋭く、他者への慮りも欠片もなく踏み躙って。
そのくせ、火照った肌の上を這う手先だけはそろそろともどかしい。
体液の絡んだ手はそのまま手首から先を動かすように押し広げて、足元に絡む衣類を下着ごと剥ぐ。
空調の効いた室内は、外気よりも僅かにひんやりとしている。アルコールで体温が上がっていれば尚更。
広い空間、寝室でもないテリトリー外の建物の中で肌を露わにしているのを思い知らせるように。
(-45) redhaguki 2022/08/24(Wed) 17:08:23

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 天使の子供 ソニー

「知らないものは、知らんとしか、言えん」

いくら知らぬといった所で、通じないだろうことはわかっていた。それくらいで何年もの間蓄積された物が晴れてしまうならば、この男はマウロを殺してなどいないし、俺を犯そうとも思わないだろう。

消化しないまま直接体内に入れられるアルコールは薬の影響と相まってひどく回る。

「ふ、あ……、あ――――っ」

性急に絶頂へと導かれているのが手付きでわかって、堕ちてはやるまいとふるふると頭を振った。
それでも硬度を増し、弓なりになってしまったそれは、簡単に良いように貴方に弄ばれてしまっている。
断続的に与えられる感覚に、随分とご無沙汰な身体はすぐにでも気をやってしまいそうで。
きっと、あっけなく果ててしまっただろう。

「マウロも、俺も! 何も関係などあるものか、……っ。
 あ”、全部俺だと言えば満足なのかっ。
 貴様に、きいっ、あっ、話は! 誰にも話して、いないっ」

気をやった後であっても容赦はなく。
与えられる刺激はそのままに残った衣服を剥ぎ取られていく。
出来上がってしまった身体は、衣服の擦れる感触ですらもどかしい快感となってしまっていてたまらない。
けれど、綺麗に衣類を剥ぎ取ってしまったその瞬間に訪れた、つかの間の静寂とひんやりとした空気に、少しだけ冷静に喋るすきができただろう。

「貴様、は……、自分で自分を追い詰めている。
 このような方法で、胸の内が晴れるものか。
 貴様のそれは、最早敵討ちですら無い、ただの狂気だ。
 恨みと嫉妬で塗りつぶされた狂人だ」

「――俺は、貴様の思い通りにはなってやらん」

堕ちながらも、その挑戦的な目だけはまだ、失われていない。
(-46) eve_1224 2022/08/24(Wed) 17:47:40

【秘】 天使の子供 ソニー → 無風 マウロ

一方的に責め立てるわけでなく、相手から歩み寄りがあるのならばそれを受け入れる。
唇の合間に割り入れた舌は相手の舌を追って、不意に相手の方から触れ合わされたなら喉を鳴らした。
鼻の天井を抜けるような声は弱々しく、僅かに下瞼が強張って与えられた快を甘受する。
耳の後を抜ける感覚にそろそろと息を吐いて、甘えた生き物みたいに鼻筋を擦り寄せた。

「誰も来やしないよ、それに。
 今から二人でどこかに入るトコ見られるより、いい」

祭りの後、夜も深くに指を絡ませて落ち着ける場所に入る、なんて。
これから何をするのかを店員なり受付なりに報せるようなものだ。なんてのは、詭弁だけど。
服を脱いで全身の肌を擦り合わせるのとは違う感覚が走る。
密やかで、まだ日常から離れきれていないような妙にそわついたものがじんわりと広がる。

腹筋の起伏を指の腹で辿って、前に戻った指がベルトと内掛け釦を緩める。
下腹部にほんの僅かに気流が流れ込んで、ひやと違和感が臍の下を走った。
互いに前を寛げる。まだ下着越しのそれがなんとも頼りない砦のようで。
ちら、とすぐ傍にある顔を見上げてから、掌を張り付けるように触れた。
一歩前に出て、爪先同士が交差するように並ぶ。下着越しに、普段他人には見せないような肌が触れ合った。
青年のほうは緩やかな興奮の為に、下衣の中の性器は張り詰めはじめている。
もどかしい感覚を混じり合わせるように、腰を寄せて相手のものへと擦り付けた。
(-69) redhaguki 2022/08/24(Wed) 19:28:01

【秘】 天使の子供 ソニー → 家族愛 サルヴァトーレ

子供の頭にしては重たい頭蓋。肩先までしか届かないけれど、それくらいまで届いてしまう。
腕の中で愛される時代は終わり。まやかしの安寧があるだけ、夢を見ているだけ。
それにも関わらず、貴方の優しさを利用してこうして水底のように身を沈めているのだから、
顔貌に張り付いたあどけなさとは裏腹に、十分によく物を知っている大人の筈なのだ。
柱時計のように丁寧に規則的に注がれる愛に。
値するものかどうかなんて、誰にもわからない。

「ん、……今日は大丈夫。トトーの為に、空けられる。
 だからもうちょっとだけ、居られるよ」

用事はない。誰某れに命じられた用事は。自分のための用事は、捻じ曲げたって構わない。
最後にもうひとつぶんだけ、ぎゅうと胸に頭を埋めてさんざんに甘えてから。
歩きやすいように一歩離れて、二人だけの為に間借りした休憩所から出る扉に踏み出す。

