![]() | 【秘】 イウダ → 織戸 紫亜んー、ねむい、 はは。 [答えてまた欠伸する。 頬を舐められると「こら」と窘めて。 髪を乾かす時間起きていられないかもしれないから、 髪は明日の朝に回してしまおう。] 紫亜は髪の毛どうする? 洗うか? [ソープは散ってはいないがシャワーの水気は飛んでいる。 長い髪はまとめていてもどこかしらが湿るかもしれないが しっかり洗うと卯田の比ではない時間乾かすのに要するので そこは彼女の体力次第だ。*] (-43) Ellie 2025/10/13(Mon) 21:00:49 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[好き、が戻って来ると思わず視界が細めた。 視線を交わらせた彼の目も細くなっていく。 その理由が自身とは違い、眠気と戦っている 彼の腕が、返事をすることで少し鈍くなっていた。] ……はい、ありがとうございます [普段から体力仕事の彼の休日に 運転と買い物まで付き合ってもらったのだから、 疲労が見えるのも当然だ。 素直に眠いと口にする彼に、笑って 湿度を含んだ短い彼の頭を緩く撫でた。] (-44) milkxxxx 2025/10/13(Mon) 21:31:56 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[窘められた後は、彼の邪魔にならないように 大人しくして、大事な部分から彼の手が離れると スポンジを彼の手からするりと取り上げた。] こーたい、……この後は自分で、ね? 髪も軽くだけ洗い流すだけしちゃいますけど、 基依さんは湯船、浸かれそうですか……? [酔いは残っているものの、理性まで飛ばしたわけじゃない。 共に暮らしている婚約者として 彼の疲労には気付ける状態でありたい。 ひとまずは彼の腕から抜け、自身が立てることを見せて 今度は彼が寄りかかれるように様子をうかがう。] (-45) milkxxxx 2025/10/13(Mon) 21:33:16 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[浴室の中で意識を飛ばしてしまうようなら、 彼の大きな身体を運べる大きな身体が必要なのに 自身の腕では彼を運べないことが少し口惜しい。] 私が洗っても大丈夫ですか? ……基依さんはどうしたいです? [彼が眠気に堪えられるようなら、と 髪の濡れた髪をつん、と指先に絡める。 先にベッドへと向かうのなら、身体を支えるつもりで。*] (-46) milkxxxx 2025/10/13(Mon) 21:34:33 |
![]() | 【独】 織戸 紫亜/* たくさん眠ってほしいきもちと 一緒にたくさん遊んでほしいきもちでゆれる。 こういうロールも日常っぽくてよいなと思います。 (-47) milkxxxx 2025/10/13(Mon) 21:49:09 |
![]() | 【秘】 イウダ → 織戸 紫亜[欠伸ばかりしている卯田に気づいてか、少し普段の紫亜が 戻って来た気がする。 スポンジが取られるのに合わせ、卯田は新たにボディタオルを 手に取った。 まだ皮脂が気になる若さと職業柄様々な匂いに晒されている ので、卯田はボディタオルで少し強く擦るのが習慣に なっている。] あー、髪だけ明日に回して、湯には浸かっときたいな。 [眉間を掴んで指圧した。 流石に二人でいて湯船で彼女を困らせる状態にはならないとは思っているが。] (-48) Ellie 2025/10/13(Mon) 23:57:14 |
![]() | 【秘】 イウダ → 織戸 紫亜力加減いるし、洗うのは自分で洗うよ。ありがとな。 寧ろ寝る前に出ようと思ったら、俺が洗ってる間に 自分の髪洗ってもらってた方がありがたい。 [身体が離れると、密着した状態では不十分にしか洗えない 股間にまずシャワーを当てる。 包茎ではないが皮が留まっている際には汚れが残りやすい からしっかり擦って恥垢がないようにしないと。] (-49) Ellie 2025/10/13(Mon) 23:57:35 |
