人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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到着:怪物皇女 メイベル

【人】 怪物皇女 メイベル




  ────ようこそ、私の根城に!


[尊大な振る舞いと見下したような目付きで
銀の体毛の狼に運ばせていた客人に声を投げ掛ける。

狼の口に加えられていた客人──外見は人間の少女に見える──
を狼がそっと床に下ろす。
やや唾液なりが染み付いているかもしれないが
牙を柔肌に食い込ませなかっただけかなり丁重に運んでいた筈。


私、メイベル・グレイ・バーラトゼフォンは
大きな蛇の身体の上に飛び乗るとそこに座る。
蛇は身体を動かし私の背もたれを作るように長い身体を移動させた。

蛇が作った椅子に座りながら
数段の石造りの階段の下に居る客人に再度言葉を投げる。]
(88) Oz 2020/10/19(Mon) 11:23:53

【人】 怪物皇女 メイベル



  これからあんたに尋問を行うわよ。

  ──皇女の領域に愚かにも踏み入った不埒物の
  処遇を決めるためにね。


[見下ろす瞳には敵意と、そして確かな興味をないまぜにしながら。]*
(89) Oz 2020/10/19(Mon) 11:24:10

【人】 怪物皇女 メイベル



  ──私の名も知らない愚者の線は消えたわけね。

  それで?
  皇女メイベルと知りながら
  あんたは私の領域に入り込んだ。


  ……何が目的。
  答えなさい。

  
嘘を付くことを禁ず



  あんた……私を殺しに来たわね?
 
(93) Oz 2020/10/19(Mon) 13:50:14

【人】 怪物皇女 メイベル


[翡翠の瞳。
グリーンアイズの異名も持つ私の能力。
私に怯えた者を一時的に支配する能力。

目の前の少女は何の変哲も無い人間に見えるけれど
>>92だからこそ私の領域に『突然』現れたこの少女は
疑わしい存在だった。

玉座代わりの黒蛇に、少女を運んできた銀狼が
少女を挟むように睨み付ける。

『私を殺しに来たのか』

その質問に嘘を付くことは出来ず。
もしも、はい、と言うなら殺す。
翡翠の瞳に抗えるほどの力を持つ者なら殺す。


彼女の嘘偽りのない返答は如何に。]*
(94) Oz 2020/10/19(Mon) 13:50:58
怪物皇女 メイベルは、メモを貼った。
(a13) Oz 2020/10/19(Mon) 14:00:43

【人】 怪物皇女 メイベル

  

  ──ふぅん。
  私を殺しに来た訳じゃないんだ。


[>>95彼女の言葉を聞き
私は蛇の玉座に深く座り片目を閉じる。

私は私の能力に絶対の自信がある。
彼女が力を跳ね除ける素振りもなく
完全に力が掛かった上で、殺しに来たのではない、と
言うなら真実なのだろう。

彼女が私を害する存在ではないと分かった。
とは言えだからと言って、無事に帰す義理も
私にはない。

小柄で食べ甲斐もないかもしれないが
城下の魔物の食糧としようか。
と無感情に考えた辺りだった。]
(97) Oz 2020/10/19(Mon) 16:48:44

【人】 怪物皇女 メイベル



  ──……はぁ?


[>>96高い声で疑問符を上げてしまう。
彼女は何を勘違いしているのだろう。

決定権は私にあって
私が彼女をどうするか全て決めるのであって
彼女に自分の未来を決める権利はない。

私は目を閉じた。
何もせずとも銀狼が、それか黒蛇が動いて
無礼な発言をした彼女を
殺す
だろう。

愚かな少女の無残な姿。
見る必要もないと興味を無くした筈だった。
けれど。]
(98) Oz 2020/10/19(Mon) 16:49:08

【人】 怪物皇女 メイベル



 ………………?



