08:55:17

人狼物語 三日月国


258 【身内】冬融けて、春浅し

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極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 街路灯 灯り

 
[周囲の喧噪も、変化にも目もくれずに ただ其処に位置している。]
 
(0) 2024/04/26(Fri) 20:26:38
VIが参加しました。

村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

靖国 冬莉が参加しました。

葛切 幸春が参加しました。

【独】 靖国 冬莉

/*

あの、フィルタ下に冬莉と幸春が並んでるの幸せですねってなりました……すき(すき)

お時間頂戴いただき、本当にありがとうございます。
よろしくお願いいたします。へへ
(-0) 2024/04/26(Fri) 21:25:24

【人】 靖国 冬莉

 
 
 ちょい待ち、…… 幸春。


[彼との邂逅から一夜明け、部屋を出る目の前の背へと声を掛けては 自身のバックへと手を伸ばす。ちゃら、と金属の擦れる音を鳴らしながら取り出したのは、番号の書かれた札がついた鍵と、もう一つ。]


 此処の鍵と、オートロックの番号。
 ……ほら。下の入り口入る時、番号押して 入ったの。覚えてるかい?


[其処の番号、それだから。と、差し出そうとするも、彼はどんな反応だっただろうか。昨日会ったばかりで、———思いを通わせた目の前の相手。急なプレゼントに 驚くのか、それとも。すいと目を細めつつ、彼のその薄い表情筋を眺めながら。 ]
 
(1) 2024/04/26(Fri) 21:56:37

【人】 靖国 冬莉



 それとも敷居が高いなら、……こっちがいいかねぇ。


[なんて、取り出したもの———自身の携帯をもう片方の手でひらりと彼の前で見せる。]


 番号とline、交換して無かっただろ?


自身の領域合鍵であれ、繋がり番号であれ。何方を選んだとしても構わなかった。この相交わしたひと時が過去のような徒情のものにならなければ、と。*]
 
(2) 2024/04/26(Fri) 21:56:53

【人】 葛切 幸春


 ? なん、だ。

[一晩を共にした場所を後にする頃、己は未だ何処か夢心地だったのだろう。呼び声>>1 に応えて振り向いた先、差し出された物の意味を噛み砕くのに幾許かの時間を要した。]


 ――――……あ、ああ。


[曖昧に頷き、軽やかに差し出された鍵を凝視する。
反射的に出した手は、鍵へ触れる前に空中で止まった。然して動かぬ表情の下、内心の確かな動揺に、小さな其れと彼の相貌を数度見比べる事となる。

伝えた言葉に嘘は一つも無い。
既に信頼も心も、相手の下へ置いている。
―――だが彼の立場を思えば如何だ。

手を伸ばそうとする我欲と、僅かに残る良心の呵責が葛藤を生む。]
(3) 2024/04/26(Fri) 22:50:17

【人】 葛切 幸春

[――逡巡が、返答までの僅かな間となった。
それを察してか、次いで差し出された選択肢>>2 に束の間詰めた息を吐く。機微を察するのが上手い男だと、知れず目を細めた。
惜しく思う心は、手元に引き戻す指先と共に握り込む。]


 ……ああ、そうだな。
 あんたは少し不用心が過ぎるから、先ずは俺を知ってくれ。


[差し出された信頼に値する男だと思って貰えたなら。
きっとそれからの方が良い。
微かに笑って、己の携帯を取り出した。]


 改めて、宜しく頼む。冬莉。


[無事に繋がりを得たのなら、その日は送迎の気遣いを断って駅まで歩くと固辞しただろう。
押し問答になる前に有無を言わさず唇へ口付ける。相手が動きを止めたならその隙に、またな、≠ニ笑って扉を抜け出した。*]
(4) 2024/04/26(Fri) 22:52:21

【独】 葛切 幸春

/*
久方の冬莉に感動を覚えた。
最初から既に札束(略)で殴られた心地なんだが??流石だな……。

今回は少しでも独り言を残していきたい所存。
村立ての手数と貴重な機会に感謝を。
(-1) 2024/04/26(Fri) 22:59:35

【人】 靖国 冬莉



 そうか?
 お前さんの方が身持ちが固いと思うんだがねぇ。


[一度は伸ばされた指先が引き戻されるのを横目に、何事も無いように手元の鍵を仕舞いこむ。>>1注視するその眼差しに、何を乗せていたのか。人事の如く資料やエントリーシートなどなく、況しては共にしたのは一夜。推し量るには、ピースが足りなかった。]

 
 結局、お前さんを剥がすことは叶わなかったしな。


[携帯の液晶を打ちながら、ぽつりと零す。自身のことばかり明け透けになった心地だが、彼の言葉で心が軽くなったのも事実だ。然し、彼を巣食うものを、その応えを未だ彼の口から聞けていない。否、正確には少しだけ。]
 
