>>6>>7

［ひとよ　ひと世に、ひとり立
　　ゆうる　ゆうるり　爪弾く

　逢ひし彼の夜に馨しき　一つ見　まなこに映る哉　］


　　


［此処に個々の定めごとはなく。

　路傍に沿う姿に、誰が咎めましょうか。
　其処に揺らす名も誉も有りはしない。
　ただの、楽士で御座いました。

　ぱらり、言祝ぎに見たぬ詩歌を滑らせ。
　褒美なく、玻璃も瑠璃も欠片に要らぬ。
　耳に　目に　心に　　腹には満たぬ、絵空事。

　はて、はて、　何にでしたか
　あれ、あれ、　故にでしたか

　何も　故も　、其処に在りは、…………］

　　……あや、当主殿


［旋律途切れ顔を上げれば、其処に在り。
　幾歳まえから雇ひし主に対し、零すはただ瞬く程の感嘆のみ。

　変はりなく、代はれなく。　
　千も万も八百万も、百には大きく見えし音。
　其れに異を唱えられなくなって、久しい。

　

　ちいひさく　ちひさく　返した言の葉を
　拾ったままにすることも、ただ見、逃し。］


　　恐縮
　　天、等と。
　　我は、ほんの、少し　地より逃れ。

　　御近付き過ぎては、灼く灯、哉。


［調べ捲けば、燈一つ。　意をけぶらし］

　　ええ、ええ

　　奏で、ましょう　諳んじ、ましょう
　　望み、なれば。


［其れ、希ひ、あれば。
　届かし響かすは、我の役、と。］*

■サービスシーン
�@：状況(6)^1d6
�A：解決(1)^1d4

相手：氐宿　アイテム：(4)^1d6
テラーダイス取得判定：(4)(5)^2d6

>>20　

［奏で、調べは我の務め事、にて。
　描き、標すは我の手遊み事、にて。
　為し事に、暴力なんてとても、とても。］

　　
　　…………あや？


［立ち佇む氏宿殿の其の姿、はて。如何為されたかと。
　目先は只のそびえ壁。
　変哲亡き曲道に。　………　成程］


　　………嗚呼、
　　彼方は艮　違へ、忌。


［陰陽道、とは。斯くも仕来りが有り。
　彼方へ行くには、此方が必要。……重ね。］

［なれば、］

　　
　　…………斯様に
　　道、無くと。　在れば


［奏で、紡ぎ、爪弾く。
　──りぃん、と　一節　おと鳴らし。

　只其れだけで、と　目前の壁へ罅走りて、］


　　此れにて、進み。


［道無ければ、造れば、良いと。
　勿論のこと、後程に我謹製の外壁を贈る故。
　しばし、赦しを？］*

■ドラマシーン�@　感情取得
■相手：氐宿
■場　所：�A大通り

成否判定：(4)(4)^2d6
感情：4) 信頼／猜疑心^vil

>>48

［道、整え。
　くぅるり、導き者へと振りかへり。］


　　………おと


［此の八百万、音は其処彼処に、響き渡り。
　ひとも、ひと、でないものも。

　はて、彼の者は。
　見えぬ”もの”が、ざわりざわりと。
　纏うて居るのか、纏われて居る、のか。］


　　騒めき、……あや、虚ら移ら。


［拾うおと、に。貴も賤も、在りはしませぬが。
　我は、────……　］

　　重なりも、過ぎては、困りもの。


［騒めかせるは、はて。
　どの　”おと”　で、在りましたか。］*