![]() | 【秘】 イウダ → 織戸 紫亜[時々は意識が危うい習慣があったが、何とか一通りを 済ませ、眠らない内に脱衣所へと足を運ぶ。 身体を拭いて下着とスウェットを身に着けると、歯磨きを しながらソファまで戻ってカバーを取り外し、湯に放り込んで 軽く予洗いをしておいた。 他にも何か後始末が必要かもしれないが、今はもう限界で。**] (-50) Ellie 2025/10/13(Mon) 23:57:59 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[彼の希望を聞いて、微笑む。 まだ希望を伝えられるくらいの意識は睡魔に 譲ってはいないのだろうと知って安心を覚えた。] はい、じゃあそうしますね。 そうしたら、一緒にお風呂に入れそうですし。 [目を見合わせてから頷き、彼が自身のケアを 始めるのを認めてから、後に続いて私も髪に手をかける。 身体が疲労を訴えているとはいえ 主体的に動きたいときもあるだろうと彼の様子を 横目に確認しながら長い髪をお湯で濡らしていく。 こういうときに、上手く甘えてもらえるような言葉を すぐに思いつかないことが歯がゆくもある。] (-51) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 9:38:37 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ旅館は新幹線とセットのパックにしましたし あとは基依さんの浴衣の下着と、 ジャケットは早めに出しておいて……、 あ、旅館の朝ごはん、朝食と洋食のビュッフェ どっちもあるみたいですよ。 ゆずのおじやが美味しいんですって。 [言葉にできない代わりに彼の横で 彼の頭が傾いたときは、話しかけてみたり 旅行の楽しみを話題に上げ、意識を引き戻そうとしたり。 溜めかけたお湯は止めた。 そのまま朝に沸かし直せばいいだろう、と 邪魔にならないように背をそっと支えて浴室を後にする。] (-52) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 9:39:09 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[髪は後で乾かすことにして、身体が習慣を覚えたように 淡々と寝入り支度を済ませていく彼を見守って 寝室まで足を運んでいく。 後ろ髪を惹かれるように時々振り返る彼に微笑む。] ありがとうございます、基依さん。 私も手伝えることはありますから、頼ってくださいね。 朝、起きても隣にいますから。 [一緒に暮らしているのだと伝えるように 笑みを向けたまま、彼の背中をベッドへおしやる。 今日は眠りに就こうとも、明日もその先も、 傍にいることが彼の安堵に繋がればいいと。**] (-53) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 9:40:17 |
![]() | 【秘】 イウダ → 織戸 紫亜[卯田はかつて手酷い裏切りに遭っている。 紫亜とは疎遠だった頃だ。 プロポーズの場としてセッティングしようとしていた時に 「彼女」が「家 今後どれだけの幸せが訪れて痛みが癒えても忘れられるもの ではない。 それから他者を信じ切ることが難しくなった。 誰かに「任せる」ということが怖く、すべて自分が請け負い たいあまりにオーバーワークにもなったし、そうまでして 続けても料理の味がわからなくてキッチンスタッフから 外れることにもなった。 紫亜のおかげで自分の料理にも味がするようになったし キッチンにも戻れて仕事面で他のスタッフに頼ることも 増えた。 卯田にとって「任せる」というのは最大の甘えなのだ。 自分が洗っている間、彼女に自身の髪を洗ってもらう分業も。 彼女の中でそれが甘えに思われていないとは思ってもみない ので、いつかその認識を擦り合わせる日が来るかもしれないが、それは今ではないだろう。] (-54) Ellie 2025/10/14(Tue) 18:46:49 |
![]() | 【秘】 イウダ → 織戸 紫亜[湯張りが途中で止まったのは、早く入浴する為か沈み防止か。 二人で入れば体積は増すので湯量が心許ないとは感じなかった。 風呂好きの紫亜には物足りないかもしれない時間、 湯に浸かって欠伸をしながら浴室を出る。 ずっと横で旅の話をしてくれているのがありがたい。 あまり気の利いた相槌は打てなかったが。 浴衣?旅館のなら下着はなくても寒くないだろ、とか。 おじやが美味いなら和食の方選ぶか?とか。 どこまで話が続いたか―― ベッドに沈んでからは意識がすぐになくなった。*] (-55) Ellie 2025/10/14(Tue) 18:47:07 |