[目を閉じた暗闇の中。
銀狼も黒蛇も動く気配がない。
何事かと目を開くと、彼らは微動だにしていない。

…………いつもなら私が命じなくても
主人の意を汲み最善の行動を取るのに。]
(99) Oz 2020/10/19(Mon) 16:49:33

【人】 怪物皇女 メイベル



  何をしてるの?
  早く
殺しなさい



  …………。



[私は目を見開いて
それから蛇の玉座から降りると
ぺたぺたと素足で石作りの床を歩き
>>95震えている少女の前に立った。]
(100) Oz 2020/10/19(Mon) 16:49:57

【人】 怪物皇女 メイベル

 

 …………私に何かしたわね?



[何かされた。
そう気付いているのに
彼女を
殺そう
とは微塵も思わない。
苛つきながら
私は彼女を見つめて言い捨てる。]



  こんな小さな女の子に
  してやられると思わなかったわ。

  あんた、何者なの。


[私の翡翠の瞳が彼女を見下ろしていた。]*
(101) Oz 2020/10/19(Mon) 16:50:26

【人】 怪物皇女 メイベル


[>>121やはり何かしていた。
それは嘘偽りではない。

けれど彼女は分からないと言う。
まるで自分の能力を知らない様に。
……いや、知らないのでしょう。

その事実に眉根を潜める。
今初めて顕現した力なのだろうか。]



  こことは、違う?


[>>122アリア、と言う名前よりも
こことは違う世界、と言う言葉に
私は強い関心を引かれる。
繰り返すがこれは嘘偽りではない。

更に困惑した表情のまま彼女は言葉を続ける。>>123]
(127) Oz 2020/10/19(Mon) 19:59:15

【人】 怪物皇女 メイベル



  違う?いいえ、違わない。
  あんたの名前はアリア。
  
  嘘は付けないんだから。



[>>123けれど彼女が口を何度も動かす様子は
出鱈目を口にしようとするものの表情ではない。

私はその様子を見て
それから思いついた様にアリアの手を取り
強引に立たせると、そのまま大きな鏡の前に連れて行く。

鏡は遠見の鏡として普段は使われるが
今は姿を映すただの鏡として使う。]
(128) Oz 2020/10/19(Mon) 19:59:37

【人】 怪物皇女 メイベル



  アリア。
  鏡を見てみなさい。

  ……この姿に見覚えは?



[アリアを鏡の前に立たせ
その姿を彼女自身に確かめさせる。]*
(129) Oz 2020/10/19(Mon) 19:59:50

【人】 怪物皇女 メイベル

──メイベル城──


  ──やっぱり。
  見覚えがないのね。


[>>144私はその言葉に頷いた。
アリアは私の領地に突然現れた。
領地の端ではなく、ある程度中程で。

そして自らの能力を知らず。
また自分の名前にも違和感を持っている。

記憶の魔女の写本に
『テンセイシャ』『稀人』と言う記載がある。
それこそ彼女の言っていた異世界からの住人。

御伽噺のような話が
本当に目の前に起こっているのだから
私であっても驚き、そして興味を惹かれる。

>>144けれど理解が追いついたのは
そこまでだったのかも。]
(155) Oz 2020/10/20(Tue) 0:45:37

【人】 怪物皇女 メイベル



  ──ぇ、なに、『おりき、ゃら?』


[彼女の言葉に疑問が浮かび更には。]



  ────。



[>>145あろうことか私の名前を呼び捨てにし
先程まで震えて居た少女は飛び跳ねて感極まっている。

『稀人』というのは皆こうなのだろうか。

呆気に取られていたけれど
私よりも背の低い彼女に、一番低い声で告げる。]
(156) Oz 2020/10/20(Tue) 0:45:59

【人】 怪物皇女 メイベル



  目障りよ。


  ……
『マルコシアス!アリアの手を噛み切れ!』




[彼女は
殺すな
と言った。
だから死なない程度に痛め付けよう。

彼女は躾のなって無い獣。
ならば教育してあげないとダメだ。
これは善意である。


マルコシアスと呼ばれた銀狼が動くと
大きな体躯に似合わぬ静かな足音で、けれど目にも止まらぬ速さで
アリアの片手を噛みちぎろうとした。]
(157) Oz 2020/10/20(Tue) 0:46:27

