「ほい、お疲れ。これ終わったら行くわ」
タバコを吹かしながら。

「あらぁ……」

何となくその可能性は予想はしていたけれど。
唇に薔薇の花弁を寄せ、僅かな思案の間を一つ。
今日も処刑室の方へとぼんやり移動しようかな。

「…………」

とりあえず、食べられるだけ食べて。
処刑室へと移動していった。

「は、っは」

笑う息が零れる。
処刑室、行くか。

通信を聞いた後、結果を見る。
一つ、やれやれとした様なため息。

処刑室に向かう足取りは、特段重くも軽くも無く。

「ナナさんですか」
結果を見て一言。それから今日の主役の姿を探す。

「きちんと向かいますか……？」

「向かわねぇなら引きずっていくとこからだなぁ」

いつも通りの雑で適当な口調。

処刑室に入りはするけれど、前日同様壁の花。
薔薇を口元に添えたまま隅の方で壁に背を預けている。

処刑に手出しはしませんよ、の意だ。
ただ、じっと今日の主役を見守っている事だろう。

今日も見てはいる。
手を出す心算はないようだが。

「思ったより大人しいな」

どうしよっかな、なんて。
嬲る趣味ってそんなにないんだけど。

「歯応えねぇ影を従えてんのなら、光もたかが知れてんな」

いつも通りの軽口で。一言。

「別に、光も影も。奪うつもりは、ありませんけれど」
「ぼくの炎は、救いの為のものであれど。
　きっとあなたは……あなたも。
　それを救いだとは、思わない、でしょうし」

何処か冷たい声でそう告げれば。
ナナに近付いて、もう片方の腕に視線を向かわせる。

そうして、一つ祈る様な仕草をして、服の袖に火を付けるだろうか。
――『やり過ぎない様に』は調節しながら。

「大人しいもんだな。まだ1人目決まってないのか」

どうやら煽っているバロへの対応次第ではあるが。
「待ってるなら1人目行くぞ」
タバコを指で振る。まだ火もつけていないもの。

「あら〜〜なんかまあ、うまくいかないものね」

結果を見て思わず呟き。

「そんな意気消沈されてるとやりにくいかも〜」

とは言えきっと好戦的な者が一人や二人いるだろうと信じ、
その者たちに先発は任せようという人任せである。

口元に添えていた薔薇を下ろし、代わりに袖口を鼻先へ。
壁から動く事はない。ただ、もしも人が焼ける匂いがするのならこうしておいた方がいいだろうな、というだけの行為だ。

>>a8　バロ
「お、頼むわ」
炎使うやつが複数いるが、ここが一番器用だと思っている。

「んー、張り合いがねえが…はじめちまうか」
タバコの先端を指定されたところに向けます。
ちょっとリスクあるなこれ。

>>14　イルローズ
「はいよ」

のそのそ近付いていって、指先を擦り合わせる。
マッチ程度の炎を立てて、煙草の先端を炙った。

「つまんねぇね、期待外れ」

ぽつ、と呟いて。

「サクッとすませるか」
>>15　サンキュ、と一言告げて吹かしながら前へ。

「ま、光を探してるってならこっからだよなぁ」
「ほい、しょんぼりすんな。目ぇ開けろ」

虚ろな目だろうが知ったことではない。
瞼を指でこじ開けて、眼球に煙草の先端を押し込みにかかる。
大体700-800℃くらいだっけな。

熱をもって、貴方の片側、光を奪う。
世界に光がないわけではないが。
これを受け入れれば、貴方に光は届かなくなるだろうか。

「…………」

祈っている。僅かに、うつむいた。目を逸らすように。

「おぁ、」

初手で軽く煽っていたのもあって、前側にはいただろう。
光線、の声を聞いて振り返り…、発射される直前の光を見た。

飛んで逃げる。もう、文字通り飛び跳ねた。
片手を突いてバク転。

「あっぶね！？」

あと超眩しい。乱れかけた前髪をバサバサ戻し。

「……nrr」

また大人しい処刑で終わるだろうか。
ミルフルールの声に己の前へ影の壁を作りつつ、近くいる人間は眩さから庇えるかもしれない。
特に器用でもなく、反射的であるものだから大きさは適当なものである故に。