その日は太陽も高いうちに二人だけの時間を過ごして、普段どおりにわかれたのだろう。
互いの人生は深く交わらない。一つのいきものになることはない。
それが本当の別れになると知っていたなら、もう少しだけでも時間を割こうとしただろうか。
いつか斜陽の日が来る。
その、少し前のことだった。
(-72) redhaguki 2022/08/24(Wed) 19:43:28

【秘】 天使の子供 ソニー → 鳥葬 コルヴォ

まだ僅かな陽のあるマジックアワーの中に浮かんだ、黒い輪郭を目にする。
足音のない生き物はゆっくりと近づく。相手の言う通り、さながら死人の影が揺れるようだ。
例えば拳銃の間合いであれば届くもの。ナイフであれば、もう少し。
その僅かな違いの手前で、爪先はぴたりと止まる。静けさの中に声はよく通った。
そのくせ風に流されてしまって、互いの距離から離れてしまえば、きっとなんにも聞こえない。

「……アンタは、金と手間さえ払いやすりゃ、やってくれるの。
 その名前の通りの、仕事っていうのをさ」

口の中に氷を詰めているように声音は冷え、されど鋭さも無く川底に落ちたよう。
少なくとも以前まで話していたような表稼業の柔らかさは持たず、けれど仕事中の張りもない。
いちばん、ペルソナの何もかもが剥がれた中央にあるもののような無防備さだ。
青年の、外装の無い振る舞いを目の当たりにした人間てのは、そう多くはないものだろう。

両腕は下がり、隙こそないもののその先に縋る刃はない。今こうしているうちは、傷つけることはない。
それを示すように、薄暗がりの中で手袋をした指がふらふらと揺れている。
冷えた唇から飛び出した言葉は、相手からしてみれば出し抜けに聴こえるものだろう。
昨日まではもう少しばかり、青年の姿には不穏当な意気があったはずなのだ。

「オレより先に、用事のあるのが、いるんだ。
 ……誰にも見せてやりたくない。死体を、処分してくれるんだろう」

手荷物があるわけではない。今この場に、"用事のある者"はいないのだろう。
一応は相手とは敵対する間柄の筈だ。どれだけ互いの素性を聞き及んでいるかは別にして。
それを戯言のままに聞き流すか、仕事、或いはお願いとして捉えるかは、相手次第だ。
(-84) redhaguki 2022/08/24(Wed) 20:17:33

【秘】 天使の子供 ソニー → 銀の弾丸 リカルド

ふっと笑うような声が漏れる。嘲弄にしては柔らかなものだった。
哀れみなんだろうか。成すがままにされている相手への、男にとっては不可思議な状況への。
どんな想いで相手がここへ訪れたのかなんて、考えやしない。思いを巡らせたりもしない。
冷えた妄念だけが足と頭を動かして、この数日を組み立ててきたのだ。
今までに何度もやってきた手口を繰り返してなぞるだけ。自分自身の傀儡のようだ。

「そうだったら。自分で自分を追い詰めているなら、なんだって言うんだ。
 目的も見失って、狂っているんだとしたらなんだって言うんだ。ほかに何も持ってやしない。
 その全てを持ってるアンタに言われたくない。全部掻っ攫っていったのはアンタのほうだ」

指に絡んだ精液を拭うように雁首に指を擦り付ける。僅かに濃度の平坦でない滑りが流れる。
ソファに乗り上げ、息の掛かるほどの位置で囁く。陰湿な喜びに、歪んだ笑みを浮かべた。
小さな声で吹き込む唇は、件のアイオライトのすぐ傍で動く。微かに耳を、熱のある肉が揺らす。

「返してよ、リカルド。
 ……ね、今楽しい? 望んでやってきて、こんな目に合わされて」

高揚したように吐息が音を立てる。それが何に依るものかなんてのは、わかっちゃいないのだろう。
乾いた左手が頬に触れる。冷えたジェイドの瞳が、貴方の目を輝きを見つめ返して。
酒で腫れて深い赤に染まった舌で、まだ強気な言葉を投げかける唇をそうっとなぞった。

「ちょっと転がすね。……こんな姿勢、女相手じゃしやしないでしょ。
 女みたいにされるのは初めて? 大事にされてそうだもんね、アンタはさ」

体温を帯びた頭がゆるく、上体の上を滑るように離れてソファから身体を起こす。
肩口をまだ体液の付着した手で掴むと、内側に押し込むようにぐるりと体勢を変えさせた。
相手の頭はクッションの上に、身体は丸ごとソファの上に。
下肢は奥に押し込められ、背中を反らせて腰を天井に突き出させる。
衣類の剥がされた下肢のその付け根に、く、と体液と唾で濡れた親指を宛てがい浅く愛撫する。
乱暴に指を突っ込んだりはしない。その方がマシな気分だったかもしれないけど。
(-91) redhaguki 2022/08/24(Wed) 20:58:12