【人】 怪物皇女 メイベル


[私は今度はハッキリとアリアを見る。
この場にいる銀狼マルコシアス、黒蛇アンドロマリウス。
彼らは私のみに従う。

魔を司る者は私ただ一人。

今までもこれからも。

私はたった一人で。]
(158) Oz 2020/10/20(Tue) 0:46:55

【人】 怪物皇女 メイベル



[そうして私の直ぐ横から大きな頭が通り過ぎて
アリアの手を噛みちぎろうとした。

彼女はせいぜい軽く指を動かすぐらいしか出来なかっただろうが。]*
(159) Oz 2020/10/20(Tue) 0:47:03
怪物皇女 メイベルは、メモを貼った。
(a17) Oz 2020/10/20(Tue) 0:55:03

【人】 怪物皇女 メイベル


[>>165翡翠の瞳がその止まった世界を捉えた。
健脚と頑丈な牙が自慢のマルコシアスはぴたりと身体を止める。

銀狼だけではない。
後ろで控えている黒蛇も。
よく見れば銀狼が動いた結果舞い上がる小さな石の破片が
空中に止まっていた。]


  あんた……。


[語りかけられた言葉。
アリアが手を引き抜くと
漸く動くことを思い出したようにマルコシアスは動き
勿論攻撃を外して走り抜ける。

こちらを向き直る銀狼を視線で制しながら
私はアリアに向き直った。]
  
(168) Oz 2020/10/20(Tue) 1:45:08

【人】 怪物皇女 メイベル



  …………。


[>>166彼女の言葉を聞く。
その言葉の全て、嘘も偽りもないと私は知っている。
他ならぬ私の力なのだから。

私は少しの間目線を下げて考えて
それから翡翠の瞳を一度揺らし

それから顎を上げて彼女の方を見つめ直す。]
(169) Oz 2020/10/20(Tue) 1:45:26

【人】 怪物皇女 メイベル



  ……アリア。

  後ろにいる銀狼……マルコシアスと言うのだけど

  ……あんたは、彼女を従えられるの?


[私はそう呟いていた。
半ば確信がある。

けれどその事実を目にしなければ
信じられないというように。

魔を総べる力。
それは私だけの、ものだった、筈。]*
(170) Oz 2020/10/20(Tue) 1:45:58

【人】 怪物皇女 メイベル


[私の瞳はきちんとその一部始終を見届けた。
>>172>>173彼女は間違いなく
銀狼を従えることに成功していた。

今までどんな人間や魔物であろうともなし得なかった事。
唯一私を除けば。

その例外は今は2人に増えた。]


  ──十分よ。
  私でさえ、そんな扱いをした事は無いけれど。


[飼い慣らされた獣のような姿は
少し面白かったので、後でマルコシアスの事を
からかってあげようと思う。
それから私もお腹を撫でていいか聞いてみよう。

「よし」

とアリアに言われた銀狼は我に帰ったような顔をすると
常とは比べものにならない
ノソノソとした動きで立ち上がった。]
(181) Oz 2020/10/20(Tue) 10:13:50

【人】 怪物皇女 メイベル



  良いわ。
  あんたの力は良く分かった。
  私の力と似てるみたいね。


[──ともすれば私より次元の上の力だったかもしれないが
それを信頼する配下の前で口にする事は出来ない。]
(182) Oz 2020/10/20(Tue) 10:14:10

【人】 怪物皇女 メイベル



  アリア。
  
「私の側にずっと居なさい」



[私は間髪入れずにその言葉を放つ。
頼み方は他にもあっただろうか。

この世界で初めて私と同じ力を持つ。
「魔王」とさえも呼ばれる私に
初めて肩を並べたくれる存在に。
もう少し、友好的な頼み方はあっただろうか。


──私はそれを知らない。
この世の全ては私の
「言葉」
のままに。
そうして生きてきたから。]*
(183) Oz 2020/10/20(Tue) 10:14:30