![]() | 【人】 イウダ――旅行当日―― 晴れて良かったな。 [Tシャツに薄手のシャツでちょうど良い気候は 荷物も嵩張らないのでかなりコンパクトにまとめられた。 あれからネットで卯田のサイズの足袋と肌着も購入し、 草履ももし足に合わないと散策がしにくいので自前で用意して 少しの間家でルームシューズ的に履いて慣らしてきた。 セットプランで申し込んでいるので新幹線も指定席だし 慌てて出る必要はないので事前に家のことを済ませることも できた。] コーヒー買って来る。 アイス?ホット? [キャリーを彼女に任せて、コーヒーショップで 眠気覚ましを買って来る、と告げて。*] (0) Ellie 2025/10/14(Tue) 18:47:31 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[彼の甘え方が自身と方法が違う、ということは 共に暮らし始めた今もまだ半分も理解できていない。 それは、お互いに確認と所存を言葉にしていないから。 誰よりも理解したくても、些細な擦れ違いは起こるもの 日々の中でのボタンのかけ違いは いつかの笑い話になればいいと、会話として話す機会は 年月を重ねると共に訪れるものであってほしい。 少なくとも今は、自身の甘え方を存分に見せた後ともあり、 自身から聞き出せるものではなかった。] (-56) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 21:11:21 |
![]() | 【秘】 織戸 紫亜 → イウダ[お湯を止めた湯船に入ろうとする彼に ”入るんですか?”と声を掛けたのは 浴槽での睡眠は気絶と同じと聞いたことがあったから。 自身がお風呂好きであるからこそ、 一緒に入ろうとしてくれたのかと、音にして確認を。 欠伸をする彼にやはり、無理をさせたのではないかと 気になってときどき浴槽の中で 彼の瞼が開いているかを確認してしまった。 幸い、意識を飛ばすことなくお風呂から上がるまで 意識を保っていた彼の精神力に胸を撫で下ろしたけれど その後、ベッドに倒れ込むようにして深い眠りに就いた 寝顔を見て、静かに安堵の息を零してしまう。] (-57) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 21:12:20 |
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![]() | 【人】 織戸 紫亜── そして、古都へ ── ……ぁふ、 ……はい。 秋晴れになりそうですね。 [あの時の彼の欠伸が時間差で移ったかのように 支度をして家を出た後にも関わらず、口元を抑えた。] (1) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 21:13:28 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜[遠足の前日の子供のように眠れなかったことも 欠伸の原因の一つである。 国内の2泊ばかりの旅行とあって2人分とはいえ 荷物はさほど大きくならずに済んだ。 今回は車ではなく新幹線で移動ということも在り 荷物は極力抑えるようにと二人でコンパクトに抑えて。] ありがとうございます。 じゃあ……ホットのカフェオレをお願いしてもいいですか? お砂糖は抜きで。 お店、荷物が大きいと大変そうだから、 私は待合スペースで待ってますね? [荷物を預かりながら彼がコーヒショップへ向かう間、 ホームに設置されたスペースで待っていようと。 二人の休みを合わせるために出発日を日曜日にしたせいか 朝のホームは近隣へでかける人々で混み合っていた。*] (2) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 21:17:27 |