「うおっ！？何かやばそうな光線！？」

あれだけ光を強調されていた少女の光線だ。
間違いなく危険なものに違いないと読み取って、回避行動をとったりしている。

「無差別光線！？」

入ってすぐの、入り口あたりで。

「わあ」
「そうですか、上手くいかないと抵抗の意志もなくなっちゃう人なんですね」

書き留め……
「わっ眩し」
光避けを顔の前に。

「……」

目隠しのせいか微動だにしない。

「光線を直接見ないようにお気を付けください」

やや手遅れ。

「なッ」後方からの眩い光。
のんびりしていたら思わぬ方向からの刺客だ。

とっさに身を捩るが、おそらくは本人の次に近い。
「─────」

「うわ！？ ど、ド派手〜……」

ローブの裾で目を隠しながらスス……と人の影に隠れる。
恐らくプレガンド様辺り。

「余を巻き込むでない」

ひらり。
曲がらぬ光ならと容易く避けた。

「……ッぶねえな」
袖口のところが黒く焦げてしまった。
腕は…どうやらなんともないが。いつもの若いぴちぴち肌だ。

「多少手を出そうかと思いましたが、蛇足ですね」

背後に隠れた影を庇うように軽く片腕を広げた。

「イルローズ様、治療機をお呼び致しましょうか」

なんとなく、だけれど。
今日の主役が少しだけ幸せそうに見えた。
勿論、女の勝手な妄想かもしれないけれど。

持っていた薔薇に目を遣って、再度下ろす。
やっぱり壁の花のままを決め込んだままだ。

「きゃっ……！」

光線から目を隠そうとしたが、間に合わなかった。

「…………不覚です。」

壁に手をついてクラクラしている。
お目目くるくる、頭上にお星様が回ってるかも。

「………………」
「今日は、もーいーや」

いきなりの光線は面白かったけど。
多分、今日の主役はそれしか見る気がないんだろうし。
じゃあいても仕方ないし。

ひら、と手を揺らして。
まだ終わってもいない処刑を、最後まで見ることもなく部屋を出ていった。

「何しに……なんだろ、見届けに？」

確かに何しに来ているんだろうな。
処刑に参加するべきなのは理解しているのだが。
逆に邪魔になりそうなので控えている、と言った方が正しいやも。

「一般的に処刑台にいる人物が1人の場合、
　観衆は自身にギロチンが飛ぶことを想定しないのですよ」

医療マシン、出動中。

「わっ！？？」

処刑室に入っていきなり激しい光がお出迎え。
目が眩んで何が起きているのか殆ど判別できない。

近くを通って行ったであろうバロにもう終わったのか声を掛けてみたり。

「nr……でて、だいじょぶ？」

狗も、暴れるにはやりづらく。
ならば同じよう抜け出してもいいだろうか。
近くの看守にでも問いかけて扉に触れる。

「撃つにしてもカウントダウンとかをですね……。
　あ〜びっくりした」

ヒョコ……。もう大丈夫そうなら出て来る。
プレガンド様にもお礼を言った。ありがとうございます。

>>33　ジンク
「終わってねーけどさ、俺はいる意味なさそーだから」

なんて。聞かれたら言うのだ。


そうして貴方の横を抜けて行ったんだろう。

「……熱烈な告白見てる気分！」

きゃあ、なんて処刑室に似付かわしくない声も出たか。
けれどもまぁ、再度光線が飛ぶ可能性があるのならば困ったな。
エリアＣ看守様がまだ居るのならば、その背後にでも隠れておこう。どうにもか弱いもので。失敬。

バロの言葉に、はて。と頭に疑問符を浮かべる。
しかし戻った視界に自ずと中の状態が目に入り、声も聞こえてこれば納得できた。
医療マシーンに道を開けて、暫くは見ているつもりだが……。

「もう終わりそうですね」

「帰って満漢全席でも食おうぜ」
「ミルフルール、次はちゃんと言いな。折角の可愛いを見逃しちまうぞ」

出ていく人がいるなら、避け避け……
「今回はミルフルールさんが頑張ってくれて、終わりそうですね」

一応、最後まで見届けてから出ていく。最後の方だ。

「……相変わらず熱の入っている事だ。
　焦がれ焦がされ、死ぬまで求めるのですねぇ」

とどめ役にも異論はない。
処刑される本人の望みでもある事だから。
自分も最後まで見届けるつもりだ。

>>a24 ベニトアイト
「どういたしまして」

医療を見届けると、ちらりと処刑の方を見遣り。
医療マシーンと共に退室していった。

ぱ、と一筋の光が奔るのを見て。
まるで流れ星みたい、なんて思った。
望み通りの最期に目を細めて微笑む。

処刑は終わったのだろう。直に蘇生されるはず。
ならばこれ以上ここに居る必要も無いだろうとも。

壁の花は薔薇を携えて処刑室を後にしよう。

星屑になった少女を見届けた。
となれば処刑室にこれ以上いる必要もないだろう。

「喫煙者、案外少ないのかねぇ。
　人がいるのあんまり見ない気がする」

その足でそのまま喫煙室に向かい、
懐から箱を取り出し、火をつけて煙草を燻らす。
数刻前に女性陣がキャッキャしていたり、友人の看守が来ていた事は全く知らない。

#喫煙室

「呆気ないもんだ」
ロビーに戻って満漢全席を食べよう。(5)^1d20皿ほど。

「……さて。終わりましたね」
「お疲れ様でした、皆様。また明日ここで、ですね」

全てを見届けて、これもまた一礼し部屋を立ち去る。
少しだけ振り返ってそのまま、扉を閉めた。

陶酔した様子のまま、眩しい光に焼かれ頽れ。
そうして一つの星屑となる受刑者を見る。

「……哀れな人」

結局。本当に見ているのは、求めているのは。一体何だったのだろう？
自分にとってのかみさまと似たものなのか、……それとも。

処刑室を出ていったのは、少なくともミルフルールよりは後だっただろう。

「…服もダメだなこりゃ、治せりゃいいが」
青椒肉絲を北京ダックと一緒にくるんで食べながら、焦げた袖に視線。
甘辛いソースが刺激的だ。杏仁豆腐も貰っていこう。

「………」
「こっちに向けて降ってこなかったな」
「皿とスプーン持って待ってたんだけど」

「お前普通の飯は興味ない感じ？」
満漢全席、多分まだ30くらい残ってるんじゃないかな。

「そうだね」
「ボクは可愛い動物が好きからさ……」
「どうしても動物の肉が入っていると」
「この子も食べられるために産まれたわけじゃないのに……」
「って余計な事考えちゃうんだよね」

満漢全席を前にイルローズにアンニュイな溜息を零す。

「人間って動物だった気がするんだよな…」もぐ…

「人はほら」
「言葉が通じるから」
「キミは食べられるために産まれてきたんだよ」
「って説明できるわけだし」

「ね？」

「……うーん……？」

イルローズとウヴァロヴァイトの会話に、不思議そうに首を傾げる。

「えっと」「人間は、雑食なので」
「一般的にはおいしくない、と聞くのですが」
「そこは……調理で、なんとかするの……ですか？」

「味覚なんて千差万別だし」
「ある国で好まれる味が他の国で必ず好まれるとは限らない」
「普遍的な美味さがないのと同じで」
「誰もが皆美味しくないと思う物もないってだけ、かな」

「嗜好なんてそんなものじゃないかな？」
「キミたちだって随分と美味しそうだ」

「キミたちだって随分と美味しそうだ」

「うん」

「なるほど」
「動物を食べない事の主義主張……というだけでなく。
　むしろ、人肉独特の味が好みである、と」

「……えっと。この場合、ありがとうございます、は。
　適切だと思われますか……？」

イルローズに助けを求めている……

「こいつの言葉は聞かないほうがいいってこったな…」
総括して皿を片付ける。自己紹介ありがとうございました。

「うわなんですかこの量。宴ですか？
　まあ宴ではありますか……」

満漢全席初見のリアクション。
まさか自分のエリアの看守が注文したとは露知らず。

「……………………」

食べたら胃に来そうだな……と眺めている。

「分かるよ……」
「先日の催しでもさ」
「確かにキミ自身も晴れ舞台も素敵にかわいらしかったけれど」
「食の観点からフードロスのことを考えると」
「かなり胸が痛いショーだったからね……」

