08:47:08

人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   「どう、して……
 
        どうして、そんな、……。」



   貴方の言葉に、ほら、また。>>-5
   救われるべきじゃないのに、救われて。


 
(-7) 2022/08/24(Wed) 23:19:32

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



     「お願い、サルコシパラ……

              やめて……。」


 
(-8) 2022/08/24(Wed) 23:26:12

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   昨夜、口にしてしまった言葉が頭をよぎる。
   治ったら、ウエディングドレスを着たい、なんて。
   治るはずもないと思いながら言った言葉だったのに。


   
言わなければよかったと思っても、
い。


  
(-10) 2022/08/24(Wed) 23:33:46

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   あぁ…どうか…赦してほしい。

   その言葉を吐く権利なんてないと分かっているのに。



(-11) 2022/08/26(Fri) 0:01:49

【雲】 サルコシパラ



   身をよじるウユニを捕まえて
   サルコシパラはその悲痛な叫びに>>-8
   耳を閉じると、噛み付いた花弁を
   喉を鳴らして飲み込んでみせる。

   愛しき人を身体の一部に取り込む
   ただそれだけのことなのだ。
   それが結果的に己を死に至らしめるだけのことで
   本質は何も変わらない。


   それから倒れ込むウユニを手で支えて>>D27
   サルコシパラはただ目を細めてみせるだけ。


(D33) 2022/08/26(Fri) 0:02:27

【雲】 サルコシパラ



   「ウユニさん……
    どうか…自分を責めないでください。

    これは僕が選んだ結末ですから。
    貴女が悲しむことは何も…………。」



(D34) 2022/08/26(Fri) 0:02:43

【雲】 サルコシパラ



   激情の渦に飲み込まれたウユニを
   守るようにサルコシパラは手を伸ばす。

   裏切り者だと涙を流す姿に
   心痛まないとは言わないが

   けれど彼女の言葉を否定することは
   サルコシパラにはできなくて。


(D35) 2022/08/26(Fri) 0:03:18

【雲】 サルコシパラ



   「ほら、見てください。
    何も症状が出ていないでしょう?

