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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”復讐の刃” テンゴ

【隠された医療施設】

「――……約束ですよ。
 日に1回は様子を見に来ます、……俺自身の治療もありますしね」

ここのスタッフたちは、施設立ち上げの頃から共に研鑽に励んだ者たちだ。
医療においては何よりここが信用できる。
きっと、貴方も快方に向かうはずだと信じている。

「はい。
 では、俺は一足先にアジトに戻ります。
 そうとわかれば、最優先で守らなければならない物がありますから」

上司に託された宝物。
それを、誰かに見つかる前に回収しなければならなかった。
(-0) 2022/08/24(Wed) 22:56:46

【秘】 ”復讐の刃” テンゴ → 銀の弾丸 リカルド

【隠された医療施設】

「ああ、約束だ。違えはしない。」

絶対に、と頷いて。
貴方が帰る様子を見せれば手を放そうとする。

「そうか。気を付けていってこい。もし俺に何か用がある奴が居たら、適当に誘導してやってくれ。」

そういっては、目を閉じて。

「俺も、今は少し休むとするよ。」

貴方を見送りつつ、休む様子を見せる。
まだまだ復帰までは、長そうだ。
(-8) 2022/08/25(Thu) 2:23:29

【秘】 ”復讐の刃” テンゴ → 風は吹く マウロ

【隠された医療施設】

いつかのこと。
悪友から施設と顧問の事を聞き、貴方は足を運ぶ機会があった。
見舞いか、それとも他にも用があったかもしれない。

施設のスタッフに話を通せば、貴方の悪友の手引きもあってか、なんの問題もなく面会の許可が下りるだろう。

さて、当の顧問であるカラス面とは言えば。
ベッドの上の住人になっていた。

点滴の管が繋がれたままであるし、体中と右目を覆うように施された包帯が何ともこの顧問には珍しいだろう。
(-84) 2022/08/27(Sat) 23:25:20

【秘】 風は吹く マウロ → ”再び灯された昼行灯” テンゴ

「よう」

仏頂面の青年が、いつもあなたが見ていた時よりも重ための足取りで近付いて。
ベッド傍の椅子に腰かける。
一度は来たことのある場所だ。勝手知ったりといったところ。

「あんたもリックもおれも、散々な有様だな」
「でも、生きてる」
「変な話だよな」

あなたが聞いていても居なくても、青年は話しかけていただろう。
(-109) 2022/08/28(Sun) 22:51:52

【秘】 ”再び灯された昼行灯” テンゴ → 風は吹く マウロ

「…全くだな。」

面に阻まれて見える事が無かった目が貴方を追い、そっと閉じられてはため息を吐く。

「あれだけのことがあって、これだけの傷を負ってなお生き延びたことは、奇跡であり、不思議な心地だよ。」

「変な話といえば、お前さんが俺の見舞いに来るのもまた変な話ではあるとは思うが。何か用でもあったか?」

なんて軽口を叩く。元気ではあるようだ。
(-110) 2022/08/28(Sun) 22:59:14

【秘】 風は吹く マウロ → ”再び灯された昼行灯” テンゴ

「別に」

それは同じファミリーのよしみ、でもあっただろうし。
死ぬ前に話をしたから、顔を見せたかったのかもしれない。

最後の会議では、どうも落ち着いて互いの顔も見られなかっただろうから。

「あんたの死にぞこなって落ち込んでる様子でも見ようと思ってたんだけどな」

元気そうだし、無駄足だったか?なんて笑って。

犠牲の多い戦いであったから、こうして生きているだけでもほっとする。
ただでさえ、上の者を多く失った。
指導者が減らなかったことは、不幸中の幸いだろうか。
(-111) 2022/08/28(Sun) 23:09:44