せめて『※この後彼女はスタッフが美味しくいただきました』
という旨のアナウンスが個人的には欲しかった……。

「最近は自味肯定感の低い人が多くて困るね……」
「もっと自信持ってほしいよ」

「ヴァイト様的にはフードロスなんだ……」

まあそうか……と思いつつ満漢全席とは全く関係ない
アイスクリームを食べ始めている。チョコミント味。

「見目麗しい盛り付けで」
「しっかりと味も美味しいスイーツが」
「映えるという一点で紹介されてる気分だったよ」

これは、嗜好の違いであることは理解しているけれど。

「少し別件で離席していてね」
「戻ってきたときには綺麗さっぱり片付けられていたよ」
「だろうね、キミはいい匂いがするよ、食べ物の」
「空腹のときに見ていたら我慢できなかっただろうね」

「…………不思議なものですね。」

独り言だ。

視界の明滅は落ち着いたが、きっと今日も最後の方まで処刑室に残っていた。

昨日は咲いて散る花を見た。
今日は星屑を丁寧に拾い集めて、蘇生ポッドに預ける。

清掃システムと一緒に部屋をまっさらにした。
明日は明日の主役のために。

「……」
朝飯……まだ残っている満漢全席を食べながら寝こけているアリア ( >>a37 ) を眺めている。
(6)^1d10皿くらい食べた。

>>a48 アリア
「全然寝てんぞ」額を指で小突く。痛くない程度に。

「このまま寝てんなら部屋行って寝ろ、それとも部屋まで持ち帰られたいか」
多分持てる。筋力はともかく体格が小さいのだが。

>>66　イルローズ
びし、と小突かれてから、慌ててしゃんとした顔になる。
今更だと言われてしまえばそう。

「……まぁ、確かにガチ寝したらまずいかぁ」

大して痛くもない額を擦りながら唸り声。
手元の薔薇がちゃんと薔薇であることを確認してから、貴方の顔を見て、眉尻を下げて笑った。
貴方は看守であり、能力も筋力もそこそこあっておかしくない事をすっかり失念した上で、怒らせると怖いという情報を忘れた顔で。

「……無理しなくていいよ。イルローズくん、小さいし！」

「逃げるは恥だが役に立つ……ってね！」

ぱ、と立ち上がると全力ダッシュして自室へと逃げよう。
逃げ足の速度は29ほど。

>>68 アリア
「………」「ちゃんと寝ろよ」
逃げるのに視線を向け、足を一歩。
その一歩は貴方よりも速く遠いだろうか。
だとしても、それ以上歩を進めることはなかった。

「さっき風呂入ったばっかだしな…」
胡麻団子を口に放り込みつつ、手指の見えない片腕の袖を揺らした。

>>69　イルローズ
運動は相応に苦手なのだろう、ちんたらとした走りを披露。
貴方に本気で追われれば余裕でミンチになっただろうとも。
そうならなかったのは貴方の器の広さ故か、気まぐれか。
いずれにせよ命は助かったらしい。

背中に届いた声には「は〜い」なんて気の抜けた返事も一つ。
薔薇を持っていない方の手を振ったりもした。

「…………好奇心に負けてお任せモーニングコースにしてみましたが、これは……………………」

どう反応すべきかすら分からない組み合わせを前に、困惑している。

「……おはようございます」

のっそりと起きてきた。
日頃とさして動きは変わらないものの、若干の猫背。
空気感はかなり憂鬱そうな上、疲労が見てとれる。

未だ残る満漢全席を見ればやおら席に着き、
ギャラクシードリンク^drinkを注文がてら(5)^1d10皿ほど平らげた。

「あ、無差別攻撃なんですね」

注文の配達を攻撃扱いし始めた。
これも処刑の一部なのかな。

「なるほど。身体への攻撃が処刑……
　つまり味覚への攻撃も、また無礼講における処刑という事……でしょうか」

本当に？

「……備品を握り潰してしまった……」

手のひら大の金属の球体を置いてため息をついている。
ギャラクシードリンクも全然残っているし。中華もあるし。

「フォークがそこまで状態になるのは初めて知りました。
　握力がいくつあったらそうなるんですか」

人差し指と中指だけで林檎を握りつぶせそうですね、
なんて偏見をぽろっと零しつつ。
自分も中華をつつくとしましょう。
胃の心配もしながら。

「なんでノニを育成してしまってるんですかねAは。
　いえ、分かります。健康食品扱いで物好きに売れるからです」

「知ってますかノニを育ててる区画の別名　獄中獄ですよ」

囚人たちの中で勝手にそう呼ばれているらしい。
勝手に。

昼寝でも済ませてきたんだろう女は、ふらっとロビーへ。

昨晩と比べれば大分減った中華の山。
不味そうな飲み物を前にするエリアＡの二人。
看守様の前に置かれた、丸まった謎の金属塊。
平和そうにラムネを飲む看守殿。
順に視線を動かしていく。

そうして静かにドリンクを注文した。

「サシェ様も鍛練すれば出来るようになりますよ」

そこまでは無理です。ときっぱり。
普通に握り潰すのは出来ますが、とも言った。
指先で元フォークをつついている。

「以前はもっとノニが多かったのですよ。
　収穫時期を暴動で逃した結果腐乱した実が落ち、
　それを囚人同士で投げ合って殺し合いになったので
　あれでも区画縮小されたのです」
「おかげで囚人間でノニの危険性が周知され、
　無茶をする者は減りましたけれどね」

「鍛錬か……その時間を仕事に使いたいですね……」

土いじりの方が好きだと申しております。
普通に握りつぶせるんだ……と思いながらかにたまをつついた。

「え？ 」
「噂には聞いてましたけど本当にそうなんですね。
　バッカだな〜…………」

当時別区画の担当だったので又聞きの話しか知らなかった。
何をしてるんだ。

「これって飲んだら絶対死ぬやつじゃん…………」

誰か、今すぐ誰かに押し付けなければ。
<<ペトラ>>^allwhoの姿を探してうろうろ。
居なければ<<エリオット>>^allwhoが普段座っている所に置いておこうかな。