【人】 怪物皇女 メイベル


  ……ふふ。


[>>185彼女の答えを満足そうに見つめる。
息を詰めたのは彼女の身体に制約が刻まれたのだろう。

>>93>>94「嘘を禁ず」とした命令は
一時的なもので日が変わる頃には解けているだろう。

けれど今の命令は
「ずっと」

強力な制約は時に対象の身体に紋様を刻む時がある。
後で見てやろうか、私の力の証を。]


  ……何?


[>>187彼女が再び力を発露させたのを感じる。
>>171右手に宿る虹色の煌めき。
それが彼女の能力なのだろう。

けれど彼女の問いかけは
強制を持つ類のものではない。

私を好きになれ、と言えば話は違ったけれど。

私はその質問に、「そんな事あるわけないでしょう」と
答えようとして。]
(188) Oz 2020/10/20(Tue) 12:18:35

【人】 怪物皇女 メイベル



  ……分からないわ。今はね。



[と答えていた。

彼女の能力にそう答えさせられた訳ではない。
私がそう思って、そう答えた。
──と信じたいけれど、どうだったろう。]
(189) Oz 2020/10/20(Tue) 12:18:56

【人】 怪物皇女 メイベル



  改めて我が城にようこそ、アリア。
  
  万魔の皇女、メイベル・グレイ・バーラトゼフォンが
  あんたの存在を容認するわ。



[そうして私は自分の手の甲を差し出して
彼女に顎で示して見ただろう。]*
(190) Oz 2020/10/20(Tue) 12:19:14

【人】 怪物皇女 メイベル

──出会いから1週間後──


  アリアが別世界から来たのは分かったけれど。

  そもそも別世界のあんたが何で
  私の存在を知っていたの?

  この世界自体の事も知ってたみたいだし。
  ……アリアの世界って一体どんな世界なの?
 
(204) Oz 2020/10/20(Tue) 15:28:20

【人】 怪物皇女 メイベル

[アリアを城に迎え入れてから1週間。
自分の城の案内に
71体の直属の魔物の紹介。

直属の魔物には彼女の匂いを覚えてもらう事で
いちいち指示を出さなくても襲わないようにする。

寝床に関しては私の部屋ぐらいしか無かったので
アリアは私の寝所で眠らせることにした。
特例中の特例……と言いたいけれど
アリアが初めて招いた客人なので特例も何も無いかもしれない。

大蜘蛛の糸で作り上げられたベッドは柔らかく
寝ている者の身体に合わせて柔軟に形を変える。
服を着ない方が気持ちよく寝れるのだけど
そこはアリアと一悶着があったような、無かったような。

諸々の準備を整えるのに1週間。
腰を落ち着けて話を出来る様になったのが
今日ということだ。

私はアリアのやってきた世界について
気になって質問をしてみた。

現在は彼女も嘘をつく事が出来るが
わざわざ嘘をつくなと再度命令するつもりは今の所ない。]
(205) Oz 2020/10/20(Tue) 15:28:44

【人】 怪物皇女 メイベル



  ……あ、先に入ってるわよ。



[その質問の最中に
私はペタペタと歩き、ひやりとする泉に
白い肌を晒しながら泉に浸かっていった。

現在。城の中にある泉に来ている。
中央の水晶から無限に真水が流れてくる仕組みになっている。
周りは細かい石が敷き詰められ整えられている。

メイベル城にある唯一の浴室である。
なお、天井は開いているので
ほぼ野外に近しい形となっている。

メイベルは週に1度か2度この泉に身を清めにくる。
それ以外であれば身体を適度に拭く程度なのだけれど。
それについてもアリアに何か言われたか。]*
(206) Oz 2020/10/20(Tue) 15:28:52
 




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