![]() | 【人】 イウダ[前日中々寝付けなかったのは隣で横たわる身体の寝返りの 頻度や身動ぎで感じていた。 それだけ楽しみにしているのだろう。 カレンダー通りの休日を送る彼女とカレンダーの休日こそ 忙しくて出勤が当たり前の卯田とでは休み――特に連休は 取り辛く、今回も彼女に有休を使ってもらうことになった。 シフト勤務の卯田がシフト調整だけで済んでいるのが 申し訳ない(雇用主が休日を労働者の希望日数に応じて 有休に振り返る事業者はそれなりに多い)が、そこを過度に 申し訳なく感じてしまっては彼女の厚意の価値が下がる 気がして、素直にありがとうと感謝することにしている。] ホットのカフェオレ砂糖抜き、わかった。 フードは? パン屋も近くにあるぽいけど、パンなら自分で選びたいか。 荷物番、後で交代する。 [家を空けるので極力ごみを出したくないのと朝食後の 動きが鈍くなるのを懸念して、今朝は朝食を摂らずに 出てきている。 コーヒーで目は覚めるだろうが、新幹線に乗っている時間も 長いことだし、パンやサンドウィッチがある方が安心かも しれない。 コーヒーと、先に自分が食べたいパンを買って 紫亜の待つ待合室に戻った。] (3) Ellie 2025/10/14(Tue) 21:51:56 |
![]() | 【人】 イウダお待たせ。 お。隣同士の席取れたんだ?ラッキー。 [ホームもショップもそうだが待合室も混んでいる。 隅で二人で立ったままとも考えたが、コーヒーがあるので 混雑したところで立って持っているのは避けたかったから ありがたい。] 普段行かないパン屋だと目移りするよな。 ベーグルサンドのサーモンクリチアボカドと、 半熟卵入りカレーパン、 あんバタークロワッサンにした。 結構がっつり目。 [紫亜も見て来るかと促す。 もし眠気が強くて食欲がないなら、新幹線で仮眠を取って もらって、古都に着いてからホテルのラウンジで軽食を とっても良いかもしれない。*] (4) Ellie 2025/10/14(Tue) 21:52:24 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜あははっ、ありがとうございます。 んー、本当は一緒に選びたいですけど…… そうしますね。 [おまかせ、という手もあったのだろうけれど、 選びたいだろうという彼の好意に 思わず笑みを零してしまったのは 食事にこだわりがある彼が垣間見えたから。 店舗を巡り、好きなものを選ぶのは 旅の醍醐味でもある。 彼と一度分かれて待合室で待っていると 程なくして彼の姿が見えた。] (5) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 22:31:05 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜おかえりなさい。 スペースが広かったので、二人分なら。 [タイミングも良かったのだろう。 彼が座れるように、あえて荷物を置いていた場所を 空けて荷物の代わりに人が座れるようにする。 今度は自分の座っていた場所へと移動させた。 カフェオレを預かりながら、入れ替わりで立ち上がる。] ふふ、ベーグルサンド美味しそうですね。 アボカド好きだから、私もそれにしようかな。 そんなにたくさんあったんですか? ……せっかくだから、私も見てきますね。 [購入したパンの羅列にくすくすと笑いながら、 荷物番を彼に任せて、カフェオレを片手に待合室を出る。] (6) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 22:32:25 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜[透明なガラスで仕切られた待合室の中、 コーヒーを片手に彼の姿が見えると さっき別れたばかりなのに手を振ろうとして──、 トン、と軽くカフェオレを手にしていない肩が 誰かとぶつかった。] ぁ……っ、ごめんなさい、大丈夫でしたか? [すぐさま振り返り、ぶつかった人影を確かめる。 ぶつかった先はボストンバックを抱えた男の子たち。 自身たちと同じようにこれから友人同士で旅行なのだろう。 カフェオレがかからなくてよかった。 カップを両手で支えながら会釈を向けると、 すぐに彼らからも笑みが戻って来る。 顔を上げた先、ガラス越しに彼の姿が見えるのが なんだか恥ずかしかった。*] (7) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 22:33:29 |