「なになに今変なドリンクが流行ってたり、
　厨房のドリンク係がクーデターを起こしてたりだって？」

「でもそんな中でもこの俺！
　顔も性格もガタイもいいバーナードちゃんには、
　美味しい美味しいドリンクを届けてくれるって訳！」

調子に乗っているけど、来るのはギャラクシードリンク^drink

「模範的な生活をして頂いて助かります。
　……アリア様、それだとわたくしは三度死んでいます」

生きてます。青汁が美味しく感じる。

「得てして大人程子供のようにふるまいたがるものです。
　後処理でエリア監督様が凄まじい顔をしていましたね」

「…………お野菜が苦手な子には、乳製品を合わせると良いと聞きました。」

ドリンク担当部署の狂気が伝染したかもしれない。

「……『顔も性格もガタイもいい』バーナードくん……」

憐れみの籠った瞳を向けた。
多分その羅列の中に『フラグ回収率も』が入るんだろうな。

おっ、看守同士の乱闘か！？なんて期待している。
バレたら怒られそうなので急いで神妙な顔に戻るつもり。

「おっ、プレガンドとペリィの争いか？
　どっちも平等に応援してるぞ〜！！
　」

ギャラクシードリンクと看守仲間を交互にひたすら見つめている。

担当エリアの看守から受け取った劇物を一瞥。
平然と横流しして金属塊の隣に置いておいた。
先程頂いたギャラクシードリンクのお礼です。

>>a99

「メープルシュガーとオリゴのおかげ。」

七七。

ギシ、と座っていた椅子が音を立てる。
看守ペトラの周囲、両手を伸ばした程度の範囲が円形に軋む。

こんなところで全力で能力を使ってを形成している……
、ってこと。

卓上に置いたのがバレたとわかればきゅっと唇を噛み締めた。
拳骨もらったら頭凹むかも。さようなら私の顔。

けれども直後起きる看守バトルに大興奮！
すぐにきゃっきゃと手を叩いて楽しみ始めた。
流れ弾が当たりそうなら誰かを盾にしようかな。

>>+30 エリオット
始まりそうなバトルに対して、こちらも呑気に八つ橋をもちもちしている……。

「よければ、こちらも……どうですか？」

目に入ったあなたに一個差し出した。

>>88 ペトラ
「句じゃなくて短歌になりましたね。
　啖呵切ってるという事でしょうか」

ミシメキ……重力場バ〜リア、に膂力で対抗しようとしたが、
流石に不利を悟りため息を吐いて手を離した。

「エリアAで採れたケールなど使っているのに、全く。
　次はありませんよ」

首をふりふり、席に戻っていった。
席に何かしてるなと思ったら劇物が増えていたので、
拳がみしり、と音をたてた。

>>+31 エリオット
「はい。もちもちです。
　えっと、昨日の緑色のお餅も、美味しかったです」

ずんだ餅の事らしい。

>>a114 アリア
「さて、アリア様」

首がゆっくりとそちらを向いた。

「先日のメッセージのやりとりにおいては
　『よくできました』としましたが」
「どうやら伝わっていなかったご様子で」

「残念です」

ミチリ……握られる拳。ゆっくりと迫る看守。
ポケットに入る手。取り出すキューブ。
出てくるおもちゃみたいな銃。

「わたくしはこれで多少は慈悲の心を持っています」
「なので選ばせて差し上げましょう」



「お選びください」

数々の理不尽なランダムが、それなりに温厚な看守を
究極の二択を突如迫る人にしてしまった。

>>93　プレガンド
貴方の顔がこちらに向けば「おぉ……」なんて呻き声も出た。
目隠ししてるからバレないと思っていたのが運の尽き。

「あの　あの、えっと。
　あのね、プレガンドさん、あの。
　私偉い子だからちゃんと反省できるよ。
　大丈夫だよ、あの、本当にね、あの、言えばわかるよ」

銃を向けられればぷるぷると首を振った。
可愛らしい銃だけれど危険物だろうとも。

>>94 アリア

「ええ、存じております。
　しかし旧き言葉にこのようなものがあります」



「なにって……

ゼリーか銀河

お腹を下すかギャラクシードリンク一気飲みですね」

終わりだ。

>>95　プレガンド


そうそう聞かない選択肢に遠い目をした。
どちらも大変に嫌だ。正直逃げ出したい、のだが。
逃げ足が速くはないので早々に追い付かれる事も理解済み。

「……」

「…………」


「……銀河で」

>>96 アリア
「左様でございますか」

すっと銃をしまった。

「では、こちらへ」

手招き。膝の上を掌でぽんぽん。片手にはギャラクシー。
これからあなたは哺乳瓶感覚で銀河を流し込まれます、
とそんなテロップが幻視できるかもしれない。

>>97　プレガンド
銃が仕舞われればほっと一息。
けれどもまぁ、従わざるを得まい。

渋々といった様子で貴方の膝の上へ。
普段の騒がしさはどこへやら、子兎のよう。
処刑の時間か…………。

ああああ。アリアちゃんアリアちゃん、無力な私をどうか許しておくれ……

ぼそ。見ている。

「ここまでの工程はサムゲタンに似てるね」

狗は昨日、己が飲まなかった宇宙味が実は流行っているものだったのではないかと思い始めた。

>>a139 アリア

「さて」

空になったボトルをゴミ箱にシュートし、
推定死にかけの腕の中に声をかける。

「アリア様、いかがでしたか？
　反省できましたでしょうか」

この声は届くのだろうか。

「っく、……これが……世界の選択という事なのね……」

錯乱しすぎてちょっとキャラがおかしくなっている。

たぶん45分ほどかけてギャラクシードリンクを飲み切った（とぼうしパンを食べきった）後、

「アリアちゃん……私も一緒に……」

事切れた。（切れないよ）

「余は……普通の茶が良い……」

「私も普通のお茶が飲みたいな……」

切に。
刺激的なものを見てドキドキした胸を
ちょっと落ち着かせるためにも。

そろそろドリンク担当の方が反省したことを祈り、