(5) 2024/04/27(Sat) 1:07:09

【人】 靖国 冬莉



「……俺が期待にこたえられたら、————」

 

 ……ん、こちらこそ 宜しくな。


[彼の携帯に映し出された、見馴染んだ眼鏡のアイコンに小さく頷いて 携帯を仕舞っては 正面に向かい直す。律儀に言葉を紡ぐ彼に自ずと口元が綻んで、後頭部を掻きながら応えてしまうのは、清い交際には程遠い人生を歩んできたからこその、羞恥ゆえに。>>2
 彼と共に下へと降りようと、———送迎しようと靴を履こうとすればそれを制止する彼の声に重ねて、遠慮すんなっての、お前さんはもっと、……っ=B

 続く言葉は、近付く彼の均整取れた顔に、その口付けに、奪われてしまう。]
 
(6) 2024/04/27(Sat) 1:07:28

【人】 靖国 冬莉



 ………ほんと。惚れた弱み、よなぁ。


[一瞬の弛緩を突いて、颯爽と去っていく後ろ姿に 思わず小さく零れてしまった。背を向ける間際の、その笑みにまた心を奪われてしまった、だなんて。口付けの余韻を親指の指腹でなぞりつつ、扉が閉まるその時まで、彼を見送った。]

 
(7) 2024/04/27(Sat) 1:07:45

【人】 靖国 冬莉




[それでも自身を取り巻く日常は変わりなく、仕事に追われる日々が続いていく。]


 
(8) 2024/04/27(Sat) 1:08:01

【人】 靖国 冬莉


— A few days later —




[華金とは裏腹に慌ただしく過ぎ去っていく社員の中で、デスクに腰掛けては視線を持ち上げて壁に掛かった時計を見遣る。針の差す定時僅かに過ぎた時刻に、 手元の書類を傍らに置いて 携帯を取り出す。液晶には、先日繋がりを得た彼のアイコンが表示されていた。
 『迎えに行くわ、場所を教えてくれ。』 ——— 送信ボタンを、押す。
 あの一夜から、初めての逢瀬の約束を交わしたのが今日だった。]


 ………そんなに緩んでいたか?顔。


[声を掛けてきたのは、人事課に配属になって共に仕事の荒波を越えてきた部下達だった。会社の中では、腫物扱いに近い自身へと声を掛ける、稀有な存在で。笑みを零しながら、上司と部下の垣根を超えた言葉が飛び交うのは、築いていた信頼の証なのだと、そう思いたい。]


 おいおい。上司を揶揄うのは程々にな、と。
 ……すまん、今日は先に帰るわ。


[決裁、必要な書類は此処に置いててくれ、と声を掛け 外套を羽織っては その場を後にする。
 他部署らのすれ違いざまの皮肉に、揺らすような情感はとうの昔に吐き捨ててしまった。]
 
(9) 2024/04/27(Sat) 1:21:58

【人】 靖国 冬莉


[愛車へと乗り込み、携帯へと目を落とす。来ていた彼の返事に軽く返しては車を発進させた。指し示られた場所へと向かう道中、通りは辺り一帯人混みばかり。既に出来上がっているのか肩を組んで歩く人等に、店を指差しては甲高い声を挙げて中に入っていく人等。一週間の終わりを彷彿とさせる光景が、窓越しに過ぎ去っていく。
 その中で、ふと 一人佇む姿はまさに先日の——— 端正にスーツを着こなしている彼が其処に居た。
 ウィンカーを鳴らして、直ぐ傍で車を止める。窓硝子を下ろせば、未だ蔓延る冷気が一気に押し寄せてきた。]


 待たせたか、……寒かったろ。
 

[お疲れさん、と薄く笑みを向けて、隣に座るように促す。近くのコンビニで買っておいたホットカフェオレを手渡して、今日は仕事、どうだったのよ。≠ニ世間話を挟みながら発進させる。ルームミラーにアンバランスに掛かっていた、犬のキーホルダーは姿を消していた。*]
(10) 2024/04/27(Sat) 1:23:19

【独】 靖国 冬莉

/*

ちゅーするの、ずるいですよね。
そして笑って出ていっちゃうのずるいですよね。

可愛くていけめん、うっ………
幸春さんすてき………
(-2) 2024/04/27(Sat) 1:32:24

【独】 靖国 冬莉

/*

返しづらかったらすまんと思いながら……
(-3) 2024/04/27(Sat) 1:33:25

【人】 葛切 幸春


 ……の資料でしたら、此方を。
 はい、月曜の十時からとなっています。

 午後には────……、


[滞りなく打ち合わせを終えて、一息吐く。
現在己が従う上司は、少なくとも此方を深掘りする事がない点においては気が楽だった。面白味のない奴だと思われているからにしても、仕事さえ熟せば文句は言われない。沸点の低さは人間味の範疇だろう。