    感染ったからといって
    すぐに死に至る訳じゃないんです。」


(D36) 2022/08/26(Fri) 0:04:01

【雲】 サルコシパラ



   花一つ咲かない自分の身体を
   ウユニへと見せれば


     「貴女の苦悩と比べれば
      こんなのは安いものです。」


   そう言って彼女を落ち着かせようと
   その荒む心を宥めていく。


(D37) 2022/08/26(Fri) 0:06:24

【雲】 サルコシパラ



   荒むウユニを案じたサルコシパラは
   思いついたようにウユニの瞳を覗いて


     「私の部屋にもうひとつ贈り物があるんです。
      よければ…持ってきてもらえませんか?」


   そんな提案をする。
   丘の上からサルコシパラの自室までは
   数十分でたどり着ける。

   しかし発症のきっかけが分からない以上
   自分が不用意に動くのはあまり得策ではない。

   もしもウユニが渋るのなら
   そのような理由もしっかりと告げるが
   彼女は受け入れてくれるだろうか?*


(D38) 2022/08/26(Fri) 0:07:49

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    
「私は、いつまでも貴方を愛しているわ。」



   貴方を見つめて、愛を囁くと。
   柔らかな口付けを、貴方に贈った。


  
(-13) 2022/08/26(Fri) 13:56:17

【雲】 サルコシパラ



   「大丈夫ですよ、ウユニさん。

      私はそう簡単には死にません。」



(D51) 2022/08/27(Sat) 7:54:49

【独】 サルコシパラ



   サルコシパラは生まれて初めて
   愛した人に嘘をついた。>>D41



(-14) 2022/08/27(Sat) 7:55:26

【雲】 サルコシパラ




   この先の未来に怯えるように
   しがみついて涙を流す
   ウユニ背を優しく撫でて

   彼女の不安と善意に>>D44>>D45
   サルコシパラは付け入るように言葉を被せて
   彼女が願いを受け入れてくれると静かに笑う。

   初めて言葉で伝えられた愛情は
   毒々しくなってしまった身体と心に
   深く染み渡っていって。>>D46


   受けた愛情を返すように
   サルコシパラはその口付けに呼応するように
   誓いにも似た口付けをし続けるのだった。



   
(D52) 2022/08/27(Sat) 7:56:34

【雲】 サルコシパラ



   そうして永い永い逢瀬が終われば
   彼女がその場から立ち去るその時まで
   サルコシパラは微笑み続けていただろう。**


(D53) 2022/08/27(Sat) 7:57:55

【独】 サルコシパラ



   流行り病に犯されたように
   身体中に倦怠感が駆け巡る。

   彼女から愛を伝えられて
   彼女の涙を見せられて

   心が動かされる度に
   この倦怠感は強くなっていた。



(-15) 2022/08/27(Sat) 7:59:12

【独】 サルコシパラ



     だめだ。

            こらえろ。



(-16) 2022/08/27(Sat) 8:00:32

【独】 サルコシパラ



      この身体が花の養分になる瞬間を
      彼女に見せるわけにはいかない。



(-17) 2022/08/27(Sat) 8:01:08

【独】 サルコシパラ



   並外れた精神が成し遂げた奇跡は
   感情の昂りによる花の開花を押さえ込み
   最愛の人を欺くことさえできてしまった。


      しかし彼女がこの場所を去れば
      無理矢理止めていた時計の針が回り出す。


(-18) 2022/08/27(Sat) 8:01:57

【雲】 サルコシパラ



   途端、サルコシパラの背中から
   まるでその身を食い破るように

            大きな竜胆が咲いた。



(D54) 2022/08/27(Sat) 8:02:56

【雲】 サルコシパラ



   「ぐっ…ぁ…うあああっ…!」



   自分が自分でなくなっていくような
   恐怖を感じれば、頭の中はウユニとの
   思い出に満ち溢れていく。

   その度に背中の竜胆は羽化する蛹のごとく
   大きな成長を遂げいき、腕先や身体の節々には
   色とりどりの薔薇が咲き誇り。


        そして左目に咲いたのは、勿忘草だった。



(D55) 2022/08/27(Sat) 8:04:58

【雲】 サルコシパラ



   サルコシパラは血液のように
   花弁を身体から散らしながら
   丘の橋に生えていた木にもたれかかる。

   しかし花咲みが留まることはなく、
   やがてサルコシパラはその身体を
   自分から咲いた花々に包ませて

   遠くなる意識の中、蒼空を仰いだ。


(D56) 2022/08/27(Sat) 8:06:02

【置】 サルコシパラ





   「ウユニさん。
    私は貴女に謝らなければなりません。

    きっとこれを読んでいるということは
    僕が今、貴女を哀しませているということ。

    何も言い訳はできません。」



(L0) 2022/08/27(Sat) 8:14:24
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ





   「貴女から病気の事を聞かされた時から
    私はずっとこの道を考えていました。

    決して貴女がこれを望まないことも
    全てをわかった上で、僕は貴女の命を
    未来に繋ぐことを選ぶことにしたのです。」



(L1) 2022/08/27(Sat) 8:15:20
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ





   「ウユニさん。
    貴女は僕の宝で、誇りだ。」
    


(L2) 2022/08/27(Sat) 8:16:07
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ




   「だから叶うならどうか…
    今は生き延びてください。

    そうして好きなだけ寄り道をして
    好きなだけ生き抜いてみてください。

    また数十年後、貴女に会えることを楽しみに
    私は蒼空で貴女を見守っています。」
   


(L3) 2022/08/27(Sat) 8:20:06
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【置】 サルコシパラ






   「私はこの魂が朽ち果てるその時まで
    貴女を生涯、愛しています。」




(L4) 2022/08/27(Sat) 8:20:53
公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00

【雲】 サルコシパラ



   苦悩の日も、健やかなる日も
   蒼空はいつだって壮大で青い。

   蒼空を見上げたまま
   サルコシパラは小さく笑い独り呟くと
   そのまま意識を手放して。
   
   いつも被っていた仮面が
   滑り落ちるように地面に投げ出される。


(D57) 2022/08/27(Sat) 8:21:29

【雲】 サルコシパラ



   彼女が戻ってきた頃には
   そこにはサルコシパラの姿はなく
   あるのは木にもたれかかるように
   咲いた竜胆や薔薇と


            たった一輪の、勿忘草**


(D58) 2022/08/27(Sat) 8:24:25

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   いかないで、独りにしないで。
   そばにいるって、死なないって言ったのに。

   うそつき、わたしもつれていって。


  
(-20) 2022/08/27(Sat) 17:23:09