またお任せで頼んでみた。コーヒー^drinkが出てくる。

>>4:105

「お茶でございますね。」

『マラカイト様はお茶をご要望です。』

ドリンク担当へ端末ﾎﾟﾁ-。
果たして聞き届けられるのか。

→メロンソーダ^drink

「ペトラよ。
　これは茶ではないし甘くてしゅわしゅわするぞ」

メロンソーダだからね。

「甘くてしゅわしゅわするを、厨房が寄越したようですね。」

それは緑茶では無い。


ドリンク担当に頼るのを諦めて、自ら湯を沸かし私物の茶を入れ始めた。
己もそろそろまともなものが飲みたい。

「暫く蛍光色と星空は見たくないかも」

しっかりトラウマを生やしながら紅茶を啜った。
ドリンク担当さん、休憩交代したのかな。助かった。

>>a177　ベニトアイト
「あ！アイトちゃん落ちてる！」

転がってる貴方に駆け寄って、おろおろと周囲を見渡して。
傍にしゃがみ込んで、そっと口元に手を添えて。
息はあるかな、と確認中。……ありそう。
残念ながら致命傷だけれど。

「蘇生中聞こえた悲鳴、夢じゃなかったんだ……」

ぽつり呟いて、貴方を撫でてあげようね。
必要であればお膝も貸すからね。おお、よしよし。

>>111　アリア
ぐったり。
半分は自業自得とはいえ、出されたものは消費しなきゃの根性でがんばりました。
たぁいえ、他に飲み物も無く、ギャラクシーしつづけたせいで弱っているのもまた事実。
何か……何か、劇物以外の飲み物を……

>>112　ベニトアイト
「……任せて！」

貴方が何か口直しを求めている事は察せられたとも。
元気に端末を操作して飲み物を注文してあげようね。
届いたらストローも用意して口元に差し出すつもりだ。

>>a179
「ふはっ」

可愛い飲み物を供給されてなんとか意識が戻りました。

「あう……あ、アリアちゃん……あり、がと……」

あなたの姿を見止め、ほっとしたように。
ここで変なの出てたら流石に死だったかもしれない、命拾いしたね。

>>114　ベニトアイト
「んひひ、どういたしまして！
　お友達を助けるのも私の役目！」

一歩間違えれば貴方にトドメを差すところだったけれど。
よしよし、頭でも撫でてあげようね。大変だったねぇ。

>>115　アリア
「ありがと〜〜〜……」

勿論、トドメを刺されるなどとは微塵も思っていなかったけれどもさ。仕方ないよね、人間ガチャがあれば回したくなるもの……
撫でられれば素直に、ふう、と正常な呼吸に戻ってきました。

友人の介抱をし、視線を感じた看守様へメッセージを送って。
暫くの間わちゃわちゃした後、ふらりとロビーの本棚へ。

何かを探すようにしていたが、とある漫画の21〜25巻を見付ければ両腕に抱えてぱたぱたと駆けていくんだろう。

「…………………」

皿に盛られたスライムを、ただひたすら見つめている……

「………」
「食の嗜好が変わってるね、キミ」

「一番変わってるって言われたくない奴に言われた……」
「ええい！そんな期待に満ちた目でみるなみるな！
　こんなの、食べられたものじゃ……」

しかし視線を移すとわくわくしている少女の姿が！
ここで食べないと看守の名が廃るか……？
悩みながら、そっとスライムに手を伸ばし──完食！これわらび餅の味に似てる。

「んm……」

スライム食べたらお腹壊しそう。
どうするんだろうって適当な席から眺めている。

「それか」
「彼の身体がスライムと相性がいいかのどっちかだね」

「俺もおかしいと思って、今調べてみたけど。
　やっぱあるらしいぜ、食用スライム。
　わらび餅粉とグラニュー糖で作られた奴だったかも」

男らしいと言われてちょっと誇らしげ。
しかし回りは引いてる人の方が多い。道は険しい。

「でもまあ……見た目がよろしくないから、次はいらない……」

「おいし、の」

食べないけど、美味しかったんだなと理解した。
狗は大人しく阿闍梨餅^sweetを注文する事にする。

食用であってもスライムは……
ギャラクシードリンクよりましだろうか。
あとあの変な魚の、匂いが凄いごはん。

「……相性よくないですよ〜〜」
「スライムなんて知りませんよ〜〜……」

必死に弁解しようとしているが。
例え食用であってもスライムを食べた身では説得力ゼロだ。

「お前ら災難だな…」もぐ…
自分は平和に温かいものを食べている。
じきに部屋に戻っていくだろう。

「甘味は外れ少ないんじゃないか？」
おいしい。

「スライム、流行ってんのか？」

「ｲｰﾝ……」

イーンとなりながら生スライムをもち……もち……と食した。
何味？ゴーヤチャンプルー^food味

オンデオンデは口直し用にとっておこう。

「スライム、私以外にもお食べになった方が……？」

スライム看守の悲劇（？）の時はこの場に居なかったので。

「昼にバーナードが食ってた。美味しそうに」全然言う。

ギャラクシー囚人は欠伸をしながらロビーへと戻ってきた。
パニーニ^foodと豆乳^drinkでもお腹に入れてから諸々考えよう、なんて気分。

「バーナードさんが…………おいしそうに！？」

ゴーヤチャンプルー味を！？（いいえ）

「……お前も手伝うくらいしたらどうだ」
丁度近くの席で餅を伸ばしていた。

ロビーの隅でやり取りを眺める。
足を揺らしながら、仲がいいのねって。

>>a220　アリア
「ほーか、何言ってるかはからん。こっち来な」
お餅をぷつりと切ってから、回転椅子を回してそちらを向いて、



逃げ出されると嫌だし、脚の向かいそうな先には先にこちらの脚を伸ばしておこう。

>>136　イルローズ
「ふむも」

パニーニを咥えたまま、友人へのハグからそちらの方へ。
呼ばれれば素直に向かうだろう、警戒も殆ど無いのだし。
流石に看守の目前に立つのであれば食事は中断せざるを得まいと、右手に豆乳、左手にパニーニの残りを持った状態で。