【秘】 ”再び灯された昼行灯” テンゴ → 風は吹く マウロ

「ふん、ほざけよ。」

そんな言い草にそう吐き捨てる。

「部下の前で泣きっ面を見せて溜まるものかよ。晒すのはこの無様だけで十分だ。そういうお前さんこそ、多少はマシな顔になったじゃないか、ええ。」

片目だけで貴方を見ては、笑みを浮かべた。
何かを思いついたような顔だ。

「整理がついたとは言い難いが、区切りはつけてきた、といったところか。」
(-113) 2022/08/28(Sun) 23:26:47

【秘】 風は吹く マウロ → ”再び灯された昼行灯” テンゴ

「まあな」

自分一人ではどうにもならなかっただろう。
同じファミリーの、同じ志を持った仲間がいたから。
喪ったものがあっても、前を向けている。

親代わりボスの事も、部下ラウラの事も。
大事だったものを忘れないで、でも重荷にはしないで。

「アルバとノッテが統合することになるんだってよ」
「在り方も変わっていくのかもな、色々と」
(-117) 2022/08/29(Mon) 0:38:35

【秘】 ”再び灯された昼行灯” テンゴ → 風は吹く マウロ

「ほう。よく上の連中が首を縦に振ったものだな。いや、互いに此処まで疲弊すれば致し方ないか。」

些かの驚きを含みながらも納得した様子で貴方の報告を聞く。
どうあれ考えられた結末だっただけに、現実味が薄い。

「変わらない訳がないだろう。アルバのやり方とノッテのやり方、双方の折り合いをつけねばならないのだから。俺はこの様だからな、暫くは動けそうもない。」

「故に、お前さんたちに先は任せたい。
お前さん自身に任せたい事もあるが。
(-118) 2022/08/29(Mon) 0:51:55

【秘】 風は吹く マウロ → ”再び灯された昼行灯” テンゴ

「せざるを得ないってところだろうよ、シマを荒らしにきた馬鹿どもに報復するにも数が減りすぎた」

このまま一つずつ潰される可能性もある。故に止むを得ずといったところだろう。いずれ、離反者が出る可能性は捨てきれないが。

「おう。……幸い、俺たち3人が残ってる。
 どうにだってしてみせるさ。こんなとこで躓くようなら、どこにも行けやしねえだろ」

得意げに笑ってみせる。しょぼくれた顔は姿を消し、希望を取り戻したような。
前に進もうとするものの顔だ。

「あん?なんか言ったか?」
(-133) 2022/08/29(Mon) 15:27:43

【秘】 ”再び灯された昼行灯” テンゴ → 風は吹く マウロ

「少し見ない間に随分と頼もしくなったものだな。」

つい最近までは子猫のようだったのに、と零しつつ。
内心はその成長に舌を巻いているのだ。

「全く持ってその通りだ。まあ体は動かせんが、まだ俺も現役だ。折れそうになったならば、その時は手を貸してやろう。」

その為にきっと自分は生かされた。
未来を見届ける為に。

「ふ、いや何、ひと段落したら、お前さんにわが親友ヴェネリオが大事にしていた孤児院置き土産でも譲ろうかと思っているんだ。」

勿論受け取ってくれるよな、という言い方をする。
しかし、それを受け取るかは貴方次第だ。
(-134) 2022/08/29(Mon) 15:50:13

【秘】 風は吹く マウロ → ”再び灯された昼行灯” テンゴ

「アンタの発破も効いてんだよ」

死にかける前のことだって忘れちゃあいない。
いつまでも塞いでちゃあ、おっさんに見せる顔もないってものだ。

「おう。ま、あんたの復帰した時にゃ俺たちの色に染まりきってるかも知れねえけどな」

なんて鼻で笑うのだけど。要は、心配すんな。ということを言いたいのだ。

「…リカルドといい、あんたらでけえもん託しすぎなんだよ」
「子供の扱いに自信はねえけど、折角だ。受け取っておく」

かつての自分達と同じ境遇のこどもたち。
気持ちを少しはわかってやれるはずだ。

「書類とかなんかは良くわかんねえから、リカルドに頼むわ。
 かいつまんだ話はあいつから聞くよ」

よ、と立ち上がり。
本当に顔を見にきただけの男は「じゃ、そろそろ行くわ」と背を向ける。

その背中にはまだ言葉をかけられるだろう。
何か言い忘れたことがあるなら、今のうちだ。
(-158) 2022/08/29(Mon) 20:09:17

【秘】 ”再び灯された昼行灯” テンゴ → 風は吹く マウロ

「そうか、そりゃあ何より。」
「染まってるならそれはそれでいいさ。いつまでも古い色ばかりじゃあ組織も廃る。お前さんたちの色に染めてやれ。」

それをきっと、親友も望んでいた筈だから。

「それくらい期待しているという事だ。胸を張っておけ。ああ、細かい事は奴に伝えておこう。」

「精々気張れよ、若人。お前さんは他の二人と違って、俺に近い生き方をするかもしれないからな。」

老兵は此処から先、去るのみとなる。
しかし、変わらず貴方たちの味方だ。
昔も、今も、これからも。

特に貴方は、純粋な血筋を持たない。
自分と同じく、余所者扱いをされる事だろう。
まだ離れるわけにはいかない。
彼らが確固たる地位を得るまでは。

だからそう貴方に声を掛けて、此方は見送る。
一刻も早く傷を癒さねばならない…まだ未来は始まったばかりなのだから。
(-163) 2022/08/29(Mon) 20:43:11