![]() | 【人】 イウダ[人が少なかったり、荷物がなければ二人で同時に見て買った 方が良いと思うが、今日は行楽日和の日曜日でとにかく人が 多い。 修学旅行と見られる学生の団体もいるので注意が必要だ。 ホールスタッフ経験から、予想外の動きをしてくる人間を 避けることは得意な卯田は難なく待合室に着いたものの。 紫亜は大丈夫か……と思いながら、カフェオレを受け取る手に渡す。 温かい内に飲んでから席を立つと思いきや、何故かそのまま 離れていく。 カップを傾けて熱いコーヒーを飲もうとしていたところ だったから反応が遅れてしまった。 此方に手を振ろうとする彼女を見ながら腰を浮かせる。 ぶつかったところは見えていて、どうやら双方にかかっては いないようだが。] カフェオレも俺が持っとくって。 片手塞がっててどうやってトレーとトング持つんだよ。 [貴重品だけボディバッグに入ったままなのでキャリーケースを 席に残し、慌てて外でカフェオレを奪った。 因みに卯田はパン屋で買って袋に入れてもらって手首に かけてからコーヒーのカップを二つ両手に持って帰っている。] (8) Ellie 2025/10/14(Tue) 23:13:08 |
![]() | 【人】 イウダ[荷物だけで席が空いていると取られかねないのであまり 長く押し問答は出来ない。 ここは強引に引き取らせてもらう。 彼女の買い物時間くらいでは早々冷めるものでもないし、 持ったまま待つのもそんなに時間はかからないだろう。 両手が塞がっているとスマホも見られないので、 ぼうっと人間観察をしていた。 旅行者、ビジネスマン、老若男女様々な人がいる。 出発前の人は皆どこか浮足立っていて、乗る予定の新幹線が アナウンスされると待合室の顔ぶれも変わるのが 面白いなと思っていた。 この中の何人が同じ行き先なのだろう。 皆、楽しい旅行でありますように。*] (9) Ellie 2025/10/14(Tue) 23:13:22 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜[ぶつかってしまったのは不注意なのに、 大丈夫ですか?と男の子たち逆に心配されると また恥ずかしくなって、小さくなってしまう。 そうこうしているうちに聞き慣れた声が聞こえて 伏した視線を上げた。] あ、基依さんっ。 その……、カップを両手で持ってると 基依さんがパンを食べられないかと思って 持ってきちゃいました……。 トングのことはそこまで考えてなくて…… その……、すみません。 [出発の時間を気にして、入れ替わりで席を立ったことも。 荷物を気にする彼に頭を下げ、カフェオレを預けた。] (10) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 23:56:37 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜[結局、カップは彼の手を塞いでしまう。 空回ってしまったのだと小さな後悔を覚えながら 先日の湯船で眠りに落ちかけていた彼を思い出した。 互いを気遣うが故のすれ違いやリズムはすり合わせが難しい。 小走りでかけて、ハムサンドと卵サンドが混ざったセットを 迷わずに買い、待合室へと戻り。] ……っ、お待たせしました。 飲み物、ありがとうございます。 [今度こそ並んで席に座り、一息をついたものの 駆け足で戻ったためにすぐに口につけることは難しい。 代わりに、飲みやすい温度になった カフェオレを口につけることにして、] (11) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 23:56:52 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜基依さんは、今食べます? 私は出発までに食べられそうにないから、 車内で食べますね。 [自身のペースでは出発の時間までには間に合わない。 そう見越して、カフェオレを飲みながら しばらく行きかう人たちを彼の隣で眺める。 やがて、出発の時間が近づくと古都へと向かう新幹線が ホームに滑り込んでくるのが見えた。] (12) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 23:57:17 |
![]() | 【人】 織戸 紫亜新幹線、来ましたね。 行きましょうか。 [旅の始まりにそわそわと気持ちが浮足立つ。 まだ残っているカップを片手に、 それぞれに買った旅のお供をぶら下げて、気づく。] あ……、今度は手が繋げないです、ね? [いつもより多い荷物に苦笑しながらも、 その時間は乗り込むまでの短い間。 車内でも、旅先でもその願いは叶うだろう、と。**] (13) milkxxxx 2025/10/14(Tue) 23:58:12 |