「お説教ですか…───ぁ、？」
▼

>>136　イルローズ
不満気な声も、箸が差し向けられれば驚愕の色に変わる。
握力や速度によるだろうが、そこそこの威力であるのならば。比較的薄い服を貫通し、脇腹に埋め込むくらいは出来たやも。



逃げようにも貴方の脚に阻まれ動けない、のならば。
右手の豆乳を貴方の顔へと引っ掛け、空になったカップは鼻先へと投げつけようとするだろう。

「──…」

見ている。首を傾げ、何か考えるようにして。

>>138 アリア
豆乳を正面に浴びながら、動く様子がないならそのまま足を払って転ばしにかかる。
このくらいなら見えなくても出来る。

「お説教の方が正解」人もぐもぐは趣味じゃない。
動きを止められたなら、ぜんざいの皿を持って近づいて刺してた箸を引き抜きに行く。

>>140　イルローズ
カップを投げつける寸前、貴方の足払いによって身体はバランスを失った。女の身体と共に床に叩きつけられたカップは割れ、破片が周囲に飛び散っていく。



苦痛に顔を歪めながら、もたもたと上体を起こして貴方を見上げる。箸を引き抜こうとする動きが見えれば、胸倉でも掴もうと手を伸ばすだろう。
掴めたのなら床に引き倒すだろうし、力負けすれば貴方に縋るような格好になる。掴めなければ手は空を掻くだけだ。

>>141　アリア
「それもそうだな」
胸倉掴むならそれも良し、大人しく顔を寄せてやる。
手探りで横腹の箸を見つけて引き抜ければ、血が溢れ出るだろうか。

「ほい、口開けろ」
膝で胸倉掴まれていた腕をどついて、そのまま乗り掛かるような態勢を目指す。右手で皿持ったまま、左手で頬を掴む。

>>142　イルローズ
胸倉を掴み寄せられた顔に、頭突きの一つでもしてやりたかったのだが。脇腹から箸が抜ければ濁った短い悲鳴を上げ、指から力が抜けていく。



膝が入れば胸倉を掴む手は解け、貴方は容易に馬乗りになれる事だろう。破片のシーツに歪む顔もよく見えたのではなかろうか。
けれど、頬を掴まれるも唇は開くことは無い。開く気がない。
強く掴まれれば頬や唇は歪みはするだろうが、反抗的な視線がそちらに向くばかりだ。

尤も、顔の距離が近ければ唾を吐き掛けるくらいはしたかもしれないな。

「……"しつけ"？」

というやつだろうか。乱暴な方の。
行動に迷いながら席を立たぬまま見続けている。
煽るには一方的に見えるし、なんというか。

小さく鳴きながら、足元の影を揺らしていた。

>>143　アリア
「思ったより粘るな……しゃあない」
それじゃ、これは使えんな。ぜんざいを床に置く。
周囲を、誰がいるんだっけな、と見渡して…まぁいいか。

わざと本人に顔を近づけて、耳元に何かを告げる。隙があるならそこだろうか。
次いで手元の見えない袖から、掌で貴方の顔を掴みにかかるだろう。

「……いる、ろーず、さ、ん」

よたよたしながら、イルローズの元へベニトアイトがやってきた。

「その、そのへんに……して、あげて……くれま、せん、か」

「………」
「優しいこったな、ベニトアイト。だが、優し過ぎる奴は甘えられるし、甘く見られるし、利用されんぞ」
今がそうだったように。特に、こんなところでは。

「つってもなぁ、もう蘇生ポッド入った方が健康だろこれ」

>>145　イルローズ

反抗的な視線から困惑に変わる。ご褒美ではないだろうとも。
つまりギャラク死ーに続いてぜんざい溺死の可能性があったのか。

噛み締めた唇から滲んだ血と共に唾を頬へと吐き掛ける。
顔を掴まれれば呻き声を上げ、貴方の手に爪を立てた。
▼

>>145　イルローズ
その直後、びくん、と足が跳ねる。
青褪めた顔で、じたばたと藻掻くように手足が躍る。
足が床を蹴り、手が破片を弾いて。髪は乱れて、血が漏れて。

暫くの後。きっと、数分もしない内に。
看守の袖に爪を立てたまま、女は静かになるだろう。

「……あれ？ もしかしてまた殺しちゃったんですかあ」

ゆら、と見物に徹していた男が立ち上がる。

「んもう、連続で説教だなんて。
　蘇生装置呼んでおきましょうか」

なんて言う内にもう申請はしている。
端末を操作して、ポケットに仕舞った。

「あああ、アリアちゃんアリアちゃんアリアちゃんアリアちゃん！！！！」

目の前で静かになりゆくお友達を。
そのまま見るだけしかできなくて。

ぬるりとした気配が、イルローズの傍に顕現した。

「……qr」

今度はサシェを一瞥。ゆら、と身体を揺らす。
まだまだ続くかな、今日はそういう日なのかもしれない。

『……と言ってもマァ。
　アタシはその子とお友達じゃあないし、敵討ちする気はさらさら無いンだけれども――ネエ、看守サン？』

ベニトアイトとは明らかに違う声色で。

『説教と体罰って、同時に行ってイイことあるゥ？』

『甚振りたいだけなのか、躾をしたいのか。或いはその両方なのか――
　返答次第じゃあ、ベニトアイトの為にも、アンタにちょっと灸を据えさせて貰うワ』

「あー」

様子を見ながら気の抜けた声。
清掃……はまた後でいいかもしれないな。
追加の申請をする手を止める。
全部終わってからの方がいいだろうし。

>>149　アリア
「人の好意に甘えすぎるな」
「食べ物粗末にすんな」
「物を食べたまま喋んな」

抵抗を止めることはないが、顔に宛てがった腕だけは動かない。
掛けられた唾を垂らしたまま、"お説教"を続ける。

そうして、アリアが動かなくなった頃。
ようやく周囲の、1人の異変に気がつくだろうか。

>>154　「……ベアトリーチェ」
「だったか？」
「プロファイルは見ているが、二重人格の類とは知らなかった」
しかし、コイツが好戦的になられるとなると…少し分が悪い。