思考と共に手帳を閉じて鞄に仕舞い込んだ。
時計を見れば既に軽く定時は過ぎている。規程の差はあったように思いながらも、慌てて携帯を起動した。赤い通知がメッセージの到着を報せていたが、届いてから然程時間は経っていない様子に胸を撫で下ろす。その瞬間、背後から肩を叩かれて柄にもなく肩を跳ねた。]


 ああ、いえ。俺は……。


[気の良い同僚からの、気軽な飲みの誘い。
申し訳無さそうな顔を作って断りを入れた。]
(11) 2024/04/27(Sat) 12:49:22

【人】 葛切 幸春

[あの施設での時間を経ても、周囲との距離四六時中の敬語は変わらない。
 だが、]


 そちら、良い週末を。


[在り来りな言葉をなぞる声に、少し私情が滲んだ。]
(12) 2024/04/27(Sat) 12:51:41

【人】 葛切 幸春


 ……… 、


[建物を出れば、冬の気配が未だ此処に在る。
喧騒から少し離れるように、足先は比較的人気の少ない通りへ向かった。

会社を出る前に位置を報せるメッセージは送信済みだ。相手へ伝えた目印となる店の近くに佇み、携帯を取り出してコミュニケーション・アプリを立ち上げる。

トーク画面の上部に、固定表示してある眼鏡のアイコン。
ここ暫くの間に見慣れた画を指でなぞる。何気無い、よく見掛ける類のものなのかも知れない。それでも、可愛らしく見えるのは惚れた欲目だろうか。
何気なくやりとりの記録を遡りながら、ふと思い返すのは、連絡先を交換した折の事。]


 ……… あんたを剥がす事は出来たのか。


[過日の呟き>>5 は 裏を返せばそういう意味だろう。
誰も知らぬ柔らかな内側に触れ得たようで、微かに笑みが滲む。あの夜に打ち明けられた過去と心情は、彼の弱さであり強さでもあった。根が優しく情深い男だと思う。
反面、自身の薄っぺらさが剥がれた時、己が如何思えるかは解らなかった。]
(13) 2024/04/27(Sat) 12:54:01

【人】 葛切 幸春


[――思い耽る時間は、そう長くはなかった。

滑らかに横付けされた車>>10 を覗き込んで、見えた顔に目を細める。 ]
 
(14) 2024/04/27(Sat) 13:08:03

【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉


 ……逢いたかった。
(-4) 2024/04/27(Sat) 13:08:59

【人】 葛切 幸春


 ……いや、俺も今着いたところだ。有難う。

[メッセージと云う繋がりは確かにあった。
が、直に逢えば矢張り感慨も一入となる。微かな安堵と僅かな緊張感を携えて、隣へ邪魔をしながら首を振った。そうしてまるでデートの定型文だなと考え、否これは確かにデートだったと一人思う。口の端が綻んだ。

鞄と紙袋を膝に置いて腕で囲い、受け取ったカフェオレを指で包む。触れた肌から滲む温かさが、その儘 相手の心のようでもあった。
以前に乗り込んだ時とは異なる心境に 何気なく車内を見回して、目を瞬く事となる。]
(15) 2024/04/27(Sat) 13:09:32

【人】 葛切 幸春


 犬、外したんだな。


[口に出してから正気付く。目敏い反応ではなかっただろうか。
可愛らしいと思ったが。
そう付け足せば尚更白々しい気がして、誤魔化すようにカフェオレへ口を付ける。二度目の逢瀬、早々に格好が付かないのは男として避けたかった。]


 俺は別に、普段と変わりないな。
 ……あんたは如何だった。気の塞ぐ事はなかったか。


[世間話に遅れて乗って、目的地までの話題とする。助手席から眺める横顔も堪能しておく事にしようと、目を細めた。*]
(16) 2024/04/27(Sat) 13:10:11

【独】 靖国 冬莉

/*

逢いたかった、の破壊力。

 
(-5) 2024/04/27(Sat) 20:15:43

【人】 靖国 冬莉



 なら良かったわ。
 本当に寒いよな、……昔はこの時期、もう少し暖かかったとは思うんだがねぇ。


[車を動かしながら、隣から聞こえる声音に自ずと口元が緩んでしまう。>>15数日なんて、会社に身を窶していればそれほどの空白は茶飯事だろう。携帯を通して間接的に繋がっていたのだから、尚のこと。だが、こうして会ってみて改めて分かる。生身に代わるものなど、ないのだと。 ちらり、とルームミラーへと視線を配らせれば 此方を見詰める彼の横顔が映っており、———彼も、同じ思いだろうか。らしくない自惚れに心を浸しながら、ハンドルを切る。]


 犬、……嗚呼。あのキーホルダーか。


[何を指しているのか気付くのに、数舜。>>15ルームミラーに掛かっていた昔の女の貰い物について聞かれたのも、丁度彼と出会ったあの日だった。]
 
(17) 2024/04/27(Sat) 21:28:25
 




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