「どうだかな、平和に育った奴なら大抵説教だけで事は済むが」
「ここは監獄、囚人の国だぜ。来たのは初めてかい」

>>157　イルローズ
『そうよお。自己紹介が遅れてごめんなさいネ』

くすくす、と笑んでいる。

『アンタが言う“お説教”、って体罰含むンじゃないのぉ？』

数瞬、ちろ、と緑髪の――サシェへ視線を移しながら。「連続で説教だなんて」と言っていたのをしかと聞いていたようだ。

『まぁいいけどォ。ええ、初めてよ？初めてで快適で今年で70年目くらいだケド』

『それはそれとしてェ、モノにもちゃぁんと意思はあるんだかラ。
　上から押さえつけて甚振るだけじゃ、溜まるモンも溜まるんじゃないノ？』

>>158　ベアトリーチェ
「これでも優しいつもりなんだがな。最初は提案したんだぜ？手伝ってやったらどうだって」
無礼講じゃなかったら挟んでなかったであろう段階。
てかこれ昨日のギャラク死ーも俺のせいにされてねぇか？

「そのための無礼講ではあるんだがな、お気に召さないか」

>>159　イルローズ
『んん……比較対象が少なイからなんともだけド。
　そうね。囚人と呼ばれる連中相手には、それくらいでいいのかも』

ふむ、と頷き。

『処刑だとかなんだとかは、ベニトアイトにはちょーっと刺激が強すぎるみたいねェ。
　アタシは別にどうでもいいンだけどさ』

『とと、それじゃああんまり話長引かせるのも難よネ。
　とりあえず“これ”で半日くらい寝てればいいと思うわヨ？』

そう言って、ベアトリーチェがパチンと指を鳴らす。
それと同時に、あなたの口元へ無味無臭の毒ガスが発生させられる。
麻痺毒だ。吸い込めば宣言通り、半日は痺れたままになるだろう。
毒に強い耐性があるか、解毒薬が仕込まれていない限りは。

さてさて、甘いと思うかもしれないが。
無礼講の最中、半日動けないで居るとなると何が起きるか分かったものではないだろう。
それも見越しての“半日分の麻痺毒”なのであった。

>>160　ベアトリーチェ
「…お前ら離れろ」
周囲の他の奴らに警告。受け取られずともそれはそれ。
無味無臭でも、毒使いが仕掛けたってなら、そういう事だ。
とはいえ俺は…こりゃ能力使ってもキツイな。

息を吐いて、吸う。
「ッ……、流石に、よく効きやがる」
体に電流が走るように、肉体の機能は動きを止めるだろう。
膝をついて、しばらく耐えるが、やがてその場に倒れ伏す。

「……ご高説どうも、こいつは参ったね」
解毒剤も持ってない事はないが、向こうのソレは広く知られているようなものとは違うだろう、手持ちでどうにか出来るとも思えない。

「……大体わかった。んじゃ、こうだな」

「アリアの蘇生と掃除のロボットを呼んでくれ」
その辺にいる他の人達に声をあげる。

「呼んだら一旦出ろ、5分くらい換気だ」

「おっと」

離れろ、の言葉が聞こえれば一度後退り。
それからすぐに申請をし直して。

「存外穏やかに済みましたね。うーん、出ますか」

テールム様がまだいらっしゃるなら「一度出ますよ〜」と
聞こえるようにお声がけをして。
野次馬の役目は果たしたので、とりあえず退散。

>>161
G9　イルローズ
『ン、ン……アハ、アハハハ！！ハハハハ、ナルホドねェ！！』

けたけたと笑っている。

『エエ、エエ。それなら合理的に反撃できるかもねェ！』

くくく、と心底愉快そうに笑んでいる。
委任をするということは、つまり。そういう事である。

『ﾝｰ。アンタ、見かけによらずイイ男じゃないのサ』

うんうんと頷いて。

『マ、それが成功するかどうかは知らないけれドモ――
　ハア、久々にチカラ使ったし疲れてきたワ。
　そんじゃ、おはよう、“ベニトアイト”』

最後にもう一回だけパチンと指を鳴らしてから。
ぬるりとした気配は、薄れて行く――

「うぇほ、げほ、ごほ……！え、どういう事ですか……？」

委任する、の意味が分かっていない本体。

「nー……」

サシェが申請している間、唸るような声をあげる。
イルローズが構わないならそれでいいのだが

「は、ぁ、い」

サシェに頷いて、席を立つ。頼んだ麦茶は既に空っぽ。
ご馳走様をしてから駆け抜けようとして

「へぇ……」
「ああ、そういうことだったのか」

「あれ？」
なんだかロビーの前に人があつまっている。換気中だから。

「あっ、喧嘩をするところですか？見たいです！」
もう終わったよ。

イルローズの目の前で一瞬立ち止まる。
見下ろして、何かを考えるような時間があった。

「………」

しかし結局、それは形にはせずにこの場を立ち去るだろう。

>>165　ベニトアイト
「お前が俺を許さねぇことに、賛同してるだけだよ」
「だよなぁ、あそこで止めてやりゃいいんだよな」
それが出来なかったのは、俺の弱さだ。

「処刑に参加する必要もねぇ、遊びたがりは結構いるしな」
昨日が昨日だ、煮え切らないやつも多いだろう。

運ばれていくアリアを見る
「あれ」

「アリアさん、死んじゃったんですか？」

テールムに「ちょっと横通りますね」と声をかけてから、ロビーの中へ入るだろう。
中にいるのは……ベニトアイトと、イルローズだろうか？

>>170　イルローズ
「わた、私の、私の投票先は……」

俯く。

>>+38　ナナ
「お前もアリアか…友達が多そうで何よりだ」
ロビーの真ん中に倒れ、天井を眺めながら視線だけ向ける。

「悪りぃがアイツは今から数時間は離席だ」
「今殺した」

>>173　イルローズ
ナナがもし、イルローズに危害を加えようとした場合はその攻撃を弾く。
先に聞きたいことがあるので。

「聞かせてください。どんな感じでしたか？」

「ロビーが剣呑な空気になるの、ちょっと久し振りでしたねえ。
　人死にが出たのは今日が初めてですが」

汚れてるところがあったら掃除しますよ。
ガッサーと。

「流石にアリア様が帰ってきたら労りましょうかね……」

>>174　ブルーアパタイト
「なんだ次から次に…趣味悪いぞお前」
「いつもやってることと同じだ、大した感慨もない」

>>176　イルローズ
「私には意地悪ですか？ナナさんには教えてあげようとしたのに」

「それじゃ分からないですよ。あなたのいつも、知りませんから」
仕方ないですね、とため息。

>>177　ブルーアパタイト
「質問が違うだろうがよぉ」
こいつも大概話通じないタイプだな。

「他の看守とかで参考にならんか……？まぁ、」
「個人的にはあんま気持ちいいもんじゃねぇな」

>>178　イルローズ
「何ですか、では模範的な質問は……床の寝心地はいかが？」
もしくは……人が変わったみたいに泣いてしまった、あの子みたいにふるまうことだろうか。

「他の看守さんのイメージだと〜……もっと楽しそうにすると思うので、やっぱり聞かないとわかりませんね」

「あ？なんかすげー面白ぇとこ見逃した？」

ざんねーん、とか言いながらのそのそロビーに来た。

「中々珍しい状況ですね」

とこぼすと、それはそれ。
とりあえずシャンメリー^drinkを注文。

>>+40　ナナ
「……何があったか知らんが、いい友達を持ったもんだ」
何があったんだろう。気にはなりつつ返答を続ける。

「これ以上大した努力も出来んが…これが最速のつもりだ」
医療ロボットの招集とかを実際にしてもらったのはサシェ達だが。

「なんか賑わってるな。
　そんな騒ぎになるようなことあるんだ」

ロビーについて早々シンガポールスリング^sakeを頼んでる。のんべぇ。

>>179　ブルーアパタイト
「まったりとしていてそれでいてしつこくない」
嘘すぎる。ひんやりしていて宇宙船の床だなって感じだ。

「そいつぁ良かったな」
やっぱ他の看守も治安悪いんだなぁと思いました。

イルローズの前に屈み込む。

「お加減がよろしくないようで。
もうすぐ処刑のお時間ですが、参加は難しそうでしょうか？」

ちら、と時計を見て。

「治療……より蘇生の方が早そうですね。
　まだ間に合いますよ。お手伝い致しましょうか？」

善意100%で、死んで蘇生健康法をオススメしている。

「ああ、しまった、毒の彼女を見ていて」
「帽子のキミが蘇生機に入れられてしまった」

「どうせ一部でも生き返るなら」
「耳たぶくらいおやつに欲しかったんだけど」

なんと勿体無い。

「看守間のイジメ現場？」

普段見れない光景すぎて面白い。
カフェオレ^drink頼んで眺めようかな。

>>184　イルローズ
「まったり、しつこくない」
メモしている。そんなこと書かなくていい。

看守が看守をいじめ出したので、離れて見物することにした。

「おっ、それ端末で写真とか撮れませんかね……」

現像してエリアMの人に売ったら買い手いるんだろうな。
とか思ったけれど口にしなかった。
写真も撮らない。言うだけ。

>>185　ペトラ
「気遣いはありがたいがいらん。どうやら開票の頃には綺麗さっぱり治るらしい」
仕掛け人直々の言葉だ、嘘ではないだろう。

>>4:190

「左様ですか。」

では、とペンの他にスカートから取り出そうとしていたものはそのまま仕舞い込まれた。

端末を確認しながら歩いて来る。
顔をあげれば何やら楽しそうな事になっていた。

「遊んでるんですか？」

注文画面に切り替えメッコール^drinkを頼んで見物側に混ざった。

暫くして復活を果たした女はといえば。
ロビーの前で突っ立ったまま、じっと中を見つめていた。

右手には乳白色の鬼灯を一輪。
床に実がついてしまいそうな角度で握り込んでいる。
そのまま数秒か、十数秒か、はたまた数分か。
静かな呼吸を繰り返していた、けれど。

「甘いのじゃなかった…………」

しょんぼり。
生き返った身体は糖分を求めていたのに！

「残してもまた怒られそうだしなぁ。
　誰かと甘いの交換してもらお」

「おやあ、アリア様。お戻りになられましたね」
「……おやつ、いります？」

食べていたプチシュークリームを差した。
まだ数個残っているのでご自由にどうぞ。

鬼灯をちらと見て、にこりと笑った。

「………」
「おかえりっつーかおはようっつーか、悩ましいね」
ソファで横になり、猫耳を被せられ、油性ペンでヒゲもかかれ、
全身痺れて動けないまま挨拶をする。

>>195　サシェ
「ただいまー！忠告貰ったのにごめんねぇ！」

鬼灯をちらと掲げるように見せた後、小走りで駆け寄って。
有難くプチシュークリームを頂いてしまおうかな。
はも、と口に咥え、もう一つ手に取っていく。強欲。


>>196　イルローズ
「おはようございまーす。わぁかわいい。
　正直入室直後に頭カチ割ろうかって思ってましたけどぉ。
　可愛いねこちゃんだったからやめました。いぇ〜い！」

ソファから動けなくなっている貴方の目の前で、ワザとらしくシュークリームを食べながら喋った。はもはも。

>>197　アリア
「そりゃ助かった、猫にされた甲斐もあるってもんだ」
ニヤケ面をするにも、表情もあまり動かない。

「そういや腹減ってるわ、もうすぐ開票かね」
ずっと天井しか見てないので時間感覚もズレる。

>>197　アリア
「ええ、お帰りなさいませ。本当にお転婆な方ですねえ」

咎める事もない、忠告を忘れていなければよしとした。
プチシューもいくら持って行ったところで何も言わない。
無くなったらまた頼めばいいのだ。うむ。
そのまま看守の目の前へ行くのを見ているだろう。

適当な席に座ってお祈り中。
しばらくすると祈る格好をやめ、
そういえばシャンメリー……と取り出した。



「…………」

思ってたより良い音がして固まっている。